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2021年5月16日 (日)

緊張感を高めて森の防潮堤の草刈りを行いました

 福島県は今日(5/15)から31日まで、県独自の「コロナ非常事態宣言」を発令しました。私たちは、いつもより緊張感を持ち、感染対策をこれまで以上に意識して、森作業現場に集合しました。今日の作業は、6年前に植樹した森の草刈り、育苗場のポット内の草取り、水撒き、農園場のエンドウ、キュウリの植え付けにしました。

2021516  草刈りの5名は、軽トラで作業現場へ出発。現地では、10年ぶりに刈払機を操作する菊池君は機械操作を岩橋スタッフから習得し、草刈り作業をすすめました。

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2021516_5  現場の苗木は樹高3~4メートル、幹回りも20~30㎝と生長しており、森の防潮堤としての機能を果たしているようです。ところが、森と森の間の通路はセイダカアワダチソウの枯木とガレキ等が転がっており、刈払機の金属音をたてながらの草刈り作業になりました。草刈りはケガもなく終わりましたが、気が休めない作業でした。

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2021516_7  雫育苗場の3名も、草取り、水撒き、野菜の植え付けを終わり、苗場に戻った草刈り5名と一緒に休憩タイムをとりました。岩橋夫婦から頂いた団子を食べながら、今後の作業打ち合わせを行いました。

2021516_8  5月18日には森びと宮城県ファンクラブが仲間たちを引率し、森の防潮堤の視察に来ますので、この案内に関しても話し合いました。渡部代表からは玉ねぎ、青菜、赤カブが届けられました。皆さん、小分けにして今夜のレシピを考えながら帰路につきました。

2021516_9  スタッフの皆さん、お疲れさまでした。渡部さん、野菜ありがとうございました。今日の作業スタッフは、松林、山田、岩橋、道中内、原田、菊地、岩橋(恵)、筆者でした。                      (報告・東城敏男)

第1回里親植樹の準備が整いました

 本日(16日)の足尾・松木沢の7時40分の気温は16℃でした。足尾ダムが新緑に霞んで見えました。なんと気持ちの良いひと時でした。

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森びと広場に向かう途中、中倉山のブナを見に行くと思われるハイカーの後姿が見えました。

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9時前に全員が集合となりましたのでコーヒーを飲みながらの打ち合わせ。午前中は、19日から本番の「臼沢西の森」植樹地に植える苗木のチェックと散水です。午後は、植樹地の整備にすることにしました。

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弘永さんが、苗床の苗木にたっぷりと水を与えてくれました。

Dsc05692 私たちは、第1回里親植樹で植樹する苗木をトレイに分けました。

Dsc05694 森びと広場のビニールハウスのビニールの一部が風で飛ばされていましたので、弘永さんがブルーシートで補修してくれました。

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加賀さんは、植樹での苗木の名前が分かるように竹で札を作成してくれました。

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午後の作業を始めようとした時に雨が降ってきました。暑く息苦しいなかでしたが、背負子に培養土を載せて階段をゆっくり登りました。

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岩がごろごろしている階段では手を着きながらゆっくりと土を荷揚げしました。

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加賀さんが培養土の袋をカッターで切り、整地もしてくれましたので植樹地は整いました。Dsc05701 臼沢西の森から見る足尾グランドキャニオンは水墨画のような景色でした。額の汗を拭きながらホッとするひと時です。心が和みます。

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本日の作業で第1回里親植樹の準備は整いました。15時には雨もあがり無事に作業が終わりました。里親植樹を通じて地球温暖化にブレーキがかかることを願い、小さな作業ですが今できること愚直に実行していく私たちです。本日の作業は、加賀さん、弘永さん、筆者が行いました。雨の中ご苦労様でした。(報告:済賀正文)

いよいよ始まる足尾・松木沢の“里親植樹”

 法人森びとの初代理事長だった岸井さんが他界(5/15)して3年を迎えました。昨日、元理事・松井さんとその友人がお墓の掃除を行い、新生・森びとの活動を報告してくれました。

1621130237596  足尾ではコロナ禍の森づくりとして、19日から始まる「里親植樹」に参加してくれた皆さんへ郵送する里親植樹の証明書のハガキに印刷する苗木の写真を撮りました。

