カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2093件の記事

2020年9月19日 (土)

秋涼の風を楽しみながら森の防潮堤応援作業

 秋のお彼岸に入りました。南相馬市応援隊は、気温がグーっと涼しくなった本日、秋風に吹かれながら10時から作業の打合せを始めました。

Uff0e  作業は、ポット内の草取り、肥料散布、育苗場周辺の草刈りでした。

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Uff0e_3  ユズリハのポット内の草取りをしていた道中内さんが小さなアリがポット内の底に密集し巣づくりをしていることに気づき、アリ退治に苦心していました。表面だけでなく内外周辺を見ないと苗木がダメになってしまうよと話していました。

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Uff0e_6  楽しそうな森作業の仲間入りをしたいのか、カナヘビが寄ってきました。「可愛いね」との声も上がりましたが、怖がる人もいました。

Uff0e_7   作業終了後、岩橋、松林、東城で第8回植樹祭会場を見てきました。今回の植樹祭会場は新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小し参加者200名、植樹本数2.000本を南相馬市民だけで植える予定です。

Uff0e_8  植樹会場は第4回(2016.10・23)に開催した場所の隣接したところですが、盛土の整備はこれからでかなり草が伸びていました。昨年、キスラ―社の皆さんが植えた苗木も大きく生長し、トベラの実がたわわに付いていました。

2020919  あと1か月近くで植樹祭が開催されますので、応援隊は引き続き育樹・育苗作業に力を入れて取り組んでいくことにしました。

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Uff0e_9  今日の作業は渡部、菅野、松林、山田、岩橋、道中内、そして筆者でした。

(報告 東城敏男)

2020年9月17日 (木)

日光「城山の森づくり」会場に300本の篠竹を刺す

9月17日木曜日、今日は日光「城山の森づくり」作業日。8時に上板橋公民館に集合、今日の作業は、植樹ボランティア募集チラシ配布、木を植える所に300本の篠竹を刺すことを意思統一。背負子に100本の竹を担いで現場まで登り路を歩きました。途中、「山栗は甘くて美味いんだよ」と橋倉さん、沢山の栗のイガが落ちていました。秋の味覚は遅かったようです。

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Img_0282 植樹現場に着き、そこに荷物を置き、頂上の東屋にチラシを置きました。途中には色々な花やキノコが歓迎してくれているようでした。

Img_0289 猛毒トリカブト(上)ホトトギス(下)

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Img_0291_2 頂上からの日光連山方面。残念ながら雲に隠れています。

Img_0297 JR日光線の電車が通ります。「車窓からサクラや紅葉が見られるといいな」思いながらパチリ。

植樹会場に戻り、植える場所に篠竹を300本刺しました。

Img_0303 橋倉さんは、松村宗さんから託された彼岸花の球根を入り口の目立つところに植えました。

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Img_0306 本日のスタッフは、鎌田、山本、橋倉、小川(敬称略)そして筆者でした。

(報告・加賀春吾)

2020年9月14日 (月)

草木の競争と我慢、生物社会の共生を観察

昨日9月12日から本日13日の2日間をかけて、生態観察チームは新松木と民集の杜の森の生長の調査をしました。

新松木の杜は2011年の植樹から10年目、民集の杜は2014年から7年目を迎えてます。それぞれの杜の生長は著しく、目でみてもすぐにわかりますが、今回は、木々の生長を記録するため、主な樹木の胸高直径と樹高を測りました。また、植えてない樹の生長も確認しました。

Img_0143 新松木の杜入口から

P9122650_1 新松木の杜 林内

Img_0137 胸高直径調査

Img_0187 樹高調査

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Img_0219北海道MS会の皆さんが植樹し、7年目を迎える樹々(民集の杜)

Img_0220Img_0267群馬県・樹徳高校生の植樹場(民集の杜)にて 

杜に入り、1本1本の木に触れると、生き生きと植樹を行うボランティアの皆さんの顔が浮かんできます。密植された杜の樹木は、幹が細いが樹高が高い傾向があること。逆によく日があたる林縁などの樹木は、背はそれほど高くないが、葉を横に広げ幹が太い傾向があることがわかりました。

