巨岩が流れ落ちるほどの4月の“夏日”
昨日(20日)は、日本各地で「夏日」となる陽気でした。足尾では20度でした。汗だくになる覚悟をしていましたが意外でした。しかも新緑が目に優しくて、とても気持ちが良い中での森作業でした。
午前中は臼沢に登り、5月19日の植樹祭に植える場所に、食害防止用ネットを張り巡らせる準備作業を行いました。階段をのぼりながら、青空に映えるヤマザクラの花を眺め、鶯の声をききながらの作業は順調に進みました。
午後は、18日に民集の杜に搬入した培養土へのシート掛けや、新松木の桜に、鎌田スタッフ宅から運んできた腐葉土を施しました。来年もきれいな花が咲いてくれることでしょう。
ところで、13日と18日には培養土を現地に運び入れました。両日とも柳沢スタッフが桐生市と足尾町間を2往復してくれました。また、遅くまで受け入れ態勢を取ってくれたスタッフの皆さん!本当にご苦労様でした。
この3日間のトピックスは、今年初めて「ツネキチ」(キツネの呼び名)との出会いでした。「久し振り!生き延びていたのか!」と声をかけるとジッと私達を見つめていました。
さらには、いままで見たことのない最大の落石がありました。昼食の後に話をしていると、突然爆弾が落ちたような轟音が松木沢に響き渡りました。ビックリして飛び出したら、大規模な落石で、松木川近くではモウモウと砂煙がたっていました。どうしてかと振り返ってみると、この中倉山北斜面には、18日の午前中まで雨が降っていました。岩肌上の土の凍結と溶解による水と雨水が岩の隙間にしみ込んで崩れたのだろうか?ということになりました。あまりに大きな轟音に驚きました。(報告 橋倉喜一)
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