カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2096件の記事

2021年6月 5日 (土)

足尾・中倉山の「無言の語り木」(孤高のブナ)に元気を届けました

 4月29日に開催を計画した『中倉山のブナを元気にする恩送り』は、新型コロナウイルス感染拡大と当日の天候が雨となったため、開催を延期し本日6月5日の開催となりました。昨日の大雨の影響を心配しましたが、足尾ダムに集合した7時には雲の切れ間に青空が顔を出し、絶好の登山日和となりました。

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 新型コロナウイルス感染拡大に対し「緊急事態宣言」が発令されていることから、今回も森びと関係者で取り組むこととしました。森びとスタッフ、正会員の荒川さんグループ、JREU山岳部の皆さんの計13名と下野新聞社の鈴木記者が同行してくれました。 

 登山口でブナの根を保護するための腐葉土10ℓ1袋と植生袋2枚を参加者に持っていただき、コロナ感染予防のため、少人数のグループに分けて距離を保ちながら中倉山山頂を目指しました。

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  つづら折りの登山道は昨日の雨で湿っており、滑って転ばないように注意しながら登りました。一歩一歩坂道を登るとマスクをしているため、息が苦しくなり、汗が流れるのも早くなります。こまめに休憩を取り、水分補給をしながら登りました。

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 森の中では、春ゼミの鳴き声が合唱をするかのように響いています。ミズナラやサクラの幹を見ると、セミの抜け殻がたくさんついていました。

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 木々の緑の葉が広がり柔らかな光が林内に差し込みます。登山道の両脇には赤い花を咲かせた満開のツツジが私たちの目を楽しませてくれます。

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 登りはじめて2時間、10時に中倉山の尾根に到着しました。煙害に耐え抜いて生きる「無言の語り木」“孤高のブナ“が凛として立っています。

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 14名の参加者が全員到着し、リュックから腐葉土の袋を取り出してもらい、2人一組となり、植生袋に腐葉土を詰めました。26枚の植生袋が出来ましたが、数が少ないのでブナの北斜面の根の近く土壌がむき出しとなっている場所に張り付けることにしました。

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 2018年から張り付けた植生袋からは草が生え、根で土壌を押さえています。シカのフンも落ちており、エサとして食べられているようです。ブナを見ると枯れた枝も見受けられ、強風に煽られた葉の先が乾燥し茶色くなっているのが確認出来ました。植生袋を張り付けたところは土壌流出を押さえることができてきたようですが、まだまだ崩壊地は広く、少しずつですが「恩送り」に取り組んでいきます。新型コロナウイルス感染が終息したのちは多くの森ともの皆さんと一緒にブナを元気にしたいと思います。

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 作業終了後は参加者全員で集合写真を撮影。森びとプロジェクトを代表して副代表の清水からお礼を述べ、ザイさんと矢野さんから感想をいただきました。

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 早めの昼食をとり、10時50分に下山を開始しました。尾根伝いを戻ると、ここでもツツジが満開となっており、ツツジのトンネルをくぐっているようです。

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 松木川沿いに目を向けると、森びとプロジェクトの植栽地、臼沢の森や松木の杜、民集の杜の木々の生長を見ることができました。まだまだ荒廃地は広く、温室効果ガスの吸収源であり、いのちの源でもある森づくりは国民的な取り組みです。煙害に耐え抜いたブナが今また地球温暖化によって巨大化した台風や強風・豪雨に耐えています。大量生産・大量消費を続けた私たち人間の暮らしの見直しが求められているのではないでしょうか。

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 12時40分に登山口に到着。登山口に待機している橋倉さんから参加者の皆さんに冷やした紙パックのジュースが配られ、乾いた喉を潤しました。

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 本日の「中倉山のブナを元気にする恩送り」参加者の車を止める駐車スペースを提供していただきました「足尾に緑を育てる会」の皆さま、横断幕作成に協力をいただきましたJREU大宮の皆さま、同行していただきました下野新聞社・鈴木さん、大変ありがとうございました。本日参加していただいた皆さま大変お疲れ様でした。

