2026年4月19日 (日)

綺麗な紅葉を見せてくれと祈ってカエデとモミジを移植

 4月 19日(日)、中倉山の登山者で駐車場は満杯。道路脇も一杯の車が駐車していました。ゲートからジャンダルム方面を見ると薄曇りの天気です。耳を澄ますと原っぱの方から、キジ、ウグイス、ホオジロか?、カエル、カラスもと様々な鳥や森に住む虫などの鳴き声が聞こえてきます。

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 今日の8:40の気温は13℃、作業には丁度良い気温です。今日の責任者の清水さんから、嬉しいお知らせがありました。大久保さんという若い方から事務所に連絡をいただき、本日ボランティアで森作業に参加してくれました。参加者それぞれが自己紹介をして話を聞けば、大久保さんは10数年前に臼沢や民集の杜北での植樹祭に参加したとのことでした。

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 本日の作業の打ち合わせを行い、今日は民集の杜・北から日陰になったりして、育ちの悪いカエデ、モミジを掘りだして、作業小屋の東側の土手に移植することがメインの作業です。

 民集の杜・北のあらかじめピンクのテープで印をつけておいた木を、ツルハシ、唐鍬、スコップを持って、掘り出しにかからました。時々、石や周りの木の根にぶつかりながらも、10本のカエデと1本のモミジを掘りました。

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 大野さんが一輪車を民集の杜・北から引っ張って作業小屋の上まで持ってきてくれました。まだまだ、体力は有りそうです。

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 あらかじめ穴を掘ってあったので、カエデとモミジが一か所に固まらないように位置を決めて移植していきました。

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 赤色や黄色の綺麗な紅葉が見られるように育ってほしいと祈りを込めて、たっぷりと水をやりました。

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 60個の穴を掘ってあり、先日6本移植し本日11本を移植したので、43本の移植を残しています。

 午後は、記念樹の杜の一本が枯れそうになっており、同じ木を別の所から掘り出して、交換をしました。また、記念樹の看板が出来てきたので、それぞれの木の前に看板を設置しました。

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 最後に、移植したカエデとモミジに獣害対策の幹ガードを取り付けて、今日の作業を終了しました。

 大久保さんからは、「土いじりが好きなので楽しかった。10数年前に植えた木が大きくなっていて嬉しかった。植えていない所にも種を動物などが運んだりして木が生えてきていたり、循環が始まっていることに驚き、すごいと思った。」と感想が述べられ、29日のブナ保護活動にも参加してくれることになりました。

 15時には気温が25.5℃にも達して、体が暑さに慣れていないので、結構疲労が溜まってしまいました。本日の作業者は、橋倉さん、大野さん、清水さん、田口さん、大久保さん、筆者加賀でした。大変お疲れさまでした。(報告:加賀春吾)

贅沢な時間を味わいに来てください!

今日(4/19)の足尾は雲の多い晴れ。時折雲間からさす陽の光は強く、お昼には25度近くで少し歩くと汗ばむほどの陽気でした。

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一気に春がやってきたようで、いつもなら初春の黄色い花が目立つ頃なのですが、既に何種類かのサクラが見ごろで、スミレやツツジまでもがちらほら見られて、芽出しの柔らかい青葉とともに春らしい景色を醸し出していました。

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11時近くに群馬県伊勢崎市から幕岩を見に来たと言うカップルが、午後に立ち寄って休んで頂きました。ジャンダルムの景色に感動してお気に入りの場所になったそうです。次来た時もまた立ち寄りくださいね。

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他に、近くの沢を登って面白いものがないか探しに来たという男性が1名下って行かれたのと、お昼過ぎに岩場を見に(登りに?)行くと通り過ぎた方が1名いらっしゃいました。

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また、10数年前にみちくさで出会ったOさんが、今日はボランティアに参加してくださいました。こうして思い出してきてくれるのは何とも嬉しいものです。これからもどうぞ宜しくお願いします。

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年々早くなる春に少し不安はあるものの、やはりこの時期が一番心浮き立ちますね。ウグイスの下手なさえずり、クマバチの羽音、やわらかな風と甘い森の香り。そんな贅沢な時間を味わいにぜひここ「みちくさ」にお立ち寄りください。(舎人 小柴、小黒)

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満開の桜とウグイスの鳴き声が響く松木郷

 4月18日(土)足尾松木郷は晴れ、9時の気温は18℃です。森びと広場や“みちくさテラス”の桜も満開となり、松木渓谷を訪れるハイカーも多いのではないかと期待しオープン準備に入りました。

