カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2096件の記事

2021年2月 2日 (火)

節分の日、季節を分ける陽気の中で育樹作業

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 今日は節分、足尾・松木沢はまさに季節を分けるような陽気でした。10時の気温は9℃でした。早朝の雨が春を思わせるしっとりとした一日にしてくれました。 

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 本来ならばポット苗に散水の予定でしたが、雨が降ってくれましたので中止にしました。代わって、林子さんの動画撮影への協力を加賀スタッフとともに行いました。そのうち、「もりともch」にアップされますのでお楽しみに!

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 今日は、各設備の点検とその中で春らしい風景を皆さんにお届けします。

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新生「森びとプロジェクト」のロゴマークが張られた”みちくさ”入口


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みちくさの庭のミツマタ

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コロナ感染の根本的打開の道は、人間が壊した自然を回復できるかどうかにかかっていると思います。

それを信じてその道のりを、森を元気にする取り組みを引き続き着実にすすめていこうと思います。ご支援をお願いします。今日の作業は、加賀スタッフ、報告は橋倉でした。






 

2021年1月28日 (木)

久しぶりの足尾森作業にさわやかな汗を流しました

 本日(28日)の足尾ダムに流れる込む水は少なく、久藏川は流れが見えませんでした。松木沢の気温は1℃、空はどんよりとした曇でした。作業小屋に置いていたポリタンクの水も凍っていませんでした。ストーブとコーヒーで暖を取りながら作業打ち合わせをしました。本日は、臼沢西の森の階段づくりと土留め作りをすることにしました。

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Img_1064 階段と土留め作り用資材の甲羅板と鉄筋、ハンマー、万納鍬などの道具類を軽トラに積み込み、臼沢西に運びました。

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Img_1070 階段づくりと土留めづくりに分かれて作業開始。階段は、囲い柵の上に作った出入り口まで残っていた5段を作りました。土留めは、まず甲羅板を運び入れるところから始まり、一列分5か所を完成させました。

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Img_1088 午前の作業が終了し苗木を見ると、兎にかじられたようで、木がナイフで切ったようにスパッと切れていました。また、引っ張られたようで苗木が土から浮いていました。午後の作業は、これらの苗木を植え直すことにしました。

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Img_1080 午後、現地に向かう途中で金網が破られた穴を発見し、金網と針金で補修しました。

Img_1084 以上で本日の作業は終了しました。帰宅準備をしていると、松村健さんからおすそ分けがありました。

なんと、鹿肉の燻製をいただきました。今晩のつまみができたと、皆さんは大喜びでした。

Img_1065 本日のスタッフは、鎌田さん、松村健さん、山本さん、橋倉さん、加賀でした。松村健さん、ありがとうございました。(報告:加賀春吾)

2021年1月24日 (日)

足尾・松木沢はモノトーンの世界!

 朝、目覚めると一面が銀世界。なんとなく気持ちが落ち着きませんでした。アパート周辺の雪かきを済ませ、松木沢へ出けました。

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 松木沢の草地は頭に描いていたように、雪を踏む足音だけが聴こえる静寂さ、周りはモノトーンの世界でした。時々、「ドス!」と音がしますが、風に揺られて雪の塊が枝から落ちていました。墨絵のような中でジィー!としていると、寒そうなモズ一羽と鹿3頭が私を見つめているようでした。

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15cmの積雪は今シーズンで最も多い日になりました。

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静寂の中に身を置いていると、コロナ、コロナで明け暮れて疲れている心が洗われます。明日への元気をもらった一日でした。

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 足尾・松木沢の雪景色に感謝でした。(森づくりサポーター・橋倉喜一)

2021年1月18日 (月)

木々も私たちも我慢の足尾の森作業

 栃木県にも「緊急事態宣言」が拡大されました。森づくりチームは月一回の森づくり作業集中日について、当日参加予定の足尾サポーターの気持ちを伺い、町民の感情等も配慮しながら作業の準備をしています。

1 コロナ禍の森作業では色々な事を配慮しながらすすめていかなくてはならないということを改めて学んでいます。この時季は木々の獣害が心配ですが、その対策をすすめるスタッフやサポーターの健康を害してはなりません。

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4  現場に立つ私たちは、15年間に育てた木々は少しぐらいの獣害でも枯れるリスクは小さい、さらには、枯れたらまた植えようという気持ちになって森作業をすすめます。

2  今年も「我慢と自粛」の森づくりのスタートですが、1年間のコロナ禍社会で見つけた森づくりの知恵を活動に活かしていきたいと思っています。(写真:林子さん、報告・高橋佳夫)

