2026年6月16日 (火)

閖上「いのちの森」育樹報告:15年目の記憶とこれからの挑戦

 6月13日(土)宮城県ファンクラブは、名取市閖上「いのちの森」の育樹活動を行いました。半年ぶりの現地は、木々の鮮やかな緑が、気持ちと目に優しい眩しさを与えてくれます。今年はユズリハが初めて実を付けました。森の生長に伴い、落ち葉が土壌分解生物によって土が作られ、木々の根を支えています。

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Dsc01406 作業は周辺の草刈りと、森の中の除草、常緑樹を中心に50本の補植を行いました。東日本大震災・福島第一原子力発電所の事故から15年、あの時の記憶が薄れていく中、現地に立って改めて、経験と教訓を語り継いでいかなければならないと感じました。

Dsc01402 終了後、事務所に戻り「森びと20年の記念動画」を見て、「山と心に木を植える」想いと、緑豊かな森を蘇えらせるため歩んできた軌跡を共有し、地球温暖化によって、生きものの命が脅かされる危機にある今、できることを話し合っています。

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(報告:宮城県ファンクラブ・林雄一)

2026年6月15日 (月)

第7回総会を開催しました①

~20年の歩みを礎に、未来へ“山と心に木を植える”活動をつなぐ~

 6月14日、東京都品川区目黒さつきビル会議室において、森びとプロジェクト第7回総会を開催しました。会員(Zoom参加も含む)・運営委員が参加し、2025年度の活動報告、決算報告、2026年度活動方針、予算案などについて審議し、すべての議案が承認されました。26061428 議長は、矢野雅之会員が務め、スムーズに進行してくれました。2025年度は、足尾での森づくりが20年の節目を迎えた特別な一年でした。荒廃地だった松木郷では、植えた木々が大きく成長し、多くの昆虫や鳥、動物たちが暮らす森へと変化しています。総会では、20年間にわたる森づくりの成果と、これまで活動を支えてくださったボランティアや支援者の皆さまへの感謝が報告されました。 足尾での森作業は年間71回実施され、延べ465名のボランティアの皆さまにご協力いただきました。

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 議長の矢野雅之会員2606144

 桜井勝延代表あいさつ

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 東日本大震災の犠牲者への鎮魂と津波被害の軽減を願う「南相馬市鎮魂復興市民植樹祭」への支援活動も継続してきました。先週開催された第14回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭には約1,200人が参加し、12,000本の苗木が植えられました。森びとプロジェクトも応援隊として参加し、防災・減災といのちを守る森の防潮堤づくりを支えてきました。

 中倉山の「孤高のブナ」を守る恩送り活動も継続されています。急斜面での土砂流出防止や植生回復の活動には延べ86名が参加し、「希望のブナ」は着実に成長しています。厳しい環境の中でも生き抜くブナの姿は、私たちに自然の力強さと未来への希望を教えてくれています。

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26061411_2 総会では、気候危機や自然災害、原発問題など、私たちを取り巻く社会課題についても議論されました。(後日、報告します)

 森びとプロジェクトは、森づくりだけでなく、暮らしや労働、地域社会の現場から気候危機を考え、次世代へより良い社会をつなぐための学びと行動を広げていくことを確認しました。新年度は、20年かけて育ててきた足尾の森をさらに「母なる森」へと成長させることを目標に活動を進めます。森の手入れや育樹活動に加え、「エコ散歩 in 東京」の再開、「エコ散歩 in 足尾」の充実、次世代を担う森づくり人材の育成などに取り組みます。 また、南相馬市の森の防潮堤づくり支援や、中倉山のブナ保護活動なども継続し、「森は友だち」のメッセージを広げていきます。

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 20年前、足尾の荒廃地に植えた小さな苗木は、今では人々の心を癒し、多くの生きものの命を支える森へと生長しました。その森を未来へ引き継ぐために、森びとプロジェクトはこれからも「山と心に木を植える」を合言葉に、一歩ずつ歩み続けます。第7回総会に参加いただいた皆さま、日頃より活動を支えてくださる会員・ボランティア・支援者の皆さまに心より感謝申し上げます。

