カテゴリ「森びとブログ」の18件の記事

2026年10月 3日 (土)

植物って面白い!@エコ散歩

今日(10/3)は目黒の自然教育園でエコ散歩を行いました。

お天気は曇り時折晴れで散歩には最高の日和。東京では昨日まで37日連続で何かしらの雨が降っていたそうで、今日はそういう意味でも奇跡的なお天気だったようです(強力な晴れ女、晴れ男がいたのかもしれません)。

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入口でみなさんに自己紹介頂いてから歩き始めましたが、これがなかなか前に進まない(笑)。

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キンミズヒキやヌスビトハギといった路傍の草の説明からスタートし、その多くが戦略的に「動物散布(種子を動物にくっつけたり食べさせたりして運ばせる戦略)」をしているというお話に。それぞれの生存戦略やタネの形、生えている場所、周囲の木々の真贋(在来種か否か)といった話まで、植物から歴史を紐解くような深い内容に会話が尽きません。「ただそこにある」植物の姿に、たくさんの意味が込められていることが分かります。

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植物はそれぞれ異なる能力を持ち、空間をたくみに利用することで多様性を生み出しているとのこと。この多様性こそが、今後訪れるかもしれないさまざまな環境変動にも耐えうる力をもたらしているそうです。

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災害が多く発生する昨今だからこそ、こうした森の機能がいかに重要であるかを多くの方に知っていただきたいですね。

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300年、人が何もしなければこういう森になるそうです

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ムクロジの実で手を洗って・・・この後出すはずだったお菓子を出し忘れました

中村先生の植物愛と情熱が参加者の皆さんにも伝わり、熱心に聞いてくださる方ばかりで、とても楽しい会になりました。参加者の方からいただいた「植物って面白い!」という言葉が一番心に残っています。

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本日ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。 なお、音声ガイド機器の不調により、せっかくの先生のお話が聞き取りづらい場面があり、大変ご迷惑をおかけいたしました。心よりお詫び申し上げます。今回の反省を次回にしっかり活かしてまいります。

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次回は12月12日(土)の開催です。場所は未定ですが、今日ご参加いただいた方も、今回はご都合が合わなかった方も、ぜひ次回のご参加をお待ちしております!(運営委員 小黒)

2026年9月26日 (土)

新しい「松木郷」は次世代の人と森が育てる

  雄鹿の遠吠えが聴こえるようになった足尾町間藤地区。今日は朝から小雨がパラツキ、昨日植えた秋の草のハギ、フジバカマ、オトコエシ、オミナエシ、そしてマユミにとっては恵みの雨になったようです。「森びと広場」に植えてあるカツラやサクラの葉が日毎に色鮮やかになっています。F20260926 今日の森の手入れは「民集の杜・北」の西側の森のトンネル路から左に入り、突き当りにある小さな広場(「糺しのスポット」と呼んでいる)にドウダンツツジ10本を移植しました。森のトンネル内にあるため小さなドウダンツツジは光合成ができません。放置していると衰弱して枯れてしまうので、太陽のエネルギーを存分受けられる「糺しのスポット」へ移動。20260926

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20260926_4 さらに、森のトンネル路からスポットへ入る小路に転がる岩や石を移動し、歩きやすく岩を並び替えました。小雨の中の作業なので滑って怪我をしないように、歩きやすい小路にしました。森の作業は昼前に終わりました。202609262

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F20260926_2 お茶を飲みながらの話は、”いのちの母体である森づくりをすすめていくための森ともは何時までも80歳代、70歳代のシニアがメインではない、次世代がメインになって森づくりをリードできるような森づくり環境を具体的に提案していこう!となりました。雨が止まないので、身体が冷える前に帰ろうとなって早めに帰宅しました。今日の「森の番人」の森の手入れは鎌田さん、橋倉さん、済賀さん、そして筆者の髙橋でした。

2026年9月25日 (金)

足尾の森の価値を探してみよう!

