半月峠から山みちを足尾まで!
今日17日は秋の感謝デーで、いにしえの「県道250号中宮祠足尾線」を探索しました。
この道は、今からおよそ100年前に足尾と日光を結ぶ主要な道として敷かれ、細尾峠を通る道ができるまでは茶屋が数件あるほどの往来があったのだとか。今回はこの道を半月峠から下り、足尾の新たな魅力を探索しようというのが狙いです。
参加者は、足尾の山々を知り尽くし、今回ガイド役を引き受けてくださった荒川さん、そのご友人のXai herさん、みちくさで知り合った高橋さんと、宇都宮市役所から初参加の木村さんと森びと9名をあわせた全13名となりました。
一行は8時半、足尾の赤倉に集合後、仁平さん、柳澤さん、国分さんの各車両に分乗し、半月峠の駐車場に向かいました。
秋晴れとは言え、出発地点の標高は1595メートル。風に吹かれると手がかじかむほどの寒さでした。
最初に向かったのは半月峠。半月山の裾を越えるのですが、からだが馴染む前の急坂はこたえます。ガイドの荒川さんのペースが早いこと。今日はくだるだけだと聞いてきたのですが・・・と今回カメラを担当してくださった橋本さんがポツリ。そんな出だしも、半月峠からの素晴らしい眺望で、すっかり気分は上々となりました。
半月峠からはいよいよ足尾に向かう道に入りました。人跡もまばらな笹道をゆっくりと進みます。眺望の良い気持ち良い尾根道を下っていくと、石組や巨石、岩を抱くブナの木など、所々に見所が転がっていました。
峠から1時間半ほど歩くと突然林道がでてきて、赤倉山への分かれ道が出てきます(この山を通るコースも面白そう・・・)。ぽかぱかのお日様の下、林道の脇で昼食を取ったのち、少し迷いながらも九十九折の道から深沢へくだりました。
深沢に降りてからは沢沿いの道を進みます。沢の最上流付近は足尾の他の場所に比べてまだ植生が豊かで、亜硫酸ガスの影響が若干少ない場所だったようです。歩きづらいヤブや枯れ木を取り除きながらの道普請をしながら進みます。
草刈りしています
美しい紅葉に囲まれた渓谷のみちを進むと、大きなカツラの木が待っていました。この辺り、古くは神社があり、茶屋もあったのだとか。
紅葉が美しい!
もう一枚!このあたり、他にもカツラの木がたくさんありました。
神社跡から先は道が比較的整備されていました。どなたか街の有志のかたが整備されているのかもしれませんね。
5時間超の長歩きでしたが、いろいろな変化があって個人的には飽きることのない楽しい道でした。少し整備が必要なところや、危険なところもあるので、一般の人にお勧めするにはコースはもう少し検討が必要かもしれません。
参加されたみなさんの感想や意見などをまとめて、来年あたりからもっとこの道を知ってもらえるよう案内できるようにしていきたい!という高橋副理事長からの締めの言葉で解散となりました。参加されたみなさん、本当にお疲れ様でした。初参加のみなさん、ありがとうございました!
参加者:荒川、Xai her、高橋(裕)、木村、小柴、橋本、鎌田、松村、小川、清水、小黒(久)、高橋(佳)(敬称略)
報告:小黒
YouTubeから来ましたバッシーです。
さっそく読ませていただきました。
いろいろと人工物が残っていて道としても楽しめそうな場所ですね。
とても参考になりました。
私の趣味は車両通行不能の現役の国道や県道なので、その関係からこの道に辿り着いたのですが、カメラもやるので綺麗な風景なども大好きです。
湯ノ湖にはよく写真を撮りに行きます。
もしこの道を歩き抜くことが出来たら記事や動画にして、広く皆様に知ってもらうお手伝いをしたいと思います。
投稿: バッシー | 2020年6月17日 (水) 08:13
バッシーさんこんにちは
コメントありがとうございます!!!
ところどころ石組みなどがあったり、気持ちの良い風景が見られる場所があったりしておすすめかと思います。ゆっくり歩くともっといろいろ見つけられそうでした。
もし歩かれるようでしたら、記録や動画、バッシーさんの素敵なページで見られたら嬉しいです。その際はどうぞ気を付けて行ってきてください!
投稿: 事務局 小黒 | 2020年6月19日 (金) 08:56