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本日の参加者は、鎌田さん、松村宗さん、橋倉さん、加賀さん、済賀さん、荒川さん、生澤さん、磯部さん、ダイさん、鈴木文さん、宮尾さん、矢野さん、鈴木祐さん、そして筆者でした。(報告・清水)

2021年6月 4日 (金)

6/5・中倉山ブナ保護の準備が完了

 本日(4日)8時の足尾・松木沢の森びと広場の気温は15℃でした。天気は肌寒い雨でした。ストーブに薪を入れて燃やすと、室内は丁度良い温度になりました。

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 ホットコーヒーで身体を暖めながらの本日の作業打ち合わせは、明日実施するコロナ感染防止によって延期になっていた中倉山ブナ保護の準備と16日の第2回里親植樹の準備でした。

 ブナの根が露出している所に草の種が入った植生袋に培養土を入れ、それを地に張り付ける作業です。協力者が荷揚げするビニール袋に培養土(10L)1個と植生袋をひとつにまとめました。植生袋を止め金とハンマー等の必需品も車に積みました。この時季を逃すと植生袋から芽をだすことが難しくなると判断し、コロナ感染防止に気を付けて、生息限界地で120年以上も生き続ける「無言の語り木」(ブナ)が衰弱しないように土砂流出を防ぎたいと思います。

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 次の作業は、第2回里親植樹の準備をしました。植樹地を記号で表す支柱を甲羅板を切断し、「臼沢西の森」の植樹地に刺す支柱看板を全て準備しました。Dsc05708Dsc05714_2 鎌田さんは、空いてる時間を森びと広場の手洗いの排水溝の溝の清掃を行ってくれました。いつも皆が気持ちよく使用できるように考えて頂いている鎌田さんに感謝です。

Dsc05709 広場からみちくさに登る階段の手前の案内板がクマによると思われる新しい傷跡がありました。クマが活発に動いている気配を感しました。私たちも森に入るときは、鈴の音や大きな声を出して人間がいることを知らせることがクマと鉢合わせをしないことだと思います。

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Dsc05715 足尾ダムからは、大量の茶色の川の水が勢いよく流れ落ちていました。明日の準備作業は、滞りなく終了しましたので、明日の中倉山ブナ保護が無事に終わることを願って早上がりにしました。本日の作業者は、鎌田さん、加賀さんそして筆者でした。雨の中の準備作業、お疲れさまでした。(報告:済賀正文)

2021年6月 3日 (木)

ニセアカシヤの甘い香りに包まれて森作業

Dscn7392  昨日(2日)の足尾・松木沢は、梅雨空の様などんよりとした天気でしたが、13時頃には、気温が23℃にもなりました。当日は私の心が梅雨模様でした。と言うのも、スケジュール管理がいい加減でしたので、森作業は午後からのスタートとなってしまいました。

Dscn7369  森作業サポーターの福原さん、そして、急遽、参加をしてくれた鎌田さんを待つ間、付近を散策しました。気持ち的にはやっと白い花を咲かせてくれたニセアカシアでしたが、その香りはいつもの季節感でした。足尾のサルたちが群がって食したのか、アスファルトの上に白い花びらと折れた枝が落ちていました。足尾ダム周辺はこれから少しの間、アカシヤの花の甘い香りに包まれます。

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Dscn7380  今日の作業のメインは、「里親植樹」の苗木等への水やりですが、その前に、「中倉山のブナ保護活動」の下準備で、登山口までの道路点検に出向きました。この作業は4日に予定をされていますが、大雨が降る予報なので条件の良いときにやろうと鎌田さんが急遽参加してくれました。

Dscn7379  道は拍子抜けするほど問題はなく、登山道入り口付近での草刈りや駐車スペースの確保を行いました。途中下山してきた登山客からねぎらいの言葉を頂いたので記念写真をパチリ。登山者は、「森びとブログを見るよ!」と約束して帰っていきました。

