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2015年6月の21件の記事

2015年6月29日 (月)

苗たちの家(苗床)をきれいに掃除しました

P1010401_640x480 今日の朝も青空が透き通っていました。

P1010397_640x480 作業前に森びと広場をチェックしていると、ビニールハウスの異変に気づきました。ハウスに保管していた堆肥の袋が食いちぎられていました。この異変はイノシシがハウスに侵入し、堆肥の中にいる虫を漁ったのでしょう。朝一番の仕事はこの堆肥を片付けることでした。

P1010407_640x480 その後は、梅雨が明ける頃から苗木たちは一斉に元気を出そうとしますので、苗床の整備が大切になってきます。苗たちはポット内の草たちとの競争が始まりますので、その草取りの準備、苗分けした苗木が元気に育つような環境を整えなくてはなりません。

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P1010436_640x480 そこで今日は上の苗床を整備して、来月から始まる苗分けと草取りの準備をしました。写真の様に、私たちの怠慢で苗床には草が生えてしまい、苗床としての機能が保たれない状態でした。そこを整備しました。

P1010422_640x479 草を抜いたり刈ったりしていると可憐な紫の色の花が梅雨の中休みを楽しんでいるようでした。

P1010308_640x480 昨年から松木川の砂防ダムを強化する作業をしている群馬県の石橋建設工業株式会社様から森びと広場の排水溝を直していただきました。現場の社員の皆さん、ありがとうございました。(理事 髙橋佳夫)

2015年6月28日 (日)

草木も人も青空と沢風に感謝です

P1010325 朝から青空が透き通って見ることができました。「民集の杜」を朝陽が輝く東側から見た写真(上)です。5年後にはこの風景は変わっていることでしょう。

 

P1010353そんな思いをもって今日も森作業でした。

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P1010347 今日は加賀スタッフと森びと広場下のビニールハウス用の撒水タンクを設置しました。今年から本格的に南相馬市が進めている「鎮魂復興市民植樹祭」へ提供する照葉樹の苗木を育てますので、その大切な準備です。

P1010394 松村宗雄スタッフは、来年からら本格的に作るみちくさ畑を耕作していました。

P1010376 午後は、加賀スタッフは担当の松木の杜内の草刈り、筆者は上の苗床の整備(草刈)そして松村さんは午後も畑を耕していました。

P1010364 西から吹く沢風が少し強かったので気温が28度でも暑くはなく、爽やかな中で森作業ができました。加賀さん、松村さんお疲れ様でした。松村さんから頂いたベイナスで今夜も高橋理事と杯を交わします。(スタッフ仁平範義)

 

2015年6月26日 (金)

未来の暮らし方が発見できる“赤谷の森”を下見しました

Photo 今日は「赤谷プロジェクト」の活動拠点の一角を見学してきました。同行したのは岡部事務局員。朝8時半に待ち合わせした場所は道の駅・たくみの里にある「森の恵みと学びの家」(上の写真)。

Photo_2 当委員会は8月29日に毎年恒例の「心の森探訪in赤谷の森」を実施します。今日はその現場を訪れ、関東森林管理局赤谷森林ふれあい推進センター所長・藤澤将志さん(写真右)と自然再生指導官・藤木久司さん(写真左)から案内していただきました。

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Photo_4 赤谷の森の中ではミズナラやカツラ等の巨木が森の恵みを育んでいました。

Photo_5 赤谷プロジェクトは、地域協議会と(財)自然保護協会そして林野庁が9年前に協定書を締結し、生物多様性復元のための総合的なアクションを進めています。

Photo_6 その中でも今回は、人工林を自然林へ復元するために、伐採方法を考えて人工林を伐採し、その後は自然の復元力(天然更新)で自然林を回復させようと試験しています。

P1010271 9年前にカラマツ林の幅を決めて伐採した地には樹高3m程の木々が自然の力で生長していました。

Photo_7 また、プロジェクトには専門部会を設置して、鹿などの動物たちの調査・研究・啓発活動をしていました。写真は、鹿生態調査用の餌入れ、反対側にセンサーカメラが設置されていました。

