カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2096件の記事

2020年9月 5日 (土)

森の天然クーラーで心を癒し、元気をもらって「臼沢の森」の草刈り

 足尾・松木沢の午後は毎日が雷雨です。今日も15時頃から雷雨でした。Photo 森作業は今日も「臼沢の森」の草刈りをしました。作業小屋を出るときの気温は29度、階段を登り出すと気温は24度に下がっていました。森の天然クーラーです。と言っても部屋のクーラーと違って、静けさ、しっとり感のある爽やかな空気は作業前の大切な癒しです。この雰囲気を頂きながら階段を登りました。現場に着くと早速、作業開始。Photo_3 Photo_4 Photo_5 Photo_6 Photo_7 森の外では陽射しは応えられませんでしたが、すぐに曇が広がって陽射しは和らぎました。手慣れた草刈りでしたので午前中に、階段から東側の草刈りをやり切りました。Photo_8  昼食後は、10月下旬かに11月にかけて植樹計画している「臼沢西の森」植樹会場を点検しました。現場は写真のような石ころだらけです。しかし、苗木たちは少しの土に根を張り、草との競争に耐え抜いていました。昨年植えた苗木の活着率は70%ほどでした。Photo_9Photo_10 Photo_11Photo_12 それにしても草は元気よく苗に絡まったり、覆ったりしていました。これからはまず草刈りを行い、甲羅板(製材時に出るは破材)を鉄筋で支えて土を入れ、苗木を植えていきます。私たちからすれば、600段の階段を登らずに現場に行けるので、それだけでほっとしています。Photo_13 雷雨は18時になっても降っていますが、巨大台風10号の進路上にある皆さんの気持ちを考えるとやるせないです。今日のスタッフは、松村宗男、橋倉、加賀そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2020年9月 4日 (金)

不思議な世界の一員であることを自覚した足尾・松木沢の一日

Photo_2 今日は休養日。足尾・松木沢は晴れ、青空が見えていました。森びと広場をのんびりと散歩していると、中倉山北斜面1千㍍付近の所にニホンカモシカと思われる動物の姿が見えました。双眼鏡で確かめると、なんとイノシシが山登りをしていました。Photo
 大きさも半端ではなく巨体のイノシシではないかと思いました。食べ物を探しているのでしょうか、でもイノシシが1千㍍付近の稜線を歩いているのは驚きです。これも人間の生活の結果なのでしょうか。Photo_3 Photo_4 「みちくさ庭園」では、見たことのないブルーを輝かせている蜂の間仲間?後ろ足にテールランプみたいな青い色を発光させていたコガネの仲間?に遭うことができました。知らなかった生き物たちに会えた驚きの一日でした。Photo_5 生物社会は不思議な社会。このような生き物たちの働きによって私たちが生かされていることを改めて考えられた休養日でした。次期総理大臣候補も複眼で見なければ目先の人参で騙されてしまうようです。(報告・高橋佳夫)

2020年9月 3日 (木)

未来を生きる子供たちへ遺したい日光「城山の森」

9/3木曜日、「城山の森」づくり準備の日。今日は、苗木の根が風などによって動かない支柱として使う篠竹を伐りました。篠竹は森びとインストラクターの山本さんの紹介で、鹿沼市の「希望の家」のご協力が得られました。8時に「希望の家」に集合し、刈り払機、竹伐り用のこぎり、剪定ばさみ、飲料水などの必需品を用意し、いざ竹林の中へ。入った途端、湿気が凄くサウナに入っているかのような状態でした。メガネは曇るし、大粒の汗が滝のようでした。その上、藪蚊、虻、蜂に悩まされながらも最善の注意を払って、虫よけスプレーを顔や体中にかけて作業をしました。

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Img_0182_2 1時間ほど経つと、今回お世話になった「希望の家」の曾田さんが現場に来て「少し休んだら。冷たいものを用意してあるから。」と言ってくださり、お言葉に甘えて休憩にしました。冷たい麦茶とゴウヤ、茄子の漬物をご馳走になり、スイカや茄子のお土産まで頂きました。

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Img_0185_2 休憩を終え作業を再開。ツクツクボウシの鳴き声は隣の人の声が聞こえないほど騒がしいものでした。曾田さんは、出来上がった竹を運ぶためのリヤカーを持って来てくれました。何から何まで気配りで、本日は大変お世話になりました。曾田さん、有難うございました。そうこうしているうちに空が暗くなり、雷雨が襲ってきました。雨も激しくなってきたので、竹を数えると800本ありました。少し早めに作業を終了しました。

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Img_0187_2 今日のスタッフは、鎌田さん、山本さん、橋倉さん、小川さん、筆者でした。(報告:加賀春吾)

