青空と「ピィー、ピィー」に心が和む春の森作業
本日の足尾、朝9時30分、気温は7度晴天なり、風もなく森作業日和でした。
参加者は、9時20分に全員が作業小屋に集合し、責任者清水さんから、4月から始める「松木尾郷の森」の案内のために民集の杜の散歩路の整備と枝払いを行うと提案、打ち合わせを行いました。
直ちに、それぞれが必要な道具を持って民集の杜(北)に向かいました。入り口に着くと、葉がついている夏は凄く涼しく感じる「緑のトンネル」。しかし、この時期は木の葉が枝から落ちているため奥の奥まではっきり見えるのに驚きました。
通路までのびている枝払いやクマが地中のアリを探した後と思われるが、通路に転がっている岩を戻し歩き易く整備しました。
途中、北海道の旭川MS会(マザー&シスター)の看板がある近くに、パイオニアとしての役割をはたし、新たな木を育てるために土にかえるヤシャブシ。また、樹皮が動物に食べられた所を自ら修復しようとしている植物の素晴らしさを見ることが出来ました。森は、すべての生物の生存に欠かせない母体であり、役割を持っていることに感動です。改めて、人間は森に生かされていることを感じました。
森の奥へ進むと、植樹をしていないところに、ヤシャブシの大木と並んで1メートルから3メートル程のサクラの木が何本も生えていました。それを残して通路の整備を行ないました。そして森の中で、厳しい冬の寒さに耐えひっそりと黄色い花を咲かせるマンサクに疲れを癒され春を感じました。
その後は、2016年に関東鉄道学園第2回運転二科の有志がモミジやカツラ、ナナカマドなどを植樹してくれた「糺の森」に行き育樹と整備活動を行いました。
13時を過ぎての昼食になりました。その後は、取水口の状況を現地まで行き確認し、4月のスケジュ―ルなどを確認しました。次回3月25日の森作業(アジサイの移植、ごみ処理など)の算段をつけて、本日の森作業を15時30分に終了しました。
まもなく新緑を迎え、シカ、サル、クマやアナグマなどの動物たち、サクラの花、鳥のさえずりなど豊かな生態系が織りなす「松木郷の森」を多くの皆さまに見てもらいたいと思い手入れ、準備していきます。
本日の森作業は、清水、橋倉、柳澤、坂口、そして筆者大野でした。
<報告者 大野昭彦>
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