カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2096件の記事

2020年12月23日 (水)

森びと千葉県ファンクラブが温暖化ストップへ動き出す

 千葉県南房総市では水不足というので、住民の千葉県ファンクラブ代表の相川さんに水の心配はないかと連絡を入れた。相川さんからは、「11月の水門工事で水を落としたので、それが仇になったようだ」と返事がきた。彼の家は、水道水と井戸水の併用だから心配ないという。暮らしに欠かせない水なので、ひと安心。

Photo 少ないダムの水

 千葉県旭市に住むインストラクター・高梨さんからは、3年後に植えるマサキの苗づくりを始めたという連絡。3・11東日本大震災・フクシマ原発事故から来年で10年を迎えますが、その後の津波対策で波乗り道路はコンクリートで固められてしまった。

Photo_2  九十九里浜辺のトベラ、マサキ、シャリンバイ、アオキ、松等は姿を消してしまった。そのためにマサキの種がとれる場所は狭くなり、今年の種採りは鳥たちと争いになったという。

Photo_3  3年後の南相馬市「鎮魂復興市民植樹祭」ではこのマサキを植えてほしいと願っていた高梨さん。

1608635929801  地球温暖化と向き合う千葉県「地球びと」の本気が垣間見えました。(広報・高橋佳夫)

2020年12月20日 (日)

年末の森作業で誓い合う“忘れないぞ 鎮魂復興のこころ”

 寒波の影響で福島県も想定外の大雪になりました。私の住む伊達市も3日前から雪が降り続き久しぶりの雪かき等で日々大変でした。今日(12/20)は今年最後の年末の大掃除、降雪の確認。雪は降っていないがかなり寒いとの連絡を受けて南相馬へ出発。

Uff0e  9時30分にスタッフが集合、東城スタッフから作業内容と作業終了後の恒例の慰労会(コロナ感染防止のために各自が家で行う)のことについて話がありました。作業は、前回に引き続き、屋根上の防風ネットの設置作業、枯木の処分・ポット外し、ポット内の肥料と土の補充、水撒き作業を行いました。

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Uff0e_4  女性スタッフが用意してくれた暖かいお茶とお菓子をいただきながらの休憩タイムでホッとひと息つきました。作業終了後、スタッフ全員から感想と来年の抱負を述べていただきました。

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20201220  市役所の中目理事からは、これまでの応援隊スタッフの活動に対するお礼と今後も協働で取り組んでいく決意が述べられました。佐藤(信)スタッフからは11月20日に入籍した報告があり、今後も応援隊活動に参加していく誓いが述べられました。彼は、スタッフ全員から祝福され、照れ笑いする一幕もあり、寒い場は和みました。

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Uff0e_7  来年は、東日本大震災・フクシマ原発事故から10年目を迎えます。応援隊は「地球温暖化防止」・「いのちを守る森の防潮堤づくり」・「脱原発都市宣言」をテーマにして、南相馬市民の声を社会に拡げていきたいものです。集った皆さんはそれらのことを互い誓い合うことができました。

Uff0e_9  お持ち帰り弁当の準備をした岩橋スタッフ、佐藤(正)スタッフからのどら焼き、渡部代表からの手づくりのイカキムチの差し入れありがとうございました。今日の年末作業のスタッフは、渡部、菅野、松林、山田、小川、岩橋、原田、道中内、松本、今野、村西(旧姓:佐藤信、岩橋(恵)市役所からは、経済部部中目理事、末永さん、武内さんが手伝ってくれました。大変お疲れさまでした。(報告 東城敏男)

極寒の中での森作業に汗を流す

 本日、足尾に着くと松木沢方面は吹雪いているようで、山の稜線が見えませでした。途中の道には積雪はほとんどありませんでしたが、森びと広場は約10cmの雪がありました。気温はー3℃です。早く着いた清水さんがストーブに火をつけて小屋を暖めておいてくれました。