(報告:運営委員・小林敬)

2026年6月12日 (金)

植えて、育てて、語り継ぐ ― 南相馬の海岸防災林づくり

 6月6日から7日にかけて、福島県南相馬市で開催された「第14回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭」に森びとプロジェクトとして参加しました。今年の市民植樹祭には全国から約1,200人が集い、海岸防災林に12,000本の広葉樹の苗木を植えました。東日本大震災から15年を迎えた今も、被災地の未来を見据えた森の防潮堤づくりは着実に続いています。

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 植樹祭前日の6月6日、森びとプロジェクトの仲間たちは昨年の植樹地を訪れ、草刈り作業を行いました。昨年植えた苗木は、厳しい海風や夏の暑さに耐えながらも力強く成長している一方で、草木の勢いも強く、苗木を守るためには継続した手入れが欠かせません。

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 作業後は、応援隊の東城敏男さんの案内でこれまで植えられてきた森(3年前と5年前)を歩きながらその成長を確認し、震災直後は何もなかった場所に、少しずつ森の姿が生まれていることを実感できる時間となりました。参加者からは、「植えることよりも、その後の育樹の大切さを改めて感じた」という声が聞かれました。

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 草刈り終了後には、長年植樹祭を支えてこられた応援隊副代表の故・菅野長八さんのお墓を訪れ、献花を行いました。南相馬市のいのちを守る森の防潮堤づくりは、多くの市民やボランティアの努力によって支えられてきました。その歩みを振り返りながら、先人たちの志を受け継ぐ決意を新たにしました。

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 夕方からは南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊の皆さんとの講話・交流会を開催しました。前段の講和では応援隊の渡部顧問と松林代表から震災当時の状況や植樹祭に込める思い、海岸防災林の役割などについて語られました。その後、桜井代表も合流され、この間の森の防潮堤づくりを通じて築かれた人と人とのつながりを改めて感じる交流会となりました。

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 応援隊 渡部顧問

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 応援隊 松林代表

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 森びとプロジェクト 桜井代表

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 JR東労組 新保執行委員

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 翌7日はいよいよ植樹祭本番。開会式では植樹祭実行副委員長の松林さん(応援隊代表)から開会宣言があり、主催者や関係団体から震災の教訓を次世代へ伝えることの大切さと、森づくりが持つ防災・減災の意義が語られました。

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 横浜国立大学名誉教授の藤原先生の植樹指導を受け、植樹会場へ向かいました。

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 植えた苗木は、タブノキ、シラカシ、アラカシなどを中心とした広葉樹。将来、多様な樹種が混ざり合う豊かな森へと成長していきます。

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26060728 東日本大震災の津波は、多くのいのちと暮らしを奪いました。しかし、その経験を忘れず、未来に備えるために私たちは木を植え続けています。今年植えた12,000本の苗木は、単なる木ではありません。それは震災の記憶を伝え、人々の命を守り、未来への希望を育む「いのちの森」です。森は一日ではできません。だからこそ、植え続け、育て続け、人と人との絆をつなぎ続けることが大切です。森びとプロジェクトはこれからも南相馬の皆さんとともに、未来へ森を育てていきます。(報告:運営委員・小林敬)

2026年6月 2日 (火)

触れて、感じて、変化に気付く

 今日6月2日(火)の足尾は台風6号の接近に伴い、一日曇り空でムシムシした天気でした。朝のミーティングでは、責任者:永島さんから今日の育樹作業は「みちくさ庭と果樹園の草刈り、台風対策」が提案されました。

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 まずは、以前からの課題であった「みちくさ」の前にある区切られている畑と庭をひとつの区画にまとめることにしました。現場に入ると、その柵とポールを繋いでいるアルミ製の針金が硬くて、なかなか緩まず大変でした。

 なんでこんなにグルグル巻きにするのかと、怒りも沸きましたが、現場の事を考えるとそれぐらいがっちりした柵にしないとシカに壊され、草木は動物たちのエサになってしまうということが改めて分かりました。

