カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2094件の記事

2018年9月22日 (土)

温暖化にブレーキをかける運動は地球人の新しいコミュニティーづくり?!

P1010175   “地球温暖化にブレーキ”をかけていく「地球人の恩送り事業」のスピードをあげていくために心をひとつにしていくのは難儀だ。けれども“地球人”の使命として地球人の新しいコミュニティーづくりとして“心をひとつ”にしていきたい。運動の壁は高く厚いが、地球人の新しいコミュニティーを描き、その実現のために“何をなすべきか”を探り続けたい。

Photo  新聞報道(毎日新聞)によると、ソニーは太陽光や風力と言った再生可能エネルギーで事業活動の全電力を「2040年度までに実現する計画」を発表した。その他に、イオン、富士通、城南信用金庫(東京)は50年までに達成する目標を定めた。再生エネで全電力を賄うことを目指す国際的な企業連合「RE100」はすでに活動を展開している。

Photo_2  国際的には、「非国家」組織(「パリ協定」の推進を議論する国際会議「グローバル気候行動サミット」)が14日、米カリフォルニア州で会議を始めた。会議には100カ国5千人程が参加した。温暖化にブレーキをかける「非国家」組織が動いている。日本からもこの会議に参加しているが、会議への参加数は少なく、温暖化対策の遅れや鈍さは否定できないといわれている。

Photo_3  温暖化対策には費用がかかる。政府や行政は税金との関連があり、企業も収益の一部を対策経費に回さなければならない、それは従業員の賃金との関連もでてくる。政府は歳入減となれば、それは増税に頼るのかとなり、とにかく政治の問題になる。

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P9161447  税金の使われ方は納税者、有権者、市民の考え方とその運動にかかわり、企業収益の使われ方は労働組合の運動にかかわる。その上、二酸化炭素排出削減を市民が暮らしの中ですすめていくためには、現在の生活を見直すことが前提となり、そこには面倒なことや我慢することが伴う。”地球人の新しいコミュニティー”づくりは、「生物社会の一員にすぎない私たち」という冷厳な事実から出発していきたい。(理事 髙橋佳夫)

2018年9月20日 (木)

世界人類がこころをひとつにして“地球温暖化にブレーキ”をかける運動を!

 喧騒な都会に戻り、一週間分の新聞を読んだ。気になっていることは色々あるが、特に、台風22号とハリケーン「フローレンス」の記事はインターネットでもその様子を調べてみた。

2018 フローレンスの目(インターネットより)

 どちらも多くの犠牲者と甚大な被害があった(調査中)。

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(インターネットより)

 フィリピンル・ソン島北部では土砂崩壊に埋まった島民が見つからない。この北部では当会と交流があるベンゲット州ルボ村村人が、荒廃地でふるさとの森づくりをしている。心配なのでフィリピン大使館にその状況を訊いている。現地は米やトウモロコシの収穫期ということなので農作物被害も心配している。過去の台風上陸を調べると今後も台風の女雨林が気がかりである。

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ノースカロライナ州の被害(インターネットより)

 フローレンスはノースカロライナ州東部に上陸して、「913㍉の降雨を観測」したいう。64年前(1954年)にも巨大ハリケーンが上陸したカロライナ州ですが、100万人以上が避難しているというから国難である。abcニュースを観るとトランプさんも必死になって現地を見舞っている。メキシコ湾の海水温度が深海まで高くなっているのか。

2 こんな秋の青空を現地の方々に見せてあげたい(足尾松木沢)

 どちらも気候変動が主要因と言われている。日本でも自然災害と人災(北海道大停電)で市民の暮らしが脅かされている。世界の人々が心をひとつにして“地球温暖化にブレーキ”をかけていく「人類の恩送り事業」のスピードをあげなければと思う。(理事 髙橋佳夫)

2018年9月18日 (火)

14年前に植えた木々からのメッセージがシニアの心に沁みた?!