2021年1月14日 (木)

足尾・松木沢で陽射しの力をいただきました

Photo 足尾キャニオン方面

 久しぶりに暖かい日だったので、昨日、足尾・松木沢に入りました。昼頃の気温は7℃でした。苗床のポット苗の底は凍っていましたが、苗木は寒さに耐えているようでした。

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Photo_3  松木沢一面は薄茶色に染められていました。その中で目に付いたのが「みちくさ庭園」内の緑色した彼岸花の葉だけでした。背伸びして陽差し受け入れていました。

Photo_5  沢には水が流れていましたが、作業小屋の蛇口から水は出ませんでした。各所の戸締りをチェックし、「松木の杜」に侵入していた鹿に“喝!”いれました。

Photo_6  久藏川にかかる橋の下で餌を探していたシラサギも陽射しから元気をもらっているようでした。

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Photo_8 赤倉地区からダム方面

 コロナ禍の暮らしで息苦しい日常が続きますが、足尾・松木沢の自然の力を受けると気持ちが軽くなり、元気が湧いてきそうでした。(足尾サポーター・橋倉喜一)

2021年1月11日 (月)

ホッとする!足尾の生きものたちのいつもの営み

 日の入り時間が少し延びています。コロナ禍での日常では気づきませんか。

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1  昨日、「足尾ダム駐車場は車が多く、中倉山登山者が多かったのではないか」と、宙ガール・林子さんから報告がありました。写真も一緒に送られてきました。

Photo 足尾ダムの水辺には水鳥がのんびりと泳ぎ、草地ではキジが餌を食べていました。いつもの見かけるキジは一匹もしくはつがいなので雄が3匹で餌を食べている様子は珍しい。

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Photo_2  水鳥はのんびりしている様子ですが、空にはトンビが舞っており、この写真はトンビから遠ざかっている様子だそうです。

3_2  足尾から銀山平キャンプ場へ向かう船石峠の途中、トンビが群れになって木々に止まり、眼下の餌を探しているようでした。(広報スタッフ・高橋佳夫)

2021年1月 6日 (水)

コロナ禍の森作業で探したい新たな日常

 今年の“山と心に木を植える”活動もコロナ禍社会下で実施していかなければならないようです。明日には緊急事態宣言が発せられるようです。足尾の寒さは一段と厳しくなりますが、生き物たちは人間の都合を待ってくれません。

Photo  木々の幹や枝は猿、鹿、野ウサギ達の命を支え、寒さに耐えながら春の陽射しで弛む土を待っています。この営みの循環を変更させてはなりませんので、今年も森作業を進めていきます。

Photo_2  視点を変えると、新型コロナウイルスも生き延びるために変異しているのかもしれません。人間の都合や科学で見えないウイルスが生き延びる領域を壊すことは、新たなウイルスの再来を呼び込むことにつながっていくのでしょうか。

1  昨年は、コロナ以前の日常が通用しないことに気づかされました。足尾の森づくりでは、作業を行いながらコロナ禍の新たな日常を探さしていければと思います。(スタッフ・高橋佳夫)

2021年1月 1日 (金)

森を友だちに迎え、いのちを育む営みを持続可能にしたい

あけましておめでとうございます。 

2        12/31精錬所(写真:橋倉)

 新生「森びとプロジェクト」は、今年、多くの皆さんに森と友だちになってほしいと願っています。そのきっかけをつくりだすために、足尾の森を案内したいと考えています。

1       12/31臼沢の森(写真:橋倉)

 森と友だちになってほしいと願うのは、想定外の気候変動、地球温暖化と無関係ではないウイルスの脅威に怯える暮らしを強いられているからです。全ての命を育む営みを持続可能にしていくには、植物に依存しないと生きていけない私たちだからです。生命にとって必要不可欠な要素としてある植物と友だちになっていただき、森に寄り添う暮らしと社会を描いてほしいと願うからです。

Photo           臼沢の森

Photo_2    手前:民集の杜、左側:新松木の杜(手前)、松木の杜(奥)

 ハゲ山になった足尾銅山跡地や旧松木村跡地に木を植え、森を育てていると、私たちの命は植物に支えられていることが実感できます。新緑では元気をいただき、紅葉には目と心を豊かにしてれる森。そんな森に眼を向けると、ツキノワグマから菌類が植物と共生し、その恩恵によって私たちの命が育まれていることが解ります。

