カテゴリ「こちら!みちのく事務所」の57件の記事

2017年10月23日 (月)

肌寒い森の中で今年最後の森作業

 巨大台風21号が本州に上陸しました。進路予想は関東から北海道へ向かっていますので、北東北でもこれから強風と大雨に警戒です。

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Img_2235  さて、みちのく事務所では10月21日、県民の森キャンプ場、元山堆積場において腐葉土づくりを行いました。

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Img_2249  この作業にはJREU盛岡の組合員の皆さんとOB会員が手伝いに来てくれました。前日まで降り続いた雨と曇り空の影響で、とても寒い中での作業となりました。森の中では、落ち葉をかき集め、枯葉をフレコンバックに入れ、そこに米ぬかを混入しました。フレコンバック10をトラックに積み、元山堆積場へ移動。枯葉にEM菌を混ぜて保管しました。 

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Img_2309  作業終了後は、温かい豚汁と弁当を食べ、冷えた身体を温めました。この森作業をもって2017年のみちのく事務所の作業は終了となりました。皆様のご協力に感謝いたします。(報告 みちのく事務所・成田)

2017年10月12日 (木)

今年も木枯らしが吹く季節を迎える中で炭つくり

 北東北のみちのく事務所は日ごとに秋が深まっている気がします。そんな中で今月2日と3日、みちのく事務所スタッフ5名と手伝いに来てくれたJREU盛岡のネイチャークラブ会員4名は岩手山の麓に集結、来年に向けた第3回炭づくり作業を行いました。

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Img_2202  炭窯に薪を入れ、14時50分に窯に点火しましたがなかなか着火せず、時間がかかりました。1時間後に窯の蓋を閉め、それ以降は順調に炭つくりができました。翌日の朝9時10分頃に窯の火を止めました。

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Img_2204  その後は、15日に予定している「ポット苗づくり」の準備を行いました。来年は本格的に植林して10年目ですので、炭つくりは10年記念の植樹祭ができますようにと願いながらすすめました。

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Img_2207  来月の落ち葉ひろいが始まると八幡平は冬将軍がやってきます。来年、森ともの皆さんにお会いできることを楽しみにしています。(報告 佐藤)

2017年8月30日 (水)

岩手山麓で薪づくり、苗木たちには爽やかな風を吹き込みました

ご無沙汰しています。北東北の夏も長雨で、現地では農作物の収穫が心配されています。みちのく事務所では8月28日~29日、第2回炭づくりを行いました。最近の長雨により、薪は水分を多く含んでいたため、例年のような時間内に火止めを行うことはできませんでした。

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Img_2035  薪づくりにはJREU秋田から7名の組合員が応援にきてくれました。その他には、JREU盛岡研修用苗木、提供用苗木の選別作業をしました。

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Img_2046  一か月前の7月31日、元山堆積場の植樹会場の草刈りを行いました。この作業にはJREU盛岡の組合員21名の応援をいただきました。刈り払い機5台と手作業で、ほぼ全ての畝周辺の草を刈りました。岩手山麓の作業ですので、途中、雨雲が接近してきたので作業を終了させました。

Img_2023  (報告 みちのく事務所スタッフ・中村)

2017年6月 2日 (金)

八幡平の植樹祭(6/24)準備を始めました

 北東北のみちのく事務所も初夏のような日を感じるようになりました。先月29日~30日にかけて今年一回目の炭づくりを行いました。

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 八幡平の植樹会場の土壌は酸性濃度が高く、炭によって酸性濃度を弱めることが大切です。炭つくりには宮城県の森とも8名(JREU仙台)が手伝いに来てくれました。火入れは13時25分、蓋閉じ15時50分、火を止めたのは翌日の5時50分となり、思ったよりも時間がかかりました。

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 火を止める間は、植樹会場である元山堆積場の草取り、苗床での提供する苗木選別、そして今月24日の植樹祭用の苗木選別をしました。二日目には、これまでに育ててきた森を宮城県の森ともに観てもらいました。(スタッフ 中村)

2017年5月15日 (月)

いよいよ始まるみちのく八幡平の森づくり準備

足尾の「どくだみ荘」周囲ではヤマブキの花が最後の輝きを見せています。

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 そばではフジの花が甘い香りと薄紫黄色の花で虫たちを呼んでいるようです。

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 3月から準備を始めてきた足尾の植樹祭は今週末に行われます。多くのみなさんにお会いできることを楽しみにしています。

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 他方、北東北のみちのく事務所は、来月24日の植樹祭に向けた準備が始まります。GW最終日の7日、八幡平市の苗床を訪れた泉山理事からは雪解け後の苗の様子が知らされてきました。この苗木(上の写真)の何本が植樹祭に使われ、極酸性の土地を中和させた地で根を張ることになります。

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 苗木たちに「頑張れよ!」と声をかけたくなります。いよいよみちのく事務所でも森作業が始まります。苗木たちは大きくなって、写真のような実(写真上:東京では桑のみが大きくなりつつある)をつけてほしいものです。(報告 高橋佳夫)

2017年4月11日 (火)

雪の中で眠る木々たちは間もなく目覚める八幡平

 今月6日、岩手県も県南の一ノ関では桜の開花の話が聞かれ、心がウキウキする季節になりました。しかし、私たちの森づくりをしている県北の八幡平市は、苗床の「県民の森」と松尾鉱山跡地は雪に覆われ、写真のように春の息吹は感じられません。

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 でも春の足音は聴こえています。当日の12時、八幡平市役所前の温度計は気温18℃を指し、春の温もりが伝わってきました。そこから松尾鉱山跡地に向かい、約30分で松尾鉱山跡地に到着しました。現地の気温は、11℃で7℃の差でした。雪で植樹会場までは行けません。今年は例年よりも雪が多い気がしました。