松木村人の心が宿った土砂を松木川に流さない森作業

 足尾・松木沢の朝の気温は23度でした。昨日よりも蒸していました。今日は一日中雨の中での森作業かと思い、急階段を登った「臼沢の森」の草刈りは止め、秋に「臼沢西の森」に植える予定のポット苗木の草取りをしました。Photo トレイに何種もの苗木が混じっていましたので、草を取りながら同種のポットをトレイに入れ替えました。コナラ、カエデ、イチョウの葉は薄い黄色に薄化粧し、本格的な秋を迎えているようでした。Photo_2 Photo_3 Photo_4 昼食までに草取りは終了しました。一昨日からの雨で沢の水が濁っていましたので、福原さんが取水口のチェック。その間に、そうめんを茹で、三人がそろったところで冷汁のそうめんをいただきました。満腹になったところで、福原さんから食後のフルーツをいただきました。筆者にとっては今年初のマスカットでした。甘さがとてもやさしく、皮ごと食べられた葡萄に疲れが癒されました。福原さん、ご馳走様でした。Photo_5 午後は、昨日に続き、「みちくさ庭園」内の草刈りでした。本日で、庭園内の草刈りはひと通り終わりました。一服時に、この地から見える松木川傍には2006年から3年間で育てた「絆の森」の話をしました。その森は、松木川の濁流によって森が削られ、植えた苗木が流されてしまったことを福原さんに紹介しました。Photo_6 Photo_7 Photo_8それ以降、松木村跡地の「松木の杜」や「新松木の杜」そして「みちくさ庭園」の手入れは、大雨で土砂が松木川に流されないように願って草木を植えている筆者の気持ちを伝えました。2 今日の森作業は、柳澤、福原そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2020年9月 2日 (水)

未来を生きる子供たちのために!小雨の中で森作業

 朝から小雨が降った一日。昨日に続き「臼沢の森」の草刈りを予定していましたが、身体が大きい鎌田さんを担いで約150㍍の急階段を降りることは不可能。ということで今日は、平地の「松木の杜」の一角にある壬生北小学校の森の草刈りをすることにしました。Photo この地は、今から数年前に壬生北小学校の児童が植えた小さな森。その後、シカや猿に幼木が食べられ、何度も捕植してきました。それでも害は止まらないので、二重に柵を設置しました。数年前の子供たちの思いや願いを裏切ってはならないと、鎌田スタッフを中心に育樹してきました。Photo_2すすきなどの草で覆われていた「小さな森」Photo_3 当時の子供たちは今頃は高校生になっているのだろう!と話しながら、元気に育っている苗木を、さらに元気にしようと太陽エネルギーと爽やかな風が届けられるように草刈りをしました。ついでに、杜の道と捕植した苗木の周辺も草を刈りました。午前中で終わりました。Photo_4爽やかな風が通り抜けた小さな森Photo_5 Photo_6 Photo_7 昼食後は、「みちくさ庭園」内の草刈り。アジサイが一気に生長してくれましたが、草もそれ以上に生長しました。来年、アジサイの花が見られますように、背丈ほどの草を抜いたり刈ったりしました。

Photo_8 小雨が本降りの雨に変わってい待ったので、14時に作業を終了しました。鎌田さん、お疲れ様でした。小さな森には、シラカンバの実生が何本もありました。(報告・高橋佳夫)

2020年9月 1日 (火)

初秋を体感しながら足尾・松木沢の森作業

Photo Photo_2 足尾・松木沢の朝の気温は21度でした。天気は曇り、周囲の稜線はガスがかかっていましたが、帰るまで雨は降りませんでした。アッという間に9月に入り、初秋を肌と香りそして視覚で感じられた一日でした。Photo_3 Photo_4Photo_5 Photo_7
Photo_6 今日は午前中、「臼沢の森」の草刈りをしました。イノシシが苗木を掘り起こし、雨が土砂を流した所の草を刈りました。ミズナラやカエデが数本枯れていましたが、草に埋もれていた小さな苗木の葉は涼しい風が気持ちよさそうでした。Photo_8 昼休みは、後輩たちの暮らしの様子を出し合い、現役時代を振り返りました。午後は、「みちくさ庭園」内の草を刈りました。草は、夏に元気をもらって一気に伸びたようで、とても半日では終わりませんでした。Photo_9 Photo_10 酷暑の森作業のリズムが身体にちょうど良いなあー、と二人の感じ方が合いました。20分程かけて階段を登り、ひと汗かいた後に草刈りを2時間行い、下山する。汗を拭いて、着替えをして昼食、その後は軽作業を15時半ころまで行うという一日のリズム。今日もこのリズムを狂わすことなく、初秋を体感した森作業でした。Photo_11 Photo_1227日、松村健さんが蒔いた蕎麦が芽をだしました
 今日は、松村宗男さんと筆者の作業でした。(報告・高橋佳夫)

2020年8月27日 (木)

シニアの技と若者のフットワークが冴えた南相馬の森作業

U30022020uff0e827 かりんの実

 早いもので間もなく9月です。残暑厳しい中、今日(8/27)も前回に引き続き、10時に現地苗床集合。早速、森作業、今日はシニアスタッフに負けずと若手の菊地スタッフが水撒き作業に挑戦をしました。

2020uff0e827  先輩から、水撒き作業の注意やポイントを伝授してもらい、水の勢いを加減しながらたっぷりと苗木に注いでいました。シニアスタッフの面々は、これまで残していた200本のシラカシへの土、肥料の補充を今日に終わらせようと、黙々と作業を行い、それを達成したスタッフの笑顔が素敵でした。