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Dscn7383  森びと広場では、「里親植樹」の出番を待つ苗木たちにたっぷりと水を飲ませてあげました。”オオムラサキの家”の苗木たちにもたっぷりの水をあげました。森作業は、鎌田、福原そして筆者でした。(報告・橋倉喜一)

2021年6月 2日 (水)

苗を育て、本を読み、自然に寄り添う生活を考える

202162  6月の森作業が今日(6/2)からスタートしました。10時の集合時には、雨がポツリポツリと降ってきたため、すぐさま簡易テントを設営し打ち合わせを行いました。岩橋恵美スタッフが準備したコーヒーをご馳走になって、直ぐ、作業にとりかかりました。

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202162_2  今日の作業は先月に引き続きポット内の草取り、苗場周辺の草刈り、防風ネットの取り外し、苗木への撒水を行うことにしました。ポット内の草取りをしていた道中内スタッフは、一つのポット内に2種類の苗木が育っていることに気付き、不思議なこともあるものだと話をしていました。

Photo  苗床では淡いピンクの虫取り撫子の花(上の花の写真)が咲いていますが、私たちが種を蒔いたわけではないので風や生きものたちの贈り物だと思いつつ、可憐な花を見つめ癒されていた山田スタッフ(写真上)。

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  休憩タイムでは、森びとプロジェクト代表・中村幸人さんの著『植生からの見る里山』を皆さんに紹介しました。今日も、甘いものに目がない高齢者向けのお菓子と団子を差し入れてくれまして有難うございました。

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202162_4  苗場はかなり乾燥していましたので撒水は時間をかけて、水がポットの底まで浸透していることを確認しながら行いました。また、周りの防風ネットは暖かい潮風を遮断する働きがあり、苗場の苗は暑さで参っている様子でしたので風通しを良くしました。

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202162_6  仮農園場では菊芋、キュウリ、エンドウ、カボチャ、スイカの5種類の野菜が日一日と大きく生長しています。森作業の楽しみとしての家庭菜園にも力が入ります。次回の森作業までには、中村代表の本を読んだ感想や農園場のネーミングを持ち寄ることにしました。本日の作業スタッフは、松林、山田、岩橋、道中内、岩橋(恵)、筆者でした。(報告 東城敏男)

2021年5月31日 (月)

“世界を、森に!”の志を持って、足尾・松木沢の森作業

Photo  昨日(5/30)朝9時の気温は17℃、天気は晴れでした。涼やかな風でしたが、雲の流れが速い朝でした。遊動楽舎(みちくさ)の当番はコロナ感染拡大防止のために無し。そのため、森作業に変更しました。途中の足尾ダム駐車場の周辺の道路には車が溢れていました。多分、中倉山登山者の車でしょう。足尾の自然を愛する人々が多い事に感謝です。

Photo_2  加賀さんが煎れてくれたくれたコーヒーを飲みながらミーティング。県ファンクラブ毎に気候変動対策が重要なこと等の話をしながら、森作業は昨日に続き「臼沢西の森」の土留め柵造り。午後は、撒水と甲羅板を「臼沢西の森」の土留め造り場所まで担ぎ揚げることにしました。

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Photo_8  現場は、雑草と石だらけの斜面。ここを耕し、整地します。シニアの二人からすれば、重い甲羅板運び揚げは重労働です。その疲れを癒してくれるのは対岸の景色です。ハゲ山になっている斜面を眺めながらの森づくりの夢を語っていました。

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Photo_10  午後は、早く大地に植えてほしいと語り掛けているようなポット苗に何度も散水しました。中には暑さに参って弱っている苗がありましたので、「臼沢西の森」に植えることにしました。ヤマモミジ、ハウチワカエデ、ウワミズザクラ、クリ、カツラを補植(20本)しました。甲羅板は全て荷揚げすることができました。

