カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2092件の記事

2021年5月31日 (月)

“世界を、森に!”の志を持って、足尾・松木沢の森作業

Photo  昨日(5/30)朝9時の気温は17℃、天気は晴れでした。涼やかな風でしたが、雲の流れが速い朝でした。遊動楽舎(みちくさ)の当番はコロナ感染拡大防止のために無し。そのため、森作業に変更しました。途中の足尾ダム駐車場の周辺の道路には車が溢れていました。多分、中倉山登山者の車でしょう。足尾の自然を愛する人々が多い事に感謝です。

Photo_2  加賀さんが煎れてくれたくれたコーヒーを飲みながらミーティング。県ファンクラブ毎に気候変動対策が重要なこと等の話をしながら、森作業は昨日に続き「臼沢西の森」の土留め柵造り。午後は、撒水と甲羅板を「臼沢西の森」の土留め造り場所まで担ぎ揚げることにしました。

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Photo_8  現場は、雑草と石だらけの斜面。ここを耕し、整地します。シニアの二人からすれば、重い甲羅板運び揚げは重労働です。その疲れを癒してくれるのは対岸の景色です。ハゲ山になっている斜面を眺めながらの森づくりの夢を語っていました。

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Photo_10  午後は、早く大地に植えてほしいと語り掛けているようなポット苗に何度も散水しました。中には暑さに参って弱っている苗がありましたので、「臼沢西の森」に植えることにしました。ヤマモミジ、ハウチワカエデ、ウワミズザクラ、クリ、カツラを補植(20本)しました。甲羅板は全て荷揚げすることができました。

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Photo_12  動物たちと遇えることを期待していた動物は姿を見せてくれず、残念でした。

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Photo_14  本日の森作業は、加賀、山本、筆者・弘永でした。私は、下山中に、“世界を、森に!”という言葉の意味を噛みしめました。昨日の森作業は、山本、加賀そして筆者でした。(報告・弘永祐介)

2021年5月27日 (木)

気持ちを引き締めて、森の防潮堤づくり応援の意思疎通

 本日(27日)、10時から応援隊9名は、雫育苗場で第1回役員会を開催しました。現場の気温18度、昨日より7度も低く、少し肌寒い日でした。会議途中からは小雨が降りだしました。役員会では、第7回総会の意見や感想を話合い、その後は当面の活動予定を行いました。

P1020006  会議の最後には、会員の近況を出し合い、和気あいあいと親睦を図り、役員会を終えました。

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P1020008      苗場の野菜が楽しみです

 本日現在の新型コロナウイルスに感染した方々は県内で4,527名、南相馬市は157名になっています。応援隊会員も先週からワクチン接種を受けていますが、森づくり活動ではこれまで以上にコロナ感染に気を引き締めて、元気な森づくりを進めていきます。

P1010988       相農生が植えたハマナスの花

 去る18日には、森びと宮城県ファンクラブの林代表と9名の仲間が南相馬市を訪れました。目的は、これまで植えてきた森の防潮堤の森視察、育苗会場の雫育苗場とこれからの植樹予定地を視察しました。

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P1010981_2  参加者からは「8年経ってしっかりとした森の防潮堤になっていることに驚きました」、「第9回植樹祭には是非参加したい」等の声がありました。

P1010994  本日の会議参加者は、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、小川事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、松本スタッフ、岩橋恵美スタッフ、そして筆者でした。(報告・岩橋孝)

2021年5月24日 (月)

幼木から若木に生長するまで見守る人の心得

 23日、森びと栃木県ファンクラブの弘永さんからメールが届きました。昨年10月に植えた日光市板橋の「城山の森」に植えた苗木の様子を観てきた写真がメールに添付されていました。

Photo  散策時間は午後1時頃、天気は曇り時々晴れ。「城山」に植えた1.000本の苗木は総じて根が活着し、虫による害も見られなく、若葉を見ていると元気に育っていましたということでした。

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Photo_3  地表は草が茂っているということではないので、土壌が雨によって崩れることが心配だ、というコメントがありました。

