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2017年5月の38件の記事

2017年5月14日 (日)

いよいよ来週が植樹祭です!

昨日のまとまった雨はあがったものの厚い雲に覆われた一日でした。時折小雨もあたり肌寒く感じられます。

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オスのキジが2羽、すごい勢いで風を切って飛んでいきました。ワシタカなのかと勘違いするくらい。恋の争いなのか縄張り争いなのか。キジがこんなに早く飛べるのだということを初めて知りました。

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午前中はにぎやかでウグイス、オオルリ、ホオジロといった常連さん以外にも色々な鳴き声が。午後にはツツドリの声も少し。

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オタマジヤクシを狙ってか、シマヘビが現れて、サルもまたぎやかでした。

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(なかなか凛々しいでしょ。子どもたちもたくさん居ました)

朝方、大きな網を持ったお二人が入っていくので、話を伺うと昆虫が目的だとのこと。帰りに寄ってくださいと声をかけると10時過ぎに立ち寄ってくださいました。今日は奥日光で観察しようとしたらしいですが、雨だったためこちらに移動してきたのだとか。

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(使っている網はこうなるそうです。森びとで買った捕虫網は、一瞬にして使っていないのがバレました。)

天気がいまいちだったので、松木でも目当ての虫はあまり見つからなかったそうです。お二人とも昆虫なのかなと思っていたら、もう一かたは鳥の観察だということで、コサメビタキや幾つかの小鳥が見られたと教えてくださいました。対岸にイノシシがいて、色が変わりたての小さな個体だったとか。さすが観察眼が違います。シカも見られたそうで、目的とは違っていたかもしれませんが、足尾の動物が見られて良かったです。

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お二人は東京葛飾区からいらしていて、父子だとのこと。こうして仲良く自然観察できるというのは素敵だなぁと羨ましく思いました。いろいろな場所で観察をされているそうですが、渡り鳥を見に行くという山形県の飛島や新潟県の粟島といった日本海側の孤島の話などを楽しく話してくださいました。今日はあいにくの天気でしたが、蝶も鳥もたくさんおりますので、ぜひまた訪問してくださいね。

その後は時折釣り人が通り過ぎるぐらいで、立ち寄ってくださる方はおりませんでした。仁平さんは空いた時間を見計らって篠竹づくり。事務局の加賀さんと、福島から来ている東城さん、あわせて3人で(僕も少しやりましたが)、植樹祭で使う全ての本数を作りきったそうです。植樹祭の準備は着々と進んでいます。

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いよいよ来週は「第36回足尾ふるさとの森づくり」本番です。日に日に青さが増していて、今年も新緑の美しいさなかに行うことができそうです。既に350人を越す方々に応募を頂いているとのこと(まだまだ絶賛募集中!)。昨日のラジオを聞いて参加してくださる方もいるかなと期待しつつ、たくさんの方々にお会いできるのを楽しみにしています。

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昨日は足尾に泊まったこともあり、夜、月明かりを少し散歩しました。ヨタカの響きが、なんとも懐かしく、優しく響いていました。広場に出ると、ざわざわと逃げていくのはシカで、同じ場所から猫が何事もなかったかのようにあっちの方向に歩いていくのを見て、つい、動物の集会でもあったように見えたのはちょっと酔っぱらっていたからかもしれません。しっ、人間がきた!橋の上から月の方を見ると大きな流れ星。足尾の夜もなかなか楽しめますよ。

☆☆
何かと竹がたくさんあるので、青竹踏み欲しいなぁ。ってボソッと言ったら、さっそく作ってくださいました。

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(ちゃんと皮を丁寧に剥くと、使っていていい色になるのだとか)

わーい。宗さんありがとうございます。愛用します。言ってみるもんですねー。(舎人 仁平、小黒 本日の線量 0.135μSv)

恵みの雨で山も若葉も輝きを取り戻す。川の色で森づくりの重要さを再確認!