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 鎌田さんは、畑の草刈りをナイロンコード式の仮払い機でやってくれました。ツツジやアセビ、ミズキ等を刈らないように、また、獣害柵際まで丁寧に草を刈ってくれました。「畑と庭」が繋がりましたので、春に咲くイカリソウ等の草花を刈らないにその周りの草を鎌で刈りました。

 草刈りをしながら思ったことは、植物やその地面の土に触れて思い出したことは、宮脇昭さんの「木は根、根は土」ということでした。木が育つためには根を張ることがすべてであり、その根を深く健康に張らせるためには、土づくりが何よりも不可欠であり、草木のつながりを人の都合だけで衰弱させないことが大事だと思いました。私たちが育てている小さな森を「母なる森」へ育てていく道も同じようなことではないかと思いました。

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 午後は、森びと広場の斜面にある「こころの園」を見学・散策すると時に歩き易いようにデコボコした道を整地しました。また、松木川に下る砂利道がシカにえぐられた箇所を平らにしました。

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 台風対策については、明日3日は、東海や関東など東日本でも風が強まり、大雨を降らせると警戒し、参加者から意見を出し合い、松木郷の森のボランティア・スタッフの「拠点」を強風・大雨から守るための対策を取ることにしました。

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 作業小屋の戸締りの補強、ハウスの出は入り口扉が強風でバタバタしないように補強すると共に、広場に置いてある塵くずが入ったフレコンバックが飛ばされないようにロープで縛りました。そして、台風が通過した後に橋倉さんがチェックすることにしました。同時に、自宅での台風に対策をしなければならないので、いつもより少し早めに作業を終了しました。お疲れ様でした。

今日の松木郷「みちくさ庭」の草花

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 本日の森作業の参加者は、鎌田孝男、橋倉喜一、山内健人 永島守、そして筆者大野昭彦です。

<報告者:大野昭彦>

2026年6月 1日 (月)

5月の風薫るみちくさはお立ち寄りどころで大賑わい

今日(5/31)の松木郷は気温27℃で陽差しがあるところでは30°Cを超えているのではないかと

思わせるような朝です。オープン準備をして、いざ!出会いのスタート!

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本日はザイルやヘルメットを背負った方々がみちくさの前を足早に目的地へと向かっていきました。

穏やか時が流れるみちくさ、村長の帽子には最初の来訪者の蝶々がそっと一休み。

P1010858相棒の坂口さんがみちくさの南側の窓から外を眺めて、庭の手入れをしたいなぁと言って

伸びた草をきれいに刈ってくれました。

P1010864 12時を過ぎると、午前中に登っていった9名のグループが立ち寄ってくれました。茨城県の桜川市から足尾を訪れ、二つ先のダムまで行って戻ってきたとのことで、我々が作成した10周年のDVDを見てもらいながら足尾での森づくりの歴史を皆さんと語り合いました。みちくさ内に飾ってある手ぬぐいを見つけてくれた7名の方は手ぬぐい買ってくれました。皆さまありがとうございました。記念撮影をして帰路へとつきました。またお会いできることを愉しみにしています。松木郷の秋にお越しください。

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P1010870 次にお立ち寄ってくれた皆さんは、ツアーガイドに引率された神奈川県と宇都宮市の皆さん。前日はキャンプ場で一泊をして、松木のジャンダルムを登壁してきたとのこと。キャニオンはもろい箇所もあったが登るルートはしっかりしていたと教えてくれました。筆者は、話を聞いて一度行ってみたいなと思いました。4名の皆さん、大切な情報を教えていただきありがとうございました。皆さんは、記念撮影をして帰路へ。ぜひまたお越しください。

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P1010873今日は、「みちくさ」(松木渓谷入口)の脇の路を21名の皆さんが通過してくれました。森で合掌しているエゾハルゼミの声とともに賑やかな一日となりました。午後3時、私達は立ち寄ってくれた皆さんに煙害の地での森づくりを伝えることが出来たことを有難く思い、快く聞いてくれた皆さんに感謝しながらクローズしました。

本日の舎人は坂口・山田。筆者は山田でした。

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