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Photo_5  また、稜線に造られている道が雨によって削られ、木々の根が露出している状況を心配していました。弘永裕介さん、報告ありがとうございました。

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Photo_7  以前、植樹用に造った間伐材の簡易階段が近道とし利用されていることを発見しましたので、県ファンクラブは通行禁止の対策をしました。木々が生長すると、葉や枝が雨の力を弱めてくれますが、それには時間がかかります。土砂流出を防いでくれるまでにはもう少し時間がかかります。

Photo_8  地域の方々やハイカーには「城山の森」を大いに楽しんで欲しいのですが、森の木々たちの機能が発揮されるまでは木々の生長を見守ってください。(報告・高橋佳夫)

2021年5月22日 (土)

新しい森づくりを描きながら足尾の森作業

 一日中青空のもとで森作業だと思っていましたら、足尾・松木沢は曇り時々にわか雨という天気でした。9時前にはミーティング開始。当初の作業予定を変更して、「民集の杜」入口周囲の環境整備をすることにしました。その経緯を報告し、作業手順を確認した後、早速作業開始。昨日、済賀スタッフがチェンソーの整備をしてくれましたので、そのまま現場へ直行。昼前には90%の作業が終了しました。片付け中には、「この空き地に桜を植えてみたいね」等との声があり、「そうなれば今までの春とは違った雰囲気になるね!という会話がありました。

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P5224920_2 昼食後は、午前中の現場跡のチェックをした後、新しい植樹予定地の下見をしました。森づくりのつわものたちからは、朝のミーティングで、石ころの多いところの開墾方法等の話が、スタッフに伝達されていましたので、現スタッフはそのよあな事を意識して現場を見ているようでした。P5224929_2 下見が終わそうとしている時から雨が降ってきました。午前中は相当きつい作業でしたので、きりの良いとこで作業終了となりました。今日は、橋倉さんからフルーツと干芋を食後のデザートとして頂きました。美味しくいただきました。本日の森作業は、鎌田、松村宗雄、山本、加賀、福原、済賀そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2021年5月21日 (金)

ツキノワグマに癒されながら森作業

 雨時々曇りの今日は、室内での作業を予定していました。3~4年前から準備していたオオムラサキが舞ってくれる森づくりの準備。「松木の杜」では現在、2009年に植えたクヌギ、その後に植えたエノキが生長し、オオムラサキが生きていける環境になっているのではないかと思っています。人間の勝手な思いですが。P5214867          朝の足尾グランドキャニオン方面
 私は、松木村が廃村になる前はオオムラサキが舞っていたという話を、松木村に住んでいた星野さんの末裔から聞いていました。そこで、オオムラサキを飼育し、生態を観察している前橋に住む阿部蝶吉(勝次)さんから飼育のアドバイスを受けていました。同じ前橋に住む森とも・松村宗雄さんが、蝶次さんから飼育のアドバイスを再度受け、飼育は、ビニールハウスの天井のビニールをカットし、そこにネットを張り、ハウス内に植えたクヌギの樹液、エノキの葉で飼育する予定です。P5214871_2 今日は、そのネットをハウスの天井の大きさに縫い合わせる作業を小屋で行いました。準備不足があって、ネットは縫い合わせることはできませんでしたが、トタン屋根に当たる雨音をBGMにして、午後3時頃までに仮縫いが終わりました。P5214876

P5214879 その後、明日の森作業に使うチェンソーの刃を研いでいた済賀さんが、「臼沢西の森」に現れた熊を発見。Dscn6757 暫く、二人はその熊に釘付けになりました。石を剥がしている様子が分かりましたので、蟻舐めをしるようでした。雨上がりの石の多い草地を歩いている熊を見ていると、細かな手先の作業で疲れた目が和むようでした。今日は、済賀さんと筆者で作業しました。Dscn6720_2足尾のカモシカです
 
(報告・高橋佳夫)

2021年5月20日 (木)

