「森の広場でコンサートを!」夢を語り合った森作業
1月27日(火)午前9時、足尾・松木郷の気温は-3℃、快晴。足尾ブルーに浮かび上がるミツマタの蕾が映えています。
冬場の松木郷入りの時間は、路面凍結などを避けるため1時間遅い10時にしています。が、一足先に入った済賀さんがストーブに火を入れて作業小屋をポカポカの状態にして待っていてくれました。感謝です。温まった小屋で、清水さん差し入れのキットカットとコーヒーをすすりながら、今日の作業責任者の永島さんの進行でミーティングが始まりました。民衆の杜・北での木々の枝落し、レンギョウやドウダンツツジの移植場所の選定。余裕があれば、午後に果樹園のハウス屋根への獣害防止、霜除けのネット張りを行うというメニューです。
打ち合わせが終わると、早速各スタッフが残雪の残る広場に出て、手際良く道具をそろえて目的地に向かいます。
民集の杜・北の入口では、重い廃ガードレールの鉄板を移動し、単管パイプと鉄網で作った頑丈な入り口柵を開けて中に入ります。
早速、樹木の生長を妨害しそうな枝などを切っていきます。
枝落としをしながら、レンギョウやドウダンツツジの移植場所を検討し、「良しここだ」という場所に鉄筋を打ち込み、ピンクのリボンで目印をします。
民集の杜・北には、もともとパイオニア木であるヤシャブシの林があります。そこには、森びとプロジェクトとしての植樹はしていません。が、鳥や動物が運んだであろう多くの桜やモミジ、コナラが実生から生長しています。ヤシャブシ1種類の林から自然の遷移により様々な樹木の生育する「本物の森」、「母なる森」への萌芽であると言えます。「これからの観察が楽しみになる」と、坂口さん、永島さんの顔も思わずほころびます。
そして、更に森を西に進むと少し開けた場所に出ます。ここを整備してベンチを作り、訪問者の方々と談笑したり、大野さんは「野外コンサートが出来ればいいなぁ」と語り、夢が広がります。
作業も一段落してお昼の時間も過ぎていたので、足尾ブルーを堪能しながら作業小屋に帰ります。
途中、足尾町民の星野さん宅から昨秋、シャクナゲ、メグスリの木と共にいただいて移植したコナラの様子を見てみました。しっかり根付いているのを確認し一安心。清水さんからコナラの葉の特徴を教わりました。枝から葉っぱにかけて細長い部分の長いのがコナラ。短いのがミズナラ。写真は、コナラです。
昼食後は、民集・北の作業が順調に進んだので、済賀さんには、チェーンソーの歯の目立て作業をしてもらいました。残念ながら病気で真っ黒になった桜や枯れて弱った大木の枝等々、危険な樹木を伐採するのにチェーンソーは欠かせません。
他のスタッフは、打ち合わせ通り果樹園のハウス屋根のネット張りに取りかかります。松木郷は14時半を過ぎて中倉山に日が隠れると急激に冷え込んできます。皆、日が陰って寒い中、凍える手を我慢しながら何とかネットを紐でパイプに括りつけていました。
15時を過ぎて、巣に帰ってきたカラスがカーカーと威勢よく鳴きました。そろそろ作業を終えて、小屋に戻ります。作業小屋では、次の作業メニューを話したり、4月24日予定の町民の皆さんとのお花見で餅つきをしてみよう等、様々な話で盛り上がりながら松木郷を後にしました。今日の森作業は、大野さん、済賀さん、清水さん、坂口さん、永島さんと筆者、田城でした。
(報告者:田城 郁)


























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