カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2094件の記事

2018年5月 5日 (土)

爽やかな沢風が運んだ旧友との再会に充電完了!パワーアップ!

Photo_9  本日の足尾は残り少ない天気の良いGW、多くのハイカーが爽やかな新緑の松木沢を訪れていました。そんな中、5年前に植えた若い森の中で囀るウグイスの独唱を聴きながらの森作業は、19日に開催予定の植樹祭準備と翌日の桐生ロータリークラブ植樹祭予定地に50㍑の培養土200袋を運び入れました。

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Photo_2  最初は新しい培養土を運びましたが、最後に運び入れた培養土は昨年から保存しておいたものでしたので水分を含み重くなっていました。古い物から運び入れればよいと思い、最後になって後悔しました。仕事始めの深呼吸は大切だと感じた時でした。

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Photo_5  午前中の作業が終わり小屋に戻る道中、私をじっと見るハイカーのグループとすれ違いました。すると突然、筆者の名前を呼ぶ一人がおり、よく見ると同級生でした。24年ぶりの再会でした。互いに元気なことを確かめ合い、19日の植樹祭への参加を促し別れました。本当に元気をもらった瞬間でした。自然を愛し同じ時間を過ごした仲間との再会に乾杯でした。植樹祭で会いたいものです。

Photo_6  森作業は午前中に終わりましたので、午後は植樹祭必需品のチェックを行いました。参加者の皆さんが安全に植樹が出来るようコツコツと念を入れてチェックをしました。

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Photo_8  植樹祭を待っているのは私たちだけではなく、色とりどりの緑色に化粧した木々の若葉と今年生まれた子ぎつねも持っている様です。植樹祭に参加する”森とも”の皆さんをお待ちしています。今日の森作業は、高橋さんと筆者でした。(報告 水落一郎)

2018年5月 4日 (金)

“森とも”に支えられ、勇気づけられる足尾の森作業

 急に雨雲が広がり、パラッと雨が降ったり止んだりの足尾・松木村跡地。昼頃には青空が広がり、目に優しい緑色と爽やかな新緑の風に森作業が捗りました。

Photo_11  今日は、福原さんと筆者の二人で作業しました。「民集の杜」の植樹会場(19日と20日の会場)に土を撒く準備作業をしました。

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Photo_13  19日の「足尾・ふるさとの森づくり」会場の準備は終了、後は植えやすいように土を撹拌させて整地するだけです。日光市の大和木材店さんから頂戴したマルチング用の樹皮も設置しました。

Photo_14  午後は、20日のオプション植樹祭(桐生ローターリークラブ)会場に培養土を運び入れました。作業が捗った訳は、スタッフの福原さんの無駄がなく、手際よい力仕事で進められたからでした。若い頃に体験してきた山村での暮らしが生きていました。一緒に作業していると気分が良くなりました。

Photo_15  昼食には、福原さん手料理のタケノコの煮物をご馳走になりました。植樹祭のタケノコ汁の準備も整いました。

Photo_16  「どくだみ荘」に戻ると、いつも美味しい漬物と足尾の山のアドバイスをしてくれている大木さんがやって来ました。美味しい蕎麦をうったから食べてくれ!と、薬味と汁そしていつものにんにくが効いたお新香を持ってきてくれました。大木さんは、蕎麦を茹で、氷水でしめた蕎麦を用意して食べさせてくれました。大木さん、喉越しがよく、薫り高い蕎麦をご馳走様でした。

Photo_17  本日は、舎人を仁平さんに任せして、福原さんと筆者で作業しました。(報告 高橋佳夫)

2018年5月 3日 (木)

ひとつの作業をやりきってこそ先が見えてくる

 雨と風が心配な今日でしたが、朝起きてみるとそれほどでもありませんでした。作業開始には雨はパラパラで、雨雲から青空が見えてきました。

Photo  作業場は「民集の杜」内の植樹会場。一昨年植えたヤマグワは美味しそうな実を沢山付けていました。

Photo_2  作業は、昨日二度目の開墾した地に培養土を混ぜる下準備。20ℓ入りの培養土約500袋を、500㎡の植樹会場に撒きました。強者スタッフとはいえ、30分毎に休みを入れながら作業しました。