Photo          トチノキ

 苗木の全体像を、その若葉はきれいにするにはどうするのか、天気の良い日に太陽の光を受けて若葉の緑色をきれいにしたい等を悩みつつ、プロのカメラマンでない森びとサポーターの鎌田さん、橋倉さんが苗木をカメラに収めてくれました。

Dsc05615         里親植樹の場所(上、下)

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 3日後の本番では、里親植樹の様子を動画撮影し、その動画を編集します。撮影のためには、広報サポーターの林子さんが休暇を取り、本番の様子をホームページで紹介していきます。

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Dscn6558  世界中の人々が見えないウイルス、気候変動と向き合いつつ、これからもこの地球で生存していけることを願ってるのではないかと思います。その願いを苗木に託して木を私たちは木を植えていきます。やれることは小さいですが、やっていることは持続可能な生存の土台(地球)を健全にすることだと信じています。(広報スタッフ・高橋佳夫)

2021年5月13日 (木)

足尾・松木沢の森の若葉は爽やかな風を運んでいます


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   足尾・松木沢の木々は、新緑の時を過ぎて濃い緑に変わり、若葉が運ぶ爽やかな季節を迎えています。昨日の朝9時の気温は15℃、現場は新型コロナ感染の騒ぎを忘れさせてくれるような空気が私たちを包みました。

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 森びと広場の八重桜は最後の輝きを見せ、「民集の杜」の赤いツツジは低木の存在を主張し、「新松木の杜」のヤマユリは、少し見ない間に90cmも背を伸ばし、美しい花とその香りへ私たちを誘ってくれるようでした。

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 昨日(5/12)の森作業は、苗木への散水がメイン。松村(健)サポーターは苗木だけではなく、”オオムラサキの家”のエノキやクヌギにもたっぷりと水を飲ませていました。

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 その間、福原サポーターは、ショウジョウバカマやホタルブクロを広場の花壇に植えこみました。その熱心さには、いつも感心しています。

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 この後3人は「里親植樹」地に向かい、左側半分の土留め作りを行いました。メンバーの体力・体調を考慮した作業内容を話し合い、楽しみながらの作業をしました。

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急傾斜の植樹地ながら、4月に植えた苗木たちはしっかりと根を張り、緑の枝葉を広げていました。スタッフが連日背負いあげた大量の土がそれを支えていました。

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「里親植樹」の準備は万全です。多くの皆さんの期待に応えられるように、現場の私たちは育樹作業に専念していきます。将来世代の生存を持続できる基盤である地球を元気にさせたい皆さんの植樹参加をお待ちしています。昨日の森作業は、松村(健)、福原、報告は橋倉でした。

2021年5月11日 (火)

気分も爽やかに、五月晴れのもとで森の防潮堤応援

 南相馬市内は五月晴れの暖かい日が数日間続き、端午の節句らしい季節を感じています。自宅のシャクヤクの花も満開です。少しずつ初夏を迎えつつあるという季節感です。しかし、心の中には新型コロナウイルス感染症に不安を抱き、不要不急の外出を自粛している毎日です。

P1010962  5月10日現在、南相馬市では150名の感染者が出ており、福島県内で5番目に多い地域です。いつ収束するか分からない見えない生きものと向き合っていかなければならない私たちです。少しでも森を健全に育て、見えないウイルスがおとなしくなってほしいと願っています。森づくりには活動資金や時間も欠かせませんので、今年も福島県林業会館フォレスト助成金の手続きをしました。6月には審査結果が出る予定ですので、応援隊はそれまで森作業を地道に進めていきます。

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P1010979  今日(11日)の気温は20度で、天気は五月晴れでした。スタッフたちは苗場に10時集合し、作業の打合わせを行った後は、途中、休憩を取りながら12時まで作業を行いました。作業は、ポット苗の草取りと撒水、そして応援隊農園の植え付け作業を行ないました。スイカ、菊芋、カボチャの苗を植えました。夏から秋の収穫が楽しみです。

P1010973  本日の森作業は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、小川事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、菊地スタッフ、筆者でした。(報告・岩橋 孝)