 20260926 風もない天高い青空の下で「森の番人」達の足尾「松木郷」の手入れを開始した10時。まずは、四季の移り変わりが想定外の気象の中で進められている森の手入れの意味を考えてみました。将来世代が体験できていない現代の気象現象の受け止めを、己の課題と受け止めていくためにはシニア達が過去の四季の移り変わりで味わってきた恐ろしさを語り続けていくことが大事ではないかとなった。それには20年間育てている森の様々な価値をシニア達がまとめあげ、森と人間活動がつながっていることを語っていこうとなった。20260926_2 そんな意見交換をした後は、作業に入る前に番人の髙橋さんから深津さんへ北海道の東大演習林の木々と生きてきた”どろカメさん”の著書が贈呈されました。20260926_4

2026092520260926_5 草木の手入れ方法がはっきりしたところで、「こころの園」にフジバカマ、オトコエシ、ハギを植え、他方では森づくりを応援してくれている一財団法人・日本鉄道福祉事業協会様の記念樹・マユミを植えました。202609262_2

20260926_6 午後は、「森の番人」は森の草木がどんなメッセージを発しているのかを掴まなくてはならない、ということで2011年の秋から植えてきた「民集の杜・東」を散策しました。森の草木たちも入れ替わり、アサギマダラの栄養の基であるヒヨドリソウやボタンヅル等が森の仲間入りをしていました。20260926_7

20260926_8 今日は、小さな森を育てている私たちの手入れですが、その森の生態系の価値を具体的にまとめていくことになりました。今日の作業は、松村宗さん、橋倉さん、矢口さん、済賀さん、深津さん、筆者の髙橋でした。

2026年9月19日 (土)

カシワの様に沢山の葉を付け、人を包んで!

 9月18日(金)、停滞する秋雨前線の影響で、ハッキリしない天気だった足尾・松木郷に青い空が戻ってきました。今日は私の仲間たちJREU横浜地本OB会、神奈川県FCが足尾の森踏査、記念植樹そして意見交換をしに来てくれました。

Dscn9905_2 前日は足尾の宿泊施設で、橋倉スタッフの活動報告をうけ、旧交を温めお互いに激励をおこないました。話題になったのは、①気候変動による豪雨災害などを見聞きして、どんな思いでいるのか?。②そんな中で、自分たちは何をしていったらいいのか?などでした。
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 翌朝、若い仲間の運転するマイクロバスでヘリポートに降り立つと、森びとスタッフが待っていてくれました。清水副代表の歓迎挨拶、オリエンテーションの開始です。
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 清水副代表がガイドを務め、杜の散策がスタートです。第1回の植樹祭に参加されていた方が何人かいて、当時を思い出していました。
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 民集の杜・北の入り口で「過去(カラミ)、現在(生き続ける2本のヤシャブシ)、未来(私たちが創った杜)の話を聞いて、頷いていました。
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 杜に入ると第一声が「いや~涼しいね~!」でした。照り付ける太陽の暑さがうそのようです。
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 「糺すのスポット」では、これからの生き方を少し考えてもらいました。  Dscn9900 鹿沼市の「南摩ダム」に沈む前のヤマナシの子供が元気に育っています。

Dscn9901  「民集の杜・西」にあるベンチに座り3分間の瞑想をしてもらいました。五感を研ぎ澄ませて、最後には何度も深呼吸をし、森の空気の美味しさを味わいました。

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 さて、お待ちかねの記念植樹です。黒土を入れる人、この土地の土と混ぜる人、苗を運ぶ人、苗に土をかける人、水をかける人、みんなが手分けをしてカシワの木を植え終わりました。

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 カシワは、柏餅でおなじみですが、板にすると木目がきれいな木です。葉がたくさんつき、縁起の良い木です。ОB会や県ファンクラブも、そんな組織を目指し頑張ってください。

 植樹した木の名前は「HAⅯAの樹」と決定されました。外国の文化が早くから入ってきた街なので、アルファベットの「浜」にしたそうです。

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Dscn9911 スケジュールの締めは「みちくさ」で意見の交換会を行いました。全行程で3時間半の取り組みでしたが、皆さん充実感を感じたそうです。そんな中で、お褒めと激励を頂きました。「森びとの取り組みを見て、自分の生きかたを問われた」と。参加された皆さんが、何かひとつでも感じたものを持ち帰っていただければ、それ以上の喜びはありません。Dscn9916

