カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2089件の記事

2025年1月27日 (月)

厳冬期の森作業が順調に進む

Dsc00424  本日(1月27日)の足尾・松木沢の天気は晴れ、気温は0℃(9時)で風はありません。しかし、地面を見ると、土の一部は凍っていて靴の下から冷気が伝わります。

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Dsc00430_2   福原さんが自宅から砂利を車のトランク一杯に運んでくれましたので、打合せ前に森びと広場のトイレ周囲の低地に砂利を敷きました。これで、雨上がりに靴を濡れることなく安心して歩くことが出来ます。冷えた体と心を温めることが出来ました。福原さんありがとうございました。

Dsc00421  薪ストーブで暖まった作業小屋の中での打合せは、私が作業内容を話しました。ひとつは、福原さん指導による果樹園のブドウの枝の選定、2つ目は森びと広場のトイレ前の低地対策です。

   ブドウ枝の選定は福原さんの体験を基に教えて頂きました。ブドウの苗木ごとにその枝の生長に沿って横に枝を広げていきました。切り落とした枝は、そのままではブドウの木が病気になるので焼却するように教えてもらいました。12時までにブドウの枝の選定を全て終えることができました。

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Dscn3518_3  午後の作業は、みちくさの建物の前に積んである昨年の大雨対策で作った砂の入った土嚢袋をみちくさ横に並べて雨対策を強めました。残りの土嚢袋を軽トラックに積みトイレ前の低地に敷きました。まだ低い箇所がありましたので、みちくさの横にある砂利を軽トラに積み更に敷きました。

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  残った作業時間では、作業小屋の後ろの幼木の幹ガードをスチール製のものに付け替えました。

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  その後は、低地に溜まる雨水をコンクリートの排水のつなぎ目にクサビで溝を作りました。  Dsc00432

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   厳冬期の中の森作業でしたが、やれることをやり切った充実感に満ちた一日でした。福原さんありがとうございました。

 本日の作業者は、福原さん、橋倉さんと筆者でした。

(報告者:済賀正文)

2024年12月17日 (火)

寒さに負けず、森作業が順調に進みました!

 本日(12月17日)の足尾・松木の気温は3℃(8時40分)でした。晴天で風もありません。しかし、寒いので私は背中をまるめて歩いています。靴下は厚手の物です。全員が揃いましたので9時30分に森作業の打合せを行ないました。

11月にJREU大宮OB会の皆さんが、森作業と森の観察に来られて「自分たちに出来ることとして足尾の森作業に参加します」と言ってくれた田口さんが初参加です。

Dscn3399 作業責任者・済賀より、作業ひとつめは「みちくさ」の大雨対策の桝の設置の完成と玄関のひさしの柱の補修です。二点目は、昨日、足尾の住民の方から頂いた伐採したクリの木を薪にすることを提案し、作業にとりかかりました。

 軒下の補強は、柱の下に腐食が見えますので車のジャッキアップの機材で柱を持ち上げ、柱の周りの石や砂利を敷き、腐食した部分を切断し、新しいコンクリの台に固定しました。慣れない作業で、みんなで知恵を出しながら無事に昼前に柱の補強は終えました。

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Dscn3415 午後の早い段階で、排水桝の設置も終了しました。
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 薪割りに初挑戦の田口さんは、斧で力強く綺麗に薪を割っていました。綺麗に薪が割れて薪を見て、田口さんは”ニコニコ顔”でした。

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Dscn3400 薪割の体験がある深津さんも軽々と斧を使い、栗の木割りを楽しんでいるようでした。早めに作業が終りましたので、コンテナ脇の二本の幼木の獣害ネットが傷んでいましたので、スチール製のネットに交換しました。この方法は、福原さんが考案しましたので「福原方式」の獣害ネット補強と皆さんが呼んでいました。見た目も美しく、獣害に負けないで幼木が大きく生長出来る獣害ネットです。福原さんありがとうございました。

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Dscn3421 本日は、予定した以上の森作業が無事に終わりました。寒いと気持ちが重くなりますが、今日は田口さんのヤル気で心が温かくなりました。寒い中での森作業にご協力ありがとうございました。

 本日の森作業者は、橋倉さん、加賀さん、田口さん、深津さんと筆者でした。

(報告者:済賀正文) 

2024年11月 8日 (金)