2020110959       昨年11月の臼沢の森

 今年の森づくりでは、荒廃地の森がもっと元気になって、全ての生きもの達に多くの恵みを与えてくれるように、森のブラッシュアップを行っていきます。また、「ステイホーム」の暮らしが続いても森づくりに参加できるように、森びとスタッフがペアレントになって植樹を代行します。春頃、ホームページで案内します。

0101_2  すべての人々が願っている平和で安心な暮らしを願って、その土台である“森“を世界に拡げ、地球温暖化にブレーキをかけていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。

2021010  森ともの皆さんのご多幸を祈念します。(副代表・清水 卓)

2020年12月31日 (木)

コロナ禍で自然界と向き合った足尾の森づくり

 大晦日を迎え、大きな怪我も事故もなく森づくり作業に尽力を注いでくれた足尾スタッフの皆さん、そしてNPO法人解散から新生「森びとプロジェクト」結成にご理解・ご努力された皆さん、今年一年間の森づくり活動ご協力くださりありがとうございました。心より御礼申し上げます。 

1231  今年の森づくりは人類が初めて体験した新型コロナウイルスの脅威の中ですすめられました。森づくり作業は栃木県と群馬県在住スタッフによる、自家用車使用に限定した方々にお願いしました。事務作業は、臨時総会から結成総会までの準備を整え、総会本番では感染対策を万全にして首都圏在住の事務局員、理事がすすめてくれました。

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1231_3  足尾の森づくりスタッフによる植樹と育樹、事務スタッフによる新生「森びとプロジェクト」結成という組織運営は事業計画通りにすすめることができました。改めて、心より感謝申し上げます。

1231_4  10月には、日光市内の「城山」に森びと栃木県ファンクラブが木を1千本植えてくれました。

1231_5  11月下旬には15年間の足尾森づくりを担ってくれた森びとシニアスタッフから次世代へのバトンタッチもできました。その記念樹を「臼沢西の森」へ植えることができました。 

Dscn7042  森びと次世代による“山と心に木を植える”運動が始動しています。新生「森びとプロジェクト」運営委員会は、前身の森びとプロジェクトの志と情熱を受け継ぎ、100年後の森を描いて、森の多機能を発揮する“いのちを守る本物の森”へと育てていきます。

1231_6  想定外の気候変動やウイルスの猛威で命と生活が脅かされています。このような社会の中で、私たちは15年間の森づくりで学んだ“人間は森に寄り添って生きていかなくてはならない存在”という冷厳な事実から希望の暮らしを見つめたいと思います。

Photo 森ともの皆さん、一年間の恩送り事業をつくりることができたことを共に喜び合いたいと思います。健やかな新年を迎えたいと思います。(運営委員・大野昭彦)

2020年12月29日 (火)

南相馬市・森の防潮堤づくり応援ありがとうございました

Photo  応援隊は今年、結成5年目を迎えることができました。11月の「5周年記念慰労会」では、5年間の歩みを振り返り、今後の森の防潮堤づくりへ決意を新たにすることができました。会には足尾のスタッフも駆けつけてくれ、森づくりへの助言と激励をいただきました。

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2020uff0e1023  この頃の活動で感じられることは、森作業がスタッフ全員で行えるようになっていること、たまたま参加できなかった方には、当日の担当者が作業報告をLINEで送り、情報の共有化ができつつあるということです。森作業に向かう心をひとつにすることの大切さを感じ取っています。

82020uff0e1023  今年一年を振り返ると、育樹(除草)作業が計画通りに実施されなかったことです。コロナウイルス感染対策によって苗木の生長に支障を与えてしまったようです。10月に開催された第8回南相馬市「鎮魂復興市民植樹祭」は市民参加限定の開催で、規模を縮小しての開催でしたが盛会に行うことができました。

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2020723  前述の慰労会でも市役所職員との話し合いができ、市民と行政の協働ということの大切さをお互いに共有化できている感じがします。市民が主役の森づくりを行政がサポートするという市民活動が創り出されているようです。

2020311  来年は、東日本大震災、福島原発事故から10年目です。私たちは、「地球温暖化防止・いのちを守る森の防潮堤づくり」を関連付けて、「脱原発都市宣言」市民に相応しい活動を企画できればと思います。新生「森びとプロジェクト」の皆さんとのアドバイスを頂き、有意義で楽しい市民運動をすすめたいと願っています。南相馬市の「森の防潮堤づくり」を応援して下さった全国の皆さん、2020年は大変お世話になりました。(応援隊 東城敏男)

 

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