カテゴリ「ふるさとの森づくり」の1469件の記事

2018年6月 1日 (金)

地球温暖化と向き合う那須拓陽高校生たちと先生

先月19日の植樹祭には、那須拓陽高校生3名と先生が参加してくれました。一昨日、生徒達から感想文が届きましので、短くまとめて紹介します。

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_dsc3426  「植樹祭に参加して、樹の必要性とボランティアに参加することの大切さを知ることができました。樹の存在を改めて考えてみると、地盤を保持したり地下水の水源になったり私たちの資源になったりと、なくてはならないものなのだということを実感しました。また、地球温暖化の影響かもしれませんが、蝶の住処がだんだんと北へ移動していることがわかりました。

 今回、私たちはエノキの苗を持ってきました。数年後、数十年後にはこのエノキにオオムラサキやゴマダラチョウが来てくれたらうれしいです。

 また、こんなにも地球環境を良くしたいと考えている人が多いことに驚きました。さらに、参加者の皆さんが私たちに優しくフレンドリーに声をかけてくださり、暖かさを感じました。これからもこのような活動に参加して、地球環境を良くしていきたいと思います。」(臼くん)

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Cid_b203209838e44e1b8b8d818e3681831  「今回、植樹祭に参加して木の大切さを知ることができました。できるだけ多く木を植えて環境破壊を防いでいこうと思います。今回の植樹祭では木の間隔が狭いような気がしたので、今後どのように成長していくのかが楽しみです。広葉樹は手入れをしなくても大丈夫なのでしょうか?

 私は将来、山で働く仕事に就きたいと考えています。そのためにも植樹祭に参加できて良かったと思います。地球温暖化を防ぐために、これからも木を植える活動を行っていきます。」(宮さん)

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Photo_2  那須拓陽高校生の皆さん、感想文を送って頂きありがとうございました。来年には、皆さんが持ってきたエノキの傍にクヌギを植え、オオムラサキが舞う環境を整える予定です。皆さんからもアドバイスをいただき、廃村になる前の松木村の生態環境に近づけられることを願っています。9月には貴校を訪問したいと思っています。(理事 髙橋佳夫)

2018年5月31日 (木)

異常気象に敏感になり、森と暮らす街づくりへ期待が高まる森作業

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2018053016440001  南相馬市内の雫育苗場は可憐な花が咲きほころんでいました。よく見ると極端な気象の変化に追いつかない様子です。その変化はポット苗内の草たちの勢いになっており驚きでした。人間の都合で育苗作業を考えていると大変になってしまうことに気付かさせられました。

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2018053016460000  昨日は、ポット内と苗床の除草、苗木の選別と散水、タンクへの給水、新倉庫内の整理を行ってきました。足尾の森作業で学んだ苗木の水かけ(たっぷり水をかけることとは・・・)を応援隊スタッフと話し合い、実行してきました。

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2018053016450000  これからは人間の都合と気象予報との調整をきちんと把握し、育苗作業を進めいくことを再確認した一日でした。

Img_1272  全国植樹祭まであと10日となりました。全国からの植林ボランティアとの出会いを楽しみに待ちながら、植樹祭が“原発に頼らない 森と暮らす街づくりへ”つながれば幸いです。(応援隊 東城敏男)

2018年5月30日 (水)

荒れ地に木を植えた感動と微笑みを分かち合えたか植樹祭

 自分の時間とお金を拠出して植樹祭に協力してくれた方々にどんな感動や微笑みをプレゼントできたのであろうか。命の源である木々を荒れ地に植えて、未来を生きる全ての生きもの生存基盤をいつまでも続くようにと願った植樹祭でしたが、300名(スタッフ除く)のボランティアを迎えたスタッフたちの気持ちを紹介する。

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Photo_2  足尾・松木沢に植えられた幼木はこれから強い西北の風に耐えなければならないし、草との競争も始まる。風で根が動かないように、除草作業で幼木を伐らない目印として篠竹を大地に刺した。4千本の篠竹を用意したのは鎌田スタッフ。足尾に入らない日に、自宅近くの篠竹を一人で確保してくれた。 

