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2026年5月の10件の記事

2026年5月12日 (火)

森は友だち!のんびり、ゆったりと松木川源流散歩。

 5月10日(日)、遊働楽舎 “みちくさ”の9時の気温は18℃。「松木郷」は朝から青空が広がっています。

 お湯を沸かし、舎内の清掃、森びと旗の掲出など、オープン準備を整えました。

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 ジャンダルムを目指す登山者が2組“みちくさ”前を通過していきます。2組目のご夫婦は松木川の上流のオオガキ沢あたりまで「ゆっくり歩いてきます」と歩いていきました。

「帰りに寄ってください」と声をかけて見送りました。

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 「みちくさの庭」の様子を見に行くと、花の咲き終えたイチゴは小さな実をつけ始めました。ユリやセンダイハギは茎をのばしています。

 

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 10時頃、ご夫婦が戻られ、“みちくさのベンチ”で一休みされました。お話を伺うと、栃木県内の下野市から来られた方で、コンクリートの堰堤の上を歩いていき、「この先通行禁止」の看板があり戻ってきたそうです。若いときは皇海山など高い山に登り、縦走もされたそうです。今は、ご夫婦で“のんびり、ゆったり”としたハイキングを楽しんでいるそうです。次は「備前楯山」に登ろうと思うので、帰りに「登山口」を確認していこうと思うと、次のハイキングの準備に向かわれました。

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 鳥の鳴き声、川のせせらぎや森を吹き抜ける風を感じながら二人の時間を楽しまれているお二人でした。またの訪問をお待ちしています。

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 昼食後に「りんねの杜」の生長を見に行くと、杜の中を速い速度で虫が飛び交っていました。何の虫か目で追っても確認できず、木や葉にとまるのを待ちました。

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 気付かれないように、そろりそろりと近づき写真に収めました。見ると、自分が昨年初めて確認した「キバネツノトンボ」でした。命の営みが行われる杜に生長したようです。

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 午後は、森づくりチームから、モミジとカエデの移植の応援要請があり、坂口さんと二人で作業に合流しました。午前中にモミジの移植が行われ、午後は「民集の杜・北」内のカエデの移植作業です。日陰になり生長の遅いカエデに目印を付けて掘り上げ、「森びと広場」北側土手に移植しました。秋の紅葉が楽しみです。

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 松木郷まで、のんびり、ゆったりと散歩やハイキングはいかがですか。みなさまのお越しをお待ちしています。

 本日の舎人は坂口さん、筆者・清水でした。

(報告 清水 卓)

 

2026年5月11日 (月)

森は未来への贈り物 ~岸井さんに誓う足尾の再生~

 5月8日、NPO法人森びとプロジェクト委員会の立ち上げに尽力され、「足尾に再び森を取り戻そう」と私たちの活動をけん引してくださった故・岸井成格理事長のお墓参りを行いました。今年の5月15日で「天空の森」の旅立って8年になります。

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【写真:2005年5月 第1回足尾・ふるさとの森づくりの様子】

 雨が心配される中ではありましたが、霊園の木々は鮮やかな新緑に包まれ、静かな空気の中にも生命の力強さが感じられました。清水さんは高枝バサミ、坂口さんは剪定バサミを使用し、お墓周りをきれいにしてくれました。墓前には、生前岸井さんが大好きだった日本酒を供え、20年以上続く足尾での森づくりの歩みと、この1年の活動を報告しました。

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 活動開始から21年。これまで植え育ててきた森は少しずつ広がり、荒廃地に根づいた木々は雨水を蓄え、土砂流出を防ぎ、多くの命を育む場所へと変わりつつあります。一方で、気候変動による豪雨や猛暑は年々深刻さを増し、世界各地で大規模な山火事や洪水、干ばつが発生しています。足尾の森づくりはまだまだ小さな営みかもしれません。しかし、人が自然と向き合い、荒廃地を再生しようとする挑戦は、未来への大切な希望です。

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    20年前に植えた苗木は、今では人の背丈を大きく超え、鳥たちが集い、草花が咲く森へと育っています。森は人の手だけでは完成しません。風が種を運び、小鳥や動物たちが仲間を増やし、自然自身が森を育ててくれています。

 墓前に立ちながら、「森づくりは人づくり」という岸井さんの言葉を改めて胸に刻みました。便利さや効率だけではなく、命を支え合う社会をどう築くのか。その答えの一つが、足尾の森にあるように感じます。

