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2025年5月28日 (水)

作業には絶好の曇り空 下草刈り、楽し!

5月27日(火)午前8時10分の気温は11℃、松木郷は、少し寒い曇り空です。久しぶりに顔を合わせた皆さん、近況報告で盛り上がる作業小屋。午前9時、「おはようございます。今日の作業ミーティングをはじめます。」作業責任者の加賀さんの号令がかかりました。一通りの説明を聞き、いくつかの質問のやり取りの後「では、各自道具を持って、臼沢の杜・西に向かいましょう。特に、スズメバチだけは気を付けて!!」との注意喚起。今日は、「臼沢の杜・西」の下草刈りです。

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ノコギリ鎌を片手に、スタッフ、ボランティアの皆さんと共に、足早に「臼沢の杜・西」に向かいます。

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道すがら、キンバリーさんが「牡鹿の角」を拾いました。1歳以上の牡鹿は、1年に1回春先に角が生え変わるそうです。

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獣害防止柵の入り口を開門し、臼沢エリアに入り、左手に進み「臼沢の杜」を右手に見ながら更に約300mほど進むと、「臼沢の杜・西」に到着します。Photo_5

臼沢の杜・西に着いたら、更に急斜面を上ります。ここには、2021年、22年の「里親植樹」で植えられた約1100本の背の低い幼木が、下草と闘いながら生長しています。

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今日の作業には、加賀さんより「ゴム手袋か皮手袋を付けるように」と、強い指示がありました。
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なぜなら、刺されやすい手をスズメバチから守るためです。この日も駆除スプレーで、一匹退治しました。

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ヤマボウシ

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右下がカシワ、左上がブナ

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栗の木にも、花が付きました。

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赤っぽいのは「白膠木」(ヌルデ)の幼木です。私たちが植えた樹種ではないので、「鳥が種を運んで、ここで実生から生長したのだろう。大きくなると秋の紅葉がとてもきれいだから育てよう!」と、ベテランの松村宗雄さんに教えていただきました。

Photo_19わずかですが、苔が生えていました。「土壌に保湿性が出てきた証拠だよ」と、スタッフの済賀さんが教えてくれました。

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ナラの木が、枯れて横たわっています。抜いてみると、根の殆どが文字通り「根こそぎ」食べられています。同じような状態のナラの木が6本あり、根を抜いた穴には、6ヶ所とも必ず横穴が掘られていました。「恐らくヤチネズミではないか?」、「土が肥えてきてミミズや木の根を食べにきているのではないか?」「いずれにしても、こういう状態は初めてだ」と、このような言葉が飛び交うくらい、珍しいことです。Photo_22

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午後3時近く、「臼沢の杜・西」の左上4段を残してかなりの面積の下草刈りを終えたボランティアとスタッフの皆さん。「ヤッター!」と充実感もひとしおです。

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今日作業をした「臼沢の杜・西」の木々が約4年にして、樹高は30㎝から1m、1m50㎝程度で下草刈りはまだまだ必要なようです。かたや、東隣りの「臼沢の杜」は20年目、樹高は15mの立派な森に生長していて、臼沢の杜と臼沢の杜・西は、森づくりの年月による生長の対比において非常に解りやすいエリアだなと感じました。

最後にボランティア、スタッフの皆さんは作業小屋で、6月10日に「臼沢の杜・西」の階段左上部4段に残った下草刈りをすることを確認し、松木郷を後にしました。

本日の作業に参加された皆さんは、キンバリーさん、山内さん、本間さん、武田さん、田口さん、松村さん、済賀さん、加賀さん、大野さん、清水さん、田城でした。(報告者 田城 郁)

2025年5月17日 (土)

辛かった20年前の思い出が、誇りと自信に変わった。

 5月16日(金)は、東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)トップリーダーたちが足尾の森を散策しました。天気は晴れ、気温は19℃で絶好の散策日和になりました。Img_0036 先ずは皆さんを案内するスタッフの打合せを行い、皆さんを迎える準備を済ませました。森の案内者は、橋倉、加賀、そして大野さんです。案内に当たっては、案内人の体験した気持ちを述べていくことの大切さを高橋アドバイザーから受けました。私は、「どこかの文章を抜き出したり、他人が言ったことをそのまま引用するのではなく、自分の言葉で案内する」ことの大切さを再認識しました。Img_0041 