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 これからは暖かい日が続き、雪も解け、雪の中で眠っている木々たちは目が覚めて、芽吹きはじめます。5月連休明けから、みちのく事務所の森づくりはスタートします。今年も、“地球温暖化にブレーキ”をかけるために、皆様と楽しく、山と心に木を植えていきたいと願っています。(理事 泉山 忍)

 

2017年2月 9日 (木)

みちのく事務所は「2017年森びらき」を開催しました

 2月4日、みちのく事務所は「2017年みちのく森びらき」を開催しました。会では、日頃から大変お世話になっている多くの方々と、今後も八幡平市旧松尾鉱山跡地を中心とした森づくり活動を創りだしていく事を話し合いました。

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 オープニングのDVD鑑賞後、みちのく事務所泉山所長は、「厳しい環境の中植樹した苗は順調に成長し自然環境活動がつくられている。我々はこれからも脱原発、自然と共生する社会の実現を目指し植樹活動を続けていきたい」との挨拶を行いました。

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 年頭講演では、東根千万億氏(『岩手日報』社取締役社長)にお越しいただきました。講演では、民謡「南部牛方節」を山の神に捧げ、失われていく森林を郷土の文化・伝統に例え、「未来の子どもたちに自然・文化・伝統を残していくための担い手となる我々は先頭に立ってさらに活動していこう」、と出席者に呼び掛けられました。その後は、懇親会で参加者間の懇親を楽しく深めました。 (みちのく 成田)

2017年1月 4日 (水)

大人たちの責務として今年も森づくりをすすめます

明けまして おめでとうございます。(下の写真:盛岡市内からの岩手山)

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 昨年は、大変お世話になりました。穏やかな新年を迎えられている事と思います。盛岡市も雪の少ない新年を迎えました。みちのく事務所一同は2017年も昨年に引き続き、真面目に、一生懸命、森づくりなどの自然再生活動を実践してまいります。

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 本格的に植林を開始した2008年の木々は、樹高が5mを超え、極酸性土壌に根を張っています。春にはコブシや桜の花が咲き、秋にはクリやドングリ、アキグミの実が実るようになりました。この実を餌とする様々な動物も姿を見せるようになりました。

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 このような中で悲しいことですが、毎年、世界各地で体験した事の無い異常気象、豪雨による洪水や旱魃による渇水、熱波、寒波などによる凶作等が私たちを襲っています。地球上の全ての生命を危うくする、深刻な事態を人間が引き起こしています。

 自然を守り育てる私たちの取り組みは、ほんのわずかな行為ですが、子どもたちの為に、地球上の全生命の未来の為に、大人たちの責務として今年も取り組んでまいります。

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 第14回「八幡平・ふるさとの森づくり」は6月24日(土)に開催する予定です。多くの皆様の参加をお待ちしております。今年も宜しくお願い致します。(理事・みちのく事務所所長・泉山 忍)

2016年12月22日 (木)

松尾鉱山跡地の緑化活動に道筋をつくりだすフォーラム

 12月17日(土)、岩手県盛岡市アイーナ8階において森林・環境フォーラム「松尾鉱山跡地の緑化活動」が開催されました。フォーラムでは、八幡平松尾鉱山跡地で植樹を行ってきた東北地域環境計画研究会、岩手県立大学、環境生態工学研究所、岩手県環境生活部、森びとプロジェクト委員会から緑化活動の報告がありました。

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 その内容は、樹種による成長の違い、植林後の根を調査した結果、ダケカンバやヤマハンノキの根が固い粘土層に伸びることが困難となり、横に伸びていること、また、酸性土壌の改良方法には海藻や細かく砕いたカキ殻を使用し効果が出ていることなどが報告されました。課題としては、標高の高さ、強風、排水不良、育樹体制の構築が挙げられました。

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 その後、各団体の代表者によるパネルディスカッションが行われ、樹種の選び方、酸性土壌の測定方法、育樹方法等が話し合われました。

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 みちのく事務所からは泉山所長、成田事務次長が参加しました。私たちは松尾鉱山跡地での森づくりの難しさ、厳しさを改めて感じました。このフォーラムでは、各団体が知恵を出し合うことで、この地での森づくりが良い方向に進んでいることを確信できました。(みちのく事務所 成田)

2016年9月15日 (木)

松尾鉱山跡地で8年目の植樹祭

 9月10日(土)、松尾鉱山跡地・元山堆積場において「第13回八幡平ふるさとの森づくり」を開催しました。植樹には76名が参加してくれました。皆さんは、7畝に1,050本の苗を植樹しました。

Img_0814 当日は青空が見える天気の下で、泉山 忍所長(理事)から、「2006年の試験植樹から始まり、強酸性の土壌で条件が厳しい環境で試行錯誤を繰り返しながら森づくりを進めてきた。今では立派に育っている木もあり、皆さんに感謝します」と挨拶を述べました。

Img_0722 参加者の中には、何度も植樹に参加した方もおり、その方々は慣れた手つきで植え、初めての参加者にはスタッフが植え方をアドバイスしなが植えていました。

Img_0797 植樹は、あっという間に終わり、その後は、これまで育ててきた森を見ました。閉会式では、「来年も再来年も育っている森を見続けたい」との感想がありました。来年は、みちのく事務所設立10年を迎えます。これまでの10年を振り返り、「山と心に木を植える」今後10年を見つめていきます。ボランティアの皆様、お疲れ様でした。(スタッフ 佐藤敦)

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