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20260508_121921    “煙害で焼失した森を再生する懸命の試み”は、これからも続きます。松木郷を「母なる森」へ――。森を愛する多くの仲間たちとともに、山と心に木を植え続けていきます。

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(報告:運営委員・小林敬)

穴掘って、土に触れて、木を植えて、人間は土に触れると嬉しくなる。

 5月9日(土)、足尾の朝は雨も上がり青空が広がりはじめ、8時30分の“みちくさ”の気温は10℃でした。

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 オープン準備をしていると、登山者が下山してきました。話を聞くと、東京からジャンダルムに登りに来たそうです。しかし、「登ろうとしたが、岩に触ると朝の雨とヒョウで濡れていて、手が滑り危険なので登るのをやめて下りてきた。」と言う事でした。コーヒーを飲んで休んでいただき、荒廃地での緑化活動などの話を聞いていただきました。森びとのヘッドマークをいたく気に入り、写真に収められました。「また登りに来ます」と森びとロゴの入った「20年記念手ぬぐい」を購入していただきました。

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 今日の午後に森びと元スタッフの唐澤さんが学生時代に所属した山登りサークルの友人を誘って森の生長観察に来てくれます。せっかくなので植樹体験をしていただこうと、「民集の杜北」のレンギョウの移植をしていただくことにしました。

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 到着後に掘り上げると時間が足りなくなるため、午前中に掘り上げておくことにしました。獣害柵とドウダンツツジの間に密植されており、岩も多く掘り上げるのも大変です。13本掘り、植樹する穴に入れて置きました。

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 11時50分に唐澤さんグループ4名が到着し“みちくさ”で昼食。森びと20年記念動画を見ていただきました。

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 昼食後、「民集の杜北」に向かいました。東京から来られた皆さんで、初めて木を植える方もおり、橋倉さんが植樹指導を行ってから、2人一組になりレンギョウを植えていただきました。

 最初はスコップで土を混ぜるのもぎこちなかったですが、だんだん慣れてきて1時間程で13本を植えることが出来ました。

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 植樹後は「民集の杜東」に入り、森の観察をしました。杜の生長に伴って「杜の仲間」が増え、林床に「シロガネスミレ」や「ギンラン」が花を咲かせていました。松木川沿いには「ヤマナラシ」が大きく生長しています。フデリンドウはまだのようでした。

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 “みちくさ”に戻り、コーヒータイム。「金箔のカステラ」をいただきながら、植樹や杜の感想を出し合いました。

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 山を愛する皆さんが、時を経て足尾の荒廃地に立ち、山への恩返しができたことが感慨深かかったようです。

「林床に咲く花(スミレ)を見、風と木のざわめきを聴き、土や木に触れられて、心が浄化されました。貴重な体験ありがとうございました。」とお礼のメッセージが届きました。

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 健脚の皆さんですから秋は、中倉山に登り、“孤高のブナ・希望のブナ”親子に会いに来てください。お待ちしております。

今日の舎人は鎌田さん、橋倉さん、筆者清水でした。

(報告 清水卓)

 

 

2026年5月10日 (日)

“森は友だち”の賑わいを思い描いて

 本日(5/10)の足尾・「松木郷の森」の天気は、晴れで、朝9時に13.8度、最高気温は19.5度でした。日中は暖かく森の手入れをしていると、少し汗ばむ程度ですごしやすく感じました。

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 9時に参加者が全員揃ったので打ち合わせを行いました。本日の森の手入れ作業は、15年前に植えた民集の(東と北)杜で、周りの木が大きくなり、日照不足などで生長が遅いモミジやカエデを森びと広場の日当たりの良い場所に移植することです。

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 まずは、福原スッタフが家から持ってきてくれた、ツノハシバミの木1本、ヤブデマリの木1本、ウツギの木(赤)3本を全員で「こころの園」の北斜面に植えることにしました。植える場所は福原さんの想いを優先して決めて、協力して穴掘り、黒土、水やり、強風で倒れないように竹の棒で支え40分位で植樹することがきました。また、5月から7月ぐらいに咲く花の楽しみが増えました。

