大量生産大量消費の暮らし方にさよならするライフスタイルを語り合いたい植樹祭!
3日のブログで紹介したカタクリは花を閉じた。と同時に、周囲の木々たちは若葉を広げ、ウワミズザクラは花芽を脹らませました。
透き通る青空から降り注ぐ陽ざしによって奥山の凍土化した地中も緩み始めたようです。いつもの生物社会の循環が動き出しているようです。
生きものは酸素を吸収して生き延びていますが、供給元は森林でることはご承知の通り。アマゾンの熱帯雨林は世界の森林の13%を占め、広さは日本の14倍である。この森は地球の酸素の1/3を生きものに供給し、排出される二酸化炭素の1/4を吸収している、という。ところがこの森は毎年約300万ha(長野県の2倍)が、伐採と火災で失われている。2000年から10年間には、毎年1.300万ha(日本国土面積の1/3)が失われている、という。(『まんが地球憲章』より)。
日本では豪雨による深層崩壊が各地で発生し、森が失われている。森の力で土砂をガードできないほどの雨が降っているのである。
昨年のデータによれば、地球上で排出される二酸化炭素の44%が森と海に吸収されていない、という。森が失われていくと水の問題に発展し、それは農作物や漁業に悪影響を与える。
地球が厚いビニールハウスに覆われてしまっていることが原因だが、大量生産大量消費の暮らし方にサヨナラしないと大変なことになってしまう気がする。第36回足尾・ふるさとの森づくりで昼食・交流の場である「トーク」では、森とも暮らし方を語り合いたい。(理事 髙橋佳夫)
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