本日とったデータをまとめ報告書にて報告予定です。

調査をしながら、秋の訪れを感じました。今年は栗の実が豊作のようです。

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今回の調査は、12日は小黒さんと筆者、13日は清水さんと筆者で行いました。

(報告 事務局 宮原哲也)

2020年9月12日 (土)

絡まるツルから解放された幼木の“笑顔”が見える森作業

本日は9月12日。熱帯低気圧の影響で、足尾・旧松木村は一日雨天でした。

ホットコーヒーを飲みながら朝のミーティングを行い、本日の森作業は民集の杜の草刈り。生態調査の宮原さん、小黒さんは新松木の杜の調査に入りました。

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鎌田さんと橋倉さんは刈り払い機を準備して軽トラで民集の杜へ。筆者は草刈りカマを持って後を追いました。草地のチカラシバの穂に水滴がつき宝石のようにキラキラしています。トンボも少しずつ赤く色づいて里に降りる準備をしています。 

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草が伸びるのは早く、鎌田さん、橋倉さんは民集の杜の看板から入る通路の草刈りをしました。

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 筆者は2017年の植樹地の木にカナムグラ(鉄葎)が絡みついているので、トゲトゲした蔓(ツル)を慎重に外し、カマで刈り取りました。

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樹高の低い幼木は頭から裾まで絡みついており、誤って刈りそうになってしまいます。カナムグラの他にも野イチゴの蔓が伸びており、油断して杜に入ると鋭いトゲが太ももに刺さり、掴むと手袋を貫通します。植物の生き残る為の進化なのでしょうが、やっかいです。実を付け熟した時は育樹のご褒美として美味しくいただきたいと思います。 

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昼食休みを取り、午後も民集の杜の草刈りを行いました。看板から入る通路、2017年の植樹地の草刈りと蔓外しに目処がつき、雨も降り続いているので、3時で作業を終了しました。 

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林縁のヤマボウシには実が生り始めました。熟すのが待ち遠しいスズメバチの顔が浮かびます。

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 千葉の相川インストラクターから落花生が届き、橋倉さんが茹でピーナッツをつくってくれました。やわらかくてほんのり塩味のピーナッツをおいしくいただきました。相川さんありがとうございました。 

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P9121364本日の森作業は、鎌田さん、橋倉さん、筆者。生態調査は宮原さん、小黒さんでした。

(報告 清水 卓)

2020年9月10日 (木)

秋風を感じながら足尾松木村跡で心地よい森作業

9月に入りめっきり秋を感じさせる足尾松木村跡。朝の気温は21℃。天気は少し青空が見える雲の多い日でした。今日の森作業は、「JRFUの森」に獣害防止の柵を設置する下準備と「臼沢西の森」の草刈りでした。また、時間が余れば11月の植樹予定の5段の土留め箇所の草刈りをすることとしました。

Img_0217 「JRFUの森」測量に向かい急階段を上る一行。測量をしている写真は撮るのを忘れました。というわけで、測量後に下山して「臼沢西の森」へ。まずは、木を植えたところの草刈りをしました。

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Img_0228 午前の作業を終え、帰る途中、培養土の置き場に袋が散らかっているのを発見。網は破られていないので小さな動物のいたずらかもしれません。金柵を立てかけて回りを補強をしました。

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Img_0236 昼食後は、午前の続きで「臼沢西の森」の草刈りをしました。

Img_0253 ご覧のとおりの急斜面で、刈り払機での作業は足場をしっかり確保しながらの緊張の連続でした。苗木が植えてある所の草刈りは終了し、土留めを作る場所の草刈りとそこまでの階段を24段作りました。

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Img_0257 松村健さんは、ソバ畑の草取りをやりました。

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Img_0260 今日のスタッフは、鎌田、松村健、山本、福原(敬称略)と筆者でした。報告:加賀春吾

2020年9月 7日 (月)

暴風や大雨に耐えてほしいと願って苗木を元気にしました!

