カテゴリ「こちら!みちのく事務所」の57件の記事

2015年10月30日 (金)

今年最後の森作業を行いました

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Img_1331 紅葉もピークを過ぎ、落葉が進んできている10月24日(土)、八幡平において腐葉土づくりを実施しました。時折強い北風が吹き、木々からは多くの葉が落ちてきました。その様子を見ていると、葉はだいぶ疲れているようでした。

Img_1344 集まったスタッフは県民の森でその落ち葉を集め、フレコンいっぱいに葉を詰め込み、米ぬかを入れてフレコンの口を締め、トラックに積んで植樹会場である元山堆積場まで運びました。

Img_1338 トラックから降ろした後は、いったん袋を開け、EM菌を混ぜて再び袋を閉じてしばらくの間、微生物たちの力を借りて植物にとって嬉しい栄養豊富な腐葉土ができあがります。今年はフレコン20袋分の腐葉土を作ることができました。作業終了後は、弁当とトン汁を食べ、冷えた身体を温めました。

 

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Img_0782 上と下の写真は間伐材による炭づくりの様子です。汚染物質が多く含まれた八幡平の職種会場では、この炭による汚染物質を固定する炭の力が大切です。

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Img_1287 ここ数年、炭づくりをしてきましたのでスタッフの作業には余裕が表れています。(みちのく事務所発)

 

 

2013年12月22日 (日)

自然界では“冬至”は大晦日です?

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 今日は冬至。北半球に棲む生きもの(人間も)にとっては太陽の恵みをうける時間が最も短い日です。反面、明日からは日照時間が少しずつ長くなるので日を追うたびに森の恩恵を有難く感じられます。(朝の月が素晴らしかった)

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 冬至を迎えた標高のある森では自然からの食べ物が少なく、生きもたちが必死にって餌をさがしています。人間も昔は、野菜などが少ない時季なので雪の中や土の中で保管している野菜を大切に食べていました。“冬至”は、明日以降も今までの様に太陽の恩恵を受けられますように、と祈る日であり、森の恵みを育む新年を迎える日なのかもしれません。

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 森から遠ざかった暮らしをしている現代は、一年中果物や野菜が栽培されているのが常識となっているので、“冬至”はどんな日になっているのでしょうか。筆者は、雪の森で生息する生きものに少しばかりの餌を用意し、新年を迎えられるように祈りました。 

 

2013年10月30日 (水)

森に生かされていることを実感?

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 みちのく地方ではいつものように冬の足音が聞こえています。気持ちがすっきりする天高く見えるいわし雲にはまだ会えませんが、八幡平の枯れ葉が小雨に濡れて落ちる様子は初冬です。

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  10月20日、みちのく事務所はポットにドングリを蒔きました。田中所長とスタッフ7名、JREU秋田の労組研修受講生48名のご協力を得て、6種(コナラ、ブナ、クリ、ケヤキ、カシワ、クヌギ)約1万個を蒔くことができました。

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 昼食後に始めたドングリ蒔きは小雨の中で行いました。ドングリ(種)は1ポットに3個を蒔き、トレイを木々の下にある苗床に並べました。若い皆さんは、経験したことのない一輪車での黒土運び、この土と山砂、腐葉土、バーク堆肥を混ぜ合わせる力作業を体験していました。

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 参加者のひとりは、「小雨の中で大変だったが、色々なことを体験できて良かった。1万個以上の種を蒔いて、来年の春の芽生えを想像すると達成感と充実感が湧いてきた」と、感想を延べてくれました。JREU秋田の皆さん、ありがとうございました。(理事・泉山発)

 

2013年6月24日 (月)

岩手山麓に3千本の苗木を植えました

Img_4306  北東北は6月半ばに梅雨入りしましたが、空梅雨でほとんど雨は降っていません。稲作が心配です。

Img_4284 そんな中の22日、岩手山麓で第11回八幡平ふるさとの森づくりが開催されました。朝から晴れ間も見えるなど好天気に恵まれて、森づくりは順調に進み予定していた時間よりも早めに終わることができました。

Dscn0596 集ってくれた皆さんたちは、S40年度松尾鉱山中卒業生の同窓生、地元の積水メディカル(株)の社員と家族、auモバイルコミュニュケーションの社員の皆さんそしてJREUの組合員・家族など205名でした。