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 深津さんは“みちくさ”室内の清掃・湯沸かしを行い、筆者は水源の確認に向かいました。

 “みちくさ”に戻るとジャンダルムを目指す二人組と一人のクライマーが通過していきました。天気も良く岩登りも気持ちよさそうです。

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 最初の訪問者はスタッフの橋倉さんです。24日に開催する「松木郷の桜を愛でる会」の打ち合わせに来てくれました。橋倉さんが足尾町民の皆さんに、花見を呼びかけてくれています。雨の心配もあるため、事前に“うんしゅう亭”にブルーシートでタープを張り雨除けの準備をすることや、料理やお皿・お椀などの準備など漏れのないよう当日のスケジュールと任務分担を確認しました。

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 その後、午前中の訪問者は無く、“みちくさ庭”の草花や桜の開花状況を確認に歩きました。

“みちくさ庭”内では、イチゴが白い花を開き小さな実が付き始めました。イカリソウやミツマタも満開です

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 森びと広場の早咲きの桜は満開です。遅咲きのヤエザクラやウコンザクラはまだ蕾です。

24日の「桜を愛でる会」には花開くでしょう。

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 「臼沢の森」もヤマザクラが満開です。「臼沢西の森」を眺めると上部の獣害柵が傾いていることに気づきました。昼食後確認に向かいました。

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 「臼沢西の森」に入ると上部の岩が崩れたようで獣害柵に大きな岩が溜まり、柵が傾いていました。林内には、柵を飛び越えて落ちたと思われる岩をモミジの幼木が止めていました。

後日の森作業日に修繕計画を立てたいと思います。

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 下山後は「民集の杜西」に入りました。スイセンが黄色い花を開き、カンヒザクラの濃いピンク色が鮮やかです。ウグイスの鳴き声が杜内に響き、人間ばかりでなく蝶や小鳥たちも桜を楽しんでいるようです。

 

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 3時頃下山してきたクライマーは足早にダムゲートに向かい、本日は“みちくさ”に立ち寄ってくれた方はいませんでした。

 「松木郷」は5月上旬まで桜が楽しめます。足を伸ばしてみてはいかがですか。皆さまの訪問をお待ちしています。

今日の舎人は、深津さん、筆者清水でした。

(報告 清水 卓)

2026年4月16日 (木)

桜咲く足尾に5人の若者が!

 初夏の陽気の4月11日(土)、5人の若者が桜咲く足尾・松木郷を訪れてくれました。

Dscn9628 東京で中学・高校と同級生だった5人は、足尾のはげ山に植樹をしたいとやってきました。

Dscn9619 事の発端は、以前足尾の宿泊施設「和朗庵」に泊まり、銅山観光や古河記念館を巡り「50歳を超え人生の折り返しを過ぎ、何か社会貢献をしたい!」と思い、宿のオーナーと話をする中で今回の植樹参加にたどり着きました。

Dscn9617 5人は「どんな作業でもやります!」と強い気持ちを表してくれました。大野森づくりキャプテンの歓迎挨拶、お互いの自己紹介、作業の中身と注意点を受け、作業に出発です。

Dscn9594 今日の作業は、民集北の杜の生育が遅れているモミジを掘り起こし、「森びと広場」の周囲の土手に移植する作業です。

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Dscn9596 歩きながら大野キャプテンから、森づくりの苦労話などの説明があり、特に「過去(カラミ・負の遺産)、現在(その中で生き抜いてきた2本のヤシャブシ)、未来(人の手によって森になってきた所)の話には納得していました。

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Dscn9598 成長の早い木の陰になって、小さいままのモミジ苗を掘り起こします。「木は根、根は土」が大切なので、慎重に掘り進め、人数分の5本を掘り上げました。

Dscn9599 その帰り道、「まだ物足りない!」との意見が出たので、民集東の杜に寄り、更に1本追加となりました。

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Dscn9602 次は、広場に戻って植樹用の穴掘りです。若いパワーで瞬く間に堀り上げ、黒土を混ぜ丁寧に植えこみました。

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 次は、根の周りに付近にある枯草を敷き詰める作業(マルチング)を行い、乾燥を防ぎ、雑草の生えを抑えていきます。

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Dscn9608 次に幹ガードを苗の周りに設置します。

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Dscn9611 合計6本のモミジを植えることが出来ました。

