「当時植えた苗が、こんな立派に!」「やって良かった!!」率直な感想を頂きました。
10月23日(木)、午前8時45分の松木郷の気温は10.5℃、晴れ時々曇で少し寒い朝です。途中、車を恐れず道路の真ん中にデーンと居座るサルの親子に遭遇。逃げる気配もないので、その脇をゆっくりと通過して松木郷に向かいました。来るたびに「臼沢の森」の紅葉が気になります。少しだけ色づきはじめましたが、まだまだです。さあ、今日はJR東労組八王子地本OB会の皆さんが、「エコ散歩」のため松木郷を訪れる予定です。
簡単な打ち合わせの後、OB会の皆さんを迎え入れる準備をします。椅子を出した後は、記念植樹の下準備です。予め掘っておいた直径1m×深さ1mの穴に、黒土と元の土を良く混ぜて埋め戻します。大きすぎるくらいの穴を掘って埋め戻す事で、移植の際に切れて弱った根が自由に伸びて拡がって根付きやすくためです。
準備が一段落すると、清水さんがカッターで何かを切っています。近づくと、カラタチの実を割いていました。どんな味がするかは、永島さんのこの顔を見れば一目瞭然です。筆者も舐めてみましたが、何をか言わんやです。焼酎の炭酸割に、レモンの代わりに絞るには好適かと思いました。
この顔が、どんな味か物語っています。
JR東労組八王子地本OB会の皆さんが、到着しました。簡単なオリエンテーションのあと、早速記念植樹に向かいます。
穴を掘り、黒土を入れ、苗木を立て、土と水をかけ、「やまぼうし」の記念植樹が完了しました。
JR東労組八王子地本OB会の皆さんが、「∞の木」(無限大の木)と名付けた「やまぼうし」。ちなみに、八王子の8を横にすると「∞」。
昼食後は、清水副代表ガ森びとの看板前で松木郷の歴史を説明し、「松木の杜・北」に向かいました。
下の写真、右側に見える木々が「民集の杜・北」。左側は何も植えていない「ヤシャブシだけの林」でした。しかし、民集の杜の種や実を鳥や虫たちが左側に運びこんで、栗の木や桜の木が遷移して森が広がっているのです。OB会の皆さんは、清水副代表の説明に、興味深く聞き入っていました。
「民集の杜・北」から遷移した栗の木。
民集の杜・北から遷移した桜の木。
次は、「民集の杜・東」に移動しました。散策していると、皆さんが何かに注目しているので近づいてみると、足元に冬の「花ワラビ」が咲いていました。松木郷でも最近になって見られ始めた非常に珍しい野草です。
非常に貴重な「花ワラビ」
約1時間半ほどの散策の後、感想を述べあう意見交換を30分ほど行いました。「10数年前、民集の杜・北」のフェンス張りとその周辺への植樹したのを思い出した」「こんなに立派な森になっているとは思わなかった」「やって良かった」「後輩や子供たちに繋げなければ」と、うれしい感想も出されました。
15時、JR東労組八王子地本の皆さんは「みちくさ」前で「森は友だち!」宣言をして記念撮影、笑顔 で帰路に着きました。
スタッフは、最後に植樹した「やまぼうし」に麻布を撒き冬支度。2本の竹で支柱を作って風対策をして、松木郷を後にしました。お疲れ様でした。
今日のスタッフは、橋倉、加賀、清水、永島と、筆者・田城でした。 (報告者 田城 郁)























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