 今年初めて咲いた白と黄色の彼岸花に見送られ、皆さんは神奈川県に帰って行きました。ありがとうございました。
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 今回の受け入れスタッフは、清水副代表、永島運営委員、加賀、坂口、橋倉の各スタッフでした。

ご苦労様でした。(報告・橋倉喜一)     

2026年8月30日 (日)

五感で秋を体感できる「こころの園」づくり

20260830  「森の番人」たちの二日目の森の手入れ日(8/30)。天気は秋らしい青空が見える手入れ日和で暑くもなく風が心地よい。20260830_2

2202608301 森づくり現役の皆さん達は森の手入れに汗を流し、シニアの番人たちは足尾「松木郷」と言われるような「こころの園」造園。作業は、秋の七草(クズ除く、フジバカマ、キキョウ、ハギ、ナデシコ、オミナエシ、ススキ)とワレモコウ、赤と白のミズヒキを植える地を耕しました。ここにはヒガンバナも植え、来月には赤、白、黄色の花が150本程咲くことでしょう。今月上旬に植えたヒガンバナは既に芽を出し、蕾を膨らませていますので開花が楽しみです。20260830_3 その後は「果樹園」に入ってブドウ狩りをしました。多分、足尾の荒廃地では初のブドウなので、昼食後のフルーツとして秋の味覚を全員に体感してもらいました。シニア達には有難い作業日和でしたが、コオロギは暑すぎるのか、水溜りの枯れ木で涼しんでいる様でした。202608301

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F20260830_2 午後は「こころの園」の草刈りと伸びすぎた樹木の枝払いなどをしました。作業後は、全員で作業の報告を行い、秋の森の手入れ予定を確認し合って帰路につきました。20260830_4 本日の森の番人は、鎌田さん、松村さん、橋倉さん、矢口さん、大野さん、加賀さん、福原さん、報告者の髙橋でした。

 

2026年2月24日 (火)

新しい森ともと絆を深めた日

 本日2月24日の足尾「松木郷」の朝9時30分の気温は6度でした。スタッフがストーブに火を入れるか、入れないかと迷っていましたら大先輩の鎌田さんが火を付けてくれました。集合には少し時間があったので、刈払い機に燃料を入れ、エンジン始動の点検を行い、草刈りの準備をしました。

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 10時前には参加者が全員集合。責任者の永島スタッフから今日の森作業予定が提案され、①「民集の杜・北」の草刈り、②作業小屋・森びと広場回りの枝払い、③4月の中倉山ブナ保護に使用する乾燥黒土の準備、④「民集の杜・北」の東入口に立てる看板づくりを分担して行うことになりました。

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 「民集の杜・北」を散策する方々の怪我防止のために、トゲが茎に付いている草やツルなどを刈払い機で刈り取りました。ここは12年前に開墾し、大きな岩を集めて積んであるところでしたので刈払い機の操作に苦労しましたが、約1時間で草を刈ることができました。

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 「森びと広場」に戻ると、4月29日に計画している中倉山のブナ保護用の植生袋(草の種の入った袋)に入れる黒土を乾燥させる作業を手伝いました。保護用の土は2~3㍑、63袋を準備しました。また、広場回りの枯れ枝の片付けや「民集の杜・北」の入り口に立てる「森は友だち」看板の下書きもでき上がりましたので、昼食にしました。

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 午後は、ブドウづくりのプロでもある福原さんが作業に参加してくれました。彼には、果樹園のブドウの剪定をお願いしました。昨年は、ブドウが動物に食べられてしまったので、今年こそはブドウの実がたわわにつき、房の重みで枝がしなっても大丈夫なように、枝の支えを強化しました。

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Dsc_0126上の写真は、「みちくさ庭」に咲くマルバマンサクと福寿草

 「民集の杜・西」の「桜街道」にしていこうと桜の木の生長を妨げる周りの枝払いをして、陽当たりを良くしました。その奥のシラカバエリアの低木が成長を妨げられないように枝払いをし、「母なる森」に生長するように願いました。

