2026年4月16日 (木)

桜咲く足尾に5人の若者が!

 初夏の陽気の4月11日(土)、5人の若者が桜咲く足尾・松木郷を訪れてくれました。

Dscn9628 東京で中学・高校と同級生だった5人は、足尾のはげ山に植樹をしたいとやってきました。

Dscn9619 事の発端は、以前足尾の宿泊施設「和朗庵」に泊まり、銅山観光や古河記念館を巡り「50歳を超え人生の折り返しを過ぎ、何か社会貢献をしたい!」と思い、宿のオーナーと話をする中で今回の植樹参加にたどり着きました。

Dscn9617 5人は「どんな作業でもやります!」と強い気持ちを表してくれました。大野森づくりキャプテンの歓迎挨拶、お互いの自己紹介、作業の中身と注意点を受け、作業に出発です。

Dscn9594 今日の作業は、民集北の杜の生育が遅れているモミジを掘り起こし、「森びと広場」の周囲の土手に移植する作業です。

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Dscn9596 歩きながら大野キャプテンから、森づくりの苦労話などの説明があり、特に「過去(カラミ・負の遺産)、現在(その中で生き抜いてきた2本のヤシャブシ)、未来(人の手によって森になってきた所)の話には納得していました。

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Dscn9598 成長の早い木の陰になって、小さいままのモミジ苗を掘り起こします。「木は根、根は土」が大切なので、慎重に掘り進め、人数分の5本を掘り上げました。

Dscn9599 その帰り道、「まだ物足りない!」との意見が出たので、民集東の杜に寄り、更に1本追加となりました。

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Dscn9602 次は、広場に戻って植樹用の穴掘りです。若いパワーで瞬く間に堀り上げ、黒土を混ぜ丁寧に植えこみました。

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 次は、根の周りに付近にある枯草を敷き詰める作業(マルチング)を行い、乾燥を防ぎ、雑草の生えを抑えていきます。

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Dscn9608 次に幹ガードを苗の周りに設置します。

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Dscn9611 合計6本のモミジを植えることが出来ました。

 他方で、長い間懸案だったBコンテナのスチール棚の傾きを松村スタッフと深津スタッフが修理してくれました。誰もが気づいていたにも関わらず、放置しておいた問題であり教訓化します。

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 作業を終えて、5人と大野、橋倉で「みちくさ」見学と作業の御礼、感想などを話しました。全員が楽しく植樹をやり遂げた喜びを口にしていました。そして①思っていた以上に植樹の作業は大変。②このような活動をもっと広く知らせて活動に参加してもらわなくては。③カラミを見て植樹の必要性を感じた。④植樹ボランティアをやっているのはなぜか?現実を知って見て納得した。⑤植樹活動を継続するためにも、古河さんから土地を貸してもらうことが必要。など感想が述べられました。

Dscn9620 5人から多くのカンパを頂きました。ありがとうございました。今日植えたモミジが赤い葉をつける頃に再会を約束して、帰途につきました。

 本日の森作業は、松村宗雄、深津、大野、そして報告は橋倉でした。お疲れさまでした。

2026年4月15日 (水)

【開催報告】原発再稼働と気候危機に向き合う生活を考える意見交換

 4月12日、目黒さつきビルおよびオンライン(Zoom)にて、「原発再稼働と気候危機に向き合う生活を考える意見交換」が開催しました。今意見交換は、一般財団法人日本鉄道福祉事業協会と森びとプロジェクトの共催により行い、会場と全国の参加者をオンラインで結ぶハイブリッド形式での実施となりました。司会は足尾の森づくりスタッフのキンバリーさんが担ってくれました。

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主催者挨拶:未来へつなぐ森づくりとエネルギー

 開会にあたり、代表して森びとプロジェクト代表の桜井勝延より挨拶を申しました。原発問題と気候危機という、私たちの生活に直結する課題に対し、どのように向き合うべきかという意見交換の主旨が共有されました。

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問題提起:科学的視点と現場のリアル

 続いて、科学ジャーナリストであり森びとプロジェクトの科学アドバイザーを務める倉澤治雄さんより、「原発立地地域に住む住民は原発をどう受け止めているのか」というテーマで問題提起がなされました。科学的・客観的な視点から、原発を抱える地域の「リアル」が問いかけられました。

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 また、ジャーナリストで広島平和記念資料館・被爆体験伝承者でもある村田くみさんからは、広島平和記念資料館の被爆体験伝承者としてのアイデンティティを持ち、核のリスクと向き合う立場であるとともに、ジャーナリストとして自ら足を運んで得た情報を基に、現在進行形の課題を参加者と共有しました。