森びとシニアの仕事納め

 足尾町の朝6時の気温は2℃、フロントガラスは凍りつきました。森の手入れをする松木沢は快晴、8時頃の気温は4℃、早速、部屋を暖めて打合せ。今日(11/8)は、今年最後のシニア1期の森の手入れ日なので運営委員会副代表・清水さんと大野さんが激励に来てくれました。B 作業内容と担当は事前にラインで提案していましたので、冷えた身体が温まったところで作業開始。トラックに積んできたシダレザクラとリンゴを荷台から降ろし、2グループに分かれて植えました。シダレザクラは「みちくさ」の窓から見える所に、リンゴは「果樹園」内の陽の当たる場所に植えました。99

2 3 清水さんと大野さんは「みちくさ」の側溝で怪我をしないようにスチール製の網を張っていました。

P 9 Photo 昼食後は、柳澤さんのつる植物講義。本日植えたツタウルシとボタンヅル、チョウセンゴミシ等に関するツルとツタの違いを学びました。6 その後は、「民集の杜・東」内のカエデエリアに向かい、紅葉と苔の絶妙な美しさのバランスを確かめました。例年だと今日(11/9)頃が一番の見頃なのですが、今年の紅葉と苔の美しいバランスはいまいちでした。春一番に咲くレンギョウの花が咲いていましたので、人間活動が原因の異常気象に草木が適応できないようです。Photo_2

7 小屋に戻ってからは半年間のシニア1期の森の手入れを振り返り、森づくり20年を迎える来年の森の手入れを話し合いました。15時、「森びと広場」は陰って冷えてきましたので、今年最後の森の手入れを終了しました。

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 本日の森作業は、鎌田、松村(宗)、橋倉、柳澤、済賀、福原、清水、大野、そして筆者・髙橋でした。シニア1期の皆さん、半年間の森の手入れお疲れ様でした。

2024年10月26日 (土)

天空の仲間に届け!残された私たちの思いを!

  今日( 10月25日)、今は亡き小井土スタッフの奥さんと友人が足尾・松木沢を訪ねてくました。森づくりをしてきた小井土さんと言えば、私たちには”頑固一徹”なイメージが真っ先に浮かびみます。「ハリギリ」という木は幹をまっすぐに伸ばし、鋭いトゲを幹や枝に持つ。老木になるとそのトゲは消え、樹皮には縦に深い割れ目ができます。我々にとっては小井土さんにぴったりの「木」だと誰もが言っていました。

Dscn3192 そんな小井土さんと奥様は「雲集亭」(うんしゅうてい)の名付け親です。今は荷物置き場になっていますが、以前は多くの植林ボランティアが集い、学び、食べ、語り合ってきました。まさに雲が湧くように足尾の森づくりに人が集まり、雨を降らした所になっています。

 記念に植えたハリギリに明記した小井土さんの名字は正しくは看板の様な「土」の字の右上に「、」がついています。松村(宗)さんのアドバイスで気が付きました。そんなことを気づかなかった自分は恥ずかしくなりました。 

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 私たちは、その看板を立てる前にハリギリのネット内の草をきれいにしてあげました。

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 予定より少し遅れて二人は「みちくさ」に到着。直ぐに昼食を済ませましたが、私たちが用意した手作りの「けんちん蕎麦」は好評でした。デザートを食べながらの和気あいあいの話では、足尾に来た奥さんの気持ちを伺うことができました。奥さんは、「夫の足跡をたどりながら、一緒に通った16年間の足尾の森を見たくなっことを友人の山口さんに話し、彼女も一緒に行きたい!と言ってくれたので二人で来ました」と、話してくれました。
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 昼食後、奥さんと私たちはそんな二人の気持ちを宿したハリギリの看板を立てました。

Dscn3186 立てた後の記念撮影の時のみなさん顔はとても和んでいるようでした。天空の森の小井土さんもさぞかし喜んでいると思いました。

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 民集の杜(東)散策中、珍しい植物を見つけました。「冬の花ワラビ」と呼ばれるもので、松村(宗)さんも大喜びでした。

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 「しばらくぶりに足尾に来て、夫と一緒に森づくりをしたことを懐かしく思い出しました。その後、19年が経ち、樹々の生長は素晴らしく育って森になっている様子を見て、主人も私も素晴らしい人生が送れた」と話してくれた小井土さん。山口さんからは、「色々なお話しと大自然の中にいることができ、貴重な体験をさせていただきました。また是非来させて頂きます」と、感想を述べてくれました。小井土さん、山口さん、私たちの歓びと励みは皆さんが足尾・松木沢においでいただき、育った森を見て頂くことが一番です。紅葉の本番はこれからですので、人が壊した自然界の一角を人が手入れをすると「松木郷」になることを見てください。今日の案内は、松村(宗)、大野、橋倉(筆者)の3人でした。