 南相馬市ではこの1週間で4名の新型コロナウイルス感染症の陽性者が発生し、市民は一時緩んだ新型コロナウイルス感染の危機感を持ち、ピリピリした雰囲気が感じられています。

Photo シロダモ

 大型で強い台風10号は各地で暴風や猛烈な雨を降らせ、九州を中心に4名の安否不明、50名以上の重軽症を負うという被害をうけました。被災された方々に対して心よりお見舞いを申し上げます。

Photo_2  南相馬市の7日の天気は曇り、気温は29度、湿度76%で蒸し暑い日でした。今日は9月最初の作業日で、応援隊会員11名が参加してくれました。まずは作業ミーティングをして、1年目のシロダモのポット苗約300ポットの雑草取り、その後は化成肥料の散布を行いました。渡部代表と松林副代表は雫育苗場周りを刈り払い機で草刈りを行ないました。

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Photo_4  休憩後は、全員で海岸側にシャリンバイ15本、タブノキ15本、ユズリハ15本、シロダモ15本、スダジイ15本 5種75本の補植を行ないました。前回補植した。シロダモなどの苗木はすくすくと生長していました。

Photo_5  次回は、19日(土)10時から作業を予定しています。今日の参加者は、渡部代表、菅野副代表、松林副代表、山田さん、佐藤さん、道中内さん、原田さん、菊池さん、岩橋恵美さんでした。(報告 岩橋 孝)

2020年9月 6日 (日)

獣害対策準備と今年最後の植樹に熱が入る打合せと森作業

 足尾・松木沢の今日の天気は青空が見えたと思うと小雨が降り、その後は陽射しがきついひと時、また、小雨が降るということを繰り返す日でした。Photo 今週中に「臼沢の森」の草刈りを終わらせようとした作業は予定通りに、本日で終わりました。

Photo_2 Photo_3 Photo_4 Photo_520㌢程の幼木が草に埋もれていました
 午前中は1時間ほどで草刈りが終わり、11時に下山、途中、草が伸びていたところを刈って昼食にしました。Photo_6  昼食前は汗を拭き、着替えをして弁当を食べました。今日は食後にスイカを頂きました。「希望の家」の曾田さんからの差し入れで、とても甘く、冷えていましたのでほてった身体の汗が引くようでした。私は今年初めてのスイカを食べました。ありがとうござしたました。Photo_7  午後は、朝の打ち合わせで話し合った「臼沢西の森」の草刈りをしました。11月入ってからの植樹計画を現場の話し合いで作っている私たち。昨日も下見をしましたが、今日は草を刈りながら苗木の様子を見て考え、草刈りをしました。Photo_8Photo_9 Photo_10 枯れている木はシラカンバが多いことに気づきました。黒土や培養土が合わないのかもしれません。今年11月の植樹は、昨年植えた土留めの上から5段の土留めを造って植えていくことにしまた。Photo_11 これで苗床にあるポット苗を今年中に大地に植えてやれるようになります。Photo_12 Photo_13 作業後に、「臼沢の森」内の小さな「JRFUの森」の苗木をシカやイノシシから護る柵を設置する検討を始めました。再利用を基本にして、頑丈な柵で苗木を護っていくことにしました。本日のスタッフは、鎌田、弘永、清水そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2020年9月 5日 (土)