Photo  昨年に続く育樹・育苗活動の応援に駆けつけてくれたJR東労組大宮地本OB会35名の皆さん。現役の若者も交じっての作業はシロダモ幼木の株分け、今年植えた「民集の杜」の除草でした。

Photo_2  開会セレモニーは、大谷OB会会長のあいさつ、地本森づくり委員会あいさつ、森びとの歓迎あいさつを聞いてから作業説明。その後、2つのグループに分かれて作業開始。久し振りに身体を動かす人、道具を手際よく使う人、静かに草歩抜く人など真剣な顔つきで作業に集中してくれました。

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4 シロダモの幼木の根を傷つけないように

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Photo_6 現役の若者たちも先輩に負けじと

Photo_7  12時からは、うっそうとした「臼沢の森」の階段を登り、14年間育ててきた落葉広葉樹の森を見て、その活動にかかわってきたことを思いだしていた皆さん。

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Photo_9  13時からは昼食。今日は粕汁を用意しました。調理してくれたのは稲葉理事、仁平スタッフ、出汁は白みそと酒粕、塩味は鮭の切り身からとって、野菜を入れて関西風の汁をつくってくれました。評判は上々でした。

Photo_10  昼食後は意見交換タイム。筆者から本日のサポートスタッフと理事を紹介し、当会の現場での活動報告と地球温暖化にブレーキをかける取り組みへの支援・協力をお願いしました。

Photo_11  シロダモの苗分けは1.850本をポットに移してくれました。参加してくれた皆さんからは、改めて森に生かされていることを実感している方、温暖化にブレーキをかけていくことの重要を感じた方など、心身ともにリフレッシュされている様子でした。

Photo_12 造園中の庭を説明

Photo_13 朝露のチカラシバ

Photo_14  本日のスタッフは、鎌田、松村宗雄、松村健、橋倉、仁平、小川、加賀、福原、稲葉、大野そして筆者でした。サポートしてくれました皆さんお疲れ様でした。(報告 高橋佳夫)

2018年9月16日 (日)

天高い秋の青い空は気分を落ち着かせてくれる

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4  久しぶりの青空が気分を和らげてくれました。足尾グランドキャニオン方面(西)を見ると、天空の森で森びとの先輩たちが秋を満喫しているような雰囲気でした。

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Photo  カラミ堆積(銅精錬の滓)方面の青空も透き通ったブルーがとても爽やかでした。足元ではこの時季のいつものような逆光に輝くチカラシバの穂が秋の訪れを知らせています。これからはチカラシバの穂の秋色の変化が楽しみです。

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3_2  今日の森作業は昨日の続きで、「みちくさ庭園」の柵張りです。「本日中に終わらせるぞ!」という鎌田スタッフの気合で作業開始。鎌田、小林ペア、仁平、塚崎ペアが柵張りを、筆者が開墾を行いました。塚崎、小林両事務局員は柵張りの手順を教わり、二人は手際よく柵を張っていきました。

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Photo_3  15時には入口を残して柵張りは終了。「みちくさ庭園」の池用のヒューム管を埋めて本日の森作業は終了しました。アメリカを襲っている巨大ハリケーンの被害が心配です。本日の森作業は鎌田、仁平、塚崎、小林(舎人でしたが応援)、そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2018年9月15日 (土)

かつての松木集落の庭をイメージした庭園造り?

 朝から雨が降っていたので森作業はやりづらいだろうと思っていたが、松村宗雄さんと仁平さんは「足尾フォレストコーヒー」を飲んで作業打ち合わせ、早速、作業に取り掛かりました。

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Photo  今日の作業は昨日の続きで、獣害柵を「みちくさ庭園」の周囲に張りました。午前中は雨の中の作業でしたが、テキパキと作業がすすみ、柵を支えるポールを全て刺すことができました。

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2  午後は、周囲130㍍に柵を張りつけてみました。入口や出口を決めて、とりあえず明日の作業の見本になる様に柵を張りつけました。

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Photo_4  途中、どんな低木や山野草を植えていくか、と庭園の完成図を話し合って二人は庭園の出来栄えを描いているようでした。お疲れ様でした。「どくだみ荘」に帰ると、玄関に写真の様な野菜が置いて有りました。松村さん、店では野菜が高いというのに、沢山のピーマンとキュウリありがとうございました。(報告 高橋佳夫)

2018年9月14日 (金)

