カテゴリ「ふるさとの森づくり」の1639件の記事

2019年5月 5日 (日)

木々は人間の努力を加勢する

Photo  松木村跡地を訪れる方々からは、足尾は緑が多くなりましたね!という声が多く聞こえてきます。それはとても嬉しいことです。

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2  今日の森作業は鎌田スタッフが「臼沢西の森」に土を運び続けました。松木川に流れる水の音、爽やかな東風が清々しい空気を運んでくれる足尾・松木村跡地の急斜面の草地。75歳を過ぎた先輩が、水分が含んで重い土を背負子に積んで、長さ100㍍程の石ころだらけの道をもくもくと何往復も歩いていました。

Photo_3  「2年前に植えたポット苗が猿にいたずらされてしまった。自宅で育てているエゴノキを植えなくてはならない」と、土運びをしながら話していました。

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Photo_5  昼飯を桜の木の下で食べ、鎌田さんが造ったベンチで横になり、暫くして再び土運び。ウグイスやモズの囀りが鎌田さんを応援しているようでした。 

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Photo_7 ロッククライマー

 自然は人間の地道な努力に加勢しているような足尾・松木村跡地の「臼沢西の森」作業でした。(報告 高橋佳夫)

2019年5月 4日 (土)

春雷に打たれながらの足尾の森作業

 昨日は「どくだみ荘」に宿泊、朝、福原さんを待ちました。車に乗せて頂き、舎人の小川さんと「みちくさ」へ向かいました。久しぶりの足尾入りで、ブログで紹介されていた桜の様子や草木の息づかいを楽しみにしていました。

Photo  透きとおっていた青空を見て、久し振りに清々しさを感じました。その内に舎人の高橋さんが到着、お茶を飲みながら「みちくさ」屋根の雨漏り対策の話になり、その流れで屋根をチェックしました。

Photo_2  今日の森作業の師匠は福原さん、午前中は育苗の撒水方法を教えて頂きました。そうしているうちに急に雨雲が現れ、二人はびしょ濡れになってしまいました。

Photo_3  昼食後は、雷の音を気にしながら「臼沢西の森」へ土を運び揚げました。来月の植樹会場づくりです。福原さんは写真の通り、10ℓの土を5袋背負って運び揚げていました。筆者は4袋に挑戦しましたが、最後の頃は3袋になってしまいました。

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Photo_8  植樹会場は写真の様な石ころだらけですので、土運び揚げはとても重要な作業であることが身に沁みました。福原さん、丁寧に教えて頂きありがとうございました。お疲れ様でした。

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Photo_10  疲れを流してくれそうな桜色とコブシの白色を写真に収めました。今日は疲れました。(事務局員 塚崎将幸)

2019年5月 2日 (木)

足尾・中倉山の「孤高のブナ」を元気にする知恵とご支援を!

 令和の時代に入りました。中倉山のブナは明治、大正、昭和、平成を生き抜いていますが、令和そして次の時代も生き抜いてほしいと願っています。

P5016830  このブナは、幹の太さが直径45㌢以上あるので、1年に2㍉生長したとすれば松木村が廃村になった1902年頃から生きていることになります。

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Cimg8923  当時の中倉山稜線の南北は岩だらけになっていたでしょう。現在でも中倉山から沢入岳まで足を延ばすと、枯れた木が何本も残っていますし、岩が風化して小石になり、荒れている土壌が残っています。

Cimg8925  このブナは、そんな岩だらけの稜線の僅かな土に必死に根を張り、草木たちが松木川に流されていった悲鳴を聴きながら生きてきたのかもしれません。

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P4290552  ブナは標高1600㍍以上の環境で生きていくのは難しいと言われています。中倉山山頂は標高が1539㍍なので、ブナが生き抜く環境はとても厳しいといえます。

P4290558  厳しい環境で生き抜くブナをなんとか元気にしようと、稜線北側斜面に露出したブナの根に土を運んでいる「中倉山のブナを元気にする恩送り作業」の3回目が先月29日行われました。

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P4290572  10㍑の土を担ぎ揚げた森とも達たちが、笑顔で、楽しそうに土のう袋に土を入れ、露出した根の上にその土のうを被せている様子を動画で見ていると、胸が熱くなりました。

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 下山した森とも達からの話を訊くと、土砂が崩れている状況は早まっているので、この対策は急がねばならない、といことでした。筆者も急いでブナを元気にする森作業をやらなければならないと思いました。森を愛する全国の皆さん!「中倉山のブナを元気にする恩送り作業」の知恵とご支援をお寄せください。お待ちしています。(理事 髙橋佳夫 写真:清水卓、加賀春吾)

 

2019年4月26日 (金)

経済成長の基盤は地球が元気なことでは!