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Photo_12  動物たちと遇えることを期待していた動物は姿を見せてくれず、残念でした。

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Photo_14  本日の森作業は、加賀、山本、筆者・弘永でした。私は、下山中に、“世界を、森に!”という言葉の意味を噛みしめました。昨日の森作業は、山本、加賀そして筆者でした。(報告・弘永祐介)

2021年5月27日 (木)

気持ちを引き締めて、森の防潮堤づくり応援の意思疎通

 本日(27日)、10時から応援隊9名は、雫育苗場で第1回役員会を開催しました。現場の気温18度、昨日より7度も低く、少し肌寒い日でした。会議途中からは小雨が降りだしました。役員会では、第7回総会の意見や感想を話合い、その後は当面の活動予定を行いました。

P1020006  会議の最後には、会員の近況を出し合い、和気あいあいと親睦を図り、役員会を終えました。

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P1020008      苗場の野菜が楽しみです

 本日現在の新型コロナウイルスに感染した方々は県内で4,527名、南相馬市は157名になっています。応援隊会員も先週からワクチン接種を受けていますが、森づくり活動ではこれまで以上にコロナ感染に気を引き締めて、元気な森づくりを進めていきます。

P1010988       相農生が植えたハマナスの花

 去る18日には、森びと宮城県ファンクラブの林代表と9名の仲間が南相馬市を訪れました。目的は、これまで植えてきた森の防潮堤の森視察、育苗会場の雫育苗場とこれからの植樹予定地を視察しました。

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P1010981_2  参加者からは「8年経ってしっかりとした森の防潮堤になっていることに驚きました」、「第9回植樹祭には是非参加したい」等の声がありました。

P1010994  本日の会議参加者は、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、小川事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、松本スタッフ、岩橋恵美スタッフ、そして筆者でした。(報告・岩橋孝)

2021年5月24日 (月)

幼木から若木に生長するまで見守る人の心得

 23日、森びと栃木県ファンクラブの弘永さんからメールが届きました。昨年10月に植えた日光市板橋の「城山の森」に植えた苗木の様子を観てきた写真がメールに添付されていました。

Photo  散策時間は午後1時頃、天気は曇り時々晴れ。「城山」に植えた1.000本の苗木は総じて根が活着し、虫による害も見られなく、若葉を見ていると元気に育っていましたということでした。

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Photo_3  地表は草が茂っているということではないので、土壌が雨によって崩れることが心配だ、というコメントがありました。

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Photo_5  また、稜線に造られている道が雨によって削られ、木々の根が露出している状況を心配していました。弘永裕介さん、報告ありがとうございました。

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Photo_7  以前、植樹用に造った間伐材の簡易階段が近道とし利用されていることを発見しましたので、県ファンクラブは通行禁止の対策をしました。木々が生長すると、葉や枝が雨の力を弱めてくれますが、それには時間がかかります。土砂流出を防いでくれるまでにはもう少し時間がかかります。

Photo_8  地域の方々やハイカーには「城山の森」を大いに楽しんで欲しいのですが、森の木々たちの機能が発揮されるまでは木々の生長を見守ってください。(報告・高橋佳夫)

2021年5月22日 (土)

新しい森づくりを描きながら足尾の森作業

 一日中青空のもとで森作業だと思っていましたら、足尾・松木沢は曇り時々にわか雨という天気でした。9時前にはミーティング開始。当初の作業予定を変更して、「民集の杜」入口周囲の環境整備をすることにしました。その経緯を報告し、作業手順を確認した後、早速作業開始。昨日、済賀スタッフがチェンソーの整備をしてくれましたので、そのまま現場へ直行。昼前には90%の作業が終了しました。片付け中には、「この空き地に桜を植えてみたいね」等との声があり、「そうなれば今までの春とは違った雰囲気になるね!という会話がありました。

