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2025年11月24日 (月)

松木川源流の「ジャンダルム」はクライマーの皆さんで大賑わい

 11月23日(日)、松木郷は青空が広がり、気持ちのいい朝です。8時半の気温は5度でしたが徐々に気温が上がり昼には10度になりました。

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 深津さんは“みちくさ”内の清掃、永島さんが水源の確認、筆者は放射線量の測定と、分担してオープン準備をしました。

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 9時10分に、男性2人組が立ち寄ってくれました。コーヒーを入れ、話をうかがうと仙台から松木を目指して来られたとのこと。初めて来たので地図を確認しジャンダルムに向かいました。

 9時30分頃、下山してくる方がおり「休んでいきませんか」と声をかけました。茨城から来られた方で、登山ではなく山に泊まることが好きで、昨夜はタープを張り一泊したそうです。

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 その後、大きなリュックを背負った二人組が通過していきました。

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 永島さんに“みちくさ”の番をお願いし、深津さんと筆者は「民集の杜北」の岸井成格さんの記念樹「ホオノキ」の獣害柵交換に向かいました。サルの食害に合うため、柵の上も幹ガードで覆っています。来春の生長を考え、ビニールの幹ガードから金網に交換することにしました。

 

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 「スカート」用の柵を6枚つなぎ、「ホオノキ」を囲いました。天井には「スカート」の切れ端を乗せ、隙間からサルに入られないようにビニールの幹ガードで覆いました。

 これまで目の細かい黒いネットで覆われていたので光の差し込みも弱かったかと思います。陽当たりも良くなったので生長が期待できます。看板の岸井さんも笑みを浮かべているように見えました。

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 “みちくさ”に戻り、永島さんから訪問者の報告を受けました。11時15分頃に下山してきたクライマーが立ち寄り、昨日山に入りテントで一泊したそうです。小山から来られた方で「一人で静かなところに来るのが好きで、足尾にも何度か来ているが、80歳になっても山歩きが出来るよう続けていきたい」と抱負を語られました。朝晩冷え込んできていますが、マイナス10℃でも対応できる寝袋を使用しているとのことでした。またのお越しをお待ちしています。

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 昼頃、朝立ち寄ってくれた仙台の二人組の一人が走って“みちくさ”に戻ってきました。ジャンダルムで休んでいる時に、相方の肩に落石が当たり怪我をしたと言う事でした。永島さんが車で迎えに行き足尾ダムゲートまで送り届けました。ジャンダルムから中倉山を抜ける予定だったそうですが、とんだアクシデントに巻き込まれてしまったようです。途中まで歩いて降りてきていたので少し安心しましたが、病院で検査と治療をしていただき、お大事にしてください。

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 その後も、下山する方が通過していきました。今日は、ジャンダルムにチャレンジするクライマーや山でゆっくり過ごす登山者で賑わった「松木郷」でした。

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 松木郷の紅葉も終盤に差し掛かっていようで、葉を落とした木々と、冬も葉をつけているミズナラやクヌギ、カシワなどは森を茶色く染めています。

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 森びと広場と“みちくさ”前にはアナグマが顔を出しました。人間の存在など気にせず、草に顔を付けてエサを探していました。

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 季節も初冬に入りました。12月から“みちくさ”は閉舎となります。松木郷を訪れた多くの皆さんとの出会いに感謝申し上げます。「鬼が笑う」と言われますが、来春、皆様の訪問をお待ちしています。

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 本日の舎人は、永島さん、深津さん、筆者清水でした。

(報告:清水 卓)

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