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2026年5月 1日 (金)

「希望のブナ」の生長を見守り、緑の再生と平和を願う。

 4月29日(水)に開催した「足尾・中倉山のブナを元気にする恩送り」はこれまでで最高となる61名(登山班56名、地上班5名)のボランティア、森びとスタッフが参加し、「孤高のブナ」の根を守る活動と2023年4月29日に植林した「希望のブナ」の生長観察を行いました。

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 朝6時10分に足尾ダムゲートに到着。「足尾に緑を育てる会」様からお借りした広場(仮設駐車場)に順次森びとスタッフが集合し打ち合わせを行い、参加者を迎える体制につきました。橋倉・山田スタッフが足尾ダムゲートにスタンバイ。7時から受付開始ですが6時30分には参加者が到着、「仮設駐車場」に誘導しました。

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 駐車場では乾燥させた黒土と草の種子の入った袋(植生袋)のセットを山頂に運んでもらうよう黒土3ℓ入りを60袋準備。大野運営委員、加賀スタッフが受付けを担当し、深津スタッフが誘導、山内・田口スタッフが参加者の体力に応じて黒土の荷揚げをお願いしました。

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 7時から順次中倉山登山口を目指して出発しました。天気は曇り空で、暑くもなく寒くもなく、登山に適したスタートになりました。登山チームを見守る地上班は“みちくさ”に待機し適宜連絡を取り合いました。

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 登山口に向かう道路沿いは、樹々が葉を広げはじめ、柔らかな緑の葉が広がっていました。

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 50分ほどで登山口に到着。登山口からはつづら折りの急坂が続き、小石や落ち葉で滑らないように、一歩一歩確かめながら慎重に登りました。尾根に出るとピンク色のヤシオツツジが山を彩っています。疲れが癒されます。

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 登山経験者が多く10時30分には最後尾のグループが到着しました。曇り空ですが、下から見上げる「孤高のブナ」は天に向かって雄々しく立っています。

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 参加者が荷揚げしてくれた「黒土と植生袋」を一か所に集め、山田・山内スタッフが崩壊地の土砂流出と根を保護する植生袋づくりと張り付けの説明と実演を行いました。

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 その後、出来上がった「植生袋」にペグを刺し、地面と密着するように張り付けていきました。2017年に張り付けた根が露出していた場所には草地が広がり、カラ松が活着し生長しています。自然が、風や鳥たちがタネを運び森の再生に加勢してくれています。「孤高にブナ」に森の仲間が寄り添っている姿に感動します。

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 根の保護活動終了後は南斜面に下がり「希望のブナ」の生長観察を行いました。矢口スタッフが生長確認し、昨年4月29日の樹高は126㎝でしたが145㎝に。枝の伸長は28㎝でした。根が活着し伸びている様子がうかがえます。気候変動が激しくなる中、大地にしっかりと根を張り生長し続けてくれることを願います。

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 森びとプロジェクトより筆者・清水からお礼を述べさせていただきました。その後、ブナの保護活動への協力・助言をいただいている日光森林管理署・金子直樹新署長より挨拶をいただきました。

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「着実に根の保護が行われ、活動の成果を実感し感銘を受けています。これから先も長く活動を続けられ、私たちも一緒の気持ちになって足尾の緑化に取り組んでいきたい。」

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 続いて、参加された中から3名の方より感想をいただきました。

≪群馬県・Nさん≫

「山頂に登り最初は景観がいいと思いましたが、人間の活動で木々が失われたという歴史的な背景を知りました。自然環境保護活動が身近にあり今回登ってみて、1本のブナをめぐって多くの皆さんが参加し、コツコツと自然保護に取り組んでいる姿を見て、いい学びと経験をさせていただきました。」

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≪栃木県・Hさん≫

「たった1本だけ生きのびたこのブナを守り続けてきた中に、自分が今参加できたことに喜びを感じています。守るという事は大変だと思いますが、この輪がこれからも広がっていく事を心から願います。」

 

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≪栃木県・Sさん≫

「山歩きで癒されています。今まで当たり前に、山に行けば木があると思っていましたが、今回足尾のこの姿を見て、木があることは当たり前ではないという事を感じました。子供たちの未来のためにも、水と緑と平和を私たち大人が守っていかなければならないということと、子供たちにも伝えていきたい。」