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2  昼食を挟んだ午前午後の連続作業でしたので指先や腕の筋肉がパンパンに張ってしまいそうでした。

Photo_5  午後3時半、今後のミーティングを行って解散しました。

Photo_6          ウマミズザクラは葉びらを落としました

 ひとつひとつの作業をやりきって植樹祭の準備に汗した足尾のスタッフでした。今日の森作業は、鎌田、加賀、仁平、済賀、宮原そして筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

2018年5月 2日 (水)

夏がやってきてしまった八十八夜の森作業

♪夏も近づく八十八夜♪の今日ですが、真夏日が各地で記録された今年は夏がやってきてしまっている。それでも朝8時半の清々しく感じる青空と白い雲を見ていると♪夏も近づく、と言う感じの朝であった。

P5011070  今日の森作業は、植樹会場のひとつである「民集の杜」の開墾、柳澤スタッフが運転してきたダンプと重機で大きな石を片づけた。さらに、仁平スタッフは籾殻を植樹地に撒き、土と混ぜ合わせた。

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P5011068  植林した生長するにつれ日陰が出来るので、杜の中に日陰の部分にある溝に水が溜まるようにと、開墾で出た石などを溝に積んだ。やがては生き物たちのコミュニティーができれば嬉しい。

P5011065  作業の合間に杜の中を観ると、ヤマザクラやカエデの実生を発見。周囲の枝を伐って、太陽のエネルギーを吸収できるようにしてやることにした。

P5011077  今日は、午後7時頃まで頑張った。本日の作業は、柳澤、仁平そして筆者が行いました。(報告 高橋佳夫)

2018年4月30日 (月)

4月の真夏日、浜風を浴びて森作業

 昨日(4/29)は雫育苗場の森作業。その前に「はらまち春のイベント・市民まつり」に立ち寄って昼食の弁当を買って育苗場へと向かった。青空の下で昼食を食べながら作業打ち合わせ、腹ごしらえをした後に担当ごとに作業開始。 

Img_1254 作業は苗木への撒水、苗木のチェックと整理、枯木のポット外しを行った。真夏日を思わせる中であったが、浜風によって心地よい作業ができた。

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Img_1262  全国植樹祭もあと41日となり、応援隊もその成功に向けて市民と植樹祭ボランティアと共に皆さんとの出会いを楽しみにしている。

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Img_1257  真夏日の森作業は、松林、岩橋、東城敏男、睦子でした。また、早朝には渡部代表が撒水をしてくれた。(報告 東城敏男)

2018年4月29日 (日)

”リターンtoネイチャー!”、中倉山のブナの根に土をプレゼントしました

Photo            アカヤシオツツジと小川スタッフ

P4290479  松木村が廃村になったのが1902年。その当時、村人の悲鳴や怒りの声に耳を傾けていた幼木が中倉山の稜線に生きているブナ。煙害で崩れていく土砂とともに流されていった幼木の悲鳴を宿しているブナ。ブナの棲息地としても限界に近いところで生き続けるブナをこれ以上衰退させてはならないと、根の命である土を流さないようにと土留め柵を造った今日。

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2  20ℓの土を背負子で担ぎ、2時間かけて中倉山山頂に運び揚げ、土留め柵にその土を入れてやりました。小川スタッフは40ℓの土を運び揚げてくれました。

Photo_4  土留め柵造りのアドバイスは、林野庁関東森林管理局日光森林管理署次長の加賀美さん、職員の新屋さんが行ってくれました。

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Photo_7  先月の作業では土が凍っていましたが、今日の土は緩んでいて小雨が降ると松木川に流されるほどの土でした。ブナを元気にする作業に協力してくれたのは17名の森とも。アメリカ人で栃木市に住むザイ・ハアさんも友人の荒川さんとともに協力してくれました。

Photo_8  作業は11時45分には終了し、下山をした後は楽しい昼食交流時間。ベースキャンプでは小井土スタッフご夫妻が山菜の天ぷらを、足尾住民の塚原さんはピーマンの手料理を、大野理事は千葉のインストラクター相川さんが送ってくれた新玉ねぎとスナックエンドウ、さんまの丸干しを用意してくれていました。Photo_11 Photo_9 交流会では、松村宗雄スタッフが小井戸さんの奥様に手作りの竹のザルをプレゼント、みちくさには竹製のドリップを大野理事にプレゼントしてくれました。