Dscn0579 また忙しい中、田村八幡平市長と山田和夫岩手北部森林管理署長も駆けつけて頂き、激励の言葉を頂きました。植樹は、土壌改良した1畝(10m×2m)に150本、20畝にミズナラやコナラ、ヤマザクラ、ヤマボウシ、シラカバ、カツラ、ケヤキなど14種3000本を植えました。

Dscn0560 2006年から試験植樹を行い、2008年からは本格的に森づくりを行っていますが、5年以上たった苗木たちはしっかりと大地に根を張って、背丈も2m以上と高くなり小さな森を形成しています。100年先の私たちのいのちを支えてくれる森に育ってくれることを願っています。(事務局・仲崎発)

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2013年4月12日 (金)

北東北でも雪が解けはじめました

 

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4月に入って北東北も少しずつ春の気配を感じるようになってきました。早春の風を受けながらみちのく事務所は、県民の森の苗床と松尾鉱山跡地を観察してきました。

 

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県民の森では雪がほとんど融けて苗床が姿を見せていました。苗床を丁寧に観察すると、昨年秋に撒いたコナラの種子が何箇所かに分けて集められていました。ドングリを集めたのはネズミではなく、リスの仕業ではないか?、と泉山理事は言っていました。

 

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ポットから掻き出してむき出しになったコナラの種子は、もう一度ポットに入れてやり直します。松尾鉱山跡地でも雪はだいぶ融け、昨年植樹した苗木は元気な様子でした。また、アキグミは仙台市若林区荒浜の潮風を防ぐために植えたいので、その苗木になってくれるかをチェックしてきました。

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2012年10月30日 (火)

秋深まる「県民の森」で今年最後の森づくり

Dscn2150 こんにちは!こちら、みちのく事務所です。北東北は遅くまで夏日が残ったと思ったら、一気に晩秋の深まりを感じます。松尾鉱山跡地の廃墟(社宅)方面からは吹いてくる風の音は、冬を迎える鉱夫たちの声の様な気がしました。

Dscn2126 八幡平の紅葉は「県民の森」付近で丁度見頃となっています。苗床の近くの「森の大橋」は観光名所のス ポットとなっており、多くの観光客で賑わっています。そんな中、みちのく事務所では今年最後の森づくり(腐葉土づくり)を10月27日行いました。

Dscn2143 手伝ってくれたのはJREU盛岡の皆さんと同OB会の皆さんたち41名でした。今年は天気は珍しく、雨は降りませんでした。27日は秋晴れの快晴で暖かく、前所長の角岸さんが「土づくりはしっかりやれよ!」と天国から見守っていたのかな、と秋晴れに感謝しました。

Dscn2128  腐葉土づくりは、落ち葉をかき集めフレコン(袋)に入れ、トラック2台で元学習院グランドへ運び、間伐材で作った木枠9個にEM菌と米ぬか・黒土を混ぜ合わせてシートを掛けました。今年は暑かった期間が長く、樹木の冬支度は遅れ、落ち葉は去年より3分の2程度しか確保できませんでした。

Dscn2144 作業は順調に進み、昼過ぎには県民の森で暖かい豚汁と弁当を食べながら、見頃の紅葉を楽しみ交流を深めました。森づくりに参加してくれた皆さん! 有難うございました。(仲崎発)

2012年10月15日 (月)

8千個のドングリにいのちを吹き込みました!

Dscn2006 異常気象と言われた夏の暑さが過ぎ去り、北東北の気候はすっかり秋らしくなりました。ストーブが欲しい陽気となりました。みちのく事務所は10月13日、岩手県民の森でポット苗づくりを行いました。手伝ってくれたのはJREU秋田地本の若い組合員など44名の皆さんでした。

Dscn2041 苗づくりが始まる頃には、朝まで降っていた雨があがり、現地に向かう途中では虹が見えました。昼食後に始まった開会式では、田中所長から感謝の挨拶があり、ポット苗づくりのポイントを掴んで作業に取り掛かりました。

Dscn2030 作業は順調に進み、2時間くらいで終わりました。ドングリは、コナラを主体にクリ・ミズナラ・カシワ等の8.043個に新しい命を吹き込みました。協力してくれました皆さん!有難うございました。

Dscn2067  また、みちのく事務所は同日と14日、松尾鉱山跡地の元山堆積場で来年の植樹に向けて土壌改良の作業も行いました。13日は午前中、雨が降り寒かったが午後からは天気も良くなり、作業は順調に進みました。14日は絶好の天気に恵まれ、気持ちいい汗をかきながらバークチップや炭を苗床の土の上に入れ、3千本植える場所の土壌改良作業は無事に終了しました。