2024年10月22日 (火)

森づくりの師匠を迎えての森作業

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 本日(10月22日)の足尾・松木は、11℃(8時30分)で大変寒い朝でした。鎌田さんに薪ストーブに火を入れて頂き、作業小屋は寒さ知らずでした。

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 房総半島の先端から森づくり師匠の相川さんと武田さんが松木の杜の観察に見えました。森づくりを始めた頃、斜面地での植樹に欠かせない階段造りのアドバイスをくれた相川さん。その階段は今でも安心して利用しています。森(杜)の案内は清水副代表が行いました。相川さんは「臼沢に森」について「植樹した苗木が森になりびっくりした!」と述べていました。森びとインストラクターの武田さんは「身体の治療が終わったならばまた来たい」と、森から元気を頂いたようです。

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Img_2329 今日の森作業の「松木びと」が全員集合する前、柳澤さんがモミガラをトラックで運んでくれましたので荷下ろしをやりました。

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 続いて到着したのは、矢口さん。軽トラックの荷台いっぱいにヒガンバナを積んできました。植物大好きの矢口さんの気持ちを大事にしたいと思いました。ありがとうございます。

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 また、本間さんは折れてしまった大ハンマーの柄を新しい物に取り付け、怪我や事故ないような道具にして持参してくれました。ありがとうございます。

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 今日の森作業は、「みちくさの庭」のガクアジサイとアジサイを「こころの園」に移植します。ガクアジサイに白いテープで目印が付けてありましたので、スコップで根を切らないように慎重に掘り出しました。午前中にガクアジサイ(21本)を移植することが出来ました。

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 昼食後は、午前中に掘り出したアジサイ(20本)を、一昨日に掘った「こころの園」の穴に黒土を混ぜて移植をしました。年内には移植を終わらせ、来年の森づくり20年を迎えようと思います。

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 矢口さんから提供された「ヒガンバナ」は、「森びと広場」へ下りてくる右側の「こころの園」に移植しました。来年秋には満開の「ヒガンバナ」が訪問者や私たちの心を和ましてくれるようです。

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Dsc00383 遠方より森の観察に来てくれました相川さん、武田さんありがとうございました。二人の笑顔を見られて、私たち「松木びと」も森の手入れの持続性の大切さを感じ取れました。森作業は、鎌田さん、本間さん、柳澤さん、矢口さん、山内さん、大野さん、清水さん、加賀さんと筆者でした。(報告者:済賀 正文)

 

2024年10月19日 (土)

森づくり支援者への感謝を忘れず、母なる森の手入れを継続!

20241019_4 身体を動かすと蒸し暑かった曇天の足尾・松木沢。今日は“山と心に木を植える”活動を20年つくりだしてきた運営委員の小黒さんと3カ月振りに会い、互いに蓄えてきた活動を振り返ることができた。 

20241019「みちくさ」では「舎人」見習いの運営委員・田城さんと森びとスタッフ・済賀さんも同席し、振り返ることは森びとの次世代が新たな20年へ向かうためだとして、まずは、手入れをしている森と森びと組織が存在している現実は多くの方々からの支援の賜物を個別的に振り返った。20241019_2 今月5日に実施した「エコ散歩in東京」に参加してくれたAさんは、森づくり活動開始から飲み物を提供してくれた方の奥様。Aさんは、「宮脇先生の考え方を学びたい」と散歩に応募してくれたと言う。また、今月末には森づくりスタッフだった故・小井土さんの奥様が足尾の森を散歩する。このような方々への感謝の気持ちはどのように伝えていくのか、恩返しともいえる今後の森づくり活動へどのように反映していくのか等を話し合った。20241019_3

 午前中は4人でミーティングを行い、午後は、済賀さんと筆者は「みちくさ庭」の草刈りを行った。年内に移植するアジサイの株を運び出すルートを整えることができた。ガクアジサイの仲間にも印を付け、移植の準備は整えられた。202410192

202410193 本日の作業は済賀、髙橋。(報告・髙橋)

2024年8月28日 (水)

土のう袋に命の重さを感じ、台風への備えに汗を流しました。

 8月27日(火)、足尾の天気は曇り、8時50分の気温は24℃と涼しさを感じます。先週土曜日の午後に松木郷は豪雨に見舞われ、「遊働楽舎 みちくさ」と森びと広場に泥水が流れ込みました。西側の沢(砂防ダム)から道路の下を通り松木川に水を流すパイプが泥で詰まり濁流となって道路を下ってきたようです。道路にはその跡が残っていました。