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 その後、民集の杜東に行き、モミジを21本掘り起こしました。現場に行く前は、石があったりして大変かと思っていましたが、根元の回りを30cm、深さも30cm程で掘り上げることが出来たので意外でした。早く、光合成不足でない、エネルギーあるところに行きたいと願っていたのかもしれないと思いました。直ちに軽トラックに積み込んで、森びと広場の斜面に手分けして植えました。

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 午後も同じ要領で、今度は「みちくさ」の舎人2人にも手伝ってもらい民集の杜北で、秋の紅葉時期には、葉っぱが黄色に染まるカエデ20本を掘り上げ植えました。皆で、みちくさの前を通るハイカーや釣り人、山登りの方たちに「松木郷の森」の秋の紅葉を満喫していただき、赤や黄色、そして生き物たちが集う、“森は友だち”の賑わいを思い描いて丁寧に植えました。

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 驚きました。白く半透明で、北海道から四国にかけて分布し、草原や森の周辺にいると言われているウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)が、こころの園を優雅に飛んでいました。松木郷でこの蝶を見るのは初めてで驚きました。やっと松木郷の森も母なる森へ近づいている証ではないのか・・・と思う一日。本日はスタッフの皆様、お疲れ様でした。

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 本日の森作業参加者:橋倉、済賀、福原、田口、永島、そして筆者大野です。

<報告者:大野昭彦>

2026年5月 7日 (木)

ゴールデンウィーク最終日! 新緑の森にさわやかな風が吹き抜ける!!

 本日(5/6)はゴールデンウィーク最終日。足尾の天気は薄曇り、多くの来客があることを期待しつつ、みちくさのオープン準備を完了。

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 しかし、いくら待てども人は通らず。武田さんとの打ち合わせで、森びとのDVDを見てもらおうなどという思惑は見事に打ち砕かれたのでした。ゴールデンウィーク最終日はみなさん自宅で過ごすのかなとぼやきつつ、午前中は、苔テラスの枯れた桜の枝の整理と広場への階段の曲げられた金網(おそらく猿の仕業)の手直しを行いました。

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 お昼を過ぎて、やっと東京からのハイカーがみちくさに立ち寄ってくれました。足尾まで電車で来て、レンタサイクルで松木ゲートまで来て、そこからのハイキングということでした。「松木沢にも何度か来ましたが平日だった為、みちくさは締まっていて、今日は開いていたので寄らせていただきました」と言っていました。帰りの時間も気になるようで短い滞在時間となりましたが、コーヒーを飲んで手ぬぐいも購入していただきました。次回はもう少しゆっくり滞在できるといいですね。お待ちしております。

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 朝は15℃だった気温も午後には22℃まで上がり、吹き抜ける風がさわやかです。足尾は桜の季節から新緑の季節へと移り変わりました。すがすがしい足尾の森で、新緑を楽しんでみてはいかがですか。

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本日の舎人は武田さんと(筆者・永島)でした。

2026年5月 6日 (水)

自然(森)や家族とのつながりを大切にする日

 5月5日(火)、今朝の足尾は、9時の気温は16.4度、晴れて、日中は20度と過ごしやすい陽気でした。

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 「みちくさ」には、鯉のぼりが力強く泳いでいました。すべての子や孫の幸せと共に「松木郷の森」の母なる森への生長を願いました。

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 昨日は、各地で雪が降ったり、真夏日になったり、強風が吹いたり大荒れの天気になりました。それは、足尾ダム・ゲートのアキグミの大木が倒れていたことにも爪痕を見ることが出来ました。

 本日の舎人は橋倉さんと私と妻の3人は「みちくさ」に集合し、室内、トイレ清掃など、オープンの準備を整えました。それが終わって、コーヒーを飲みながら「これからの運営」などについて話し合いました。

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 午前中は、私が持ってきたライラックの木とハナズオウの木2本を3人で「こころの園」に植え、水をバケツでたっぷりやり、食害に遭わないように幹ガードを取り付けました。また、大田原の公園で拾った「キショウブ」の種をまきました。その直ぐ近くのミズナラの木の枝が枯れていたので、危ないので落としました。

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 午後は、親子連れの方や写真を撮る方などが「みちくさ」に立ち寄ってくれました。