Photo_8 見学する前に「ヤマヒルに注意してください」と言われ注意しましたが、岡部くんがヒルに吸い付かれてしまいました。下山後は、「まんてんの星の湯」敷地内にある「民話と紙芝居の家」を訪れ、日本人の文化のひとつを紙芝居で紹介されました。

P1010152 8月の本番でもここで民謡に親しみ、日帰り温泉につかって帰路につく予定を提案します。藤澤さん、藤木さんそして紙芝居の素晴らしさを紹介してくれた宮崎さんありがとうございました。

 「心の森探訪in赤谷の森」の参加呼びかけは来月上旬のホームページ上で行います。定員は30名とさせていただきます。会員の皆さん、お楽しみに。(理事 高橋佳夫)

2015年6月25日 (木)

爽やかな沢風を受けて元気になってほしい、草刈りを始める

P6241195 今日は、天気予報がはずれた足尾・松木沢でした。天気は晴れ時々曇りで気温が25度程でした。

Photo 今日は松木の杜の草刈りをしました。この森は2009年に植え始めましたが、生長が遅いということとこの土壌に合わない、その上食害に会って木々たちの生長にバランスが取れませんでした。そのために補植をしてきましたので、その木々のために草を刈りました。刈る前の杜は写真の通りです。

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Photo_6 また、桜路の草も刈りました。この道は松木の杜を散策するために造りました。

1 暑いので昼休みを長くとるようにしていますので、その時間を利用して動力洗浄機を試験しました。機械に詳しい柳澤スタッフがいましたので、ハウス用の撒水に使う洗浄機の圧力の具合を試験しました。結果はポットの土を飛ばすことなく散水できる水圧になることが分かりました。

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P6241214 午後も松木の杜の草を刈りました。草を刈っていると色々な虫たちに遭うことが出来ます。とくにトンボが急に増えて乱舞している様子にスタッフの皆さんは「もう秋に近づいてしまうようだね」、と話していました。鎌田、橋倉、柳澤スタッフの皆さん、お疲れ様でした。(理事 高橋佳夫)

2015年6月22日 (月)

鎮魂復興市民植樹祭用の苗木を育てる場所にネット張り

P1000672 一昨日(20日)の南相馬市の天気は晴れ、鎮魂復興市民植樹祭用の苗床となる雫浄化センターの一角。この地は寄贈された苗木を育てる苗床です。

Dscf1881 ここは野ウサギやイノシシが現れるというので、食害防止を施さなければならないと鎮魂復興市民植樹祭の市民「応援隊」11名が集まりました。

Dscf1894 ネットやパイプは足尾の食害防止で使用していた物を再利用しましたので、それらは足尾から栁澤スタッフが運んできてくれました。

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Dscf1902 作業は鉄筋を地中に打ち込み、ポールを立ててネットを張りましたが、鉄筋を10cmほど地中に打ち込むとコンクリートに阻まれ、作業は苦戦の連続でした。

Dscf1899 応援隊の皆さんからは様々なアイデアを出していただき、何とかネット張り作業を終えることができました。

Dscf1910 これからは防草シートを敷き、撒水設備を準備して、秋には苗木を運び入れられるようにします。「応援隊」の皆さん、お疲れ様でした。この事業は公益社団法人国土緑化推進機構の助成金で進められています。(事務局・小林敬)

 

2015年6月21日 (日)

林野庁長官・今井敏さんが足尾の森づくり現場を視察

2015_0620_112017dscn1304_640x480 ブログ「みちくさ日記」でも紹介してありますが、昨日は梅雨空を吹き飛ばすような驚きがありました。林野庁長官・今井敏さんが私たちの森づくり現場を視察され、私たちを激励してくれました。

2015_0620_111835dscn1302_619x506 今井長官は多忙な中、少し時間が出来たので急遽松木沢を訪れたということでした。私たちは昨年11月、今井長官とお会いした時に足尾での森づくりを見ていただきたいと願っていましたので、その現場を見ていただいたことに大きな勇気をもらいました。足尾は中学生の時に訪問したらしく、その当時のお話を伺うことができました。今井長官をはじめ林野庁関東森林管理局の皆さん、ありがとうございました。

2015_0620_115153dscn1310_640x480 昨日の森作業には、先月23日の植樹祭にご夫婦で参加された埼玉県の佐藤さん(奥様)が手伝いに来てくれました。「どんな作業でもやるわよ!」と気合を入れて、一日中森作業を手伝ってくれました。