 他方で、長い間懸案だったBコンテナのスチール棚の傾きを松村スタッフと深津スタッフが修理してくれました。誰もが気づいていたにも関わらず、放置しておいた問題であり教訓化します。

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 作業を終えて、5人と大野、橋倉で「みちくさ」見学と作業の御礼、感想などを話しました。全員が楽しく植樹をやり遂げた喜びを口にしていました。そして①思っていた以上に植樹の作業は大変。②このような活動をもっと広く知らせて活動に参加してもらわなくては。③カラミを見て植樹の必要性を感じた。④植樹ボランティアをやっているのはなぜか?現実を知って見て納得した。⑤植樹活動を継続するためにも、古河さんから土地を貸してもらうことが必要。など感想が述べられました。

Dscn9620 5人から多くのカンパを頂きました。ありがとうございました。今日植えたモミジが赤い葉をつける頃に再会を約束して、帰途につきました。

 本日の森作業は、松村宗雄、深津、大野、そして報告は橋倉でした。お疲れさまでした。

2026年4月15日 (水)

【開催報告】原発再稼働と気候危機に向き合う生活を考える意見交換

 4月12日、目黒さつきビルおよびオンライン(Zoom)にて、「原発再稼働と気候危機に向き合う生活を考える意見交換」が開催しました。今意見交換は、一般財団法人日本鉄道福祉事業協会と森びとプロジェクトの共催により行い、会場と全国の参加者をオンラインで結ぶハイブリッド形式での実施となりました。司会は足尾の森づくりスタッフのキンバリーさんが担ってくれました。

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主催者挨拶:未来へつなぐ森づくりとエネルギー

 開会にあたり、代表して森びとプロジェクト代表の桜井勝延より挨拶を申しました。原発問題と気候危機という、私たちの生活に直結する課題に対し、どのように向き合うべきかという意見交換の主旨が共有されました。

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問題提起:科学的視点と現場のリアル

 続いて、科学ジャーナリストであり森びとプロジェクトの科学アドバイザーを務める倉澤治雄さんより、「原発立地地域に住む住民は原発をどう受け止めているのか」というテーマで問題提起がなされました。科学的・客観的な視点から、原発を抱える地域の「リアル」が問いかけられました。

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 また、ジャーナリストで広島平和記念資料館・被爆体験伝承者でもある村田くみさんからは、広島平和記念資料館の被爆体験伝承者としてのアイデンティティを持ち、核のリスクと向き合う立場であるとともに、ジャーナリストとして自ら足を運んで得た情報を基に、現在進行形の課題を参加者と共有しました。

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意見交換:福島からの訴えと復興への歩み

 後半の意見交換では、3.11原発事故を受けて2名の方から、それぞれの現状と想いが語られました 。

 1人目の鴨下美和さん(ひなん生活をまもる会)からは、福島県いわき市から家族5人で東京都内に避難されていますが、避難元が「避難指定区域外」であったために生じている格差について自主避難の苦悩が語られ、制度の不条理と生活の厳しさを訴えられました。3・11原発事故から15年が経過しようとする中での「終わっていない被害」が浮き彫りになりました。

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2019年、息子さんが原発事故後の被害が続く現状を訴えたカードをローマ法皇にしたため、謁見

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3.11後の当時8歳の息子さんの叫びが動画で流され、胸が熱くなりました

 2人目の小川尚一さん(南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊) からは、当時の桜井市長のもと始まった「いのちを守る森の防潮堤づくり」の取り組みが紹介され、単なるインフラ整備ではなく、被災した街や暮らしの復興、そして犠牲者への鎮魂の思いを込めて木を植え続ける、心の再生について触れられました。Photo_12

 問題提起、報告等を聞いた後に3名の方より感想・意見・アドバイスをもらいました。

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政治アドバイザーによる感想

 その後、森びとプロジェクト政治アドバイザーの山崎誠氏より原発に頼るエネルギー政策の現状と今後の向き合い方について感想を述べました。

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■ まとめ 

 最後に、森びとプロジェクト副代表の清水卓が、今日話を聞いた私たちはこれから何をするべきかという問いを参加者全員で共有し、本意見交換を締めくくりました。

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おわりに

 閉会時には、会場とZoomの参加者が一体となり、記念撮影を行いました。今回の意見交換を通じて得られた知見や想いを胸に、私たちはこれからも気候危機とエネルギー問題に向き合い、持続可能な未来に向けた活動を続けてまいります。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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 詳細につきましては、『森の木魂』第17号に掲載します。(報告:運営委員・小林敬)

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