 6月28日~29日に開催される「G20」(主要20カ国・地域首脳会議)議長国・日本の温暖化対策案を期待していたが、政府は2050年までに温室効果ガス排出を80%削減する数値目標を維持し、削減目標を“ゼロ”にしなかった。「議長国として世界の対策強化の議論をけん引するには程遠い内容」だった。(毎日新聞)

P4155071        ヒメリンゴの花(東京)

 相変わらずの「技術革新頼み」で、「民間企業が主導して温暖化対策の技術開発と資金投入を進めるとし、経済成長を重視する安倍政権の方針に沿う形」になった。

P4195082  経済活動の基盤であり、いのちを育む基盤でもある地球の悲鳴に向き合えていない「温暖化対策長期戦略」の政府案にはがっかりです。技術を支えるのは地球なのに、政治家、官僚もこんなことは分かっているのに、どうしてこうなのる。

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P4155064  明日からGWが始まるが、若葉が発する元気色と美味しい空気の刺激を受けながら、森と生きる市民の温暖化対策案を仕上げて、政府へ要望しなければならない。“森とも”のご意見をお待ちしています。(理事 髙橋佳夫)

2019年4月23日 (火)

春の風が運ぶ花の香り、若葉が放つ爽やかな空気にふれてみませんか

 筆者は、奥山の春の息吹を感じるにはカタクリの花に顔を近づけてみることにしています。花びらの上から太陽のエネルギーをこれでもかと吸収している花弁からは、乾ききった灰の臭いがしています。

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P4235115  もうひとつの春は、凍土が溶ける音と、溶けだした土から顔を出しているフキノトウの嬉しそうな様子です。

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P4235113  秋田県、青森県でも桜が満開という報道、昨日は、各地で夏日だという報道。15年前に設立した当委員会は、そんな気候の変化に疑問をもったことが設立のきっかけだった。

P4225095 ヤナギが蕾を膨らませている

 その変化に人が向き合うことの大切さを議論してくれた先輩諸氏(角岸さん、宮下さん、竹内さん、岸井さん)は、今、天空の森で私たちを見守ってくれていると思う。

P4225099 ヤマナラシもいち早く花を咲かせている

 間もなく、「令和」の時代に入る。周囲の喧騒から少し離れた所で両手を伸ばして、青空を見上げながら深呼吸をしてみてはいかがですか。草木の息吹を感じられるかもしれません。森びとは、足尾・松木沢でそんな皆さんとの出会いをお待ちしています。(理事 髙橋佳夫

2019年4月20日 (土)

足尾・松木沢で深呼吸してみませんか

21_20110515  本格的な春の訪れが足踏みしていた足尾・松木沢にも春暖が感じられるようになりました。朝晩は肌寒い時もありますが、間もなく始まるGWに足尾・松木沢の木々たちの春の息吹を感じてみませんか。

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P4132091  松木渓谷の入り口の出会いの場「遊働楽舎」(愛称名:みちくさ)では、管理人の舎人が皆様をお待ちしています。先日は、久しぶりにキツネが顔を見せてくれました。

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P4073566  ミツマタとアセビの花は今が真っ盛り、足元ではツクシやスミレが周りの草が大きくなる前にいのちをつないでいます。

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P5040344  松木川周辺から聴こえるオオルリやキビタキの囀りに耳を傾けてみませんか。春暖の中で深呼吸してみると、心の中から蘇ってくるものがあるかもしけません。(理事 髙橋佳夫)

2019年4月16日 (火)

足尾・松木沢の春は足踏み、若葉の輝きを願って土留めづくりは

今日は日光市の弥生祭、日光に春を告げるお祭りです。平日だというのに多くの観光客でにぎわっていました。

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Cimg8885 足尾・松木に着くと、久しぶりにキツネに逢いました。天気は前を向いても、後ろも向いても雲一つない快晴です。気温は8:50 10℃。実に爽やかです。しかし、松木の桜はまだまだ蕾。猿が蕾を食べているようで、枝が折れているところがあちこちで見られました。福原さんが去年植えた雪割草が咲いていると、顔をほころばせながらAコンテナの裏から出てきました。早速見ると何とも言えない紫色の可憐な花が咲いているではありませんか。

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Cimg8880 今日の作業は、総会で確認した6月18日の「臼沢西の森」の植樹会場づくりを急ピッチで進めないと間に合わないとの危機感から、鉄筋200本、土留め用の甲羅板運び。土留めづくりに、スタッフ一同力が入りました。

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Cimg8869 そして、完成したのは3mの甲羅板の土留めが32か所、今までの2mの土留め84か所と合わせて116か所の植樹が可能です。3mの所には6本、2m所には4本を植えるとすると、528本ですが、苗木の本数を考えると、まだ2倍以上の植樹場を作らなければなりません。また、土も入れていかなければなりません。会場作りをお手伝いできる方は森びとプロジェクト委員会までご連絡下さい。