5月13日(土)、天候は雨です。昨日まで好天が続き山肌も苗木も乾燥していたので恵みの雨になりました。木々の葉も雨に洗われ、みずみずしさを取り戻しました。

 

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足尾ダムで合流する三川、久蔵川、松木川、仁田元川の水の色を比べると上流の山の様子がわかります。久蔵沢と仁田元沢の水は澄んでいますが、松木沢の水は茶色く濁っています。ここまではっきりと分かれるのかとビックリしました。

 

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4月29日に「孤高のブナ」を保護するため中倉山に登り松木川両岸の様子を見ると、少しづつ緑化は進んでいますが、茶色い地肌をむきだした斜面に圧倒されました。川に住む魚や昆虫は視界不良の中どうしているだろうかと心配しながらも、気の遠くなる年月が掛かるかもしれないが一本一本着実に木を植えていかなければ栄養豊かな清流は取り戻せないなと実感しました。

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5月20日に開催する「第36回足尾・ふるさとの森づくり」に参加する“森びと”のみなさんと一緒に、森に生かされていることを実感できるような“いのちの森づくり”をしていこうと、みちくさをオープンしました。

朝から雨足も強くなったり弱くなったりで9時の気温は13℃です。肌寒いのでストーブに火を入れました。

 

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山の木々にとっては恵みの雨ですが、人間の視点では「悪天候」となるので“森とも”の来舎を期待しながら、事務局による臼沢の植樹会場準備作業を見守りました。植樹箇所の穴を掘り、竹串を刺して目印をつける作業や階段の補修ですが、雨で足元が滑りますから、怪我のないよう安全に気をつけて作業をお願いします。

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 放射線量を計りながら松木の杜、新松木の杜、民衆の杜の生長の様子を見て回りました。新芽を出し元気に育っています。森づくりに参加する“森びと”の皆さんにはその成長を確認して欲しいですね。初めて参加する“森びと”の皆さんには自分が植えた苗木の生長の様子を想像していただき、3年間は下草刈りが必要なので、四季ごとに開催する「感謝デー」にも参加をしていただき一緒に育てていきたと思います。

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 本日もうひとつのビッグイベントは、髙橋副理事長と橋倉スタッフが14時からCRT栃木放送の「土曜ちゃっかり亭」に出演。現地からは鎌田スタッフが参加しました。

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 ドキドキしながらラジオに耳を傾けていましたが、ちゃっかり亭おかみの臼井佳子さんとのやり取りも軽快で、森びとプロジェクト委員会の様々な活動が紹介されました。現地の鎌田さんからは、前日に臼沢のネットに引っかかったカモシカ救出の様子が臨場感たっぷりに報告されました。多様な生物が暮らすいのちの森づくりを多くの“森びと”と一緒につくって行きましょう。

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 3時でラジオ放送も終了し、松木を訪れる“森とも”もいない様子なので閉舎し、植樹箇所の目印と苗木の支えとなる篠竹に麻ひもを挟み込む作業の応援に入りました。

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 本日のみちくさは、ビオトープに住むヤマアカガエルのケロケロという鳴き声が聞こえるのみでしたが、ラジオ・CRT栃木放送「土曜ちゃっかり亭」を通じて多くのリスナーのみなさんに森びとの活動を紹介することが出来ました。ちゃっかり亭おかみの臼井佳子さんありがとうございました。

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 リスナーのみなさん、5月20日開催の「36回足尾・ふるさとの森づくり」に足を運び、山と心に木を植えましょう!

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(舎人:清水 卓、武田芳明 本日の放射線量 0.156μsv/h)

何があろうとも「現場・現場・現場」の重要性を実感した作業

 昨日(13日)は、事務局の作業集中日として、日頃スタッフの皆さんにご迷惑をおかけしっぱなしのため、現場の苦労を我がものとしようと企画し、実行しました。

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 事務局の加賀さんの指示のもと、5月20日の植樹祭会場の一つである臼沢の森(急斜面)に篠竹を刺し、500穴を掘りました。植樹会場への611段の階段を登る際は、2005年から植樹をし、小さな森へとなってきたことを実感しながら、当日参加者を迎えて、どのようなことを話し、参加者に感じ取っていただき、再び訪れていただけるかを考えながら一歩一歩登っていきました。

