カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2092件の記事

2021年4月15日 (木)

足尾松木の里の春は間もなく本番です

今日の足尾松木の里はスッキリとした青空で、9時の気温は7℃でした。少し肌寒く感じたのでストーブに火を入れました。桜はシダレザクラがあちこちで満開になっていました。

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「みちくさ」前のシダレザクラ

Img_1499 「松木の杜」のシダレザクラ

Img_1468 「作業小屋」前のシダレザクラ(奥側)

今日の作業は、先日の森作業で福原さんが「臼沢西の森」の土留めを最上まで設置してくれた所を整地することにしました。午前中はその作業を行い、午後は「民集の杜」の散策路の整備をすることにしました。万納で土を削り、平らにして木が植えられるように整地をしていきます。山本さんは、整地したところに黒土を撒きました。

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Img_1474 作業をしていると、上の方は階段が造られていないことに気づき、午後はその階段を造りました。

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階段が敢為した後、「民集の森」に向かい石や岩を退かし、盛り土になっている所を平らにならしました。

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Img_1494 今日の作業はこれで終了です。可憐な草花と綺麗なオスのキジをご覧ください。

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Img_1497 「臼沢西の森」右側の土留めが完成しました。

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本日のサポーター、スタッフは鎌田、山本、福原、加賀でした。(敬称略)(報告:加賀春吾)

2021年4月 8日 (木)

足尾・松木の里に春が来たよ♪♪~

 10日ぶりの足尾でした。前回のときは桜の蕾もまだ固いように見えてたのですが、今日(4/8)は、足尾ダムのゲートに行く途中の桜は満開でした。森びと広場に着くと、気温は9℃ストーブに薪をいれる必要ありませでした。作業小屋近くのシダレザクラは満開とはいきませんが、綺麗に咲いていました。「松木の杜」のコブシ、松木の標本木の桜は間もなく満開のようでした。Img_1378Img_1393 Img_1394Img_1389

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 今日の森作業は、「臼沢西の森」に土運びをすることにしました。前回(3/28)残ってしまった土の山を片付けようと意気込んで作業に取り掛かりました。しかし、5回ほど運ぶと息が上がり、途中の階段下に一旦置きました。植樹会場に上げる作業は午後にすることにしました。一人、2袋を担ぎ13往復して、51袋を運ぶことができました。当初の意気込みはやってのけました。

Img_1382Img_1395_2 Img_1383 昼食のため下山すると、遅れて参加した橋倉さんが苗床で撒水をしていました。昼食後は予定通り、途中に置いた土を植樹場まで土運びを行いました。休憩を取りながら周りを眺めると、ヤシャブシの花が黄緑に、時には薄緑色になって風に揺れていました。それを見ていると、陽が当たって輝き、とても綺麗でした。

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 今日の森作業はこれで終わりです。広場に下山し、広場の周りの桜の2~3分咲きの花で疲れを癒しました。枝がだいぶ折れていましたので、猿が蜜を舐めた時にら折ってしまったようです。

Img_1411 「みちくさ」の庭ではミツマタが咲き誇り、手前のコブシとシダレザクラも綺麗に咲いていました。

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本日、色々な花に癒されたスタッフは、鎌田さん、橋倉さん、筆者でした。                  (報告:加賀春吾)

花嫁街道の森の番人が願うふるさとの木による森づくり

 千葉県船橋市の森ともから写真が送られてきた。それを見ると、森びとインストラクター・相川好夫さんが7日付の朝日新聞(地方誌面)で紹介されていた。

Photo  彼は20数年間、住い近くの「花嫁街道」の森の番人をしている。足尾の森づくりでは、その技術力を階段造りに活かしてくれた。

Photo_2  新聞記事にも紹介されているように、彼は、和田浦駅の元観光駅長で、花嫁街道を訪れる方々を四季の花々で迎えた。今は、街道沿いの森の木々がふるさとの木々に世代交代してくれないかと願っている。

2006  相川さん、森づくりお疲れ様です。(報告・高橋佳夫)

 

2021年4月 7日 (水)

南相馬は春本番、森の防潮堤の草刈りを始めるぞ!