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Img_0957 今日20日は月に一度の森作業集中日。森びと精鋭が10人集まってくれました。早速打ち合わせをし、臼沢の獣害防止柵の修理に6名、民集の森の柵修理に4名の2班に分けて作業をすることにしました。臼沢班は、ネット、幹ガード、ペグ、針金、ハンマー、民集班は、獣害防護柵(金網)と単管パイプ、大ハンマー等を持って現地に向かいました。

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Img_0963 階段は雪に覆われて見えず、下に枯れ葉があり滑りやすくなっていました。一歩一歩踏みしめて上がっていきました。猪が穴を掘ったり、落石で壊れた防護柵の下の部分に網を張り、下から野ウサギや猪が入らないようにペグで留めていきました。入口の部分も小川さんと濟賀さんが幹ガードを利用して作り直しました。

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Img_0971 この作業には12時まてかかり、作業時間が短く感じました。今月から1時間遅く集合になっていたのを忘れていました。お昼なのですが、柵が破られているところがあるということで、まだ余力がありそうなので3人ずつ分かれて修理をすることにしました。

 現場はかなり急な斜面で、その上雪が積もっているので登るのには苦労しました。時折風がゴーと唸り声を立て、雪を巻きあげ顔を叩きました。それには負けずに頑張って作業を進めました。左側は網が破れているところが多くあり、時間も13時になっており全部やり切れず次回にやることにしました。下りは、登りよりも足元が滑るためゆっくりと降りてきました。

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Img_0977 下山後、遅い昼食を取り、次回26日にやる作業に使う資材の準備し今日の作業は終了しました。

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Img_0979 本日のスタッフは、鎌田さん、松村宗さん、山本さん、大野さん、小川さん、済賀さん、清水さん、小柴さん、弘永さん、加賀でした。お疲れさまでした。(報告:加賀春吾)

2020年12月17日 (木)

足尾・松木沢に冬将軍がやってきた

Photo  今日は森作業でしたが、昨日から雪が降っていますので本日の作業は中止です。足尾にも冬将軍がやってきました。昨日、橋倉サポーターがその様子を写真に撮ってきました。昨夜降った雪で積雪は10㌢ほどになったそうです。

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Photo_3「臼沢の森」

Photo_4  今年の冬将軍は私たちにどんことを伝えに来たのでしょうか。

Photo_5「森びと広場」

Photo_6  足尾・グランドキャニオン       (広報スタッフ・高橋佳夫)

2020年12月14日 (月)

冬将軍の寒さに負けない苗床つくり、笑顔が嬉しい

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20201214_2  今朝(12/14)の寒さはいつ雪が降ってもおかしくないほどの冷え込みでした。伊達市から南相馬市に向かう途中の飯舘村周辺ではうっすらと雪が積もってました。運転しながらの心配事は、南相馬市の育苗の苗木のことでした。心配は、途中の八木沢峠トンネルを抜けると吹っ飛びました。南相馬市の天気は快晴でした。

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20201214_4  苗床の雫育苗場にスタッフがスタンバイ、熱いコーヒーをすすりながらの打ち合わせ。作業は、防風ネットの設置、枯れた苗木の処分と苗の整理、撒水、タンクへの給水作業を分担して行うことにしました。今日は、農閑期になった松本スタッフも元気よい顔を見せてくれました。彼からは、農業で育んだ生きものたちの面倒は後になって人間に恵みを与えるのだから手を抜いては駄目だという話があり、とても実感のこもった話が参考になりました。

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20201214_6  今年もあと半月で一年の幕が締まります。今年最後の森作業は20日に行い、仲間たちと森の防潮堤応援の一年を振り返えります。渡部代表から差し入れのみかんをご馳走になって、ビタミンで元気をいただきました。代表いつもありがとうございます。

20201214_7  今日の作業のスタッフは、渡部、菅野、松林、岩橋、道中内、原田、菊地、松本、岩橋恵美さん、筆者でした。(報告 東城敏男)