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Photo_14  早速、そのドリップで「足尾フォレストコーヒー」の試飲をしました。皆さんからは“甘くて美味しい”という声が出ました。こからは、この「足尾フォレストコーヒー」をみちくさでご賞味していただこうとなりました。

Photo_15  今日の“恩送り”作業に参加してくれたザイ・ハァーさんからは、この「リターンtoネイチャー」の活動には感動させられた、という感想を頂きました。今後は、造った土留め柵に土を運ぶことになりますが、中倉山をアタックする皆さんに土を運び揚げてほしいと願っています。その時には、どうぞよろしくお願いします。(報告・高橋佳夫)

2018年4月28日 (土)

みちのくの森づくりがスタート!10年間育てた森の財産を未来へ

Photo_9  今日(28日)、午後の足尾松木沢の気温は25度、快晴でしたが青空がすっきりしない一日でした。今日は、中倉山のブナを衰退させない土留め柵造りの二回目の準備をしました。福原さん、仁平さんが必需品をまとめてくれました。その後は、松木村跡地にもオオムラサキを舞わせたいと願って、エノキとクヌギそして周りには柑橘系の樹木を植える場所の防草シート剥がしを行いました。

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2_3  この場所には、来月19日の植樹祭に参加する予定の栃木県那須町の拓陽高校生と先生が持参するエノキを植えことになります。10年ぶりに防草シートの下から地面が顔を出しました。

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Photo_6  昨日は、みちのく事務所の「2018年森びらき」が開催され、森づくりがスタートしました。本格的に植林し始めて10年目の森びらきでしたので、アドバイザーでもあり岩手日報社社長の東根千万億さんから講演をしていただきました。

Photo_7   大変お世話になった㈱松田製材所社長の松田大志さんに感謝状

 東根さんからは、自然環境が極めて悪い地で生長する木々をみていると、木々と向き合ってきたみちのく事務所スタッフたちの努力が宿っていることが分かる。土壌づくりから苗作り、そして下草刈りなどすべてが森からいただいた大切な財産。この魅力的な説得力のある財産を社会へ発信していく時はこれからだ、と10年後の展望が提案されました。本格植林10年を記念する植樹祭は6月23日に八幡平市で開催されるが、木を植えた後はこの未来の財産である森を見学することになっています。

Photo_8       「どくだみ荘」隣のKさんが育てるチューリップが美しい

 みちのく事務所のスタッフの皆さん、10年間支えてくれた皆さん、お疲れ様でした。(報告 高橋佳夫)

2018年4月21日 (土)

巨岩が流れ落ちるほどの4月の“夏日”

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2018_0420_103604dscn5236  昨日(20日)は、日本各地で「夏日」となる陽気でした。足尾では20度でした。汗だくになる覚悟をしていましたが意外でした。しかも新緑が目に優しくて、とても気持ちが良い中での森作業でした。 

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2018_0420_131309dscn5241  午前中は臼沢に登り、5月19日の植樹祭に植える場所に、食害防止用ネットを張り巡らせる準備作業を行いました。階段をのぼりながら、青空に映えるヤマザクラの花を眺め、鶯の声をききながらの作業は順調に進みました。

2018_0418_172806dscn5225  午後は、18日に民集の杜に搬入した培養土へのシート掛けや、新松木の桜に、鎌田スタッフ宅から運んできた腐葉土を施しました。来年もきれいな花が咲いてくれることでしょう。

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2018_0420_143546dscn5245  ところで、13日と18日には培養土を現地に運び入れました。両日とも柳沢スタッフが桐生市と足尾町間を2往復してくれました。また、遅くまで受け入れ態勢を取ってくれたスタッフの皆さん!本当にご苦労様でした。

2018_0420_141056dscn5242  この3日間のトピックスは、今年初めて「ツネキチ」(キツネの呼び名)との出会いでした。「久し振り!生き延びていたのか!」と声をかけるとジッと私達を見つめていました。

2018_0418_145339dscn5212   さらには、いままで見たことのない最大の落石がありました。昼食の後に話をしていると、突然爆弾が落ちたような轟音が松木沢に響き渡りました。ビックリして飛び出したら、大規模な落石で、松木川近くではモウモウと砂煙がたっていました。どうしてかと振り返ってみると、この中倉山北斜面には、18日の午前中まで雨が降っていました。岩肌上の土の凍結と溶解による水と雨水が岩の隙間にしみ込んで崩れたのだろうか?ということになりました。あまりに大きな轟音に驚きました。(報告 橋倉喜一)

2018年4月17日 (火)

植樹祭までカウントダウン!恵みの雨のなかで準備が進む!