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P5132943_2 雨が心配されるなかでの作業でしたが、少しへっぴり腰ながらも、参加者の負担を少しでも軽減できるよう、穴を掘ってきました。また、松井理事と水落事務局次長は鎌田スタッフの指導のもと、階段の修復を行いました。当日は怪我なしで植樹祭を終えたいものです。

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 下山後は、事務局の岡部くんと大野理事の奥様によるこんにゃくと汁で冷えた身体を温めることが出来ました。

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 午後は、高橋副理事長と橋倉スタッフが栃木放送にラジオ出演をされ、足尾での森づくりや5月20日の植樹祭について約1時間話をするというので、みなラジオに耳を傾けて、自分のことのように緊張しながら聞き入っていました。途中、鎌田スタッフに対して、生中継の電話が入り、さすが最年長の鎌田スタッフが食害防止用ネットに引っ掛かりもがいていたカモシカを救出されたことをはじめ、堂々と現場の生々しい様子を語っておられました。

 その後は、もう一つの植樹会場である民集の杜(緩斜面)に刺す篠竹を1700本ほど皆で作りました。

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 さぁ、5月20日の植樹祭まであと1週間となりました。参加者は350名を超えるようです。350名を迎え入れるために現場に入って、五感を使って肌で現場を感じることの重要性を改めて感じることができました。残り1週間、万全の体制で参加者の皆さんを迎えるよう、理事会及び事務局・事務局スタッフは全力で臨みます。心よりお待ちしております。

(事務局・小林敬)

2017年5月12日 (金)

カモシカも気になる臼沢の森?

 パステル調の黄緑色が輝いている臼沢の森。今日の午後は、植樹祭会場の臼沢の森最上地の作業をしました。民集の杜の培養土移動と民集の杜で一番ロケーションが良いと思っている「糺の石」を整地しました。

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 昼食後は、611段の階段を登り、臼沢の森植樹会場のマルチング用枯草集めと穴掘りをしました。途中、実生が若葉を恥ずかしそうに広げていました。

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 それぞれが道具を担いで急斜面を登り、あと30m程のところでカモシカの姿を発見。

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2 Photo_3  よく観るとカモシカがネットに絡まっていました。筆者が「素早く救おう!」と声をかけ、全員でカモシカに絡まったネットを外し、逃がしてやりました。空にはトンビが飛んでいましたが、残念そうでした。逃げて行ったカモシカを観た皆さんは、「今日は良いことをやりましたね」、という笑顔でした。

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 その後、最高齢の鎌田さんは水を飲んで枯れ草刈りの準備。枯草集めと穴掘りに分かれて作業を進めました。植樹用の穴は二人で100掘りました。

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後2時間ほどの作業でしたが、皆さん気分は満足そうの様でした。中倉山の北斜面ではカモシカを観かけますが、臼沢の森でカモシカに遭ったのは初めてでした。昨日の蛇の歓迎と本日にカモシカに遭えたということは、私たちが育てている森が気にかかるのでしょうか。

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 そう考えると嬉しくなる森作業でした。本日のボランティアは、鎌田、橋倉、仁平、東城、高橋でした。(報告 高橋佳夫)

2017年5月11日 (木)

足尾・ふるさとの森づくり準備に遠方から友が来てくれた

 足尾・ふるさとの森づくりまであと9日となりました。天気は下の写真の様に青空がとてもきれいな西風が強い晴れでした。

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 今日は福島県から東城さんが助っ人に来てくれました。朝5時に家を出て、8時半には足尾ダムに到着。私たちと合流して現場に向かいました。南相馬市の復興事業のひとつである森の防潮堤づくりを応援している東城さん。「森の防潮堤づくりではお世話になっているから、手伝いに来た」と、東城さん。今日から14日まで森作業を一緒にします。

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 現場に行くと、東城さんを迎えてくれたのはシマヘビでした。「これは縁起が良い」と作業に力が入りました。初めての重機運転に挑戦してくれた東城さんでした。

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 今日の作業は、民集の杜植樹会場の全体が分かるようになるまでの準備でした。日光市の大和木材店さんから提供されたマルチング用樹皮を会場に置きました。植樹会場の測量の結果、民集の杜植樹会場の面積は約1.200㎡、苗木は3千本植えることにしました。