2020年12月12日 (土)

師走恒例!「臼沢の森」一周獣害柵点検修理を実施

 今日の足尾は雲が多い空模様でしたが、師走とは思えない温かく風もない陽気でした。今日の森作業は、師走の恒例となった獣害対策です。最初は「臼沢の森」外周に張ってある金属柵を、左右に別れて一周点検しました。階段もなく、枯れたススキで足元が滑るため這うように登っていきました。

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予想はしていましたが、柵が破られ”けもの道”が外側から森の中へと続いているのを見るとため息が出てしまいます。気を取り直して、背負ってきた修理材料で穴を塞ぎます。

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 こんな作業を数度繰り返し、時々松木渓谷の壮大な眺めを満喫し頂上付近で二つの班が出合いました。

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 帰り道、二重に張った獣害柵(合成樹脂の糸製)の点検をして驚きました。10数か所でネットが破られており、イノシシの進入と相まって次回の森作業での修理が必要となっていました。

Dscn7172 13時30分を過ぎた遅い昼食では、福原サポーターからイチゴ(スカイベリー)が差し入れられ、その美味しさに元気百倍になりました。昼食後の話し合いで、次回17日と20日の集中日に向けての段取りを確認し、帰途につきました。本日の参加者は、鎌田、松村(宗)、小川、福原の皆さんでした。(報告は橋倉でした)

 

2020年12月 6日 (日)

足尾・松木沢の寒桜のささやきに耳を傾けて

 昨日、足尾町から寒桜の写真が送られてきました。この桜は、新生「森びとプロジェクト」が育てている「松木の杜」内に生きています。背景の足尾グランドキャニオンの岩の鋭さを和らげている感じの桜です。撮影者の足尾町住人・森づくりサポーターの橋倉さんはどんな気持ちだったのでしょうか。

2  いつもよりは遅い開花ですが、「松木の杜」の日常が観られることがとても嬉しく思いました。厳冬を迎える松木沢で棲息する生きものたちと出会えることがこれからの愉しみです。

3  秋田県ファンクラブメンバーからは今年はハタハタが獲れないという報告、千葉県ファンクラブからは九十九里浜のハマグリが異様な動きをしているとの報告、そして、ニュースでは北海道沖でマンボウが網にかかった、というニュースが入ってきました。

Photo  原因は「海洋熱波」で海水温度が上昇したからではないかと言うことです。イカやサンマの不漁から拡大している漁業関係者への打撃。大雨で家屋が壊され、台風で果物や野菜が打撃を受け、今度は「海洋熱波」て暮らしを脅かしている想定外の異常気象。コロナウイルス感染と気候変動による「複合災害」は自然災害ではなく、人災であるという実感させられている師走です。

寒風が吹く中で咲く寒桜は、そんな事をささやいているのかもしけません。(広報スタッフ・高橋佳夫)

2020年12月 3日 (木)

新生「森びとプロジェクト」の森作業が始まりました

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Photo_2  本日(12/3)、森びと広場の10時の温度は5℃で大変寒く、急いでストーブに火を入れました。足尾の山頂付近はガスがかかり、時間がゆっくり流れているように感じました。

Photo_3  今月からは新生「森びとプロジェクト」(任意団体)としての活動が始まりました。足尾ダムでスタッフを待っていると、シラサギが舞っていましたので、新生「森びとプロジェクト」を歓迎しているように思え、気持ちを引きしめていかなくてはと思いました。

 本日の作業責任者・橋倉スタッフのリードによる作業打合せ。前身の森びとプロジェクトから引き継ぐ森づくり。まずはスタッフの気持ちを一言で語ってもらいました。

Photo_4 寒桜も新生「森びとプロジェクト」を歓迎?