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2  植樹祭の3日前、故・岸井理事長の奥様から「植樹祭が盛会でありますように」とメールが届いた。松村宗雄スタッフは「森ともの 松明かかげる 岸井かな」と詠った。松村さんは、「松明は季語でないと思いますが松明を消すことはできません」と語っていた。

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Photo_4  また、1ケ月前の4月、岸井さんと一緒に森びと設立に尽力した竹内巧アドバイザーも天空の森に旅たった。竹内さんが南相馬の「鎮魂復興市民植樹祭」にシロダモの苗木を提供したいと拾っておいたシロダモの実を、なんとか足尾で元気な幼木に育てたいと願い、松村さんは「白梻(しろだも)の 苗床のぞき 芽吹き待つ」と詠った。こんな気持ちを込めて、植樹祭の準備に汗を流した。

2_2  植樹祭では筍の汁がふるまわれた。300名分の筍を調達してくれたのが福原スタッフ。植樹祭本番の2日前、一人暮らしの実家のお母さんが骨折してしまった。本番では手伝えないとして、筍を灰汁を取り除いて植樹祭の朝、足尾ダムに届けてくれた。その後、息子を待つ新潟県の実家へ向かった福原さん。その他、色々な想いや願いをもって歓迎していたスタッフたち。

Photo_5  反面、荒地に一本でも多くの「木を植えようと現場に行ってみると、ほとんどの幼木か植えられていたので、何をすればよいのか迷った」という声もあった。もっと細やかな歓迎ができなかったことに反省している。(理事 髙橋佳夫)

2018年5月29日 (火)

夏の森作業へ移行する気持ちが整いました

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P5291535  森びと広場もスタッフの気持ちもスッキリした森作業の一日でした。天気は写真の通り、朝の気温は20度で無風でした。

P5291532  今日は春の森作業から夏の作業への気持ちを移行したい日でありました。9時に集合したスタッフ達8名の先着組は取水口からのホース交換作業とゴミ分別、後着組はゴミ運搬の準備を行いました。

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Photo_2  日光市のご厚意で市のゴミ処分場でゴミを受け取ってくれましたので、運搬組は片道約10㎞の距離を3往復してゴミを運び出しました。

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Photo_4  ホース交換組は、約200㍍の距離に敷いてあったビニールホースを新しく丈夫な塩ビのホースに交換しました。交換作業は手慣れたもので、午前中にはほぼ出来上がりました。

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Photo_6  昼食では、足尾町から買ってきた美味しいコロッケとメンチ、そして塚原さんからの頂もののフキの煮物と黒豆の煮豆を頂きました。食事は早めに澄まして、早速、午後の作業。ハウス内の片づけと太陽の陽に当っても劣化しにくいスチール製の道具置場をセットし、その道具をコンテナからハウスへ移し替えました。

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Photo_8  作業の最後はスタッフが見守る中で、撒水試験を行いました。15時半には予定していた作業が終了。小屋で夏の森作業の予定を打ち合わせて解散しました。本日のボランティアは、鎌田、松村健、岡安、橋倉、仁平、小川、福原、水落、福澤そして筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

 

2018年5月28日 (月)

片づけ作業は次の森づくりへの大切なステップ

 昨日は、布沢集落支援から直で足尾「どくだみ荘」に泊。雨が降ってほしいと願っていましたが、雨は昼頃にパラパラと降っただけだった。

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P5281512  今日の作業は植樹祭会場に残っていたマルチング用の樹皮と籾殻を苗木の周りにまいた。

P5281516  フレコンバックに入った樹皮と籾殻の中ではミミズが一生懸命に樹皮を分解していた。そのミミズを狙っていたのか、まだ若い蛇が顔を出した。多分、シマヘビだろうと思ったが、仁平スタッフは腰が引けていた。

P5281521  この作業は午前中に終了。昼食はぶっかけうどんを作って食べた。久しぶりなので缶詰で出汁をとった汁は身体に浸み込んでいった。

P5281524  お茶を飲みながら布沢支援の話をしていると、キツネのペアーがやってきた。じゃれ合っているキツネを観ながら、のんびり昼休みをとった。

P5281529  午後は、ごみ処理の下準備、ブルーシート、フレコンバックを細かくカットしてまとめた。ビニールハウス内のゴミも整理したので、以外に時間がかかってしまつた。時計は17時を過ぎていたので「どくだみ荘」に戻った。今日の作業は仁平スタッフと筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2018年5月27日 (日)

