足尾「松木郷」のお盆を迎える準備に汗を流しました。
7月6日(日)、「松木郷」の天気は晴れ。「遊働楽舎(愛称“みちくさ”)」に到着した9時の気温は28℃でしたが、10時には33.5℃に上昇しました。室内の清掃、湯沸かし、冷水の準備などオープン準備をし、打合せを行いました。足尾のお盆は7月13日(迎え)~16日(送り)になるので、午前中は「松木郷」入り口にある「下の墓」周りの草刈りと墓石の清掃をすることにしました。
熱中症予防のため飲み水を多めに準備して向かいました。小柴さんが刈払い機で草を刈り、小黒さん、清水で墓石周りの草刈りを行い、松木村民のご先祖様を偲びながら、墓石の文字をブラシとタオルでやさしくなぞり清掃しました。
草刈りをやっていると玉粒の汗が流れ目に沁みます。体感温度は35℃を超え、水分を摂りながら作業しました。
清掃後、墓石を水で清め手を合わせました。「祠」と「上の墓」は10日に「森の番人」のシニアスタッフと行います。
“みちくさ”に戻り、体の火照りを鎮め昼食をとりました。
12時30分過ぎに3名の登山者が立ち寄り、何と、福原さんご一行でした。中倉山に登った帰りに仲間を誘い来てくれました。
「NPO法人太平山南山麓友の会」の皆さんで、親子ブナの様子を伝えてくれました。4月29日のブナ保護で張り付けた「植生袋」(草の種の入った袋に黒土を入れたもの)から草が生えだしていたことや、「希望のブナ」が葉を広げ生長していたことなど、嬉しい話を聞かせてくれました。
太平山の麓ではブドウ栽培が盛んで、巨峰やデラウェア、シャインマスカットなどが栽培されています。「ブドウが収穫できるようになるには植えてから5年程かかる」ということを聞き、帰る際に「果樹園」を見ていただきました。福原さんが張ってくれたロープに沿って蔓が伸び、何本かのブドウの木に房がつきました。「おおー、房がついているじゃないか」と喜びの声を上げてくれました。「房が多くついているものは間引きした方がいい」などアドバイスもいただきました。福原さんの指導を受けながら育てていきたいと思います。
「みちくさノート」にお二人が感想を書いてくれました。
「中倉山のブナの木に会えて幸せ。こんな頂上にまでの保全活動大変お疲れ様です。以前見た山が緑になり、見違える山に感動。「森びとG」でのおもてなし、ありがとうございます」(Nさん)
「冷たいお茶を出していただきありがとうございました。素敵な休憩時間で楽しい会話をさせていただきました。また機会がありましたら立ち寄らせていただきます。(Sさん)
午後は、小黒さんが「みちくさ」の番をし、小柴さんと筆者で「みちくさの庭」の草刈りを行いました。小柴さんは松木川沿いの「アジサイ」エリアの草刈り、筆者は入り口のコオニユリ周りを刈りました。腰を下ろし鎌で刈ると伸びた葉が顔をこすり、かゆくなります。汗を拭きながら刈り進め、風通しがよくなったせいか、コオニユリが風に揺れていました。
アジサイエリアも、絡みついた「ヤブカラシ」の蔓が取り除かれスッキリとしました。
間もなく夏休み、家族で「松木郷の森」の散策はいかがですか。皆さまのお越しをお待ちしています。舎人は小黒さん、小柴さん、筆者清水でした。
(報告:清水 卓)
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