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意見交換:福島からの訴えと復興への歩み

 後半の意見交換では、3.11原発事故を受けて2名の方から、それぞれの現状と想いが語られました 。

 1人目の鴨下美和さん(ひなん生活をまもる会)からは、福島県いわき市から家族5人で東京都内に避難されていますが、避難元が「避難指定区域外」であったために生じている格差について自主避難の苦悩が語られ、制度の不条理と生活の厳しさを訴えられました。3・11原発事故から15年が経過しようとする中での「終わっていない被害」が浮き彫りになりました。

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2019年、息子さんが原発事故後の被害が続く現状を訴えたカードをローマ法皇にしたため、謁見

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3.11後の当時8歳の息子さんの叫びが動画で流され、胸が熱くなりました

 2人目の小川尚一さん(南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊) からは、当時の桜井市長のもと始まった「いのちを守る森の防潮堤づくり」の取り組みが紹介され、単なるインフラ整備ではなく、被災した街や暮らしの復興、そして犠牲者への鎮魂の思いを込めて木を植え続ける、心の再生について触れられました。Photo_12

 問題提起、報告等を聞いた後に3名の方より感想・意見・アドバイスをもらいました。

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政治アドバイザーによる感想

 その後、森びとプロジェクト政治アドバイザーの山崎誠氏より原発に頼るエネルギー政策の現状と今後の向き合い方について感想を述べました。

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■ まとめ 

 最後に、森びとプロジェクト副代表の清水卓が、今日話を聞いた私たちはこれから何をするべきかという問いを参加者全員で共有し、本意見交換を締めくくりました。

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おわりに

 閉会時には、会場とZoomの参加者が一体となり、記念撮影を行いました。今回の意見交換を通じて得られた知見や想いを胸に、私たちはこれからも気候危機とエネルギー問題に向き合い、持続可能な未来に向けた活動を続けてまいります。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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 詳細につきましては、『森の木魂』第17号に掲載します。(報告:運営委員・小林敬)

2026年4月14日 (火)

ポカポカした陽気の中で森作業

今日の足尾、朝9時の気温は、11.5度で昼21.5度、作業が終了し帰る時に温度計を観たら23度を指していました。良く晴れて穏やかな作業日和でした。

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朝一番8時30分に、あかぎ園芸様がクレーン付きの大型トラックで森びと広場に黒土200袋・約2トンを搬入してくれました。森びと広場の記念樹コーナー内に保管することにしました。クレーンがサクラの木の枝に当たらないように、参加者全員で柵の金網を外したり、荷物を吊り上げるロープを抑えるなど少しだけ荷下ろしの手伝いをしました。

それが終ってから全員で朝のミーティングを行いました。

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今日の作業は、昨年に引き続き「松木郷の森」の森びと広場で「足尾町民によるお花見会」を今月24日(金)に開催するための準備を行うことにしました。その一つは、当日、お花見会に参加された町民の皆様に手分けして2メートル位の「桜(オオヤマザクラ)の木」を植えていただく事にしています。その穴を掘り(50cm×50cm)、黒土(二袋)を入れて、篠竹を刺し植える準備をしました。

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また、森びと広場の北側と東側の斜面に約40cm×40cmの穴を56個掘り、その穴に黒土一袋を入れました。そこには、民集の杜からカエデ(黄)やモミジ(赤)類を移殖し、秋には「紅葉狩り」を描き、移植の準備をしました。

午後は、二班に分かれて作業をしました。

今朝搬入された黒土をサルやイノシシなどに悪戯されないようにブルーシートで覆い、強風でも捲れないようにトラロープで縛り付けました。それが終わってから、果樹園にあるお茶の木の育樹を行いました。というのも、冬の間、雪、霜、そして害虫からお茶を守るために寒冷紗をかぶせていましたので、それを剥し、春の光を浴び、生長を手伝いました。

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もう一つの班は、民集の杜にある桑の木。これは野木町煉瓦窯の会の皆さんが、谷中村の大きな桑の実がなる種を拾い、大事に育てていただき民集の杜に植えていただいたものです。密植していたので、森びと広場の北側の日当たりの良い「こころの園」に2本移植しました。

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 今日の松木郷の森の桜情報写真です。下の写真は、目薬の木の芽吹きの様子と足尾町民に頂いたシャクナゲです。見る人の心を癒し、ワクワク、希望と勇気が染みでるようで元気をいただけるように思います。 

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今日の森作業参加者:鎌田さん、橋倉さん、柳澤さん、武田さん、坂口さん、田城さん、清水さん、そして大野です

<報告者:大野昭彦>

2026年4月 5日 (日)

松木郷においでよ!遊働楽舎「みちくさ」オープン!!