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202147_2  南相馬育苗場周辺には、つくしをはじめタンポポが咲き、もうすっかり春の装いです。今日(4/7)からは、時間を30分繰り上げての作業で、現場には9時30分集合。

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202147_4  今日の作業は、ポット内の草取りと追肥、そして水撒き作業と次回の作業に使用する刈払機のメンテナンスと燃料の準備をすることにしました。スタッフも手慣れた作業で黙々と草取りに集中できました。育苗場の作業は今回で終了することにしました。次回からは、これまで植樹した会場の刈払機による通路の草刈りと苗木のチェックを行うことにしました。

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202147_6  休憩タイムでは、コロナワクチンの接種の話しになりました。自分・家族・スタッフ等のいのちを守るためにも自らうつさない・うつらないことを肝に据えて取り組んでいこうとの意見が出されました。岩橋夫婦からの団子の差し入れがあり、コーヒ―と団欒を楽しみました。

202147_7  応援隊スタッフには古希の元気トリオ(上の写真)が若い者に負けずと頑張っています。筆者もその一人ですが、皆さん、体が動けるうちは「いのちを守る森の防潮堤づくり」と温暖化にブレーキをかけるために地道に活動をすすめていきたいと抱負をつぶやき、本日の森作業は終わりました。

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202147_9  次回の作業は、第1回植樹会場・鹿島区(2013.10・6)での草刈り作業を4月16日10時から行う予定です。今日の作業スタッフは、菅野・山田・岩橋・道中内・原田・岩橋(恵)・筆者でした。

 (報告 東城敏男)

地球の息づかいが感じられる足尾・松木沢

Photo    写真:林子さん

Image3     写真:塚崎さん

 足尾・松木沢の桜が開花宣言してから1週間が経った。猿、ヒヨドリ、メジロたちが甘い蜜を舐めている様子が目に浮かぶ。今月3日、足尾・松木渓谷入口の出会いの広場・「みちくさ」を久しぶりに訪れた森びと広報サポーター・塚崎さんからメールが届いた。

Photo_2      写真(ヤマドリ):林子さん

 私たちが育てている森(杜)を散策していた彼は、途中、角が残っている雄鹿の死骸を見て、「こんな狭い柵の中で…?人はもっと広い見識で自然界をちゃんとみつめてほしい、と言われているようでした」とコメントしてくれた。

P2244326  翌日は、熊の親子が「臼沢の森」でのんびりしている様子を観た、という報告もあった。自然界の呼吸を聴いて色々な事を予測するには限界があるが、雄鹿の死骸という現場を観て色々な事を考えることはできる。鹿の角と骨だけが残っていたというから・・・。森と生きものの命の営みを考えられたひと時であったことでしょう。塚崎さん、ありがとうございました。(報告・高橋佳夫)

2021年4月 1日 (木)

足尾・松木沢の桜は最速の開花宣言です

 毎週木曜日は散水の日なのだが、日曜日に雨が降ったので撒水の予定をしなかった。ただ、観測史上初の暖かさという日が続いているので、苗木が水を欲していると思い、苗床に向かった。

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Photo  現場に向かう途中、足尾ダムゲート近くの桜が咲き始めていたので、松木沢の桜はいかがなものかと思っていたら、桜は咲きはじめていた。足尾・松木沢の開花宣言です。最速の開花です。

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Photo_3    ミツマタは満開です

Photo_4  彼岸を過ぎてからの足尾・松木沢は異様な温かさが続き、シニアの私は月末にモモヒキを脱いでしまった。那須烏山市に住む妹からは、タケノコを掘った写真が送られてきた。これまでに体験したことのない天気が続いている、とみんなが言っているという話が聞こえている。

Photo_5 足尾駅の桜は満開(上・下)

Photo_6  ポット苗の上部の土は乾いていたが、ポットの中は湿っていたのでホッとした。それにしても「複合災害」(ウイルス感染と気候変動による災害)への向き合い方が試されている私たちのようだ。(森づくりサポーター・橋倉喜一)

2021年3月27日 (土)

森の防潮堤の大切な機能をもっと社会へ広げたい!