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 「気候危機と平和の危機」という時代を生きる私たちですが、「孤高のブナ」は参加された皆さんにパワーを与え、「希望のブナ」は未来への希望を伝えてくれました。大地に根を張り、背伸びをせず着実に森の仲間を増やしています。

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 森は友だち!!参加者の大きな声が中倉山の山頂から世界に広がる「恩送り」となりました。

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「足尾・中倉山のブナを元気にする恩送り」に参加いただいた皆さま、大変ありがとうございました。

次回の開催は2026年11月3日(火・祝日)の計画です。ご参加をお待ちしています。

(報告者:清水卓)

2026年4月28日 (火)

安全な「孤高のブナ保護」登山の準備ができました!

 

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 本日8時40分の足尾・松木沢の気温は12℃、風のない晴れでした。今日は、明日に行う中倉山の「孤高のブナ」保護活動に向け準備をしました。

Dsc00714_2 一番に作業小屋に到着した田口さんが室内の清掃をしてくれ、奇麗になった作業小屋での打合せは心が洗われます。責任者の永島運営委員からは明日の「孤高のブナ保護」活動への安全対策への協力がスタッフにお願いされました。まずは、乾燥した黒土(3L)と草の種の入った袋を60セット完成させました。

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 明日の受付などの資材等を「森びと号」に詰め込みました。

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 また、医薬品やクマ撃退スプレーも持参するようにしました。その後は、11月3日に実施予定に使う水分の多い黒土をタライ等に入れ、参加者の負担を少しでも軽減しようとビニールハウス内で乾燥させました。

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 昼食後は車に乗り、足尾ダムから登山入口までの道の点検をしました。途中では、大きな水たまりがあり、水抜きをするとコンクリートの道が現れ、この道を歩く登山者が迂回しないで通れるようになったので、私達は安堵しました。さらに道を進むと石や枝がありましたので、それを退けました。Dsc00720

Dsc00708 道の整備を行った後は作業小屋に戻り、温度計を見ると気温は22℃もあり、朝と比べて10℃も違うっていたので、体調管理に気を付けなければならないと思いました。
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  明日の準備が早めに終えることができましたので、集合時間を確認して帰路に着きました。

Dsc00711  本日の作業者は、永島さん、田口さん、坂口さんと筆者でした。暑い中での準備作業、ありがとうございました。(報告者:済賀正文)

2026年4月27日 (月)

20年の森づくりがつなぐ足尾の春

 今日4月26日(日)の足尾・松木郷は、昼前には雲ひとつない晴天となり、気温も19℃まで上昇、大変気持ちの良い陽気となりました。朝、”みちくさ”に到着すると、「苔テラス」には猿の先客がいました。こちらの様子をうかがいながら桜の若葉を食べています。

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 室内の清掃を行い、森びと旗を立てて、9時に”みちくさ”をオープンしました。

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 本日は宇都宮市より、森びとスタッフの加賀さんの地元自治会の方(男性2名、女性1名)が足尾の見学に来られました。”みちくさ”のコーヒーで歓迎し、森びとプロジェクト10周年のDVDを鑑賞後、森の散策へ出発しました。

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 森びと広場で満開を迎えた八重桜とウコン桜を観て、「民集の杜西」に入りました。桜やスイセン、つつじ、そして足元に生える苔のフワフワ感、苔の間に咲く小さな花などを鑑賞しました。

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 ”みちくさ”に戻り、昼食休憩後、森づくりのパネルなどを見ながら意見交換を行いました。参加された皆さんは20年間の森づくりに感動されていました。

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 GWが始まり、松木沢を訪問される方も増えてきました。ジャンダルム帰りの2名の男性が満足そうに下っていき、その後も2組の方が下ってきました。最後に降りてきた「新潟からジャンダルムに来ました」という若い2人がコーヒーを飲みに寄ってくれました。パネルを見ながら足尾の歴史や森づくりの話をしました。

Image12 足尾はこれから新緑の季節を迎えます。さわやかな空気と新緑の森を見に、ぜひお越しください。

本日の舎人は坂口と筆者・永島でした。

2026年4月26日 (日)