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 本日のボランティアは東城、高橋、仁平でした。(報告 仁平範義)

2017年5月10日 (水)

足尾・ふるさとの森づくりが栃木放送(ラジオ)で紹介されます

 昨夜から午前中に小雨が降りました。しっとりした空気は人間にとっても木々にとっても清々しい気分になるようです。下の写真は臼沢の森のパステル調に化粧した若葉たちです。

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 こんな気分の中で森作業が始まり。午前中は植樹祭で植える苗木たちを支える篠竹と幹を縛る麻紐をセットにしました。昨年の植樹祭では、この麻紐が参加者にいきわたる方法が遅くなってしまったので、竹に紐を挟んでおくようにしました。午前中で1500本作りました。

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 午後は、民集の杜では黒土を運び、15時半頃までに終了させました。

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 臼沢の森では、植樹後のマルチング用の枯草を刈り、まとめました。1千本の苗木のマルチングなので後一日はかかる見通しです。

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 16時過ぎ、13日の森作業の打合せを行って本日の森作業は終わりました。ボランティアは、鎌田、加賀、仁平、高橋でした。

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 週末の13日、当委員会は栃木放送(ラジオ・1530kHz)の「土曜ちゃっかり亭」に生出演することになりました。ちゃっかり女将の臼井佳子さんからインタビューを受けます。時間帯は、14時~15時の間です。番組では、足尾の森づくりと森びとの活動を報告したいと思っています。(報告 高橋佳夫)

2017年5月 9日 (火)

苗木たちの元気な若葉に励まされて植樹祭の準備

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 足尾・松木沢は新緑が眩しくなっていました。森びと広場の遅い桜はどんよりとした天気の中で若葉と花は灰色の空気を明るくしくれていました。写真下3枚目のサクラの奥は臼沢の森の若葉です。

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 今日から20日の植樹祭の最終的な準備に入りました。作業の打ち合わせをした後、まずは苗たちに撒水。

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 民集の杜では開墾した所に黒土を運び入れました。今日の作業は埃だらけの先月の森作業風景ではなく、しっとりとした空気の中での作業でしたので目にも気持ち的にも優しく感じました。

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 臼沢の森では、獣害防止の最後の作業を行いました。漁網をネットの下に巻きつける作業を一周約300m行いました。このメンバーは作業を14時まで行い、遅い昼食で済ませてくれました。

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 15時頃、民集の杜の木々たちが新緑を輝かしている様子を目に焼き付けようと、3年前から植えた元気な木々たちに触れてきました。

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 植樹祭後のカラカラ天気が気になって撒水をしたこと、年に2回の草取りをしたこと等を想い出しながら、「やっぱり、3年間の草取りは大事だ、木は根、根は土だなぁー、」と宮脇昭最高顧問のアドバイスを実感していました。

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 二年前に植えた木々は2mを超えていました。

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 苗たちに元気をもらった私たちはホットコーヒーを飲みながら、昨年の植樹祭の反省を繰り返さない植樹方法を話し合って帰路に着きました。本日のボランティアは、鎌田、松村、松村健、小川、仁平、高橋でした。(報告 高橋佳夫)

2017年5月 7日 (日)

快晴で爽やかな風薫る爽やかな五月晴れ

ゴールデンウィークの最終日、ハイカーが1組散策に松木沢に入りましたが、立ち寄って戴けませんでした。

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午後になり元気な男女のグループが足早に松木渓谷・グランドキャニオンを目指して入って行く。「どうぞ気軽にお立ち寄りください」の呼びかけに「帰りに時間がありましたら寄りますよ」と数人の女性が応えて下さいました。

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森ともの訪れが期待できなかった時間を使い、朝は苗木に撒水を行うと共に5月20日の第36回「足尾ふるさとの森づくり」の打合せを行いました。撒水していると「早く植えてほしい」と訴えているようで苗木が愛しく感じられました。

グループで入山した方々は、トイレの使用と立ち話になり「森びとの理事長が岸井成格」と知ると「私は岸井さんの論評は好きです」「頑張るように伝えて下さい」と2人の代表格的な男性が述べ下山して行きました。ゴールデンウィーク最終日、残念ながら「森とも」はおりませんでした。

本日の線量:0,145μsv/h   舎人:加賀・松井

大量生産大量消費の暮らし方にさよならするライフスタイルを語り合いたい植樹祭!