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2015_0620_094327dscn1293_640x410 お陰さまで、「民集の杜」の草取り作業は終了することが出来ました。

2015_0620_133238dscn1316_640x480 午後には、タブノキ苗の苗分けを行い、702ポットを作ることが出来ました。作業を終えて、佐藤さんは「楽しかった!」、「スタッフの皆さんは高い志を持っているんですね」、と最大限の賛辞をいただきました。佐藤さん!ありがとうございました。またいつでも来て下さい。

2015_0620_143526dscn1317_640x403 昨日は、森づくり専門家の林野庁職員の皆さん、そして佐藤さんから元気と勇気をいただいた一日でした。(スタッフ 橋倉喜一)

2015年6月20日 (土)

森づくりは平和を創り、生命の糧を作るもの

P5235599_2 足尾で森作業をしているひと休みの時、梅干し作りの話が出るようになりました。梅の干し方や塩分控えめの方法など、それぞれに失敗を重ねた作り方ですので話には自信がみなぎっていました。

Photo_2 足尾・「遊働楽舎」から松木渓谷を二時間ほど歩いていくとウメゴバ沢に着きますが、沢の岩にはイワツバメが子育てをしていました。

P1010071_2 間もなく夏至です。先月植えた「民集の杜」の苗木たちは梅雨の恵みに支えられて元気を取り戻し、枯れた葉の下や脇から新芽を出しています。

P1010095 今年の植樹祭には北海道と沖縄県から参加してくれました。沖縄県から参加した3名の方から感想が届けられましたので、安慶名さんの感想を紹介します。

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 “公害の原点といわれている足尾銅山の鉱毒を浴びた山の木々は枯れ果て、山のみどりは再生できないであろうと言われた。植物学の権威・宮脇昭先生の指導の下、“森びと”の10年にわたる粘り強い取り組みによってみどりを蘇らせることに成功した。それは日本、世界の自然環境を守る人々の共感を呼び起こし、そして高い評価を得た。

P5230437 私は、みどりを再生するために仲間たちと木を植えるのが願いであった。植樹会場の「民集の杜」には約430名が集まっていました。その前方には10年前に植えてきた10mを超す木々が生長していました。

P5230483 その日は真夏を思わせる天気であり、植樹前から汗が滲むほどでした。スタッフからは「自然を愛する心を耕し、いのちを大切にするという名の木を心に植えるのが大切」、そして「樹種ははげ山になる前にこの地に生えていた16種の木を、1㎡に3本を異なったところに植えてほしい」、と言われました。私はこの注意事項を心にとめて、土を掘り、石を取り除き、そこに黒土や腐葉土等と掘り出した砂土を混ぜて苗木を植えました。植えた周囲だけを固め、マルチングの樹皮を苗木の周りに巻きました。記念すべき1本の植樹でした。

P5230453 しかし、植え方に不安をもっていたので隣の方に見てもらうと、「いい植え方ですよ」と声が返ってきたので私は安心しました。慣れない植樹でしたので少し疲れを感じましたが、やり遂げた歓びに私の心は満たされました。心の中で手を合わせ、「立派に育ってくれよ」と祈りました。

P1017877_2 そして、森づくりは平和を創り、生命の糧を作るものであることだと思いました。宮脇昭先生の「人間はみどりの植物、森に頼ってしか生きられない」という事を肝に銘じました。”

 沖縄県の皆さん、平和な暮らしを創りだすために23日は遠方からその誓いをいたします。今日は平和を願う人たちの鎖の輪で国会議事堂を囲みます。(理事 髙橋佳夫)

2015年6月18日 (木)

児童たちの願いを叶えてやりたい

2015_0617_094253dscn1280_640x476 昨日は、群馬県内で「ダウンバースト」によると思われる被害が続出し、「足尾は大丈夫?」と心配しながら森びと広場に向かいまくた。「ビニールハウスは?作業用テントは?苗木達は?」と心配していましたが、被害がないことにホッとしました。

2015_0617_094639dscn1282_640x480 昨日の松木沢は朝9時で21度、梅雨らしく曇り空です。今日は2年前に「地球温暖化を防ぐんだ!」という思いを込めて植えてくれた、壬生北小学校5年生18名の願いを何とかしたいと育樹作業をしました。