福島県只見町布沢集落の「恵みの森」散策路に111段の階段を造りました

 日本人が初めて体験している少子高齢化社会、その縮図のひとつである限界集落の暮らし。この現実に向き合って、未来を生きる若者たちへ伝えたい森と生きる集落の知恵を学び、布沢集落の宝であるブナの森(「恵みの森」)散策路の整備を手伝った二日間。

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Photo_2  13時に「森林の分校ふざわ」集合。集落の刈屋さんと合流、道具類のチェックと散策路作業内容を伺って現場へ出発。「恵みの森」の下りコースの急斜面が滑って危ない、というので階段を造る作業を開始。

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Photo_4  材料は現地調達、縦杭と横杭を作り、初日は48段の階段を造った。ブナやミズナラの森は爽やかで、ハルゼミやウグイス、オオルリなどの鳴き声を聴きながらテキパキと作業ができた。

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2  作業後は近くの温泉につかり、汗を流した。夕食会には刈屋さんも同席、地元の美味しい地酒をご馳走になった。話は、刈谷さんの高校生時代の苦労話を伺い、73歳になった刈屋さんの人となりを知ることができた。

Photo_8  朝、沖縄方面から飛来したアカショウビンの声で目が覚める。耳を澄ますと布沢川からはカジカガエルの鳴き声が聴こえてくる。静寂で薄い霧がかかった朝は凄く気持ちがいい。

Photo_9  朝食をしていると窓から見える外は陽が差して暑くなりそうだ。昨日の夕食では分校スタッフの手料理をご馳走になった。大塚さんからウドの皮のきんぴらが美味しいとの話があり、朝食にはそのきんぴらがでてきた。灰汁の加減もよく、評判が良かった。お世話になったスタッフの皆さんにお礼をして、二日目の作業現場に向かった。目標は100段の階段を造ろう、というので8時に出発した。

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Photo_14  現場では、それぞれの道具を活かして、各自の持ち場で作業をスムースに行うことができた。ハンマーの柄が壊れてしまったので、大塚さんが現地調達の枝で柄を作った。それがとても調子が良く、11時過ぎには、111段の階段を造ることができた。

111  昼食はバーベキュー、奥様が作ってくれたオニギリとお新香、そしてワラビのお浸しを肴に、冷たいビールで渇いたのどを潤した。昼食を食べながら、豊かなブナの森で暮らした木地職人の話を伺った。集落民の森と生きる智慧には驚くばかりだった。刈屋さん、奥様ご馳走様でした。刈屋さんご夫妻との再会を約束して13時過ぎ、帰路に着いた。(報告 高橋佳夫)

2018年5月25日 (金)

ニセアカシヤの白い花の香りが漂う足尾・松木沢

Photo  足尾町ダム周辺はニセアカシヤの花で一面白くなっています。風が吹くと甘い香りが匂う。

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Epson024  春季植樹祭から一週間後の苗木たちは、松木川上流から吹く風に揺れている。植樹祭会場の「民集の杜」を観察していると、ウグイスが警戒して声を張り上げているが、何とも言えない穏やかな空気の流れを感じる。

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Photo_3 “本気でやるならもっとも困難な地で森づくりをやろう!”と宮脇昭先生とチャレンジした14年前。沢山の“森とも”と汗を流しながら自然と向き合ってきた私たち。その地で育った木々たちを観た宮脇先生。昨日、先生からお礼の留守電が入っていた。この森はきっと100年先も生き続け、地球温暖化に少しでもブレーキをかけてくれることを期待する。 

Photo_6  天空の森へ旅立った亡き岸井理事長の「政治、自然環境そして市民運動をこれ以上劣化させない」という“希望の松明”の炎を絶やさないように誓った私たち。明日は、少子高齢化社会の縮図となる只見町布沢集落の皆さんと、森の土留め柵を強化する作業を手伝う。(理事 高橋佳夫)

2018年5月17日 (木)