 湯の湖畔に宿泊し、パンフに書いてある「グランドキャニオン」が見たいと、千葉県茂原市から来た新藤さん親子。

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 「みちくさ」の外に出て、松木渓谷・ジャンダルムを見ながら足尾銅山の鉱毒や煙害、山火事などの影響で、山の木々が枯れ、土壌が流され、岩肌がむき出しになってしまった。その地に、旧松木村の村人のやるせない思いを木に宿し植えてきたことを話しました。新藤さんからは「新緑と濃いピンクの牡丹桜に感動した・有難う」と感想を書いてくれました。

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 その後、「みちくさ」に足尾の生きもの写真を提供してくれた千葉県柏市の田口さんは、「クマらしき黒いもの」と遭遇したことを熱く語っていました。

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 神奈川県川崎市から来た武井さん親子4名。子どもたちの希望で「松木郷の森」の近くのオートキャンプ場に来たので、銅親水公園の駐車場に車を止め歩いてきてくれました。

本日の足尾・松木郷の草花たち

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 今日は、ゴールデンウイーク・こどもの日。自然と家族(人間)の繋がりを大切にし、人間は森に生かされていること“森はともだち”と、時代を担う世代に継承していく契機にしたいと願う一日になりました。

 本日の舎人は、橋倉喜一さん、大野礼子さん(手伝い)、そして筆者大野昭彦でした。

<報告者>:大野昭彦

2026年5月 5日 (火)

花の蜜を吸い受粉を助ける昆虫たち、人間も見習うべき森の「共生社会」

 5月4日(月)、今日は「みどりの日」、自然や緑を大切にする日です。GWも後半になりましたが、あいにく足尾松木郷の朝は小雨で曇りです。9時の気温は19℃と高めです。

「臼沢の森」を見ると薄い緑から濃い緑と、この時期にしか見ることが出来ない「緑色のバリエーション」が楽しめます。

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 “みちくさ”のオープン準備を整え、打ち合わせを行いました。昨日、「民集の杜西」の桜の木が強風で傾いていると連絡があり、傾きを直し支柱を立てて支えられないか現地に行って確認をすることにしました。

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見てビックリ!思った以上に傾いていました。車に荷造り用のラチェット付バンドがあるので、ロープを桜の木に縛り、柵の外のヤシャブシにラチェット付バンドを取り付け、ラチェットを動かしながら少しずつ引っ張りました。青空が広がり、気温も上がり汗が出ます。

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 傾きが少し戻りましたが、荷造り用のラチェットのため途中で巻き上げられなくなり、引っ張ることを断念しました。ただ、このまま放置すると、傾きが戻ってしまうか倒れてしまうため、幹を支えることにしました。

 “うんしゅう亭”に仮置きしている丸太を利用して支えることにし、桜の根元に穴を掘り丸太の先を植めて、桜の幹を支えられるよう横木を取り付けました。接触部は幹を守るため麻布を巻き、強風でズレないように麻ひもで縛りました。

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 ロープを外し、外した獣害柵を取り付け、道具を片付けると12時となりました。“みちくさ”に戻り昼食をとりました。

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 朝の天気が悪かったせいか、松木を訪れる人は無く、この時期花開く草木の確認に歩きました。ウワミズザクラの咲きは悪く、花の数は少ないですがハナムグリが蜜を求めて動いています。ハルジオンにはシジミチョウが止まっています。動くことの出来ない草木は昆虫や鳥たちの助けを借りて受粉を行い、実をつけ子孫を残します。

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 人間社会では「自己利益」のための争いが止みませんが、森の中に入ると共生して生きる生物社会を見ることが出来ます。人間は森に寄生してしか生きられない存在であることに気づかされます。 

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 2時半過ぎに“みちくさ”を通過する人がおり、加賀さんが、「どちらに行かれますか」と聞くと、「ニゴリ沢まで行きます」と返事をいただきました。

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 風の音、川のせせらぎ、鳥の鳴き声。街中の喧騒から離れ、「森のささやき」に耳を傾けてはいかがでしょうか。

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 “みちくさ”で舎人一同、皆さまのお越しをお待ちしております。

 今日の舎人は加賀さん、筆者清水でした。(報告 清水卓)

2026年5月 4日 (月)

「春の嵐」の爪痕を片付けながら、来訪者を待つ!