Img_0053 森の案内本番まで時間がありましたので「みちくさ」のベンチ周りに高橋さんから頂いたパラソルを立ててみましたが、傘がちょっと低くなり、パラソルを使っていくには調整が必要のようでしたImg_0063 「うんしゅう亭」では以前このブログで紹介された「森ともの鈴」(愛称名)の設置の準備も進められていました。この地で「母なる森」の手入れをしている私たちやこの地を訪れる方々の心に遺る音色を出してほしいと私は願っています。

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Img_0060 11時過ぎ、JR東労組のトップリーダーたちが到着しましたので、歓迎の挨拶をした後、昼食。その後は、記念植樹をしました。記念樹はクリの木で、リーダーたち一人ひとりが穴に土を入れている顔を見ていると、何百年も生きてほしいと願っている様に私は感じました。橋倉スタッフからは、縄文人の生活とクリの木のつながり、鉄道輸送とクリの木のつながり等からクリの木を選んだ私たちの気持ちを伝え、改めて木に寄り添って生活し、生存している現実を感じてもらいました。Img_0071_2

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Img_0093_2 記念植樹の後は、「臼沢の森」と「民集の杜・北」の散策を行いました。「臼沢の森」では、荒廃地・草原の土壌づくり、その後の動物たちと人との知恵比べ等をしてきた育樹活動の苦労話しを報告しました。その苦労があって多くの生きもの達が生存できるような森に育ち、今では生きものにとって森は大切な友だちであることを体感できる森になっていることも報告しました。

 また、この森の中にある「M&mベンチ」では、森づくり運動の提唱者である初代JR東労組委員長・松崎さんと森づくりのスペシャリストであった宮脇さんが「山と心に木を植える」運動を決意した地であることを報告しました。さらに、散策しているこの森の樹木には、トップリーダーたちの先輩たちが体験した時に発した「二度と足尾には行きたくない。行かない!」という労苦の声が宿っていること、それは働く者たちの初挑戦の情熱と希望が結実していることでもあるとことを報告しました。

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Img_6071 「民集の杜・北」に移動した皆さんには、この杜は世界から日本の団体、そして日本の学生から幼児までが育てた森であり、森びとと人との協働がつくりだした森であることを報告しました。その方々の思いは、この杜の東側を見ると分かることを話しました。「過去(人間の都合だけを押し付けた銅精錬の滓堆積場)・現在(人が何にもせずに放置している栄養が少ない荒廃地で生き抜くパイオニアのヤシャブシの木)・未来(この荒廃地に人が少しばかり手入れをすると「いのちの森」が育つ杜がある)ということがイメージできる地でもがあることを紹介し、異常気象の猛威で生存が脅かされている私たちの生活スタイルを見直すためにもこのゾーンを多くの皆さんに紹介していきたいことを伝えました。Img_0107

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Img_0134 15時からは20年前から森づくりをすすめてきた高橋さんから森は人が育てる話がありました。話では、異常気象が生存を脅かし、少子高齢化社会等の課題が山積みされている混迷の現社会のなかで将来世代が生き抜く思考力を豊かにしてほしいとという襷がトップリーダーへ手渡されている様でした。

Img_0144 その後、意見交換を行い、皆さんは帰路につきました。労組のトップリーダーの皆さん、森の散策をしていただきありがとうございました。森と生きる働く者の生存のために、森の友だちと大きなスクラムをつくって森と生きる将来社会を目指してください!

 案内したスタッフは、高橋さん、山本さん、橋倉さん、林子さん、田城さん、大野さん、大山さん、清水さん、筆者・加賀でした。

2025年4月 4日 (金)

残雪を踏みしめてブナ保護下見

Dsc00521 本日(4月4日)は、4月29日に開催する「中倉山のブナ恩送り」の下見を行いました。登山口に集まった6名で9時30分に「孤高のブナ」と「希望のブナ」をめざしました。サポートで「みちくさ」に橋倉さんが待機してくれました。

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Dsc00503 風もなく暖かな日差しを受けて、つづら折りの道を上り始めると枯葉の上の雪を見つけました。