 「サポーターとして作業日を空けて森づくりに参加する」(鎌田)、「自治体の役員任期が終わり、楽しく足尾で過したい」(松村健)、「これまでど同様に森作業で元気をもらっていく」(小川)、「月一の森作業集中日にアルバイトを休んで作業に来たい」(福原)、「今までにない苦労があると思うがしっかり担いたい」(橋倉)、「再スタートに当たり改めてご指導をお願いします」(済賀)、との気持ちを共有し、作業開始。

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Photo_6  本日の森作業は、散水用タンクの給水と給水口とホースのチェック、「臼沢西の森」と「臼沢の森」内のJR貨物労組の森の獣害対策です。撒水関係は準備とチェック作業は問題なくできました。臼沢西の森」へ向かったスタッフは、大ハンマー、スチールネット、針金、ペンチを持参して、急斜面での落石で壊された柵を補強しました。

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Photo_9  昼食後の作業は、「松木の杜」と「新松木の杜」の柵点検、「臼沢の練」の獣害対策を行いました。柵点検では、柵を支えているポールが変形していましたので、次回に補強することにしました。

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Photo_11  「臼沢の森」の獣害対策では、イノシシやウサギの侵入を防ぐための目の細かいネット張り、柵をガードする鉄筋をロープで補強しました。作業終了後、本日の作業結果と次回の作業の打合せを行い、15時に帰路に付きました。

本日の作業は、鎌田、松村健、橋倉、小川、福原と筆者でした。(報告:済賀正文)

 

2020年11月29日 (日)

ふるさとの木によるいのちの森づくりを県議へ要望

Photo  朝9時の気温は9度、青空が天まで届くような晩秋の足尾・松木渓谷入口。無風でしたが昨日よりも冷えた一日でした。初めて訪れたというハイカー二人は松木渓谷へ歩いていきました。

Photo_2  今日は、森づくり活動でお世話になっている鈴木さんが栃木県会議員を「みちくさ」に案内してくれました。議員には、当会の森づくり現場の様子を説明し、大雨時の松木川の状況を報告しました。煙害でハゲ山になった松木沢村跡の山々が、今では温暖化による想定外の大雨で土砂が流出している現状を見てもらいました。その上で、県事業による森づくりの重要性を要望しました。

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Photo_4  昼食後、シラカンバを「みちくさ庭園」内に移植し、庭園内の水溜りに太陽の陽が当たらないようにしました。

Photo_5  その後は、「うんしゅう亭」内のテーブルや椅子をきちんと整理しました。間もなく師走ですので、作業小屋や「みちくさ」内の最終チェックを行いました。本日は、仁平と高橋が作業しました。

2 帰宅途中、街の中を歩くアナグマ

(報告・高橋佳夫)

師走を運ぶ冷たい浜風の中の森の防潮堤作業

20201128_7  潮の臭いを運ぶ浜風とヒンヤリ寒い苗床。昨日(11/28)は、今月最後の森作業を行いました。10時からは打合せですが、浜風が強く、ガスコンロの火が消えてしまいお湯が沸かず、ホットコーヒー無しでの打合せになってしまいました。

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20201128_3  作業は、水撒きと枯れた苗木の処分を行いました。ところが枯れたと思ったポットには新たな芽が顔を出しているのが分かり、慌ててポットに戻し、肥料と水をやりました。木の生命力に驚き、人間の都合では苗を育ててはならないことを実感しました。

20201128_4  作業終了後、菊地スタッフから応援隊スタッフのライン設定の説明をうけ、役員間の連絡網をセットしました。これからは情報交換がし易くなりました。 

20201128_5  この原稿を書いている時、15年間の足尾の森づくりを支えたシニアスタッフの慰労懇談会報告をブログで読みました。はげ山が立派な森へ生長させた強者たちに敬服します。お疲れ様でした。

20201128_6  応援隊も足尾スタッフに学び「いのちをまもる森の防潮堤づくり」に向けて森作業を取り組んでいきます。昨日の作業スタッフは、渡部、菅野、松林、山田、岩橋、道中内、菊地そして筆者でした。(報告 東城敏男)

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