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 今日は、森びとの正会員に加入していただいた常陸大宮から来ていただいた橋本義昭さんが森づくりを一緒にやっていただきました。遠くから森づくりに来ていただき、ありがとうございました。橋本さんは、「自然保護活動の真剣さが伝わってきた。仲間に入りたいという気持ちが強くなった」と感想を述べてくれました。

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 2月24日は、足尾銅山閉山の日です。銅の生産で町を発展させた一方で、排出する鉱毒・亜硫酸ガスにより、樹々を枯らし深刻な環境破壊をもたらしました。その上、旧松木村を廃村に追い込んでしまいました。私たちは新たな森ともを迎えて、村人の”悔しさや悲しみ”を己の事として生涯忘れないように受け止め、再び、この地で森と人とのつながりが甦るように汗を流した日。さらに絆を太く、強くしていきたいと願う日になりました。お疲れ様でした。 

 今日の森作業参加者は、鎌田さん、橋倉さん、松村宗さん、永島さん、加賀さん、田城さん、田口さん、済賀さん、深津さん、清水さん、福原さん、橋本さん、そして大野でした。

<報告者:大野昭彦>

2026年1月29日 (木)

「森の広場でコンサートを!」夢を語り合った森作業

    1月27日(火)午前9時、足尾・松木郷の気温は-3℃、快晴。足尾ブルーに浮かび上がるミツマタの蕾が映えています。

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    冬場の松木郷入りの時間は、路面凍結などを避けるため1時間遅い10時にしています。が、一足先に入った済賀さんがストーブに火を入れて作業小屋をポカポカの状態にして待っていてくれました。感謝です。温まった小屋で、清水さん差し入れのキットカットとコーヒーをすすりながら、今日の作業責任者の永島さんの進行でミーティングが始まりました。民集の杜・北での木々の枝落し、レンギョウやドウダンツツジの移植場所の選定。余裕があれば、午後に果樹園のハウス屋根への獣害防止、霜除けのネット張りを行うというメニューです。

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    打ち合わせが終わると、早速各スタッフが残雪の残る広場に出て、手際良く道具をそろえて目的地に向かいます。

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    民集の杜・北の入口では、重い廃ガードレールの鉄板を移動し、単管パイプと鉄網で作った頑丈な入り口柵を開けて中に入ります。

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    早速、樹木の生長を妨害しそうな枝などを切っていきます。

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    枝落としをしながら、レンギョウやドウダンツツジの移植場所を検討し、「良しここだ」という場所に鉄筋を打ち込み、ピンクのリボンで目印をします。

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    民集の杜・北には、もともとパイオニア木であるヤシャブシの林があります。そこには、森びとプロジェクトとしての植樹はしていません。が、鳥や動物が運んだであろう多くの桜やモミジ、コナラが実生から生長しています。ヤシャブシ1種類の林から自然の遷移により様々な樹木の生育する「本物の森」、「母なる森」への萌芽であると言えます。「これからの観察が楽しみになる」と、坂口さん、永島さんの顔も思わずほころびます。

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    そして、更に森を西に進むと少し開けた場所に出ます。ここを整備してベンチを作り、訪問者の方々と談笑したり、大野さんは「野外コンサートが出来ればいいなぁ」と語り、夢が広がります。

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    作業も一段落してお昼の時間も過ぎていたので、足尾ブルーを堪能しながら作業小屋に帰ります。

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    途中、足尾町民の星野さん宅から昨秋、シャクナゲ、メグスリの木と共にいただいて移植したコナラの様子を見てみました。しっかり根付いているのを確認し一安心。清水さんからコナラの葉の特徴を教わりました。枝から葉っぱにかけて細長い部分の長いのがコナラ。短いのがミズナラ。写真は、コナラです。

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    昼食後は、民集・北の作業が順調に進んだので、済賀さんには、チェーンソーの歯の目立て作業をしてもらいました。残念ながら病気で真っ黒になった桜や枯れて弱った大木の枝等々、危険な樹木を伐採するのにチェーンソーは欠かせません。