Dsc00506 フジの樹皮が大きくかじられていました。食べるものが少ない冬を乗り切るためにサル等が食べたのかと話がされました。

Dsc00505 稜線に近くなると道は雪に覆われていましたのでその上を慎重に歩みを進めました。

Dsc00510 その雪の中に生きる木々は青い空に向けて枝を伸ばしていました。

Dsc00511 途中の岩場で腰をおろして春の景色を楽しみながら休憩をとりました。

Dsc00512 山頂近くになると更に雪が深く足元が滑ります。

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Dsc00516 慎重に進みながらケガをすること無く「孤高のブナ」に会えました。

Dsc00518 強風を避けて昼食を済ませて作業に取り掛かりました。「希望のブナ」は、幹ガードに保護されて順調に生長し新芽を出していました。

Dsc00524 「希望のブナ」が元気に育つように新たに看板を固定する鉄筋を打ち込みましたが、ハンマーで叩くと十分に打ち込みが可能なのが分かりました。当日の作業がスムーズに進むことが確認されました。

Dsc00523 「孤高のブナ」の根の保護のための迂回用の麻ロープの切れている箇所が多くありましたので、新しい麻ロープと交換をしました。稜線での作業は、冷たい風で軍手の中に風が入り指が冷たくなります。我々は強風の中で立っているいるのがやっとでしたが、「孤高のブナ」を見るとびくともしませんでした。

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Dsc00528_2 予定された準備作業を無事終えることができました。

Dsc00527  当日は、「孤高のブナ」と「希望のブナ」の親子が元気に生長することを願う多くの皆さまの参加をお待ちしています。

 本日の作業者は、福原さん、山内さん、山田さん、大津さん、橋倉さん、坂口さんと筆者でした。(報告者:済賀正文)

2025年3月14日 (金)

青空と「ピィー、ピィー」に心が和む春の森作業

本日(3/13)の9時30分の気温は7度で晴天なり、風もなく森作業日和の足尾でした。

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 9時20分、全員が作業小屋に到着し、本日の打合せ。責任者・清水さんからは、来月から始める「松木郷の森」を案内する散策路(民集の杜)の整備と枝払いが提案されました。

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Cimg0092 早速、必要な道具を持って「民集の杜(北)」に向かいました。夏は散策路を葉が覆って涼しく感じる「緑のトンネル」が、この時季は杜の奥の奥まではっきり見えている樹々の様子に驚きました。

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Cimg0097_2 通路までのびている枝払いやクマが地中のアリを探した後と思われる岩を戻し、散策で歩き易いように路を整備しました。

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 途中、パイオニアとしての役割をもち、新たな木に欠かせない土にかえるヤシャブシの姿や樹皮が動物に食べられた所を自ら修復しようとしている植物の自立力の素晴らしさを見ることが出来ました。こうして立ち止まって、時間をかけて人と植物のつながりを考えてみると、森はすべての生物の生存に欠かせない母体であるように感じました。改めて、人間は森に生かされていることを感じました。

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森の奥へ進むと、植林していない場所に樹高1㍍から3㍍程のサクラの木が何本も生えていました。元気になることを愉しみにして、路を整備しました。途中、厳しい冬の寒さに耐えひっそりと黄色い花を咲かせるマンサクを見て気持ちが癒され、春を感じました。

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その後は、2016年に関東鉄道学園第2回運転二科の有志がモミジやカツラ、ナナカマドなどを植樹してくれた「糺の森」に行き、育樹チェックと石のテーブル等を整備しました。

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Cimg0118_2 昼食後は取水口のチェックを行い、4月のスケジュ―ルなどを確認しました。次回3月25日の森作業(アジサイの移植、ごみ処理など)の算段をつけて、本日の森作業を15時30分に終了しました。

Cimg0132_2 Cimg0124 間もなく足尾・松木渓谷入口付近は新緑を迎え、シカ、サル、クマやアナグマなどの動物たち、サクラの花、鳥のさえずりなど豊かな生態系が織りなし、森に寄り添って生活していける雰囲気の「松木郷の森」が感じられると思います。私たちは、そんな思いを込めて森の手入れをすすめています。

本日の森作業は、清水、橋倉、柳澤、坂口、そして筆者大野でした。<報告者 大野昭彦>

2025年3月11日 (火)

