今朝(12/14)の寒さはいつ雪が降ってもおかしくないほどの冷え込みでした。伊達市から南相馬市に向かう途中の飯舘村周辺ではうっすらと雪が積もってました。運転しながらの心配事は、南相馬市の育苗の苗木のことでした。心配は、途中の八木沢峠トンネルを抜けると吹っ飛びました。南相馬市の天気は快晴でした。
苗床の雫育苗場にスタッフがスタンバイ、熱いコーヒーをすすりながらの打ち合わせ。作業は、防風ネットの設置、枯れた苗木の処分と苗の整理、撒水、タンクへの給水作業を分担して行うことにしました。今日は、農閑期になった松本スタッフも元気よい顔を見せてくれました。彼からは、農業で育んだ生きものたちの面倒は後になって人間に恵みを与えるのだから手を抜いては駄目だという話があり、とても実感のこもった話が参考になりました。
今年もあと半月で一年の幕が締まります。今年最後の森作業は20日に行い、仲間たちと森の防潮堤応援の一年を振り返えります。渡部代表から差し入れのみかんをご馳走になって、ビタミンで元気をいただきました。代表いつもありがとうございます。
今日の足尾は雲が多い空模様でしたが、師走とは思えない温かく風もない陽気でした。今日の森作業は、師走の恒例となった獣害対策です。最初は「臼沢の森」外周に張ってある金属柵を、左右に別れて一周点検しました。階段もなく、枯れたススキで足元が滑るため這うように登っていきました。
予想はしていましたが、柵が破られ”けもの道”が外側から森の中へと続いているのを見るとため息が出てしまいます。気を取り直して、背負ってきた修理材料で穴を塞ぎます。
こんな作業を数度繰り返し、時々松木渓谷の壮大な眺めを満喫し頂上付近で二つの班が出合いました。
帰り道、二重に張った獣害柵(合成樹脂の糸製)の点検をして驚きました。10数か所でネットが破られており、イノシシの進入と相まって次回の森作業での修理が必要となっていました。
13時30分を過ぎた遅い昼食では、福原サポーターからイチゴ(スカイベリー)が差し入れられ、その美味しさに元気百倍になりました。昼食後の話し合いで、次回17日と20日の集中日に向けての段取りを確認し、帰途につきました。本日の参加者は、鎌田、松村(宗)、小川、福原の皆さんでした。(報告は橋倉でした)
昨日、足尾町から寒桜の写真が送られてきました。この桜は、新生「森びとプロジェクト」が育てている「松木の杜」内に生きています。背景の足尾グランドキャニオンの岩の鋭さを和らげている感じの桜です。撮影者の足尾町住人・森づくりサポーターの橋倉さんはどんな気持ちだったのでしょうか。
いつもよりは遅い開花ですが、「松木の杜」の日常が観られることがとても嬉しく思いました。厳冬を迎える松木沢で棲息する生きものたちと出会えることがこれからの愉しみです。
秋田県ファンクラブメンバーからは今年はハタハタが獲れないという報告、千葉県ファンクラブからは九十九里浜のハマグリが異様な動きをしているとの報告、そして、ニュースでは北海道沖でマンボウが網にかかった、というニュースが入ってきました。
原因は「海洋熱波」で海水温度が上昇したからではないかと言うことです。イカやサンマの不漁から拡大している漁業関係者への打撃。大雨で家屋が壊され、台風で果物や野菜が打撃を受け、今度は「海洋熱波」て暮らしを脅かしている想定外の異常気象。コロナウイルス感染と気候変動による「複合災害」は自然災害ではなく、人災であるという実感させられている師走です。
寒風が吹く中で咲く寒桜は、そんな事をささやいているのかもしけません。(広報スタッフ・高橋佳夫)
本日(12/3)、森びと広場の10時の温度は5℃で大変寒く、急いでストーブに火を入れました。足尾の山頂付近はガスがかかり、時間がゆっくり流れているように感じました。
今月からは新生「森びとプロジェクト」(任意団体)としての活動が始まりました。足尾ダムでスタッフを待っていると、シラサギが舞っていましたので、新生「森びとプロジェクト」を歓迎しているように思え、気持ちを引きしめていかなくてはと思いました。
本日の作業責任者・橋倉スタッフのリードによる作業打合せ。前身の森びとプロジェクトから引き継ぐ森づくり。まずはスタッフの気持ちを一言で語ってもらいました。
「サポーターとして作業日を空けて森づくりに参加する」(鎌田)、「自治体の役員任期が終わり、楽しく足尾で過したい」(松村健)、「これまでど同様に森作業で元気をもらっていく」(小川)、「月一の森作業集中日にアルバイトを休んで作業に来たい」(福原)、「今までにない苦労があると思うがしっかり担いたい」(橋倉)、「再スタートに当たり改めてご指導をお願いします」(済賀)、との気持ちを共有し、作業開始。