 4月17日、9:00。森びと広場の天候は曇り、気温7℃。松木沢渓谷に向かう途中、なにげなく街路樹のサクラを見ると、筆者の住む栃木市の葉サクラと違って、花びらがまだ残っているではありませんか。あらためて気候の違いを感じると共に思いがけないプレゼントをもらった気分になりました。

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さらにもう一つ。森びとファンの塚原さんから、湯葉とキャベツの和え物を頂戴いたしました。お昼に仲間といただくことにします。さて、薪ストーブで暖をとりながら、本日の作業の打ち合わせの開始です。臼沢の補植班、ビニールハウス解体班、給水設備測量班、民衆の杜開墾、そして通行証の更新手続きの4班に分けて作業をすることにしました。

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 補植班は、臼沢の今年の植樹箇所に、ヤマモミジなど88本を植樹しました。今夜は雨天であり絶好の植樹日になります。人間の都合より自然の都合を優先するのです。そして、今年の植樹箇所の幼木を食害から守るためのネットや鉄筋の必要数を求めるための測量を行いました。

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P4170810  ビニールハウス解体班は、森びと広場にあった5棟のうち、西側の2棟を解体しました。これで植樹祭などにテントを張るときに、広々として使うことが出来るようになります。また解体した2棟は南相馬に移築し、再利用で森作業の道具入れや休憩所として使ってもらえそうです。

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P4170816  給水測量班は、従来の試験ハウスを育苗場にすることで、給水ホースの延長が必要なための重要な作業です。

 さあ昼食です。鎌田さんから行者ニンニクのおひたし。そして塚原さんから湯葉とキャベツの和え物です。絶妙な塩加減に舌鼓!ごちそうさまでした。

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 午後の作業は、森びと広場の苗床のトレイを、下の苗床に移動します。空いた場所を将来、オオムラサキが舞う森へとするための準備作業です。また、事務局の二人が新しい通行証の更新手続きをしてくれました。

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P4170818  そして、予定した作業が一段落し、休憩を兼ねて植樹祭での食事について話し合いました。帰り支度を始めると、臼沢に雨雲が流れこみ、足尾ジャンダルムか濃い雨雲が押し寄せてきました。寒暖計は9℃でした。

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本日のボランテイアは、高橋、鎌田、松村(宗)、松村(健)、岡安、加賀、小川、済賀、水落、そして筆者でした。

(報告 福田哲男)

2018年4月15日 (日)

南相馬市応援隊が補植を行いました

昨日(14日)、応援隊7名と森びと2名は、南相馬市鹿島区の第1回植樹会場で補植作業を行ないました。春の嵐が近づいている中の作業でした。

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P1020900  植えたのはタブノキ、シラカシ、マルハシャリンバイ、ウメバカシ、アラカシの5種、100本の補植作業を行ないました。今年5年目を迎えた第1回植樹会場は、ヤマザクラやヤブツバキなどの花が咲き始めていました。来年の春が楽しみです。

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P1020905  補植作業中、森びとプロジェクト委員会事務局員の岡部さんが操縦するドローンの記録撮影も行われました。新しく出来た再生エネルギーの象徴の風力発電所や太陽光発電所などを記録撮影しました。

P1020910  その後、大津波に耐えた3本のタブノキも撮影し、タブノキの生命力を改めて感じました。一番大きいタブノキは、幹回りが3m56cmあり樹齢は350年以上だと推測できます。まさにタブノキが塩害に強いことが証明できるものです。

P1020913  補植作業には応援隊顧問の桜井勝延前南相馬市長も参加していただきました。会員の皆さん、来年の春は花見を兼ねて観察会を計画しようと考えていますので、その時はよろしくお願いします。(応援隊 岩橋 孝)

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