暖かな一日。紫陽花を守るネット補修に汗をかく

 今朝(3月10日)の足尾・松木沢の気温2℃、快晴。寒さも和らぎ、穏やかな一日を予感させます。足尾から松木沢に入る途中、ゲートの真下には三川が合流しています。銅橋(あかがねばし)から見た砂防ダムの、滝の白、山の白が空の青に映えて早春の雰囲気を醸し出しています。途中、牡鹿が格闘する貴重なシーンを、済賀さんがカメラに収めました。

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 筆者は昨夜、橋倉さん宅に泊まらせていただき、2日連続の森作業を体験します。本日の責任者、済賀さんから「昨日に続いて午前中は紫陽花エリアのネット補修」が提案され、午後は森づくり20年の打ち合わせをする事にしました。早速、3人は「みちくさ庭」の扉を開けて、アジサイエリアへ。

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 現場に着くと真っ先に目に入ったのが、真っ青な空に浮き出て、蕾を付けたミツマタでした。奥にはジャンダルムが見えます。

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まずは、竹をノコギリで切って支柱づくりです。

 作業の途中で分からない点はその都度確かめ合いながら、少しでも樹々の生育のことを意識しながら作業をすすめました。

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お昼近くになって、かなり骨組みが出来てきました。

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 作業を終えて足元を見ると、福寿草が昨日のまっ黄色から少し色を落としていました。見ごろは終わりに近づいているようです。何十年間も荒廃した草地ではこのような花を見ることができなかった地で輝く自然の美しさは儚さを感じます。

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 その後、森づくり欠かせない水源を見に行きました。昨年夏の豪雨によって、簡易ハウスの「みちくさ」が流されそうになったのは既報のとおりですが、その後、足尾砂防事務所に浸水報告を行い、土のう配備を行ってもらい、今では大口径の排水管で排水路が整備されつつある現場をみました。工事が終盤に差し掛かっていることを確認し、遅いお昼を食べました。


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 14回目の3月11日を迎えるなか、心配だった大船渡の山火事がやっと鎮圧しました。しかし、日本海側の大雪、太平洋側の乾燥等によって私たちの生活環境は今まで通りにいかないので不安が絶えません。気候危機が叫ばれる中、激甚化する自然災害による被害を極小化するには積極的に向き合っていかなければならず、それは行動に現さなければならなくなっています。その知恵は市民力で行政に訴え、できるところから始めていくことの大切さを実感した筆者でした。


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 本日の作業者は、橋倉さん、済賀さんと筆者でした。(報告者:田城 郁)

2025年3月 9日 (日)

「重い春の雪」に負けず森作業!

  昨夜は、今日(3月9日)の森作業が可能かどうか?気になって寝つきが悪かったが、天気予報が少し外れ、大雪ではなく「小雪」でホッとしました。ダムゲートから見る松木沢はすっきりとした青空で、氷点下の佇まいを見せていました。

Dscn9601_3  今日の森作業は加賀責任者から述べられ、①「みちくさの庭」にある紫陽花エリアのネット補修、②第4回運営委員会報告、③臼沢西植樹地の捕植作業の下見を行う事になりました。Dscn9602

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 「みちくさの庭」に向かう皆さんを、福寿草がにこやかに迎えてくれました。しかし現場に着いてみると、2月からの大雪で、獣害防止用ネット全体がつぶれてしまっていました。

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 雪の重さに唖然としましたが、「一から作り直そう」という結論になり、ネットを外す人、支柱の竹と鉄筋を打ち込む人、芽を着け始まった紫陽花を剪定する人等などを手分けして行いました。

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Dscn9609  午前中は全体の半分を仕上げ、昼食にしました。

 午後は臼沢西へ向かう班と、午前中の続きの班に分かれ作業を行い、次回の作業に繋がる状態にして終了しました。田城さんは、記念ÐⅤÐ編集を目指し、作業の合間に動画の撮影を行っていました。

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Dscn9612  作業詰め所に戻り一息ついて、田城運営委員が運営委員会の報告をしてくれました。森びとは今年、植樹をはじめて20年を迎え、その祈念事業内容が報告されました。皆で創り出していくことを心に秘めながら帰路につきました。

Dscn9616  本日の作業者は、加賀、矢口、濟賀、柳沢、坂口、田城、田口、小柴の皆さんでした。                        報告は、橋倉喜一でした。   

2025年2月25日 (火)