本日の森作業は、散水用タンクの給水と給水口とホースのチェック、「臼沢西の森」と「臼沢の森」内のJR貨物労組の森の獣害対策です。撒水関係は準備とチェック作業は問題なくできました。臼沢西の森」へ向かったスタッフは、大ハンマー、スチールネット、針金、ペンチを持参して、急斜面での落石で壊された柵を補強しました。
昼食後の作業は、「松木の杜」と「新松木の杜」の柵点検、「臼沢の練」の獣害対策を行いました。柵点検では、柵を支えているポールが変形していましたので、次回に補強することにしました。
「臼沢の森」の獣害対策では、イノシシやウサギの侵入を防ぐための目の細かいネット張り、柵をガードする鉄筋をロープで補強しました。作業終了後、本日の作業結果と次回の作業の打合せを行い、15時に帰路に付きました。
本日の作業は、鎌田、松村健、橋倉、小川、福原と筆者でした。(報告:済賀正文)
朝9時の気温は9度、青空が天まで届くような晩秋の足尾・松木渓谷入口。無風でしたが昨日よりも冷えた一日でした。初めて訪れたというハイカー二人は松木渓谷へ歩いていきました。
今日は、森づくり活動でお世話になっている鈴木さんが栃木県会議員を「みちくさ」に案内してくれました。議員には、当会の森づくり現場の様子を説明し、大雨時の松木川の状況を報告しました。煙害でハゲ山になった松木沢村跡の山々が、今では温暖化による想定外の大雨で土砂が流出している現状を見てもらいました。その上で、県事業による森づくりの重要性を要望しました。
昼食後、シラカンバを「みちくさ庭園」内に移植し、庭園内の水溜りに太陽の陽が当たらないようにしました。
その後は、「うんしゅう亭」内のテーブルや椅子をきちんと整理しました。間もなく師走ですので、作業小屋や「みちくさ」内の最終チェックを行いました。本日は、仁平と高橋が作業しました。
(報告・高橋佳夫)
潮の臭いを運ぶ浜風とヒンヤリ寒い苗床。昨日(11/28)は、今月最後の森作業を行いました。10時からは打合せですが、浜風が強く、ガスコンロの火が消えてしまいお湯が沸かず、ホットコーヒー無しでの打合せになってしまいました。
作業は、水撒きと枯れた苗木の処分を行いました。ところが枯れたと思ったポットには新たな芽が顔を出しているのが分かり、慌ててポットに戻し、肥料と水をやりました。木の生命力に驚き、人間の都合では苗を育ててはならないことを実感しました。
作業終了後、菊地スタッフから応援隊スタッフのライン設定の説明をうけ、役員間の連絡網をセットしました。これからは情報交換がし易くなりました。
この原稿を書いている時、15年間の足尾の森づくりを支えたシニアスタッフの慰労懇談会報告をブログで読みました。はげ山が立派な森へ生長させた強者たちに敬服します。お疲れ様でした。
応援隊も足尾スタッフに学び「いのちをまもる森の防潮堤づくり」に向けて森作業を取り組んでいきます。昨日の作業スタッフは、渡部、菅野、松林、山田、岩橋、道中内、菊地そして筆者でした。(報告 東城敏男)
11月28日、足尾の山の木々は葉を落とし、冬支度は終わったようです。今朝の気温は7℃でしたので、木々も震えていないようでした。今日は、15年間、足尾で森づくりに専念してきた森びとシニアの皆さまの慰労懇談会を開催しました。また、NPO法人としては最後のイベントになりました。
今日の予定は、午前中は臼沢西の森に、ブナ、モミジ、カシワなど100本を植え、午後は15年間も献身的に足尾の森を作ってきたシニア(70才以上)の方々の思い出や愉しみをうかがいます。
植樹地の「臼沢西の森」は、すでに土運び、土入れは行われており、苗木を運び植えるだけになっていました。15年間も森づくりをしてきたシニアですから植えることは慣れたもの、あっという間に、100本の苗木を植えました。
植樹が思いのほか早く終わり、下山し、昼食まで間に、足尾ジャンダルムをバックにシニアの皆さまの15年間の思い出を語っていただきました。森づくり、人づくり、色んな出会いがあって、笑いあり、涙ありの思い出話に仲間たちからは大きな拍手が送られていました。
その後は、お楽しみの昼食会。昨日から高橋さんと仁平さん、橋倉さんが仕込んでくれた秋田名物「きりたんぽ鍋」が何ともいい匂いをさせていましたので、この時間は待ちきれませんでした。弁当は届きませんでしたが、ノンアルビールで乾杯をしました。ミカンや柿、チョコレートの差し入れもあり、森びと秋田県ファンクラブ、千葉県ファンクラブの皆さん、美味しい食材とフルーツをありがとうございました。