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 昨日、沢(砂防ダム)を管理する国交省足尾砂防事務所に橋倉さんと済賀さんが豪雨被害の状況を報告に伺い、復旧のお願いをしました。みちくさオープンの準備を終え、打ち合わせ前に橋倉さんにその時の状況を聞きながら水源の沢を確認に向かいました。

 大きく崩れているのかなと想像していましたが道路が復旧し、下側のパイプから勢いよく水が流れ、沢の側から見ると用水パイプが右肩上がりに並び、増水しても対応できるように整備されていました。

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Dsc02688   台風10号の接近もあり、事前に加賀さんとみちくさの土台を濁流で削られないように土嚢で守ろうと打ち合わせをして準備をしてきたので、足尾砂防事務所の迅速な対応に驚きと同時に嬉しさがこみ上げてきました。沢でたむろしていた小鹿たちも喜んでいるようです。みちくさに戻り、橋倉さんから足尾砂防事務所所長にお礼を伝えさせていただきました。

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 その後、コーヒーを飲みながら打ち合わせを行い、大水が出た際の対策が具体化されるまでの間、出入口のある北側に土嚢を置き、泥水が床下の土台を流さないようにすることにしました。

 軽トラで沢に向かい、大雨で沢の道路わきに堆積した土砂を土のう袋に入れました。バケツを利用してバケツ一杯分の土砂を入れることにし、持ち上げるとずっしりと重く、軽トラに積むのも一苦労です。 汗が吹き出し水分を取りながら作業を行いました。まずは20袋つくり、みちくさの入り口前に運びました。

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Dsc02716   橋倉さんは入り口前に堆積した土を除去し、道路に流れてきた小石をまいてぬかるみにならないように整地しました。

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Dsc02729   3人で軽トラから土のうを運び玄関前に並べると北壁の半分ほどなので、あと20袋つくることにしました。沢に戻り土のう袋に土砂を入れますが、スコップが入らず、まんのう鍬で土をほぐしながらスコップで土砂をすくいました。腰も痛くなり、大汗をかきながら、なんとか残り20袋をつくり終えました。

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 みちくさの床下に大水が入り込まないように壁にしっかりと密着させて置き、西側の端から溝を掘り水の逃げ道を作りました。アッという間に12時になり昼食休憩をとりました。

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 午後は、大雨が降ると斜面上部から落石が発生し獣害柵が破られる「民集の杜北」の点検を行いました。獣害柵の外側を歩きながら点検すると柵の上部がところどころ折り曲げられ、足元の岩がひっくり返された跡があることからクマが出入りしていることがわかりました。春は桜の実、夏は桑の実やアリの卵、秋はクリやどんぐりの実など1年を通してオープンする「森のレストラン」のようです。

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 笛を鳴らしながら点検し、北側を歩くと落石が柵に当たり折れ曲がっている場所が数か所見受けられましたが、壊れているところはなく、曲がった柵を手で伸ばして仮修繕しました。

Dsc02864   北側の空を見るとジャンダルムから臼沢上空が黒い雲に覆われ、点検で歩いているうちにポツンぽつんと雨が降り出しました。本降りになる前にみちくさに戻り、室内の点検と戸締りをして帰路につきました。

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 本日の森作業参加者は、加賀さん、橋倉さん、清水でした。(報告:清水 卓)

 

2024年5月20日 (月)

松木郷の「森は嘘をつかない」

 今日は、JR労働運動研究会の皆様が足尾・松木郷の森を訪れ、その記念に植樹をしてくれました。団体の皆様は毎年森びとの団体会員として加入して頂いており、”山と心に木を植える”森づくり運動にご理解・ご協力を頂いております。

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 大粒の雨が降っている中、ご一行は10時半頃に遊動学舎「みちくさ」に到着。森びと副代表・清水より皆様へ歓迎のあいさつをさせいただきました。雨が小降りになってきところでご、一行は民集の杜(北、東)の観察に向かいました。

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2005年から植えてきた木々が大きく生長している森(杜)を観た皆さんからは、「大変な苦労で森がつられた」、「もっと評価があって良いのでは」、「自然環境問題にしっかり向き合っていくことの大切さが分かった」、「継続して取り組んできて良かった」などの感想をいただきました。Dscn0935