2015_0617_100740dscn1283_640x435「松木の杜」の一角に植えられた苗木たちは度重なる鹿の侵入で壊滅的な被害を受けました。私たちが「責任を持って育てるから」と約束をしたことを破るわけにはいきませんので、補植作業を行いました。現場に行ってみると、全滅かと思っていた苗木80%近くがしっかりと根を張っていました。

2015_0617_094623dscn1281_432x358とくにカシワが元気でした。

2015_0617_111037dscn1284_640x491 森作業には鎌田スタッフご夫妻が手塩にかけて育てたウワミズザクラ、コナラ、ミズナラ、クリ、アオキの苗木105本を持って来てくれました。鎌田夫妻は苗木に向かって声をかけながら、丁寧に植えていました。

2015_0617_121115dscn1285_579x434 愛情をどれだけかけられるかが、何事にも大事なことだと気づかされた一日でした。鎌田ご夫妻、松村(宗)スタッフ、お疲れさまでした。(スタッフ 橋倉喜一)

2015年6月15日 (月)

草木の強さに勇気づけられました

2 昨日の足尾・松木沢は曇りでしたが、蒸し暑い1日でした。午前中は、仁平スタッフのアドバイスを受けて加賀スタッフと筆者の二人で、本格的な梅雨に備えるための作業をしました。バーク堆肥が動物にかじられた跡も見られたので、堆肥をシートで覆ってロープで固定しました。

 

4 昼食へ向かう途中、軽トラの荷台から培養土袋が落下してしまったことは中途半端な作業だったとして反省をしました。お昼食時に足尾住民の塚原さんが「お散歩がてら」と“みちくさ”に寄ってくれました。その上、ピーマンと山椒の実の炒め煮までいたただき、初めての美味しさ!ごちそうさまでした。

5 午後は民集の杜の草取り作業をしました。ここは植樹1年後のエリアですが、草と苗木たちの競争に感心させられながらも、「陽よ当たれ、風通し良くなれ」と念じながら苗木の周囲の草を刈りました。

6 先月23日の植樹祭以降、暑い日が続いて葉が枯れたてしまった苗木たちを心配していましたが、苗木たちは下の写真のように新芽を出して元気な様子でした。

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P1010078 うわべだけを見て判断してしまうと草木たちの力強さを見失ってしまうと思いました。

1 生物社会の一員でしかない私たちはもっと仲間を信じることが大切ではないでしょうか。

7 作業の合間に臼沢の森を見上げると、モクモク繁っている森のように民集の杜の10年後が目に浮かび、蒸し暑い作業でしたが勇気づけられた一日でした。(スタッフ 唐澤真子)

 

2015年6月14日 (日)

“ふるさとの木”による森づくりを継続している桐生ローターアクトC

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P1010016 昨年植えた「民集の杜」内のクリが花芽を付けた昨日(6/13)、そのクリの苗木を植えてくれた桐生ローターアクトクラブの皆さん35名の植樹祭が行われました。

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P1010037 天気は青空から照りつける太陽が痛いほどの真夏日。13時から始まった植樹祭は、仁平スタッフの進行によるセレモニーが始まり、植樹祭の担当である松村スタッフの植樹サポート、小黒事務局と鎌田スタッフによる植え方実演を行い、7種260本の苗木を丁寧に植えました。

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P1010046 昨年植えた苗木たちが元気育っている様子を見た皆さんは「スゴイ!」と感動し、今年は昨年以上の気持ちをもって植えていました。

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P1010055 今年も桐生第一高等学校の生徒達が参加してくれました。2時間ほどで全ての苗木を植え終わり、記念写真では全員が大声で「足尾にみどりを増やすぞー!」とそ叫んでいました。

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P1010058 来年は桐生ローターアクトクラブ結成の記念の年ということで、大勢の皆さんで木を植えたいと言っていました。

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P1010063 森びとスタッフは午前中に大きくなったコナラを植え、植樹祭後には後片付けをして解散しました。ローターアクトクラブの皆さん、スタッフの皆さんお疲れ様でした。(理事 高橋佳夫)

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