紅葉に歓迎されてブナ保護
10月19日(木)、森びと足尾サポーターの矢口さんの友人の皆さんと森びとスタッフ7名で中倉山に登り、「無言の語り木」のブナ保護を行いました。一行は、天気と紅葉に恵まれ、ケガも無く私たちの気持ちブナに届けてきました。
参加者は足尾ダムゲートに8時10分に集合、分散乗車して登山口に向かい登山準備。荷物は、乾燥した黒土と草の種の入った袋。まとめてリユックザックに入れて、9時には出発、皆さんの足はとても軽そうでした。
秋晴れに恵まれましたので紅葉を楽しむ時間を多めにとりながら、うっすらと汗をかきながら歩をすすめました。約3時間でブナに会うことが出来ました。参加者の年齢は61才~76才のシニアでしたので安全登山でした。
歩を西の稜線へ向けてすすめると青空をバックにした「孤高のブナ」(無言の語り木)が凛とした姿で私たちを迎えてくれました。その姿はいつみても”パワー”がみなぎっているように見えます。早速、ユックザックから乾燥した黒土と草の種の入った袋を取り出し、その袋の貼り付けを福原サポーターからレクチャーを受けて、稜線の土砂が雪融けや大雨等で流失しないようにその袋を丁寧に地面に貼り付けました。12枚の袋(植生袋)を張り付けた皆さんは、煙害に耐え抜き、100年後の今は異常気象に耐え抜かなければならないのでそれにも頑張って欲しいと願っているようでした。
今年4月に植えた「孤高のブナ」の子孫(「希望のブナ」と命名)も元気そうにしていました。少ない葉を綺麗な秋色に染め、寒風舞う厳冬を乗り切ろうとしていました。私は、頑張れ!と心の中で声をかけました。
昼食後、全員が登山口に無事到着。本日は、天候に恵まれて紅葉を楽しみながら、「孤高のブナ」から森と生きる心得をいただきました。参加された皆さんお疲れさまでした。
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