四季の移り変わりを楽しみながら五感を磨く森作業

 昨夜は一晩中雨が降っていましたが、朝方には雨は止み、スタッフが集合する頃には気温は20度まで上がりました。松木村廃村の荒れ地に咲いたヒガンバナの赤い色の花をじっと見ていると、秋の彼岸を迎える村民の様子が頭に浮かんできます。

Photo  今日の森作業は、「みちくさ庭園」の周囲に張る獣害防止柵と臼沢の森西の周囲に張る柵の納品受け入れ、そして柵の運びだし、「みちくさ庭園」周囲に柵を張る準備でした。

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2  柵の運び出しは午前中に終了、午後は柵を張る周囲の草刈りや柵を周囲に運びました。庭園予定地内では重機で開墾をすすめ、庭園はひと通り耕すことができました。

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Photo_4  スタッフたちの作業には無駄がなく、時間内に予定した通りの作業ができました。休憩時間の話は健康管理の話が多くなり、今日は鎌田さんからジンギスカンが勧められました。そこで、秋の感謝デーではジンギスカンをやってみようか、という話になりました。焼肉のタレもこだわりがあるようなので、それも用意することになるようです。

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Photo_6  当初の感謝デーは11/3でしたが、南相馬市の植樹祭が11/4に実施されるために「秋の感謝デー」は11月18日に延期になります。世の中では、お歳暮や年賀状の注文が始まったという気の早いニュースですが、森ともたちは冬を迎える森作業の後に、身体に優しいジンギスカンを頂きながら四季を楽しみます。

Photo_7  鎌田さんは、奥様が育てているナツスイセンとハンゲショウの苗を森びと広場の土留め柵花壇に植えていました。来春以降が楽しみです。今日の作業は、鎌田、橋倉、加賀そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2018年9月13日 (木)

暮らしの知恵は森の中から湧いてくる

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Photo_3  朝9時、森びと広場の気温は16度、天気は晴れでした。天を見上げると青空が少し見えていました。今日の作業は、先日行われた「みちくさの庭」造りの続きで、おがわを造る準備で、「見本になるように」と言われましたが、現場で考えながら造りました。

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Image1  水の流れを緩やかにするため、所々に簡易の堰きを造りました。小さな土留めみたいなものなので、小川さんの手さばきは早かったです。地に水が浸み込まないように再利用のビニールを敷きました。

Photo_6  お昼を食べながら、私が「岸井さんを偲ぶ集い」のリースが良かったという話しをすると、それに関連して高橋さんから、年始は門松、お盆はきゅうりやナス、十五夜ではすすきなど、日本人は植物を暮らしに取り入れている話がされました。先人は森で暮らしていたので、日本人の文化は森によって育まれてきたことを学びました。また、狩猟民族のように獣がいなくなれば移動して、獣のいるところで狩りをする暮らす民との文化の違いを聞き、日本人の知恵や文化は森の暮らしから始まっていることを考えさせられました。

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Photo_7  午後は、総延長30メートル程のおがわの10%ほどが出来ました。まずは見本ということで、いろいろ考えながらつくりました。スタッフの皆さんの知恵で、さらに生き物たちが棲みやすい環境になってほしいと願っています。

Photo_8  小川さんの車で足尾町を走っていると、”おがわを楽しみにしてますよ”と言わんばかりにカモシカに遭いました。心の中で、「任せておけ!」とあいさつを交わして帰路につきました。今日の作業は、小川さん、高橋さんそして筆者でした。(報告 福沢 猛)

南相馬市・森の防潮堤育樹作業(9/15除草)にご協力を

 南相馬市の浜風もなんとなく秋の匂いがしているようです。今日(9/13)は役員会、会場は雫の育苗場です。

Img_1453  会議は岩橋事務局から、活動経過と年末までの森づくりの事業計画について提案があり、渡部代表からは先日、「岸井成格さんを偲ぶ集い」に参加したことが話されました。出席者は、岸井さんの志を受け継ぎながら鎮魂復興植樹祭の応援を継続していくことにしました。

Img_1455  年末までの事業計画を意思統一し、今月15日に予定している第3回森の防潮堤除草作業を万全な準備で行っていくことを話し合い、役員会を終了させました。