2021年5月 9日 (日)

緑のグラデーションに囲まれた足尾町で森作業

今日の作業は事前の打ち合わせで、足尾町野路又にある篠竹を切ることに決め、現地集合としました。時間は9時でしたが、皆さんは8:30前に集合していましたので、作業は8時半から開始しました。天気は雲が多く蒸し暑く感じました。周りを見ると緑色のグラデーションのパッチワークの山が美しく、作業を加勢してくれました。Img_1648 Img_1650

ご近所の皆さんに、竹を切ること、日曜日の朝に刈り払機の音が少々うるさいことへのご協力をお願いしながら作業に取り掛かりました。橋倉さんと濟賀さんが刈り払機で竹を切り、弘永さんと筆者が枝を落として、1mの長さに伐りました。作業が始まると近所のおばさんが「水分を取りながらやって」と冷たいお茶のペットボトルを差し入れてくれました。ありがとうございました。

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Img_1659雨がパラついたり、陽が差したりという天気でしたが、100本の束に揃えると、全部で635本の苗木支柱を作ることが出来、今年の里親植樹の分は確保しました。時間はお昼を過ぎていました。竹を松木まで運び、いつも通り作業小屋で昼食をとりました。橋倉さんは、竹林の道路側の竹を刈って見通しが良くなるようにと、残って作業を続けました。
松木の森びと広場に着くと、八重桜が満開に近いぐらいに咲いていました。臼沢の緑も色々な緑で綺麗です。バタバタ音がするので確かめると、Aハウスのビニールが風で剥がれています。また、「うんしゅう亭」の屋根の波板が一枚剥がれていることも判明しました。昼食後に直すことにしました。Img_1661 Img_1662

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Img_1666今日の作業はこれで終わりにしました。帰える途中、篠竹林での橋倉さんの作業がまだ終わっていませんでしたので合流して、伐った竹の片づけをしました。路地から大通りへ出る時に、竹が邪魔をして見通しが悪く、バス停に行くときに危ないために住民の方が困っていたということです。お婆さんが出て来て、見えるようになって良かった。と喜んでいました。

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今日の作業はこれで終了とし、現地解散にしました。本日の森作業は、橋倉さん、濟賀さん、弘永さんそして筆者でした。(報告:加賀春吾)

 

2021年5月 5日 (水)

温暖化防止のアクションは滝を登る鯉のように

 今日(5/5)は、最後の祝日のためか交通渋滞もさほどなく育苗場に早めの到着となり作業の準備待ちで迎えました。天気はすっきりせず直ぐにでも雨が降りそうな曇り空でした。

202155  10時から朝の打ち合わせでは2のチーム編成をし、1班は7名で補植作業にしました。内容は、第3回植樹会場(2016.3・27)の北側のマウンドでの補植で、軽トラック2台にタブノキ、シロダモなど5種200本の苗木とスコップ、水、肥料を用意して作業に入りました。5年前に植樹した苗木は2~4程に生長し、小さな森になっている状況を見たスタッフは感無量のようで、声がありませんでした。

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202155_3  2班の5名は雫育苗場周辺の草取りとポット外し、そして空き地を耕し松林スタッフ宅で育てた菊芋を植えました。11月ごろには収穫ができるようです。近くの家では鯉のぼりが天高く泳いでいました。よく見ると、「ボーっとしているんじゃないぞ」とハッパをかけているような勢いに感じました。

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202155_4  休憩タイムでは山田スタッフからの手づくりおしんこや柏餅、串だんごをいただきながら、これからのことの打ち合わせをしました。

202155_5  地球温暖化のアンケートに関しては、温暖化防止のために木を多く植えることと石油をあまり使わないことを実行しています、との声もありました。私たち応援隊一人ひとりが温暖化ストップに向き合っていくことの大切さを胸に収めました。

202155_6  今日の作業スタッフは、渡部、菅野、松林、小川、山田、岩橋、道中内、佐藤(正)、原田、菊地、岩橋(恵)、筆者でした。(報告・東城敏男)

2021年4月30日 (金)