 昨日(5月3日)は「憲法記念日」。ゴールデンウイークながら、足尾の空や私たちの心は「曇り空」です。朝9時の気温は15度。松木郷も八重桜の季節になり、臼沢の淡い緑が目に優しい光を放っていました。

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Dscn9673 昨日の舎人から連絡が来て、「みちくさ」前の桜の枝が1日から2日にかけての「春の嵐」によって折れてしまった、薪にするように切ってあるので、片付けて欲しいとのことでした。

 山田舎人と見に行って驚きました。折れて玉切りされて積んであった枝の太さは、25cmを超えるほどでした。

Dscn9672 それ以外にもフレコン3つに分けた枝が置かれていた。こんな枝をへし折る「春の嵐」、自然の驚異を実感しました。

Dscn9680 被害はこれだけに留まりませんでした。「森びと広場」の周囲に植えてあった苗木の獣害除けネットが飛ばされていました。Dscn9676_2

Dscn9678 さらに驚いたのは、「民集西の杜」の太さ20㎝以上の桜の木が45度くらい傾き、近くのスイセンの葉がなぎ倒されていました。

Dscn9683 このように、午前中は「春の嵐」の対応に追われましたが、12時を過ぎてから続けざまに4組・10人の来訪者が見えました。ただ連休を満喫しようという皆さんで、中禅寺湖方面にこれから行くという方、行ってきた帰りという人など、時間に追われゆっくりとした話が出来ませんでした。

 最初は埼玉から来られた、親子4人。ハイキングが好きで、初めての松木でした。

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 次も埼玉県からのお2人。84歳の方もおいでで、元気いっぱいでした。山田舎人が名刺を渡すと名刺を渡してくれました。見るとスポーツクライミングの関係者で、元気な訳だとうなずきました。

Dscn9693 3組目は、足尾ジャンダルム帰りの3人のパーティ。大きなリュックを背負い、東京から見えた若い皆さんでした。(私たちが帰るころ、ダムゲートのバス停にまだいました。道路が混んでバスが時間どおりに来ないそうで、優しい山田舎人は間藤の駅まで送ってあげました。)

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Dscn9701 最後の来訪者は、インドから日本に来て10年。神奈川の自動車会社で働いている方です。日本語も堪能でしたが、何も持たないで入ってきたので驚きました。Dscn9702 もっと色んなことを皆さんと話したかったのですが、久しぶりの舎人を堪能しました。Dscn9696
今日の舎人は、山田、橋倉でした。(報告は橋倉喜一)

2026年5月 2日 (土)

サクラの木も折れる松木の風

 本日(5/2)、青い空が広がる足尾松木沢でしたが、朝から風が大変強い一日となりました。

1777181547381 午前中に深津さんが「みちくさ」周辺の草刈りを行ってくれ、爽やかな環境づくりに汗を流してくれました。

 昼過ぎには中倉山を登ってきたパオベルゲンさんが立ち寄ってくれました。毎週末に山登りを楽しんでいるそうで、森ともノートには、「足尾の風の強さにおどろきです。でも、残っていたアカヤシオ見られてよかった!」と足跡を残してくれました。

 その後に、岩登り帰りの3名の方々も立ち寄ってくれました。しかし、あまりの強風で危険を感じ、途中で岩登りを中止して戻ってきたとのことです。神奈川県川崎市から来られた皆さんは、ノートに「松木沢チコちゃんルートを登りたくて来ましたが、想像を絶する強風で敗退しました。とてもきれいなルートなのはわかったので、必ずやまた来ます!!」と記してくれました。

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 3名の皆さんを見送った後、苔テラスのサクラの木が途中から折れているのを発見しました。朝来た時には異常がなかったため、今日の強風によるものではないかと舎人の3人で話をし、危険なので折れた枝木は整理しました。

20260502_182929_2 自然の厳しさを感じる一日でしたが、それでも足尾の山や森に惹かれて訪れてくださる皆さんの思いに励まされました。(今日の舎人:深津・坂口、そして筆者の済賀でした)

 
 

2026年5月 1日 (金)

「希望のブナ」の生長を見守り、緑の再生と平和を願う。

 4月29日(水)に開催した「足尾・中倉山のブナを元気にする恩送り」はこれまでで最高となる61名(登山班56名、地上班5名)のボランティア、森びとスタッフが参加し、「孤高のブナ」の根を守る活動と2023年4月29日に植林した「希望のブナ」の生長観察を行いました。