今日は、土留めが臼沢西の森の横の端から端までやっと一段が繋がりました。とにかく急斜面で足場の悪いところの作業で苦労しますが、一直線につながったのを見ると感激しました。

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Cimg8882 午後は、苗木への撒水と土留めづくりの続きでした。久しぶりの森作業でスタッフ一同は、爽やかな汗を流し、元気になったようでした。

今日のスタッフは、鎌田、松村宗、小川、福原、筆者加賀でした。(敬称略)

2019年4月14日 (日)

宮脇昭先生といのちの森の植樹祭

Photo  爽やかな若葉と春霞に包まれていそうな富士山が秦野市から拝むことが出来た今日。秦野市栃窪で「いのちの森づくり 宮脇昭復活植樹祭」が行われました。

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Photo_3  会場には約400人が集い、3.000本・24種の苗木を植えました。開会式では、11カ月ぶりにお会いした宮脇先生は立ち上がって復活の挨拶を行い、参加者からは祝福の拍手があがりました。

  植樹祭には、当会の中村幸人理事長、森びとインストラクターの山本勉さん、大塚忠孝さん、倉垣狩夢くんが参加していました。

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20190414  宮脇先生ともお会いし感じたことは、昨年の足尾現地に立った時よりも顔色も良く、車椅子から立ち上がって握手をした時の握力も強そうでした。宮脇先生から元気を頂いたようでした。

Photo_4  植樹後は、遅い昼食を食べながら中村理事長から日本の森の話しを伺いました。夕方から雨が降る予報ですので天も加勢してくれている様でした。(報告 髙橋佳夫)

2019年4月13日 (土)

森の防潮堤に宿る市民の願いを胸に観桜会

 本日(4/13)、南相馬市鎮魂復興植樹祭応援隊は鹿島区南右田で「観察会・観桜会」を開催しました。この地は、6年前に第1回植樹祭が行われたところです。東日本大震災で南相馬市民は636名の方が亡くなられましたが、この地は最も多くの犠牲者を出した場所でもあります。

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Img_1833  現在、スダジイやタブノキの樹高は3㍍を越え、木々たちの葉は太陽の光を浴びてキラキラと輝いていました。桜の花を楽しみにしていましたが、ここ数日の寒さでヤマザクラはまだ蕾で、田植えサクラがチラホラと咲いるほどでした。

Photo 防潮堤の周囲に相農高生が植えられてくれたハマナス

 これまで私たちは木々を元気に育てるため下草刈りや補植を行ってきました。植えた次の年には木を越える高さのセイダカアワダチソウで覆われていました。でも今は、下草刈りをする必要がないくらいに木々たちがしっかりと根をはり、ミミズや小動物が現われ豊かな森へと育ってくれているようです。

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Photo_2  かつてここには防潮林として松が植えられていました。しかし、松は根が浅いため津波によりなぎ倒され、その松は住宅や人々へ危害を加えました。そこで南相馬市では「いのちを守る森の防潮堤」を造るとして、津波の犠牲となった市民の想い出などがぎっしり詰まった瓦礫を盛土にし、そこにふるさとの木を植えてきました。

Photo_3 応援隊が作ってくれた汁

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Img_1857  今日は、そんな思いを振り返り、大きく育っている森の防潮堤を観察しました。「観察会・観桜会」には、衆議院議員金子恵美さん、県会議員高野光二さん、市役所の皆さん、地元NPOカリタスの方々が参加してくれました。(報告 東城敏男)

2019年4月12日 (金)

世界一の森づくりを進めている中国政府

 一昨日(10日)、足尾は雪が降ったという、報告を訊いてホッとした。何故なら、足尾松木沢の木々は花の蕾を膨らませているのに、風が吹くと土埃が上がるほどのカラカラの土であるからだ。下の写真の蕾は元気に花を見せてくれるのかと心配でった。

Photo  住まい近くの桜の花は川面に花びらを落としていたが、まだ葉桜にはなっていない。満開から1週間以上もたったというのに、心をウキウキさせてくれる桜である。

Photo_2  黄色い花の桜(ウコンザクラ?)と白く大きい桜の花は今が見頃な気がする。

Photo_3  足元にはタンポポの黄色い花が太陽のエネルギーを嬉しそうに吸収している。

Photo_4  この時季、中国から日本へ黄砂が飛んでくるが、近年はその報道が少なくなっているようだ。どうらや中国政府の植林事業で森が拡大しているからではないかという。

Photo_5  今、世界各国で森林が世界一拡大しているのは中国であるという。海外からの中国への支援もあり、中国政府は、「国家安泰に不可欠な食糧と水を確保するための“基盤”」であるという国是に由来して、世界一の森林政策を強力に進めているという。その現場を見てみたいと思っている。

Photo_6 環境問題は政治の問題であることを痛感するひと時である。(理事 髙橋佳夫)

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