松尾鉱山跡地の緑化活動に道筋をつくりだすフォーラム
12月17日(土)、岩手県盛岡市アイーナ8階において森林・環境フォーラム「松尾鉱山跡地の緑化活動」が開催されました。フォーラムでは、八幡平松尾鉱山跡地で植樹を行ってきた東北地域環境計画研究会、岩手県立大学、環境生態工学研究所、岩手県環境生活部、森びとプロジェクト委員会から緑化活動の報告がありました。
その内容は、樹種による成長の違い、植林後の根を調査した結果、ダケカンバやヤマハンノキの根が固い粘土層に伸びることが困難となり、横に伸びていること、また、酸性土壌の改良方法には海藻や細かく砕いたカキ殻を使用し効果が出ていることなどが報告されました。課題としては、標高の高さ、強風、排水不良、育樹体制の構築が挙げられました。
その後、各団体の代表者によるパネルディスカッションが行われ、樹種の選び方、酸性土壌の測定方法、育樹方法等が話し合われました。
みちのく事務所からは泉山所長、成田事務次長が参加しました。私たちは松尾鉱山跡地での森づくりの難しさ、厳しさを改めて感じました。このフォーラムでは、各団体が知恵を出し合うことで、この地での森づくりが良い方向に進んでいることを確信できました。(みちのく事務所 成田)
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