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P5224920_2 昼食後は、午前中の現場跡のチェックをした後、新しい植樹予定地の下見をしました。森づくりのつわものたちからは、朝のミーティングで、石ころの多いところの開墾方法等の話が、スタッフに伝達されていましたので、現スタッフはそのよあな事を意識して現場を見ているようでした。P5224929_2 下見が終わそうとしている時から雨が降ってきました。午前中は相当きつい作業でしたので、きりの良いとこで作業終了となりました。今日は、橋倉さんからフルーツと干芋を食後のデザートとして頂きました。美味しくいただきました。本日の森作業は、鎌田、松村宗雄、山本、加賀、福原、済賀そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2021年5月21日 (金)

ツキノワグマに癒されながら森作業

 雨時々曇りの今日は、室内での作業を予定していました。3~4年前から準備していたオオムラサキが舞ってくれる森づくりの準備。「松木の杜」では現在、2009年に植えたクヌギ、その後に植えたエノキが生長し、オオムラサキが生きていける環境になっているのではないかと思っています。人間の勝手な思いですが。P5214867          朝の足尾グランドキャニオン方面
 私は、松木村が廃村になる前はオオムラサキが舞っていたという話を、松木村に住んでいた星野さんの末裔から聞いていました。そこで、オオムラサキを飼育し、生態を観察している前橋に住む阿部蝶吉(勝次)さんから飼育のアドバイスを受けていました。同じ前橋に住む森とも・松村宗雄さんが、蝶次さんから飼育のアドバイスを再度受け、飼育は、ビニールハウスの天井のビニールをカットし、そこにネットを張り、ハウス内に植えたクヌギの樹液、エノキの葉で飼育する予定です。P5214871_2 今日は、そのネットをハウスの天井の大きさに縫い合わせる作業を小屋で行いました。準備不足があって、ネットは縫い合わせることはできませんでしたが、トタン屋根に当たる雨音をBGMにして、午後3時頃までに仮縫いが終わりました。P5214876

P5214879 その後、明日の森作業に使うチェンソーの刃を研いでいた済賀さんが、「臼沢西の森」に現れた熊を発見。Dscn6757 暫く、二人はその熊に釘付けになりました。石を剥がしている様子が分かりましたので、蟻舐めをしるようでした。雨上がりの石の多い草地を歩いている熊を見ていると、細かな手先の作業で疲れた目が和むようでした。今日は、済賀さんと筆者で作業しました。Dscn6720_2足尾のカモシカです
 
(報告・高橋佳夫)

2021年5月20日 (木)

エゾハルゼミが鳴きだした足尾・松木沢の森

 朝から静かな足尾・松木沢。8時半の気温は14℃、天気は曇り。松木川ではカジカガエルが鳴き、森の中ではエゾハルゼミが静かな声で大合唱していました。P5174781 今日の森作業は、「松木の杜」内で岩が多い場所に植えたシラカンバを食害からガードするネットの補強です。3年前に植えたシラカンバの幹や枝が鹿や猿に食べられ、生長がストップしてしまいました。生長点が食べられては枯れてしまいますので、幹をネットでガードしてきました。今年に入って、シラカンバはそのネットをはみ出すまでに生長しました。その幹や枝を食べられないようにネットを補強しました。Photo

Photo_2 ところがシラカンバに白い斑点が無数に張り付き、取り除こうとするとネバネバして取れませんでした。虫の幼虫らしいのですが、分かりませんので時間をかけて棒で取り除きました。その幹は弱っている様子でした。Photo_3

2 心配です。この場所に主役の木が植えられるまで、シラカンバは頑張ってほしいのですが、元気な木々は美味しいのでしょうか。Photo_4 午後からは、岩だらけの草地の面積を測り、その後は「みちくさ庭園」内に設置している野鳥観察用の餌台を雨から護ろうと、簡易の屋根を設置しました。Photo_5 帰路に着くころにはエゾハルゼミが鳴き止み、雨が降り出してきました。今日の作業は、済賀と筆者でした。(報告・高橋佳夫)

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