 今日(3/27)の森作業は、今年度の最終日とあって応援隊スタッフも早めに育苗場へ集合。誰ともなく一人ひとりがテキパキと動きはじめ、朝のミーティングの準備に入り、お湯を沸かす人やテーブル、椅子を倉庫から運ぶ人、ホットコーヒーを入れる人がスムーズに動きました。2021327 今日の作業は、ポット内の草取り、水撒き、刈払機による草刈りをすることにしました。今回は、新たに購入した刈払機2台の草刈りとあって安全第一に心掛け慎重に操作し、草刈りをしました。日ごろから機械を使っていますので、スタッフの面々は手慣れているために短時間で苗床周辺はすっかりきれいになりました。2021327_2

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2021327_4 休憩時間は、前回同様に佐藤スタッフからバナナやお菓子の差し入れがあり、それを頂きながら打合せをおこないました。今日は、3月24日に特集『被災地で進む「緑の防潮堤」津波を抑えることはできるのか?生育と防災効果を探る#これから私は』(yahooニュース)を印刷した資料を読み合わせしお互い感想を出し合いました。2021327_5

2021327_6 今年に入って10年前の地震の余震も多く、津波が心配です。皆さんからは、「このニュースは分かり易い、もっと広範囲にアピールしていきたいね。10年目にして森の防潮堤づくりの大切さが検証できている。これまでの森びと、応援隊の地道な取り組みが功をなしつつあるとことも実感できている」等の声がありました。2021327_7 今日の作業スタッフは、渡部、松林、山田、佐藤(正)、道中内、筆者でした。                 (報告 東城敏男)

素敵なカップルと家族、野鳥の会の仲間たちに励まされて森作業

 今日の朝8時半の気温は7℃、肌寒かったのでストーブに火を付けました。昼には気温が17℃まで上がり、松木渓谷入口には足尾の自然を楽しむ方々で賑わいました。Photo桜の蕾が膨らんできました

 午前中の森作業は、明日の午後に雨が降るというので、「臼沢西の森」に幼木の根が露出している幼木を埋め戻しました。ウサギが幹を食べた時に、勢いで幼木が地面に出てしまったようです。このままだと枯れてしまうために、深めに穴を掘って、埋めなおしました。Photo_2

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Photo_4 陽気のせいか、作業中に「カラマツの風吹く北国の♪♪♪・・・」の鼻歌が聴こえてきました。そんな気持ちにさせる温もりの中での森作業でした。Photo_5カラマツの芽
 その後は、土留め柵の土壌づくりをしました。土留め柵に袋ごと置いてあった培養土を袋から取り出し、土を明日の雨で馴染ませることにしました。作業現場から「みちくさ」テラスを見降ろすと、男女がお茶を飲んでいました。Photo_6

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Photo_10幼木は数年後にはこのような木々に生長します


 桐生からやってきた二人は、中倉山に登山する予定でしたが、松木渓谷入口でのんびりとお茶を飲んでいました。橋倉サポーターが二人と話をしていると、桐生出身の奥様が子供たちに足尾を見てもらいたい、ということで家族でこの地を散策していました。素敵なカップルとご家族にお会いでき、とても気持ちが和みました。Photo_8

Photo_9 昼食後は、明日の森づくりチームのミーティング会場設営と「みちくさ」室内の清掃をしました。椅子、テーブルなどをセットしていると、若者たちが双眼鏡や望遠レンズ付きのカメラで周囲を観察しているようでした。Photo_11 「みちくさ」の清掃をしていると、案内人の青山さんと若いバードウォッチャーが「みちくさ」を訪ねてくれました。青山さんとは足尾の自然の話が盛り上がり、これからもお付き合いをしていくことになりました。若者たちは初めて訪れた足尾で、今日の目的が達成できたことを喜んでいました。Photo_12 「みちくさ」は来月オープンですが、季節の移り変わりが早いせいか、今日はオープン本番のようでした。テラスでお付き合いしてくださった皆さん、またお会いできることを楽しみにしています。Photo_13 今日の森作業は、橋倉、済賀そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2021年3月26日 (金)