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    他のスタッフは、打ち合わせ通り果樹園のハウス屋根のネット張りに取りかかります。松木郷は14時半を過ぎて中倉山に日が隠れると急激に冷え込んできます。皆、日が陰って寒い中、凍える手を我慢しながら何とかネットを紐でパイプに括りつけていました。

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    15時を過ぎて、巣に帰ってきたカラスがカーカーと威勢よく鳴きました。そろそろ作業を終えて、小屋に戻ります。作業小屋では、次の作業メニューを話したり、4月24日予定の町民の皆さんとのお花見で餅つきをしてみよう等、様々な話で盛り上がりながら松木郷を後にしました。今日の森作業は、大野さん、済賀さん、清水さん、坂口さん、永島さんと筆者、田城でした。  

(報告者:田城 郁)

2025年11月10日 (月)

シニアの先輩方から森づくりの技と情熱を学びました!

11月9日(日)8時45分の松木郷の気温は8.5℃、雨が降っています。臼沢には霧が湧きたち、ジャンダルムにも薄っすら雲がかかっています。少し肌寒いので、薪ストーブを炊きました。

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今日は午前中に果樹園やみちくさの庭に堆肥を撒き、ビニールハウスの屋根にサル除けの亀甲金網を張ることを考えていましたが、雨が強いため高所作業は危険であり、堆肥も水分で固まってしまうので中止にしようと考えました。しかし、松村先輩から「雨の日でも皆作業をするつもりで来ている。雨の中でも安全を確保しながら出来る作業はある。20年の森づくりで雨だから作業を中止したことはない」というアドバイスを受け、皆納得しました。そこで赤いもみじと黄色いカエデに、リボンの目印を付けて、来たるべく移植に備えるという作業は、森を散策しながら雨でも安全に出来る作業です。民集の杜・北と東の2班に分かれてリボン結び作業をし、もう1班は広場の病気になった桜の木の剪定と枝の整理、バラバラのネット整理等をすることにしました。言葉では簡単に森づくり20年と言ってしまいますが、松村先輩から森づくりへの情熱を学びました。

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早速、ピンクのリボンを60本準備して、民集の杜・北の黄色いカエデ組と、民集の杜・東の赤いモミジ組に分かれて向かいます。

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民集の杜・北に向かうと、一帯は黄色の世界です。リボンを付けたのは、ウリハダカエデです。木肌が「瓜」のように、筋が入っていることからその名が付きました。

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民集の杜・東では、赤いモミジの木にリボンを付けました。

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広場に戻ると、ネットの整理や病気に罹った桜の木の剪定作業が続いていました。これは、黒色こうやく病のようです。太い幹に育ちましたが、他の桜に病気が移るので、泣く泣く切ることにしました。枝は、フレコンに入れて整理します。

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Photo_14これが、こうやく病です。桜の木肌が「こうやく」を張ったように黒く盛り上がっています。
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更に、高橋さんが桜の木の下のミツマタの木肌が鹿かサルに食われているのを見つけました。手分けして、ミツマタの幹にネットを巻き付けて食害を予防します。

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昼を過ぎて作業が一段落したので、昼食にしました。今日は、シニアの先輩はじめスタッフの森づくり20年記念事業を含めて一年間の森づくりの労を労う日です。足尾の子ども食堂からお弁当をとって皆で食べました。とても美味しいお弁当でした。いつもありがとうございます。

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午後は、小林運営委員の進行で「森びらき」を行い、1年の振り返りとそれに基づく2026年の森づくり計画を提案し、スタッフの皆さんからアドバイスをいただきました。4月のお花見や6月の足尾の森案内では、多くの足尾町民の方々にも参加をいただき、それが11月3日の「中倉山のブナの恩送り」の参加に繋がっているなど、活動への理解の拡がりが確認できました。また、筆者が向こう1年の森づくりを提案しましたが、どうやら大分欲張りすぎた計画でありました。山本先輩からは、「果たして全部できるのか?人間のサイクルに合わせるのではなく、自然のサイクルに人間の活動を合わせてもっとゆったりやることが、この20年の森づくりだったと思う」という貴重なご意見をいただきました。筆者は、少し肩に力が入りすぎていたようです。清水副代表はじめ次世代と呼ばれるスタッフと相談しながら、身の丈に合った森づくり計画を立てなければと思いました。その他にも、「人間の都合で森は出来ない」「見る者に感動を与える森とは、どういう森か、自分で思い描がく事が大事」など、シニアの先輩方から多くのアドバイスをいただきました。改めて、シニアの先輩方の森づくりの技と情熱を学んだ1日でした。終わりに、次世代を代表して、永島さんから決意の挨拶があり、森びらきは締めとなりました。

