間もなく新緑が輝く足尾の山の森
今日は一人でしたので自然観察をしました。天気は晴れで、少し冷たい爽やかな風が心地よい日でした。午前中は、日光・半月峠周辺のブナの棲息域チェックをして、ツキノワグマが残した熊だな箇所の見当をつけました。 半月峠なら中倉山の「無言の語り木」(ブナ)
その後は、足尾町の深沢周辺の生きものをチェックしましたが、オオルリ、ミソサザイの鳴き声を聴きくことができました。そこから舟石峠から中倉山のブナとアカヤシオの様子を見ました。昼食時間帯でしたので、「無言の語り木」(ブナ)の下でハイカーが昼食を食べているようでした。 松木沢のオオシマザクラ 「みちくさ」で昼食を食べ終わると、30kgはあるリュックを担いだロッククライマーが立ち寄ってくれました。男女二人は2年前から足尾グランドキャニオンでロッククライミングを楽しんでいるそうです。「静かで爽やかな自然の中で過ごせるのが気に入っている」と言っていました。コーヒーを飲みながら、熊と人間との向き合い方等の話をし、二人で50kgはあるリュックを担いでキャニオンへ向かっていきました。
アパートに向かう途中、山の斜面に黒い点を発見、双眼鏡で拡大してみるとツキノワグマが何かの花を食べているようでした。
間もなく、足尾の山では生きものたちの命を育む営みが見えづらくなります。新緑の季節がやってきます。(報告・高橋佳夫)
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