エゾハルゼミが鳴きだした足尾・松木沢の森

 朝から静かな足尾・松木沢。8時半の気温は14℃、天気は曇り。松木川ではカジカガエルが鳴き、森の中ではエゾハルゼミが静かな声で大合唱していました。P5174781 今日の森作業は、「松木の杜」内で岩が多い場所に植えたシラカンバを食害からガードするネットの補強です。3年前に植えたシラカンバの幹や枝が鹿や猿に食べられ、生長がストップしてしまいました。生長点が食べられては枯れてしまいますので、幹をネットでガードしてきました。今年に入って、シラカンバはそのネットをはみ出すまでに生長しました。その幹や枝を食べられないようにネットを補強しました。Photo

Photo_2 ところがシラカンバに白い斑点が無数に張り付き、取り除こうとするとネバネバして取れませんでした。虫の幼虫らしいのですが、分かりませんので時間をかけて棒で取り除きました。その幹は弱っている様子でした。Photo_3

2 心配です。この場所に主役の木が植えられるまで、シラカンバは頑張ってほしいのですが、元気な木々は美味しいのでしょうか。Photo_4 午後からは、岩だらけの草地の面積を測り、その後は「みちくさ庭園」内に設置している野鳥観察用の餌台を雨から護ろうと、簡易の屋根を設置しました。Photo_5 帰路に着くころにはエゾハルゼミが鳴き止み、雨が降り出してきました。今日の作業は、済賀と筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2021年5月16日 (日)

緊張感を高めて森の防潮堤の草刈りを行いました

 福島県は今日(5/15)から31日まで、県独自の「コロナ非常事態宣言」を発令しました。私たちは、いつもより緊張感を持ち、感染対策をこれまで以上に意識して、森作業現場に集合しました。今日の作業は、6年前に植樹した森の草刈り、育苗場のポット内の草取り、水撒き、農園場のエンドウ、キュウリの植え付けにしました。

2021516  草刈りの5名は、軽トラで作業現場へ出発。現地では、10年ぶりに刈払機を操作する菊池君は機械操作を岩橋スタッフから習得し、草刈り作業をすすめました。

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2021516_5  現場の苗木は樹高3~4メートル、幹回りも20~30㎝と生長しており、森の防潮堤としての機能を果たしているようです。ところが、森と森の間の通路はセイダカアワダチソウの枯木とガレキ等が転がっており、刈払機の金属音をたてながらの草刈り作業になりました。草刈りはケガもなく終わりましたが、気が休めない作業でした。

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2021516_7  雫育苗場の3名も、草取り、水撒き、野菜の植え付けを終わり、苗場に戻った草刈り5名と一緒に休憩タイムをとりました。岩橋夫婦から頂いた団子を食べながら、今後の作業打ち合わせを行いました。

2021516_8  5月18日には森びと宮城県ファンクラブが仲間たちを引率し、森の防潮堤の視察に来ますので、この案内に関しても話し合いました。渡部代表からは玉ねぎ、青菜、赤カブが届けられました。皆さん、小分けにして今夜のレシピを考えながら帰路につきました。

2021516_9  スタッフの皆さん、お疲れさまでした。渡部さん、野菜ありがとうございました。今日の作業スタッフは、松林、山田、岩橋、道中内、原田、菊地、岩橋(恵)、筆者でした。                      (報告・東城敏男)

第1回里親植樹の準備が整いました

 本日(16日)の足尾・松木沢の7時40分の気温は16℃でした。足尾ダムが新緑に霞んで見えました。なんと気持ちの良いひと時でした。

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森びと広場に向かう途中、中倉山のブナを見に行くと思われるハイカーの後姿が見えました。

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9時前に全員が集合となりましたのでコーヒーを飲みながらの打ち合わせ。午前中は、19日から本番の「臼沢西の森」植樹地に植える苗木のチェックと散水です。午後は、植樹地の整備にすることにしました。

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弘永さんが、苗床の苗木にたっぷりと水を与えてくれました。

Dsc05692 私たちは、第1回里親植樹で植樹する苗木をトレイに分けました。

Dsc05694 森びと広場のビニールハウスのビニールの一部が風で飛ばされていましたので、弘永さんがブルーシートで補修してくれました。

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加賀さんは、植樹での苗木の名前が分かるように竹で札を作成してくれました。