着々すすむ、足尾・松木沢の森と愉しむ環境整備

 今日は森づくりを愉しむ季節へ向かって、その環境を整える作業のひと時に満足した足尾の森作業でした。P3264473 今日の作業打合せの前段は、若者たちがポストコロナ社会へ向けて「資本論」?を呼んでいるという話題でした。今日のメンバーは、1970年代の労働運動と学生運動を近くで見てきたサポーターですので、若者たちの世界観が広がっていくことを歓迎していました。Photo 午前中の作業は、「臼沢西の森」の土留め造りをしました。5月から始まる「里親植樹」の場所が急斜面の草地ですので、石ころや土を流さない土留めを造り、ここに土を運び入れて木を植えます。土留め造りで刈っている草は植樹後の土の乾燥を防ぐためのマルチングに使います。Photo_2

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Photo_4 プロのような作業はそれぞが全体を見ながら、各自の作業を全体と連携して進めていました。月最低100本の植樹をする予定ですので、9月分までの植樹会場を造ることができました。Photo_5 午後は、松木渓谷を訪れた皆さんに私たちが育てた森を見てもらう散策路を整備しました。岩や石が多い場所の石などを端に動かし、散策しやすい路に整備しました。三人がかりでないと動かない大きな岩を、老体に鞭を打つかのように、精一杯の力を出し切って動かしました。今日は、2016年に植えた杜と杜の間の散策路を整備することができました。Photo_6

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Photo_8 植樹をして5年目を迎えた木々は、樹高5㍍以上に生長し、ふるさとの木同士が競い合っていました。間もなく、若葉を拡げ、棲み処を生きものたちに提供し、メニュー豊富な大衆食堂もオープンします。今日の作業は、鎌田、松村宗雄、山本、済賀そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2021年3月25日 (木)

足尾・「臼沢の森」に「M&mベンチ」を造る

 足尾・松木村跡地にコブシの花が咲き始めました。今日の天気は無風でどんよりした曇り空の一日でした。森作業に集まってくれた8名の森びとサポーターの皆さんとは、久しぶりなので、ホットコーヒーを飲みながら少し時間をかけて打合せをしました。1  まずは、健康管理の話。栃木県と群馬県で広がりつつあるコロナウイルス感染に気を付ける情報交換。その後は、本日の森作業を進めるにあたっての前提的な話をしました。Photo 今日は「M&mベンチ」(上の写真)を「臼沢の森」の2005年植樹場所に造ります。Mは宮脇昭さん、mは松崎明さんで、16年前から始めた“山と心に木を植える”活動の提唱者です。松崎さんは天空の森で私たちを見守ってくれていますが、この二人が2005年の植樹祭の時、ベンチを造る場所に座って100年後の森の様子を語っていました。その場所に、間伐材でベンチを作っていましたが、ベンチは腐って壊れてしまいました。森づくりを初めて15年を迎えた区切りとして、この場所に新しいベンチを石で造ることにしました。本日は、その作業をすることにしました。2

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5 座る場所の石は大谷石にするという話になって、86段の階段を思い大谷石を運び揚げしました。ベンチは2日ほどかかると思っていましたが、なんと午前中に90%を完成させました。後は、雨や地震の力を借りて、置いた石を整えていきます。
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済賀さんと小野塚さんは苗床で、ポット苗にたっぷりと水を上げました。昼食時には、福原さんから新ショウガの酢漬けをいただきました。このショウガは福原さんの母が自慢のもので、これを味わうと春がやってきたと感じます。Photo_3 午後は、「臼沢の森」の入口に張ってある柵が劣化していますので、鹿の侵入が心配でした。その柵の内側と外側から新しい柵を張り、柵を補強しました。この作業も手慣れたもので、2時間で終わりました。作業小屋に戻って、ストーブの煙突掃除を行い、本日の作業を終了させました。Photo_4

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2_2 サポーターの皆さんは、松村宗男さんが用意してくれたカキ菜をいただき、「今夜は、辛子醤油のカキ菜で一杯だー!」と帰っていきました。松村さん、ありがとうございました。本日の作業は、鎌田、松村宗、福原、加賀、済賀、小川、小野塚そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

 

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