青空にうつりこむ八重桜と新緑の松木郷

昨日(4/25)の足尾は、朝から晴ればれとして、とても気持ち良い中でみちくさのオープンの準備。いざ9:00 オープン!1777181547123

ここみちくさから眺める景色は、春の訪れにふさわしい様々な花々が咲きほこり、まさに春真っ盛りで、朝からとても心が癒されています。

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1777181547227_4みちくさに立ち寄ってくれた数名グループ、東京と長野から松木沢まで訪れたとのことで、ジャンダルムを迂回して中倉山へと登って、孤高のブナにも会いにとの話しをしてくれました。私たちの足尾での森づくりの活動や孤高のブナの保護活動をしている話をすると、緑の多さを見て私たちかの活動に興味を持っていただきました。出発前に「森ともの声」ノートに思いと感想を書いてくれ、最後に記念の写真を撮り、出発して行きました。本日は立ち寄っていただきありがとうございました。

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また、2人の男女グループがみちくさの前を通ったので声を掛けると、群馬から訪れてこれから皇海山への登頂を目指しますと言って、足早に上流へと登っていきました。

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1777183805921 ここ松木郷はまだ早春。25℃以上の夏日を迎えている都心と比べると、程遠い季節感の森の都です。これから新緑へと入れかわる森をぜひ訪れてみてはいかがでしょうか!♪

本日の舎人は済賀と筆者・山田でした

足尾町民の顔に、桜・桜の花が咲いた!

 4月24日(金)朝4時に目が覚めてしまった。今日行われる「足尾町民のお花見の会」の天気が気になったからでした。心配をよそに、肌寒さがありつつも雨は上がっていました。

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 今日のイベントを成功させようと、「雨降りパターン」から「晴れパターン」に準備を変更し、スタッフはてきぱきと作業を進めました。メインの催しものである「餅つき」の場所も屋外の「みちくさ」に変更しました。

 招待者の皆さんがほぼ到着をした11時少し前から、臼に湯気を濛々と出したもち米が投入され、餅つきが始まりました。

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 参加者のほとんどの人が、「臼でつく餅つき」を見るのは久しぶりの様で、周りをぐるりと囲んで見学です。山田組会長などは、見かねたのか飛び入りで杵を振り、さすがと思わせるシーもありました。

 その後、大野スタッフの司会で開会式が行われ、清水副代表の歓迎とこの会への思いがのべられ、山田組会長からは、松木(まつぎ)に緑と美しさを回復してくれた森びとへのお礼と、これから植樹するオオヤマザクラのことが述べられました。 

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 次には、オオヤマザクラを3本加賀スタッフの指導で植樹しました。足尾町の皆さんも、代わる代わるスコップで桜の根元に土をかけてくれました。ある人は、「このサクラに花が咲くまで頑張って生きてゆくよ!」と言っていたのが印象的でした。

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 さあ楽しい昼食です。済賀スタッフが朝4時から作ってくれた「タケノコご飯」「タケノコの煮物」「セリの胡麻和え」、差し入れの「たくあん」 などなど、おいしく頂きました。

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 昼食後、参加者の皆さんに感想をお聞きしました。皆さん一様に「楽しかった!」と言って頂きました。①はげ山だった昔の松木の面影が無くなったほど青々しく変わった。②森びとさんがこの殺伐とした地に森をつくり桜まで咲かせてくれた。③ちゃんと手をかけると緑が育つ、また来てもらえるように取り組むことが大切。など参加者全員の感想をいただきました。

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 そして、準備をした側を代表して、餅つき道具、材料、技術指導をしてくれた鎌田夫妻の思いや生き様を、料理一式を作ってくれた済賀スタッフの思いや決意を受け止めました。

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 また、第1回目の「花見の会」から毎回参加をしてくれ、今日の日を楽しみにしていた故石原タケ子さんの冥福を祈り黙とうを捧げました。
 最後に、全員で「森は友だち!」と声を出しながら記念写真を撮り、来年の再会を誓いました。

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 本日の参加者は、足尾町民17名(初参加者9人)、近隣住民3名、朝日新聞記者1名の皆さん。

スタッフは、清水、大山、大野、済賀、鎌田、橋倉、橋本(義)、加賀、武田、山田、キンバリーの11名。奮闘ぶりは特筆すべきでした。本当にご苦労様でした。(筆者・橋倉喜一)

 

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