Img_1456  会議後は、シロダモの苗分け、育苗場周辺の草刈り作業、タンクへの給水、補植苗木の選別、水かけを分担して行いました。

Img_1458  その後、15日の除草作業の現場をチェックしました。現場は昨年の10月に植樹したばかりの場所ですが、苗木よりも草が大きく伸びていました。この自然界の競争を参加者に見ていただき、苗木は草の背丈よりも生長させていくことの大切さを伝えていきたいと思いました。

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Img_1464  秋晴れの下で、新しい南相馬市のふるさとの基盤となる防潮堤の森を、除草ボランティアの皆さんと楽しくできることを願って役員会は解散しました。今日の作業は、渡部、松林、菅野、山田、岩橋、佐藤、原田、東城で行いました。(報告 東城敏男)

2018年9月12日 (水)

足尾・松木沢の静かで飾り気の少ない秋を共に楽しむために草を刈る

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Photo_2 足尾ダム付近のヤマボウシとエゴノキ

 雄鹿が雌を呼ぶ遠吠えが聴こえる季節になりました。朝8時、森びと広場の気温は16度、天気は曇りでした。

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Photo_4  サクラの葉が化粧をはじめ、コオロギの鳴き声がいたる所から聴こえ、草の中ではカマキリが卵を産む準備で忙しく動き回っている様子を見ていると、秋の気配が日ごとに深まっていの感じがします。

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Photo_8 足尾グランドキャニオンとコナラの団栗

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Photo_11  松木の杜を歩いてみると9問前に植えた、コナラ、クリ、ナツツバキが実をつけていました。背後に足尾グランドキャニオンを映してどんぐりを付けている写真は9年ぶりです。クリは植えてから3年間で小さな毬栗を付けてくれていました。今では、あちこちで毬栗を沢山付け、生き物たちに恵んでいます。

Photo_9  6~7年前に植えたポポーの生長は遅いようですが、甘い実を食べられるのが楽しみです。 

Photo_12  今日はそんなことを想い描きながら、足尾・松木渓谷を訪れる方々との出会いの受け入れに少しばかりの気配りをしました。

Img_2567_2  みちのく事務所からは写真が送られてきました。8日奥州市の植樹祭が開催され、今年も事務所スタッフが参加してきたそうです。

Img_2561  森びとインストラクターの及川さんが植樹アドバイスをしています。(理事 高橋佳夫)

2018年9月11日 (火)

彼岸花が届けてくれた7年半年前の霊魂は忘れられない

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Photo_8  今日(9/11)の「みちくさの庭」予定地には深い赤が鮮やかな、大きな彼岸花が開花していました。秋の彼岸には少し早く、東日本大震災・フクシマ原発事故の月命日という忘れられない日に咲いてくれました。種を蒔いてくれた松村宗男さんの顔がとても素敵でした。

Photo_2  本日の気温は21℃という涼しい秋晴れの天気の中で、作業は「みちくさの庭」造りの前段準備でした。午前中は開墾する前の培養土を蒔く作業、午後は細いおがわの整備と18日のJREU大宮OB会の皆さんの育苗作業の土つくりをしました。 午前中は「涼しくて良いね!」という声が出るほどの秋風に気持ちが和らぎました。それでも水分補給は忘れずに、1時間ごとに休憩をとりました。

Photo_4  作業はカナヘビやトノサマバッタを脅かしてしまいましたが、心の中では「みちくさの庭」が完成する頃にはどんな生き物が顔を出してくれるのかと想像しながらすすめました。

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 午後は、亡き竹内さんの願いが宿ったシロダモの苗をポットに分ける土を、福田スタッフ案通りに土を配合しました。多分、この土は水はけよくフカフカに仕上がったので、苗たちも心地よさそうです。土は水分が含んで重たくなっていましたが、「セメントよりはずっと軽いよ。」と、山中さんがリードして混ぜ込んで下さいました。

Photo_7  仕事を終えた後は、荒れ地に咲いてくれたヒガンバナを忘れまいと、全員でヒガンバナの前で記念写真を撮りました。本日のメンバーは、サプライズで一週間早く来て下さった山中さん、加賀、鎌田、高橋、橋倉、松村健、松村宗(敬称略)そして太宰でした。

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