3日のブログで紹介したカタクリは花を閉じた。と同時に、周囲の木々たちは若葉を広げ、ウワミズザクラは花芽を脹らませました。

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 透き通る青空から降り注ぐ陽ざしによって奥山の凍土化した地中も緩み始めたようです。いつもの生物社会の循環が動き出しているようです。

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 生きものは酸素を吸収して生き延びていますが、供給元は森林でることはご承知の通り。アマゾンの熱帯雨林は世界の森林の13%を占め、広さは日本の14倍である。この森は地球の酸素の1/3を生きものに供給し、排出される二酸化炭素の1/4を吸収している、という。ところがこの森は毎年約300万ha(長野県の2倍)が、伐採と火災で失われている。2000年から10年間には、毎年1.300万ha(日本国土面積の1/3)が失われている、という。(『まんが地球憲章』より)。

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 日本では豪雨による深層崩壊が各地で発生し、森が失われている。森の力で土砂をガードできないほどの雨が降っているのである。

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 昨年のデータによれば、地球上で排出される二酸化炭素の44%が森と海に吸収されていない、という。森が失われていくと水の問題に発展し、それは農作物や漁業に悪影響を与える。

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 地球が厚いビニールハウスに覆われてしまっていることが原因だが、大量生産大量消費の暮らし方にサヨナラしないと大変なことになってしまう気がする。第36回足尾・ふるさとの森づくりで昼食・交流の場である「トーク」では、森とも暮らし方を語り合いたい。(理事 髙橋佳夫)

2017年5月 6日 (土)

甦れ足尾の山野にみどりの森を!

 ゴルデンウイークもあと一日! 一昨日の5月4日は「みどりの日」でした。毎日新聞の紙面一杯に特集が組まれ「環境問題」と「植樹・森づくり」の取り組みの大切さが紹介されていました。こうした報道は、森づくりを進める私たちとって勇気づけられると共に励みになります。今日の車窓からは、田植えの準備がいたる所で始まっており、特に山間の田に水が万遍なく張られ、水とみどりのコントラストで何とも言えない風景でした。

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ここ遊働楽舎「みちくさ」から見上げる臼沢の森は、13年前から、進む地球温暖化を「ストップ」させようと言う主旨に賛同した皆さんが集いボランティアで植樹を続けてくれています。

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その森は現在、生き物たちとって豊かな生態系が形成されるまでになりました。「みちくさ」を訪れて頂く「森とも」の皆さんは、様々な思いや考えを持って立ち寄って下さいます。この地に立って「まず驚き」、そして一度、自然が壊されると回復するのには、大変な労力と年月が費やされることを実感し共有する場になります。

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 今日訪れて下さいました「森とも」は、茨城県竜ケ崎市の林さんとワンチャン一頭と前橋市出身で現在京都市に在住の関上さんでした。2人とも登山経験豊かな方で、林さんは犬と一緒に登り、「昨晩は久蔵川でビバークして朝から千メートルの山に登りました。その後、松木沢渓谷を見学に来ました」。中倉山の「孤高のブナ」の保護や臼沢の森がボランティアで取り組まれていることを知って、植樹祭の参加を検討しますと言って帰宅されました。林さん当日参加歓迎ですので植樹祭お待ちしております、

 17京都市の関上さんは、『2年前に仁田元沢~中倉山~庚申山へと縦走したとき(一人で)下に見て気になった小屋がありましたので、今日訪れさせて頂きました。足尾は太平山などを始めとした山々があるので魅力的です。紹介されている「孤高のブナ」を見ました。「足尾の森づくりや公害等の興味深いお話を伺う事が出来ました。夏には皇海山を登頂します』と下山。夏の再会を楽しみにしています。

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 「森とも」が来舎されない間をみて植樹祭に美味しい「?」に使用する『竹串づくり』をしました。

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