久しぶりの森作業に心わくわく、筋肉痛も久しぶり。

 2月25日、足尾に向かう途中で見た日光連山は雪化粧でした。久しぶりの足尾森作業日です。前回(2/9)は大雪の影響で中止になり、約1か月ぶりに会う森ともに「お疲れ様。久しぶりです。元気でしたか?」とのあいさつでした。寒い日が続きましたが、今日は9:30、気温は2℃と比較的暖かです。雲一つない快晴です。思わず、携帯カメラで動画を映していました。下のほうでは、ピューと鳴き声がしたので見るとシカが出迎えてくれていました。

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Img_0006 今日の責任者大野さんから作業の説明がされ、午前中は、以前の苗床に植えた桜の木の幹ガードを補強と福原さんから伝授されている獣害柵の補強をする事にしました。午後からは、「りんねの杜改良地」の桜が猿か鹿に樹皮を食べられてしまっているので、幹ガードで保護することになりました。

打ち合わせ風景

Img_0009_2獣外柵のスカート部分を運びます。

Img_0010スカート部分を5枚つなぎ合わせます。突起部分を引っ張り上げて繋ぎますが、結構力技です。

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Img_0020巻いてある古い幹ガードを外します。

Img_00123本鉄筋を打ち込み、5枚繋げたスカートを縦に使い木を囲みます。

Img_0037針金で鉄筋と金網を結び付けて出来上がりImg_0019 Img_0050最後にみんなでジャンダルムをバックに記念写真。

Img_0071 桜の木10本、イチョウの木2本の補強を完成させ、11:30頃に終了しました。皆さん、「今日はあったかいなぁ」と口々に言っていました。

 作業小屋に戻ると、先日小柴さんと友人たちがCハウスを取り壊してくれましたが、ビニールが凍り付いて剥がれませんでした。今日は暖かく土が緩んでいるので一部を除いて剝がすことが出来ました。Img_0074 午後からは、「りんねの杜土地改良地」の桜の樹皮が食べられて幹が裸状態になっているので、幹ガードで守っていきます。桜の木は美味しいのか、ほかの木よりも被害が多くなっています。

Img_0079こちらも鉄筋を2本打ち込み、幹ガードを針金で止めて出来上がりです。

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 56本の木に幹ガードを取り付けました。終了後、来年度(4月)からの「エコ散歩IN足尾」を中心とした森びとプロジェクトの取り組みの大まかな内容が大野運営委員から提案され、意見交換をした後に解散となりました。

本日の作業者は、大野さん、松村宗さん、本間さん、山本さん、橋倉さん、田村さん、柳澤さん、坂口さん、林子さん、田城さん、筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)

2025年1月27日 (月)

厳冬期の森作業が順調に進む

Dsc00424  本日(1月27日)の足尾・松木沢の天気は晴れ、気温は0℃(9時)で風はありません。しかし、地面を見ると、土の一部は凍っていて靴の下から冷気が伝わります。

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Dsc00430_2   福原さんが自宅から砂利を車のトランク一杯に運んでくれましたので、打合せ前に森びと広場のトイレ周囲の低地に砂利を敷きました。これで、雨上がりに靴を濡れることなく安心して歩くことが出来ます。冷えた体と心を温めることが出来ました。福原さんありがとうございました。

Dsc00421  薪ストーブで暖まった作業小屋の中での打合せは、私が作業内容を話しました。ひとつは、福原さん指導による果樹園のブドウの枝の選定、2つ目は森びと広場のトイレ前の低地対策です。

   ブドウ枝の選定は福原さんの体験を基に教えて頂きました。ブドウの苗木ごとにその枝の生長に沿って横に枝を広げていきました。切り落とした枝は、そのままではブドウの木が病気になるので焼却するように教えてもらいました。12時までにブドウの枝の選定を全て終えることができました。

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Dscn3518_3  午後の作業は、みちくさの建物の前に積んである昨年の大雨対策で作った砂の入った土嚢袋をみちくさ横に並べて雨対策を強めました。残りの土嚢袋を軽トラックに積みトイレ前の低地に敷きました。まだ低い箇所がありましたので、みちくさの横にある砂利を軽トラに積み更に敷きました。

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  残った作業時間では、作業小屋の後ろの幼木の幹ガードをスチール製のものに付け替えました。

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  その後は、低地に溜まる雨水をコンクリートの排水のつなぎ目にクサビで溝を作りました。  Dsc00432

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   厳冬期の中の森作業でしたが、やれることをやり切った充実感に満ちた一日でした。福原さんありがとうございました。

 本日の作業者は、福原さん、橋倉さんと筆者でした。

(報告者:済賀正文)

2024年12月17日 (火)

寒さに負けず、森作業が順調に進みました!