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最後に、雨なのでみちくさの軒下に集まって、皆で集合写真を撮って帰路に着きました。

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本日の森作業参加者は、橋倉さん、鎌田さん、松村さん、本間さん、山本さん、高橋さん、大野さん、加賀さん、矢口さん、武田さん、矢野さん、深津さん、柳澤さん、済賀さん、清水さん、キンバリーさん、永島さん、小林さん、筆者・田城でした。  (報告者 田城)

 

 

2025年11月 8日 (土)

2030年の「松木郷」を彩る森を描いた手入れ

 今日の足尾の朝はフロントガラスが凍るほどの冷えでした。松木沢に着くと足尾グランドキャニオンが迎えてくれました。その様子を見ると、厳冬を迎え打つ逞しさが感じられました。20251108 今日は、森づくり20年記念行事をつくりだしてくれたスタッフ、サポーターが集う明日の準備とその進め方を話し合いました。4月から今月までの間、20年間に木を植えてきたシニアから若者たちを小さな森に案内してきたことを振り返り、2026年から本格的に始める「母なる森」づくり構想へ活かしていける意見交換ができるようにと、その素材を話し合いました。20251108_2 その後は、病気になったサクラの伐採、「森びと広場」周辺に植える紅葉やカエデを移植する場所決めと移植本数を確かめました。また、足尾町民が高齢化で管理できない浅間神社の「本坪の鈴」を広場に吊るした意味を看板に明記していく準備をしました。20251108_3 意見では、41、8℃という最高気温を観測した日本の今年、二酸化炭素排出量が過去最高だった昨年度の地球上、北極の海氷面積が過去最少を観測した今年前半、そして「パリ協定」の目標である気温上昇を1、5℃以下に抑えられないことが確実になったという気象現象下で生きているということを忘れない「標(しるし)」としての「本坪の鈴」等、色々な声を出し合っていこうとなりました。20251108_4

20251108_5上・写真は「臼沢の森」の紅葉
(今日の森作業は、清水、大野、報告は髙橋佳夫)

2025年11月 3日 (月)

中倉山ブナ保護の準備が整いました

 昨日(11月2日)は、足尾町の中倉山の稜線にある「孤高のブナ」保護活動の準備です。3日前の夜は足尾町も大雨が降り、昨日は強い風が吹き荒れました。

Dsc00657作業小屋の温度計は8℃でしたので、 薪ストーブに火を入れて暖をとりました。 

Dsc00658登山口までの道の状況が心配でしたので、3日の中倉山ブナ保護に参加者の皆さんが安心して通れるように田城さんと2人で登山口に向かいました。井戸沢下流ダムでは、山からの水が多く流れて砕石でいっぱいです。早速、通るときに靴が濡れないように砕石を整理して水の流れを変更しました。

Dsc00659_2 更に、セメントの道を進むと、倒木が多くあり道の脇に移動しました。

Dsc00660 もっと多くの障害物を想定していましたが、少なくて安心しました。

森びと広場に戻り、すでに乾燥した黒土がビニール袋に入れてくれていました。それを、もう一枚のビニール袋に種の入った袋を入れました。合計で60袋を作ることができました。他の準備資材と共に筆者の車に乗せました。

Dsc00661次回の保護活動に向けて、黒土を移植ごて等で細かく砕き、早く乾燥できるように作業をしました。

Dsc006623日は、多くの皆さんと一緒に中倉山の稜線に立つ「孤高のブナ」の保護活動が出来ることを楽しみにしています。本日の作業者は、橋倉さん、田城さん、坂口さん、大津茂美さんと筆者でした。(報告者:済賀正文)

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