森の天然クーラーで心を癒し、元気をもらって「臼沢の森」の草刈り

 足尾・松木沢の午後は毎日が雷雨です。今日も15時頃から雷雨でした。Photo 森作業は今日も「臼沢の森」の草刈りをしました。作業小屋を出るときの気温は29度、階段を登り出すと気温は24度に下がっていました。森の天然クーラーです。と言っても部屋のクーラーと違って、静けさ、しっとり感のある爽やかな空気は作業前の大切な癒しです。この雰囲気を頂きながら階段を登りました。現場に着くと早速、作業開始。Photo_3 Photo_4 Photo_5 Photo_6 Photo_7 森の外では陽射しは応えられませんでしたが、すぐに曇が広がって陽射しは和らぎました。手慣れた草刈りでしたので午前中に、階段から東側の草刈りをやり切りました。Photo_8  昼食後は、10月下旬かに11月にかけて植樹計画している「臼沢西の森」植樹会場を点検しました。現場は写真のような石ころだらけです。しかし、苗木たちは少しの土に根を張り、草との競争に耐え抜いていました。昨年植えた苗木の活着率は70%ほどでした。Photo_9Photo_10 Photo_11Photo_12 それにしても草は元気よく苗に絡まったり、覆ったりしていました。これからはまず草刈りを行い、甲羅板(製材時に出るは破材)を鉄筋で支えて土を入れ、苗木を植えていきます。私たちからすれば、600段の階段を登らずに現場に行けるので、それだけでほっとしています。Photo_13 雷雨は18時になっても降っていますが、巨大台風10号の進路上にある皆さんの気持ちを考えるとやるせないです。今日のスタッフは、松村宗男、橋倉、加賀そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2020年9月 4日 (金)

不思議な世界の一員であることを自覚した足尾・松木沢の一日

Photo_2 今日は休養日。足尾・松木沢は晴れ、青空が見えていました。森びと広場をのんびりと散歩していると、中倉山北斜面1千㍍付近の所にニホンカモシカと思われる動物の姿が見えました。双眼鏡で確かめると、なんとイノシシが山登りをしていました。Photo
 大きさも半端ではなく巨体のイノシシではないかと思いました。食べ物を探しているのでしょうか、でもイノシシが1千㍍付近の稜線を歩いているのは驚きです。これも人間の生活の結果なのでしょうか。Photo_3 Photo_4 「みちくさ庭園」では、見たことのないブルーを輝かせている蜂の間仲間?後ろ足にテールランプみたいな青い色を発光させていたコガネの仲間?に遭うことができました。知らなかった生き物たちに会えた驚きの一日でした。Photo_5 生物社会は不思議な社会。このような生き物たちの働きによって私たちが生かされていることを改めて考えられた休養日でした。次期総理大臣候補も複眼で見なければ目先の人参で騙されてしまうようです。(報告・高橋佳夫)

2020年9月 3日 (木)

未来を生きる子供たちへ遺したい日光「城山の森」

9/3木曜日、「城山の森」づくり準備の日。今日は、苗木の根が風などによって動かない支柱として使う篠竹を伐りました。篠竹は森びとインストラクターの山本さんの紹介で、鹿沼市の「希望の家」のご協力が得られました。8時に「希望の家」に集合し、刈り払機、竹伐り用のこぎり、剪定ばさみ、飲料水などの必需品を用意し、いざ竹林の中へ。入った途端、湿気が凄くサウナに入っているかのような状態でした。メガネは曇るし、大粒の汗が滝のようでした。その上、藪蚊、虻、蜂に悩まされながらも最善の注意を払って、虫よけスプレーを顔や体中にかけて作業をしました。

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Img_0182_2 1時間ほど経つと、今回お世話になった「希望の家」の曾田さんが現場に来て「少し休んだら。冷たいものを用意してあるから。」と言ってくださり、お言葉に甘えて休憩にしました。冷たい麦茶とゴウヤ、茄子の漬物をご馳走になり、スイカや茄子のお土産まで頂きました。

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Img_0185_2 休憩を終え作業を再開。ツクツクボウシの鳴き声は隣の人の声が聞こえないほど騒がしいものでした。曾田さんは、出来上がった竹を運ぶためのリヤカーを持って来てくれました。何から何まで気配りで、本日は大変お世話になりました。曾田さん、有難うございました。そうこうしているうちに空が暗くなり、雷雨が襲ってきました。雨も激しくなってきたので、竹を数えると800本ありました。少し早めに作業を終了しました。

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Img_0187_2 今日のスタッフは、鎌田さん、山本さん、橋倉さん、小川さん、筆者でした。(報告:加賀春吾)

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