「うんしゅう亭」は屋根はありますが壁が無いため、風が身体を冷やしてきたので、足尾ジャンダルム方面からは風花が舞ってきました。ストーブのある作業小屋に移動し、懇談会を盛り上げました。
本日参加できなかった中村理事長からのメッセージが紹介されましたので、その一部紹介します。「シニアスタッフの皆さまの15年間の活動は一言で言えばこだわりの15年であったと思います。そのこだわりの15年間の活動に対して賞賛し、お疲れさまでしたと言いたいです。(略)純粋に世のため、人のために始めた『自然環境と人間の命を大切にする心を育む』森づくりは今では時代が求める人間生存の持続的な基盤づくりという重要な役目を担っています。」とこれまでのシニアの皆さまの活動に多大な賛辞をいただきました。中村理事長ありがとうございました。また、コロナの影響で参加できなかったスタッフ・東京事務所の皆さまからもメッセージをいただきました。ありがとうございました。
中村理事長のメッセージに感謝し、続いて、仁平スタッフが作成した「アミダくじ」で抽選会を行いました。景品は、秋田の銘酒「純米吟醸高清水」と「高級酒高清水」です。見事に当てたのは、鎌田順子さん、そして松村健さんでした。飲み過ぎないように注意を!
最後に、恒例の70歳になった方へ事務局からのプレゼントです。今回は仁平さんです。この鉈でまた足尾での作業を頑張ってもらいたいと思います。
「シニアスタッフ慰労会」は和気あいあいとした時間が過ぎ、風が冷たく風花もまってきましたのでお開きにしました。
シニアの皆さま15年間本当にお疲れさまでした。50代、60代の後輩の私たちに叱咤激励をお願いします。本日の参加者は、鎌田ご夫妻、小井土ご夫妻、松村宗さん、松村健さん、山本勉さん、橋倉さん、高橋佳夫さん、仁平さん、松井さん、大野さん、小川さん、清水さん、林子さん、加賀(筆者)でした。(報告:加賀春吾)
今日の足尾・松木沢は一日中雨雲が覆っていました。雨は降りませんでしたので、静かな晩秋を楽しみながらの森作業ができました。
午前中は、17本のイチョウの苗木を植えました。昨年、高崎に住む長井さんが育てたイチョウがプレゼントされました。ポットに植えとくには限界になったので、足尾・松木沢の木々の主になってほしいと願いながら植えました。
晩秋色と言いたい松木沢一面は茶色。その中で、一昨年植えたミツマタが蕾のような白く丸いものが温もりをかもしだしていました。松木川上空にはシラサギが姿を見せ、上流へ飛んでいきました。昨年はカワウが飛来、今日はシラサギが飛んできました。15年間の森づくりをしていますが、シラサギを見たのは初めてでした。
その後は、「森びと広場」周囲に植えた桜の幹が鹿に食べられないように、ガードの交換を行いました。
昼食後の作業には、橋倉スタッフが合流。三人で明日の「シニアスタッフの慰労懇談会」の準備をしました。
森びと秋田県ファンクラブから「きりたんぽ」が届きましたので、その下準備と懇談会の会場を整えました。「きりたんぽ」は、薪ストーブの火で出汁をとりました。森びと千葉県ファンクラブ・武田さんからは、寒気を吹っ飛ばしてほしいと大きなミカンが届きました。ファンクラブの皆さん、ありがとうございました。
晩秋の足尾・松木沢の朝、気温は4度、透き通った青空が気分を爽快にしてくれました。
今日のスタッフは3人、いつものようにホットコーヒーを飲みながら作業打合せ。この2日間の作業では重労働をしてきましたので、今日は軽作業をすることにしました。
午前中は、15年間の森づくりを担ってきたシニア(70歳越えの年長者)を慰労する懇談会が開かれる28日の最終準備。記念に植える苗木100本の選別を行いました。
その後は、2005年に植えた森内にベンチを設置するための下見。このベンチは、15年前、足尾での森づくりを提案してくれた故・松崎さんと宮脇さんがその森づくり運動を語り合っていた木製のベンチ。そのベンチが腐ってしまったので、石のベンチを造る予定の場所です。
森内にある自然石を集めてベンチを造り、その周辺には少し陽ざしが射し込むように間伐をする予定。石を運ぶ方法、石積み方法等を話し合いながら下見をしました。
午後は、「臼沢の森」入口の柵が痛んでいるので、単管とスチール製柵でその入口を作りました。この時間、筆者は足尾町の魅力を発信していくための話し合いを「かじか荘」で行ってきました。
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