みちのくの森づくりがスタート!10年間育てた森の財産を未来へ
今日(28日)、午後の足尾松木沢の気温は25度、快晴でしたが青空がすっきりしない一日でした。今日は、中倉山のブナを衰退させない土留め柵造りの二回目の準備をしました。福原さん、仁平さんが必需品をまとめてくれました。その後は、松木村跡地にもオオムラサキを舞わせたいと願って、エノキとクヌギそして周りには柑橘系の樹木を植える場所の防草シート剥がしを行いました。
この場所には、来月19日の植樹祭に参加する予定の栃木県那須町の拓陽高校生と先生が持参するエノキを植えことになります。10年ぶりに防草シートの下から地面が顔を出しました。
昨日は、みちのく事務所の「2018年森びらき」が開催され、森づくりがスタートしました。本格的に植林し始めて10年目の森びらきでしたので、アドバイザーでもあり岩手日報社社長の東根千万億さんから講演をしていただきました。
東根さんからは、自然環境が極めて悪い地で生長する木々をみていると、木々と向き合ってきたみちのく事務所スタッフたちの努力が宿っていることが分かる。土壌づくりから苗作り、そして下草刈りなどすべてが森からいただいた大切な財産。この魅力的な説得力のある財産を社会へ発信していく時はこれからだ、と10年後の展望が提案されました。本格植林10年を記念する植樹祭は6月23日に八幡平市で開催されるが、木を植えた後はこの未来の財産である森を見学することになっています。
みちのく事務所のスタッフの皆さん、10年間支えてくれた皆さん、お疲れ様でした。(報告 高橋佳夫)
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