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 朝6時10分に足尾ダムゲートに到着。「足尾に緑を育てる会」様からお借りした広場(仮設駐車場)に順次森びとスタッフが集合し打ち合わせを行い、参加者を迎える体制につきました。橋倉・山田スタッフが足尾ダムゲートにスタンバイ。7時から受付開始ですが6時30分には参加者が到着、「仮設駐車場」に誘導しました。

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 駐車場では乾燥させた黒土と草の種子の入った袋(植生袋)のセットを山頂に運んでもらうよう黒土3ℓ入りを60袋準備。大野運営委員、加賀スタッフが受付けを担当し、深津スタッフが誘導、山内・田口スタッフが参加者の体力に応じて黒土の荷揚げをお願いしました。

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 7時から順次中倉山登山口を目指して出発しました。天気は曇り空で、暑くもなく寒くもなく、登山に適したスタートになりました。登山チームを見守る地上班は“みちくさ”に待機し適宜連絡を取り合いました。

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 登山口に向かう道路沿いは、樹々が葉を広げはじめ、柔らかな緑の葉が広がっていました。

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 50分ほどで登山口に到着。登山口からはつづら折りの急坂が続き、小石や落ち葉で滑らないように、一歩一歩確かめながら慎重に登りました。尾根に出るとピンク色のヤシオツツジが山を彩っています。疲れが癒されます。

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 登山経験者が多く10時30分には最後尾のグループが到着しました。曇り空ですが、下から見上げる「孤高のブナ」は天に向かって雄々しく立っています。

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 参加者が荷揚げしてくれた「黒土と植生袋」を一か所に集め、山田・山内スタッフが崩壊地の土砂流出と根を保護する植生袋づくりと張り付けの説明と実演を行いました。

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 その後、出来上がった「植生袋」にペグを刺し、地面と密着するように張り付けていきました。2017年に張り付けた根が露出していた場所には草地が広がり、カラ松が活着し生長しています。自然が、風や鳥たちがタネを運び森の再生に加勢してくれています。「孤高にブナ」に森の仲間が寄り添っている姿に感動します。

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 根の保護活動終了後は南斜面に下がり「希望のブナ」の生長観察を行いました。矢口スタッフが生長確認し、昨年4月29日の樹高は126㎝でしたが145㎝に。枝の伸長は28㎝でした。根が活着し伸びている様子がうかがえます。気候変動が激しくなる中、大地にしっかりと根を張り生長し続けてくれることを願います。

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 森びとプロジェクトより筆者・清水からお礼を述べさせていただきました。その後、ブナの保護活動への協力・助言をいただいている日光森林管理署・金子直樹新署長より挨拶をいただきました。

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「着実に根の保護が行われ、活動の成果を実感し感銘を受けています。これから先も長く活動を続けられ、私たちも一緒の気持ちになって足尾の緑化に取り組んでいきたい。」

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 続いて、参加された中から3名の方より感想をいただきました。

≪群馬県・Nさん≫

「山頂に登り最初は景観がいいと思いましたが、人間の活動で木々が失われたという歴史的な背景を知りました。自然環境保護活動が身近にあり今回登ってみて、1本のブナをめぐって多くの皆さんが参加し、コツコツと自然保護に取り組んでいる姿を見て、いい学びと経験をさせていただきました。」

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≪栃木県・Hさん≫

「たった1本だけ生きのびたこのブナを守り続けてきた中に、自分が今参加できたことに喜びを感じています。守るという事は大変だと思いますが、この輪がこれからも広がっていく事を心から願います。」

 

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≪栃木県・Sさん≫

「山歩きで癒されています。今まで当たり前に、山に行けば木があると思っていましたが、今回足尾のこの姿を見て、木があることは当たり前ではないという事を感じました。子供たちの未来のためにも、水と緑と平和を私たち大人が守っていかなければならないということと、子供たちにも伝えていきたい。」

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 「気候危機と平和の危機」という時代を生きる私たちですが、「孤高のブナ」は参加された皆さんにパワーを与え、「希望のブナ」は未来への希望を伝えてくれました。大地に根を張り、背伸びをせず着実に森の仲間を増やしています。

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 森は友だち!!参加者の大きな声が中倉山の山頂から世界に広がる「恩送り」となりました。

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「足尾・中倉山のブナを元気にする恩送り」に参加いただいた皆さま、大変ありがとうございました。

次回の開催は2026年11月3日(火・祝日)の計画です。ご参加をお待ちしています。

(報告者:清水卓)

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