Dscn2062 昼食後、作業を手伝ってくれた皆さんを森に案内し、木々の生長を見ていただきました。アキグミの真赤な輝きが印象的でした。間もなく、北東北は紅葉狩り本番を向かえます。

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2012年9月10日 (月)

順調に育つ奥州万年の森に5回目の植樹

 

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 北東北でも
9月になっても暑い日が続いています。昨日(9月9日)、奥州万年の森植樹祭があり、みちのく事務所から泉山理事・伊藤さん・小﨑さん・前田君と私の5人が参加してお手伝いをしてきました。

 

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 今年で5回目となる「万年の森」植樹祭には地元の小学生や中学生、家族連れなど200名が参加し、コナラやヤマザクラ、クリやヤマボウシなど3500本の苗木を一生懸命になって植えました。

 

 

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今年も八幡平県民の森からミズナラの苗木200本がこの森づくりへ嫁入りしました。31度を超える暑さで汗びっしょりになりながらも、心地よいいい汗をかいてすべての苗木を植樹して森づくりは終わりました。

 

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植樹後の苗木の根元を中心にバークチップをマルチングとして撒きましたが、堆肥化したチップの中からカブトムシの幼虫が何匹も顔を見せて子供たちを喜ばせていました。閉会式の後、第1回の植樹祭の場所を観察しましたが、苗木は順調に育ち、3mを超えるものも見受けられました。栗も見事にイガをつけていました。みちのく事務所では第1回から参加しており、成長の過程を見ることが出来感動しました。(仲崎発)

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2012年8月11日 (土)

大和ハウスの社員・家族が八幡平で育苗ボランティア

Dscn1823  北東北も梅雨明け以後は暑い日が続いています。しかし、立秋後の朝晩は涼しくなり、秋の気配を感じるこの頃です。そんな中、昨年に続き「大和ハウス」社員の皆さんから今年もポット内の草取りボランティアの申し出があり、去る8日、社員と家族の皆さん53名で草取りを行いました。みちのく事務所から仲崎と伊藤元貢スタッフさんの2人で草取りを案内しました。

Dscn1842 岩手県民の森に集合した皆さんは歩いて苗床置き場に向かい、ポットの中の草取りを行ってくれました。草取りは昼前に終わり、その後は大和ハウスさんが経営する「八幡平ロイヤルホテル」へ場所を移して、昼食会がありました。私たちも招待されましたので遠慮なく参加させていただきました。

Dscn1831 交流会では、冷たい飲み物や焼きそばなどをご馳走になり、森の話が弾みました。話の中では、大和ハウスの方から、「来年は草取りではなく、本物の木を植えたい」と提案があり、私たちも「全面的に協力していきます」、と約束しました。

大和ハウスの社員・家族の皆さんご苦労様でしたまた、昼食会にもご招待していただきましてありがとうございました。(事務局・仲崎発)

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2012年7月 2日 (月)

空梅雨が心配な北東北?幼木に元気を与えました

Cimg0654  九州地方では連日の大雨で土砂災害が心配されていますが、このままですと北東北の梅雨は空梅雨ではないかと心配しています。動けない苗たちは雨が降らないと可愛そうなので、日当たりの良い場所にある苗に水を掛けてきました。その後、6月9日に植樹した苗たちの様子を見ましたが、植樹した苗木はほとんど枯れていなく、元気に若葉を揺らしていました。この地では今、紫色のルビナスが花を咲かせて盛んに紫色を輝かしていました。08年に試験植樹した苗木も順調に成長しています。

Dscn1691 Dscn1766  空梅雨が心配な中の7月1日、みちのく事務所は県民の森で苗分けを行いました。協力してくれたのはJREUの秋田、盛岡、仙台の組合員と家族の皆さん、そしてスタッフの総勢100名でした。12時から開会式を行い、苗分けは昼食をとってから始めました。

Dscn1774  トチノキやクリは食害対策で金網を使用しましたが、金網を付けなかった苗と比較すると生長の差が歴然と表れました。金網を付けたものは100%被害がありませんでした。苗分けした新しい命は4442ポット(本)でした。苗に元気を与えてくれた皆さんありがとうございました。(仲崎発)

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