森の観察後には、170cm程のイチョウの木を記念樹として植え、次世代のいのちと生活を支える大木になってほしいことを願いました。

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その後、少しの時間ですが意見交換をしました。その中では、人間社会と自然環境が厳しい状況にあって、20年間で育て上げている森は私たちにとって自信が持てる森になっている。これからも出会いを大切にして、森づくりと人間の関係づくりを継続していくために心をひとつにしていくことができたように感じます。山と心に木を植えて人は育ち、森に恩返しをする人には森が加勢するという、「森は嘘をつかない」ということが実感した一日でした。

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JR労研の皆様は、松木郷の森を歩き、樹々を観て、森の息吹を体感して、そこで感じたことを次世代を生きる方々に伝えることの大切さを感じて帰ったのではないでしょうか。皆さん、足尾の松木郷の森を観察していただきありがとうございました。

本日のサポートは、橋倉、清水、済賀、髙橋、そして大野でした。

<報告者 大野昭彦>

2023年12月 7日 (木)

冬の晴れ間に感謝し、みんなで苗木の越冬作業を行う。

 今日12月7日の気温は16℃、快晴の一日となりました。久しぶりの暖かい日でした。

 応援隊6名は12月初めての集中作業日。10時に原町区雫育苗場に集合し、ホットコーヒーを飲みながら作業の打ち合わせを行ないました。今日の作業は、苗木の越冬対策として、防風ネットを単管パイプで組んだ囲いの側面と屋根部分に張る作業とポット苗木の草取りでした。みんなで協力をして防風ネット約50メートルを張り、パイプに結束バンドで止めました。

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 作業終了後、植樹会場の苗木の成長を見てまわり、各自が感じたことやこの1年間の育苗活動、気候の変化など出し合いました。今日は渡部顧問から参加スタッフに会津身しらず柿をはじめ、ゆず、かりん、キュウリ・ナスの塩漬けなど、一足早いクリスマスプレゼントがありました。

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 今日の作業に参加していて頂きありがとうございました。次回は12月16日(土)10時から森作業を行い、11時30分から渡部顧問宅でささやかに年末慰労会を開催致します。本日の参加者は、渡部顧問、松林代表、山田事務局、道中内スタッフ、東城スタッフ、岩橋でした。(報告:事務局 岩橋孝)

 

 

 

 

 

 

2023年12月 6日 (水)

温暖化で起こる自然の脅威で人間は生きていけるのか

11月26日に千葉県ファンクラブは和田浦町コミュニティセンターにて、「お茶会」を開催しました。当日は時折風雨があり肌寒い日でしたが、11名の方々が出席してくれました。Photo_2

世界各地で干ばつ・山火事などの私たちが経験したことのない大雨や災害級の猛暑が続き、国連のグテーレス事務総長も、地球は温暖化時代でなく「沸騰化時代」に入っていると発言している。このままでは、すべての人類は「青く美しい地球に住めなくなるのではないかと」感じている。日本近海の海水温が異常に高いので、台風が発生しやすくなっている旨の警告を世界へ発しています。Photo_3

 意見交換では、千葉県の9月では、線状降水帯発生によってま今までに経験したことのない豪雨に見舞われました。参加者からは、「和田浦に50年住んでいるが、このような大雨を経験したことがなく驚いた」、「大雨で、自宅の庭まで水が入り驚いた。」、「雨がひどくならないうちに、高齢者の家に行き避難させようと話している間に雨が強くなり驚いた。近所に高齢者がいるときは早めに避難させる」、「避難所まで行くのも大変」等の意見が出されました。今回の大雨で、水の威力・自然の脅威がとても恐ろしいと実感し、いかに人間は無力なものと感じた。山が荒れていると感じているが、具体的に何をやればいいか見当がつかないし、川の水路はどこでもコンクリートで造られ、道路も舗装されていて、砂利道や土の道はほとんどない。ひとたび豪雨が降ると道路は川のようなる。大人の課題は、若い人たちにどうやっていまの地球温暖化や異常気象の現象を伝えていくことである。Photo_4

 温室効果ガス(CO2)をいかに減らしていくか、政府は一刻も早く削減する方向を示し、化石燃料から再生可能エネルギー(風力・水力・太陽光・地熱)に切り替えていく緊急に実行する姿勢が問われている。子供たちに明るい未来を届けるために、国民一人一人が真剣に何ができるか考え、この地でもできることからやっていくしかないと考えている。政府の姿勢と政策が私たちの生活とどのように関連するかを見極め、私たちの声やヤル気を示していかなければならない。行政にいう事は言い、私たちがやるべきことはやっていかなければならない。と言う旨のことが参加者の心に伝わったように思いました。Photo_5

千葉県ファンクラブ 武田芳明・相川好夫

 

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