 4月4日(土)8時45分、みちくさの寒暖計は10を示しています。松木郷は生憎の曇り空、昼からはかなりの雨予報です。今日は遊働楽舎「みちくさ」の今シーズンスタートの日です。みちくさの小屋近くの枝垂れ桜の蕾が、もうすぐキレイな花びらになろうとしています。

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 小屋を開けるための久しぶりのルーティーンに、みんな大忙し。まず、「無料OPEN」の看板を掲出。なお、セルフですがお茶・コーヒー等が無料です。トイレもあります。

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 森びとフラッグ、仁平村長、コーヒーカップをそれぞれセットして、大掃除

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Photo_18 薪ストーブに火を入れ、お湯を沸かしてコーヒーの準備です

Photo_19 通常は2名が基本の「みちくさ担当」=舎人ですが、スタート日でもあり8名のスタッフが集まりました。11月末まで7か月続く舎人としての活動をより高めるためのミーティングがはじまります

Photo_20 舎人としての心構え、ハイカーの方々への接し方などについて、昨年の問題点を出し合い、解決するべく具体策が出されました。「ハイカーの方々に、森びとプロジェクトの活動を理解してもらうのはなかなか難しい」「昨年作った『20年記念動画』を見てもらうのはどうか」「動画は分かり易くて良いと思う」「しかし、最終的には森びとスタッフとして、もっと森に入って森を知り、自分の言葉で森の良さ、必要性を話せることを目指すべき」など、活発な意見交換ができましたPhoto_21 昼になると、強い雨が降ってきました。午後は、みんなで森の散策しながら手入れの必要な個所を見回ろうと考えていましたが、強い降りなので、引き続き話し合いをすることにしました。運営上の細かい点の不統一な部分、知らなかった部分を先輩方から教えていただき、有意義なミーティングとなりました。また、シラカバのコースターに森びとの焼き印をして、ハイカーにプレゼントしてはどうかというアイデアも出されました

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 雨がさらに強くなり、ハイカーの方は誰1人通らないので、少し早い14時に松木郷を後にしました

 今日の訪問者は0人。参加者は、大山、永島、大野、済賀、坂口、武田、山田、筆者・田城でした。 (報告者 田城 郁)

2026年3月24日 (火)

一番大切なものは何かを教えてくれる

 3月24日(火)、本日の足尾の朝9時05分の気温は8℃、日中は17℃と一日快晴で森作業日和でした。

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 新宇商店(株)に頼んであった鉄筋300本が10時に届きましたので、ミーティング前に全員で荷下ろしをしました。この鉄筋は、森づくり20年で劣化した土留めや階段を修繕するときに必要なもので購入したものです。荷下ろしが終ってから、二人の新宇商店の社員の方に松木郷の森を紹介しました。

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 それが終わってから、責任者の永島運営委員から、①民集の杜北のドウダンツツジとレンギョウの移植、②「森は友だち」看板づくり③臼沢の森入口にある黒土を民集の杜北に運ぶ、などの作業内容が報告されました。すでに、移植する場所に穴は掘ってあるのでドウダンツツジを掘り上げる組、その苗木を運んで移植する組と黒土を運ぶ組を決めて、作業を開始しました。

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 黒土を運ぶ組は、軽トラックのエンジンが始動しないというので、作業小屋にあるバッテリーの予備と交換しセルモーターは動くようになりました。しかし、エンジンが始動しないので、機器類をよく見ると燃料計のメモリがゼロのところを指していました。直ちにガソリンを入れて一発でかかりました。   日頃から、次に使用することを考えて点検と整備することを怠ってはいい仕事はできないことを実感させられました。

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 軽トラのエンジンがかかったので、黒土運搬組は、臼沢の森入口に保管している黒土を42袋民集の杜北の杜内まで運びました。そこからは参加者全員で、すでに掘ってある穴の近くに運びました。午前中は、スコップで石と格闘しながら20本を掘り上げ、移植する場所に運び、穴には黒土を袋の半分を入れて、“まじぇるまじぇる”して丁寧に日の当たる場所に移植しました。

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 予定では、民集の杜北には、間引きしたドウダンツツジ40本を移殖することになっているので、午後も継続して残り20本の移植作業を15時30分まで行いました。

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 森作業は、日頃の運動不足もあり、大変だったと感じました。しかし、この肌で感じる苦労が豊かな心と人間として一番大切なものは何かを「森づくり」では感じさせてくれます。それは、いのちを育むことではないか。森が育む生き物たちと森ともたちの声には心を豊かにしてくれる希望があると確信しているからこそではないだろうかと思います。

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 本日の森作業は、鎌田さん、橋倉さん、加賀さん、キンバリーさん、柳澤さん、済賀さん、橋本さん、田城さん、清水さん、永島さん、そして筆者大野です。

<報告者:大野昭彦>

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