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Uff0e_2  一段落しながら水分補給、この間に打ち合わせをしました。話では、地球温暖化による自然の破壊状況や森びとの組織の現状把握、応援隊結成5周年のイベントの考え方について話され、短時間でしたが参加者全員で話題を共有ができました。

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Uff0e_4  菊地スタッフは今日の作業を振りかえり、「水撒き作業を先輩に任せっぱなしであったがいざやってみると大変な作業だ」との感想をいただきました。また、上っ面だけの水まきではポットの底までしみこまないことを実感したことも話されました。

2020uff0e827_3 2020uff0e827_2  シニアスタッフの技を使った元気さと若手のフットワークの良さが光った森作業でした。今日の作業スタッフは、菅野、松林、山田、岩橋、道中内、菊地、筆者でした。(報告:東城敏男)

日光「城山の森づくり」植樹地の整備終了

 毎週木曜日は日光「城山の森づくり」の準備です。本日、27日の作業は前回に続き植樹地の整備。丸太の片付け、横に張り出している木の伐採、枝の片付けなどです。かけや・チェーンソー・のこぎり・剪定ばさみ等を持って現場まで登りました。熱中症予防の水も必需品。現地で日光連山を眺めると、雲がかかって何も見えませんでした。

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Img_0152 10時半頃からは片付け作業に入り、そんな時、JR日光線の電車が下を走っていきました。これから植える桜や紅葉が車窓からも見えるといいなぁ、と思いました。その後、呼びかけチラシ、来月の作業、苗木の注文などについて現地でミーティングを行いました。

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Img_0154 花があまりない時期ですが、小さな花に癒されます。今日のメンバーは、鎌田さん、橋倉さん、小川さん、福原さん、筆者でした。(報告:加賀春吾)

2020年8月22日 (土)

有難い雨でしたが、初体験の大雨で松木側の水が赤茶色

Photo_3現場から見下ろした松木川
 今日の森作業は昨日の続きで臼沢の森の草刈りでした。気温は30度を超えましたが、太陽が雲に隠れていましたので、作業は沢風に助けられました。Photo_2 Photo_4 Photo_5

Photo_6 2013年に植えた場所で、草を刈ってみると活着している苗木が少なかった場所でした。Photo_7 Photo_8Photo_10臼沢の森の草刈り跡
 草を刈っていると地面にどんぐりが落ちていました。また、細い幹は岩をしっかりガードしていました。小さいながらも森の機能が働いていることに嬉しくなりました。

Photo_11 松村健さんは、蕎麦の実をチェックしていました。実の付きが悪いと言っていました。考えられるのは種を蒔くのが遅かったこと。蕎麦を刈り取ってしばらく干すために自宅へ持ち帰りました。

 今日の昼食は各自持参の弁当ではなく、柳澤スタッフから頂いた上州うどんを皆で食べました。汁の具は、松村健さん栽培のナス、薬味は柳澤さん栽培のネギ、おしんこは鎌田ご婦人手作りのキュウリ、食後のフルーツは橋倉さんからの梨で豪華な昼食になりました。久しぶりの上州うどんを温い汁で食べましたので、皆さん満足げでした。Photo_12 Photo_13 Photo_14 午後は、苗の散水用のホースのコックが外れてしまう箇所のチェック、「みちくさ庭園」の草刈り、「民集の杜」入口の草刈りを15時まで行いました。Photo_15 途中、久しぶりの雷雨が降ってきました。ところが、その雷雨は皆さんが体験したことのない大雨でした。1時間も降っていました。松木川は赤茶色の水が音をたてて流れていました。Photo_16 Photo_17 本日の作業は鎌田、松村健、柳澤、橋倉、仁平そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

浜風に癒されながら森の防潮堤づくり応援

 昨日(8/21)は朝からギラギラと強い日差しが照りつけ、むせ返るような酷暑でした。南相馬育苗場は海岸近くにあるため、涼しい浜風が森作業をやりやすくしてくれました。

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2020 10時にミーティング、作業は11日の作業の続きをすることにしました。熱中症防止のため、作業は簡易テントの下で、こまめに水分補給を行いながらの作業でした。2020821_2 日照り続きのためポットの土は乾燥していました。早朝、渡部代表一人で水撒きを行ってはいるものの、砂漠に水をかけているようですぐに乾燥します。昨日は、タンク2個分の水を苗木にたっぷりかけポット内の下までしみ込んでいるかをみんなで確認しました。2020821_3 しみ込んでいないポットはじょうろ作戦で補いました。一週間前の白ユリは全面開花し、浜風が香しいにおいを放ち、スタッフみなさんは癒されていました。作業しながらの話では、「栗の木を植えるのもいいね、観桜会にちなんで栗ご飯会と言うのもおつですよね」と。Photo 2020821_4 酷暑が続きますが、色々とアイデアを出し合いながらの楽しい作業に心掛け、「いのちを守る森の防潮堤づくり」で汗を流しています。2020821_5 今日の作業スタッフは、菅野、松林、山田、岩橋、道中内、筆者でした。(報告:東城敏男)

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