間もなく新緑が輝く足尾の山の森

Photo_3         いろは坂入口の新緑

 今日は一人でしたので自然観察をしました。天気は晴れで、少し冷たい爽やかな風が心地よい日でした。午前中は、日光・半月峠周辺のブナの棲息域チェックをして、ツキノワグマが残した熊だな箇所の見当をつけました。Photo_5      半月峠なら中倉山の「無言の語り木」(ブナ)

 その後は、足尾町の深沢周辺の生きものをチェックしましたが、オオルリ、ミソサザイの鳴き声を聴きくことができました。そこから舟石峠から中倉山のブナとアカヤシオの様子を見ました。昼食時間帯でしたので、「無言の語り木」(ブナ)の下でハイカーが昼食を食べているようでした。Photo_7        松木沢のオオシマザクラPhoto_9 「みちくさ」で昼食を食べ終わると、30kgはあるリュックを担いだロッククライマーが立ち寄ってくれました。男女二人は2年前から足尾グランドキャニオンでロッククライミングを楽しんでいるそうです。「静かで爽やかな自然の中で過ごせるのが気に入っている」と言っていました。コーヒーを飲みながら、熊と人間との向き合い方等の話をし、二人で50kgはあるリュックを担いでキャニオンへ向かっていきました。

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アパートに向かう途中、山の斜面に黒い点を発見、双眼鏡で拡大してみるとツキノワグマが何かの花を食べているようでした。Photo_13
 間もなく、足尾の山では生きものたちの命を育む営みが見えづらくなります。新緑の季節がやってきます。(報告・高橋佳夫)

2021年4月28日 (水)

黄緑色の若葉の輝きに気持ちが躍る足尾・松木沢

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 今日の足尾・松木沢の森作業担当者は休養日です。済賀さんは朝から15年間育てた森と杜を観察していました。Photo_2

Photo_3 午後に到着した私は、まず、タイヤの交換をして、久々の森びと広場を散策しました。気温は21℃ありました。Photo_4  黄緑色の若葉を輝かせていたのはシラカンバとカラマツ、イタヤカエデでした。じっくり見ていると、何故か、気持ちが膨らむ気がしました。目にとってはとても優しい感じでした。Photo_5Photo_6 今年は、「みちくさ庭園」のアジサイを楽しみにしていますので、その生長具合を見ると、がっかりしました。なんと!幹の樹皮が何者かに食べられ、幹は生きものの骨の様になっていました。獣の食害には遭わないと思っていましたので、がっかりです。枯れてはいないので、知恵を出し合って対策を考えます。(報告・高橋佳夫)

2021年4月27日 (火)

足尾の里親植樹の準備が間もなく完了

 本日(27日)の足尾・松木の8時40分の気温は9℃で、天気は晴れでした。晴れの空でしたが少し薄い青でした。

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 9時からの打ち合わせの前に福原さんがスズランを森びと広場に植えてくれました。白い花で可憐に咲いています。やがて、この水仙が増えて、足尾・松木沢を訪れる人の気持ちを癒してくれるのが楽しみです。福原さんありがとうございました。

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 作業の打ち合わせでは、「臼沢西の森」の里親植樹用の培養土の荷揚げと昨日の続きとしてウサギ対策に役立つ苗木に篠竹を麻縄で縛る作業を完了させることにしました。

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三人で背負子を使って荷揚げをしている時、立ち止まってトチノキの新芽を見ていると疲れが和らぎます。

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手作りの階段に手を着きながらの荷揚げは大汗が出てましたが、ケガをしないように注意して培養土の荷揚げしました。

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「臼沢西の森」から見える足尾のグランドキャニオンを見ての休憩もいいものでした。

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 本日は、培養土を51袋運び揚げました。残り50体を荷揚げすると今年度の里親植樹地の培養土の荷揚げが終了します。岩だらけの植樹地に篠竹を打ち込み苗木を麻ひもで縛ることが出来た本数は100本でした。次の森作業は、「臼沢西の森」の階段の右側の支柱のない場所に補植をすることです。

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      荒地で生きる木々です

本日も安全に怪我もなく、楽しく森作業が出来ました。皆さん、お疲れさまでした。

本日の作業者:福原、加賀、済賀でした。(報告・済賀)

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