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午後の作業を始めようとした時に雨が降ってきました。暑く息苦しいなかでしたが、背負子に培養土を載せて階段をゆっくり登りました。

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岩がごろごろしている階段では手を着きながらゆっくりと土を荷揚げしました。

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加賀さんが培養土の袋をカッターで切り、整地もしてくれましたので植樹地は整いました。Dsc05701 臼沢西の森から見る足尾グランドキャニオンは水墨画のような景色でした。額の汗を拭きながらホッとするひと時です。心が和みます。

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本日の作業で第1回里親植樹の準備は整いました。15時には雨もあがり無事に作業が終わりました。里親植樹を通じて地球温暖化にブレーキがかかることを願い、小さな作業ですが今できること愚直に実行していく私たちです。本日の作業は、加賀さん、弘永さん、筆者が行いました。雨の中ご苦労様でした。(報告:済賀正文)

いよいよ始まる足尾・松木沢の“里親植樹”

 法人森びとの初代理事長だった岸井さんが他界(5/15)して3年を迎えました。昨日、元理事・松井さんとその友人がお墓の掃除を行い、新生・森びとの活動を報告してくれました。

1621130237596  足尾ではコロナ禍の森づくりとして、19日から始まる「里親植樹」に参加してくれた皆さんへ郵送する里親植樹の証明書のハガキに印刷する苗木の写真を撮りました。

Photo          トチノキ

 苗木の全体像を、その若葉はきれいにするにはどうするのか、天気の良い日に太陽の光を受けて若葉の緑色をきれいにしたい等を悩みつつ、プロのカメラマンでない森びとサポーターの鎌田さん、橋倉さんが苗木をカメラに収めてくれました。

Dsc05615         里親植樹の場所(上、下)

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 3日後の本番では、里親植樹の様子を動画撮影し、その動画を編集します。撮影のためには、広報サポーターの林子さんが休暇を取り、本番の様子をホームページで紹介していきます。

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Dscn6558  世界中の人々が見えないウイルス、気候変動と向き合いつつ、これからもこの地球で生存していけることを願ってるのではないかと思います。その願いを苗木に託して木を私たちは木を植えていきます。やれることは小さいですが、やっていることは持続可能な生存の土台(地球)を健全にすることだと信じています。(広報スタッフ・高橋佳夫)

2021年5月13日 (木)

足尾・松木沢の森の若葉は爽やかな風を運んでいます


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   足尾・松木沢の木々は、新緑の時を過ぎて濃い緑に変わり、若葉が運ぶ爽やかな季節を迎えています。昨日の朝9時の気温は15℃、現場は新型コロナ感染の騒ぎを忘れさせてくれるような空気が私たちを包みました。

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 森びと広場の八重桜は最後の輝きを見せ、「民集の杜」の赤いツツジは低木の存在を主張し、「新松木の杜」のヤマユリは、少し見ない間に90cmも背を伸ばし、美しい花とその香りへ私たちを誘ってくれるようでした。

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 昨日(5/12)の森作業は、苗木への散水がメイン。松村(健)サポーターは苗木だけではなく、”オオムラサキの家”のエノキやクヌギにもたっぷりと水を飲ませていました。

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 その間、福原サポーターは、ショウジョウバカマやホタルブクロを広場の花壇に植えこみました。その熱心さには、いつも感心しています。

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 この後3人は「里親植樹」地に向かい、左側半分の土留め作りを行いました。メンバーの体力・体調を考慮した作業内容を話し合い、楽しみながらの作業をしました。

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急傾斜の植樹地ながら、4月に植えた苗木たちはしっかりと根を張り、緑の枝葉を広げていました。スタッフが連日背負いあげた大量の土がそれを支えていました。

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「里親植樹」の準備は万全です。多くの皆さんの期待に応えられるように、現場の私たちは育樹作業に専念していきます。将来世代の生存を持続できる基盤である地球を元気にさせたい皆さんの植樹参加をお待ちしています。昨日の森作業は、松村(健)、福原、報告は橋倉でした。

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