 本日(12月17日)の足尾・松木の気温は3℃(8時40分)でした。晴天で風もありません。しかし、寒いので私は背中をまるめて歩いています。靴下は厚手の物です。全員が揃いましたので9時30分に森作業の打合せを行ないました。

11月にJREU大宮OB会の皆さんが、森作業と森の観察に来られて「自分たちに出来ることとして足尾の森作業に参加します」と言ってくれた田口さんが初参加です。

Dscn3399 作業責任者・済賀より、作業ひとつめは「みちくさ」の大雨対策の桝の設置の完成と玄関のひさしの柱の補修です。二点目は、昨日、足尾の住民の方から頂いた伐採したクリの木を薪にすることを提案し、作業にとりかかりました。

 軒下の補強は、柱の下に腐食が見えますので車のジャッキアップの機材で柱を持ち上げ、柱の周りの石や砂利を敷き、腐食した部分を切断し、新しいコンクリの台に固定しました。慣れない作業で、みんなで知恵を出しながら無事に昼前に柱の補強は終えました。

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Dscn3415 午後の早い段階で、排水桝の設置も終了しました。
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 薪割りに初挑戦の田口さんは、斧で力強く綺麗に薪を割っていました。綺麗に薪が割れて薪を見て、田口さんは”ニコニコ顔”でした。

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Dscn3400 薪割の体験がある深津さんも軽々と斧を使い、栗の木割りを楽しんでいるようでした。早めに作業が終りましたので、コンテナ脇の二本の幼木の獣害ネットが傷んでいましたので、スチール製のネットに交換しました。この方法は、福原さんが考案しましたので「福原方式」の獣害ネット補強と皆さんが呼んでいました。見た目も美しく、獣害に負けないで幼木が大きく生長出来る獣害ネットです。福原さんありがとうございました。

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Dscn3421 本日は、予定した以上の森作業が無事に終わりました。寒いと気持ちが重くなりますが、今日は田口さんのヤル気で心が温かくなりました。寒い中での森作業にご協力ありがとうございました。

 本日の森作業者は、橋倉さん、加賀さん、田口さん、深津さんと筆者でした。

(報告者:済賀正文) 

2024年11月 8日 (金)

森びとシニアの仕事納め

 足尾町の朝6時の気温は2℃、フロントガラスは凍りつきました。森の手入れをする松木沢は快晴、8時頃の気温は4℃、早速、部屋を暖めて打合せ。今日(11/8)は、今年最後のシニア1期の森の手入れ日なので運営委員会副代表・清水さんと大野さんが激励に来てくれました。B 作業内容と担当は事前にラインで提案していましたので、冷えた身体が温まったところで作業開始。トラックに積んできたシダレザクラとリンゴを荷台から降ろし、2グループに分かれて植えました。シダレザクラは「みちくさ」の窓から見える所に、リンゴは「果樹園」内の陽の当たる場所に植えました。99

2 3 清水さんと大野さんは「みちくさ」の側溝で怪我をしないようにスチール製の網を張っていました。

P 9 Photo 昼食後は、柳澤さんのつる植物講義。本日植えたツタウルシとボタンヅル、チョウセンゴミシ等に関するツルとツタの違いを学びました。6 その後は、「民集の杜・東」内のカエデエリアに向かい、紅葉と苔の絶妙な美しさのバランスを確かめました。例年だと今日(11/9)頃が一番の見頃なのですが、今年の紅葉と苔の美しいバランスはいまいちでした。春一番に咲くレンギョウの花が咲いていましたので、人間活動が原因の異常気象に草木が適応できないようです。Photo_2

7 小屋に戻ってからは半年間のシニア1期の森の手入れを振り返り、森づくり20年を迎える来年の森の手入れを話し合いました。15時、「森びと広場」は陰って冷えてきましたので、今年最後の森の手入れを終了しました。

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 本日の森作業は、鎌田、松村(宗)、橋倉、柳澤、済賀、福原、清水、大野、そして筆者・髙橋でした。シニア1期の皆さん、半年間の森の手入れお疲れ様でした。

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