250名の“森とも”を迎える準備がほぼ出来上がりました

 朝からハルゼミが鳴き、少し強い西風が吹く足尾・松木沢。植林に関する植樹祭準備は本日でほぼ90%が終わりました。

Photo  「どくだみ荘」泊の二人は8時から作業開始、9時に全員集合して打合せ。本番の天気予報は曇り時々雨ということなので「森ともの集い」用のテントを組み立てと衰弱しそうな苗木に水をたっぷりやりました。

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Photo_4  他のメンバーは簡易トイレのカーテン付けと植林後の手洗い場設置、さらには道具や用具を現場へ運び込むなどを行いました。

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Photo_6  気温は昨日よりは低い感じでしたが、湿度が高い分、水分補給を充分行いながら本番にそなえました。

Photo_7  明日の作業を確認して、今日は16時頃に作業終了しました。本日の作業は、鎌田、加賀、東城、仁平、高橋俊夫そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2018年5月16日 (水)

在りし日の岸井さんと歩いた足尾松木沢を想い出しながらの森作業

 突然の悲報に驚き、天空の森に旅立った岸井理事長と二度と会えないと思うと、悔しく残念でなりません。ご家族の皆様はさぞかしご心痛と思います。ご冥福をお祈りします。 

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Photo  今日の作業は、在りし日の岸井理事長と松木沢を歩いた時の勇姿を偲び、植樹祭の準備をしました。森びと広場の作業小屋の温度計がおかいしのか分かりませんが、今日の気温は30度を超していました。熱中症に気を付けて水分と飴などを用意して、作業を行いました。

Photo_2  小井土さんはテント内に設置する簡易トイレ用のシート覆いをつくってくれました。他のメンバーは、「民集の杜」内で苗木の最終調整と培養土撒きを行いました。

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2  培養土は柳澤スタッフが400袋を運び込み、それを全て植樹会場に撒きました。午後、福島県から東城さんが手伝いに来てくれましたので、ヨタカが鳴くころには植樹会場の土の撹拌が終わりました。

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Photo_6  薄暗くなりヨタカが鳴く頃、後片付けをしながらの足尾グランドキャニオンから吹く沢風からは、”希望の松明”を掲げて天空の森へ旅立つ岸井理事長からの声が聴こえてきそうでした。社宅に着くと、東城さんが健康を気遣って野菜ジュースと洗濯石鹸を持ってきてくれました(奥様、ありがとうございました)。

Photo_7  本日の森作業は、小井土、柳澤、仁平、東城、高橋俊夫そして筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

2018年5月15日 (火)

虫たちの声に和み、風が運ぶ新緑の香りに優しさを感じて森作業

朝7時45分の気温は14度、快晴の天気のなかで植樹祭準備の作業がはじまりました。今日の作業メインは足尾町からテントを借りて、現場まで運び、組立てることでした。

Photo  スタッフが到着するまでに作業小屋の掃除、仮設トイレ用の単管パイプの用意と苗床周囲の片づけをしました。臼沢の森は色とりどりの緑ですが、周囲の緑は一色のみどり色です。山々の斜面の木々は一種類(ヤシャブシ)が多いので、その葉の色だけだからです。

Photo_2  朝、いつも臼沢の森の色とりどりの緑を観ていると、虫にも餌の好みがあって木の葉を特定して食べる虫もいるように、森は色々な種類の木々によって形成されているとことで生き物たちの社会が成り立っているのか、と思います。森は命の源であることを感じています。

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Photo_5  9時から作業打合せ、即、テキパキとした動きでスタッフは作業にとりかかりました。昼食後は、11組のテントの足を組み立て、余分であったテントは返却し、それ以外のスタッフは苗木の準備をしました。

2  森ではエゾハルゼミがあちこちで鳴きはじめ、松木川ではカジカガエルも鳴きはじめました。足元では、ハンミョウがあちこちで飛び跳ね、餌を食べているようでした。それにしても綺麗な鎧を被っているような雄の輝きには神秘が宿っている気がしています。

Photo_6  本日も足尾グランドキャニオンのシルエットを観ていると、シルエットの奥で理事長が”地球温暖化防止は待ったなし!”と叫んでいる気がしています。本日の作業は、松村健、橋倉、仁平、加賀、福田、高橋俊夫と筆者でした。(報告 高橋佳夫)

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