カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2096件の記事

2021年7月12日 (月)

100年後の後輩達の暮らしを支える森になってほしいと森作業

 夏の育樹感謝デー3日目。毎日のタイムスケジュールは計画通りすすんでいます。遅い昼食までに臼沢の森の草刈り、昼食後、14時から地球温暖に向けた話し合いを行っています。天気もタイムスケジュールに合わせて、草刈りは梅雨の晴れ間、ミーティング中は雷雨という日が続いています。Photo 今日は、79歳が二人、70歳代が二人、60歳代が二人の6人で草刈りを行いました。79歳の生沼さんは16年前から森づくりを手伝ってくれた大先輩。ゆっくり階段を登りながら、木々の生長を感じ取っていました。Photo_2 作業は陽が刺す時間があり、石ころの上ではカナヘビが日向ぼっこ、ブルーシートの中ではヤマカガシが昼寝をしているようでした。12時には草刈りが終了し、道具を現場に片づけて、爽やかな冷気の森の中を下山しました。Photo_3           作業前の現場Photo_4 Photo_5Photo_6 ミーティングでは、JR東労組大宮のOB会で活動している生沼さん、星野さんと、現役から頼られるOBになっていこうという話で盛り上がりました。Photo_7 Photo_8        カシワの葉がこんなに大きくなっていました
 本日の森作業は、鎌田、生沼、星野、加賀、済賀、そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

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梅雨明けの気配を感じつつ足尾・松木沢の森作業

 

 今日の作業は刈り払い機が使って草を刈ることができました。3~4年前に補植した苗木が殆ど見えず、その広さが約1千㎡もあることが昨日判明したので、機械で刈ることにしました。

天気は昨日と同じようで、午前中は暑くもなく、作業はオオルリとウグイスの囀りを聴きなが進めることができました。

昼頃になると冷たく感じる風が松木川の西方面から吹いてきました。草刈り作業はほぼ終わっていましたので、腰を地におろして暫し休憩し、疲れをとりました。

年内に補植をしなくてはならなくなりました。秋に再度草刈りを行い、地に篠竹を刺し、補植の準備をすることになりました。

今日の作業は小柴、橋倉、弘永、済賀そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2021年7月11日 (日)

梅雨明けの気配を感じつつ足尾・松木沢の森作業

1 今日の作業は刈り払い機を使って草を刈ることができました。3~4年前に補植した苗木が殆ど見えなくなって、その広さが約1千㎡もあることが昨日判明しました。そんなわけで機械で刈ることにしました。Photo_3  森のトンネル階段を登っていく途中に落ちいている夏椿の白い花Photo_5               草を刈る前の斜面Photo Photo_2 天気は昨日と同じようで、午前中は暑くもなく、作業はオオルリとウグイスの囀りを聴きなが進めることができました。Photo_4 昼頃になると冷たく感じる風が松木川の西方面から吹いてきました。草刈り作業はほぼ終わっていましたので、腰を地におろして暫し休憩し、疲れをとりました。Photo_6 Photo_7年内に補植をしなくてはならなくなりました。秋に再度草刈りを行い、地に篠竹を刺し、補植の準備をすることになりました。2 今日の作業は小柴、橋倉、弘永、済賀そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2021年7月10日 (土)

爽やかな沢風、和むウグイスの囀りを聴きながら梅雨の合間の森作業

Photo 九州地方では警戒レベル5で自然界の猛威と向き合っている中で、毎年といっても過言ではない大雨の被害はただ事ではないぞ!と思いながらの草刈り。今日から、「夏の育樹感謝デー」と称して森の草刈りが始まりました。1        森の入口から階段・木々のトンネルは涼しい(上)2       日下の場に近づくと太陽の陽が刺しこむ

 大雨と向き合っている方々には申し訳ありませんが、草刈り作業は青空と松木川から吹き上げる沢風の中で行うことができました。標高1.000㍍付近の急斜面の作業には加賀さんと同じ自治会の村岡さんが手伝いに来てくれました。Photo_2               草刈り場Photo_3

Photo_4 自宅付近の私有地で森づくりのボランティアをしている村岡さんは、「こんな急な斜面での森づくりはボランティアでは無理。また、食害に遭うたびに気持ちが折れる話を聞いて、その気持ちが分かるような気がします」と感想を述べてくれました。Photo_5  10時から12時半までの草刈りでは、「臼沢の森」の最上段の植樹地が終わすことができました。Photo_6 午後は、森びとプロジェクト総会、その後の運営委員会報告を清水副代表から受け、地球温暖化にブレーキをかけていく栃木県FCの取り組みを話し合いました。Photo_7村岡さん、スタッフ、サポーターの皆さん、お疲れさまでした。本日の作業は、鎌田、松村宗、加賀、村岡、福原、清水そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

2021年7月 9日 (金)

森びとプロジェクト第2回総会への意見・・・その④

 南相馬市応援隊顧問の元市長・桜井さんが現役時代に、南相馬市は「脱原発都市宣言」を発しました。東日本大震災・東電フクシマ原発事故から10年が経過しましたが、被災地はいまだ復興には程遠いようです。

P7070156  応援隊は森びとプロジェクトと連携をとりながら、絶対に忘れない10年前の災害を振り返る市民の集いを企画準備しています。10年が経った社会は毎年、異常気象が暮らしを脅かし、その上、新型コロナウイルス感染の収束が見通すことができていません。

Photo  全ての事象の基は人間の暮らし方からではないかと思いますが、このような中で私たちは、これらの事象とどのように向き合っていくのかをテーマにした市民の議論をつくりだしたいと考えています。具体的には、原発に依存しない脱炭素社会とは、原発の安全神話が壊れた経験と汚染水に向き合う私たちの本音を語り合える議論を目指しています。開催時期になりましたら、アドバイスと支援をお願いしします。

Photo_2  福島県ファンクラブとしては、このような活動を実現することを通じて組織の若返りを図るプログラムをも作っていきたいと考えています。森びとプロジェクトのご指導をお願いします。(福島県・Tさん)

2021年7月 8日 (木)

森びとプロジェクト第2回総会への意見・・・その③

 私は「里親植樹」に参加しました。コロナ禍にあって的を得た森づくりだと思います。、抑圧された日常生活を強いられた多くの皆さんの期待に応えられるものだと考えます。

Photo_2  お金を頂いての代行植樹ですから、足尾の現場で植樹を代行している森づくりサポーター一同は、その度に参加者の思いを裏切らないように、根を大地に埋め、その後の草刈り等を行っています。私たちの里親植樹会場は、製材の端切れみたいな板(甲羅板)で作った土留めを造っています。見てくれは悪いのですが全てのシニアサポーターの汗の結晶です。急こう配の山肌に鉄筋や培養土を背負って荷揚げし、苗木が大地に根を張れる「森びと魂」が滲んでいる植樹地です。

P7057466  私も里親植樹に参加し、苗木を植えてもらいました。後にハガキが自宅に届き、印刷された苗木の写真を見ると、自分が植えた木のように思えました。自分が植えたわけでもないのにです。この活動に参加してくれた方々も、そんな気持ちになったのだろうと思います。里親植樹の様子をホームページの動画で観ると、なおさらやった気分を味わっている私です。

Photo_3  私も、近くの知人には直接、遠くの友には電話や手紙で呼びかけています。動画やチラシを活用し、地球温暖化にブレーキをかける活動の波を大きくしています。小さな苗木が大きな森へ育ち、生物社会が人間社会を支えてくれる時代を築けることにつながる、そんなロマンを抱いて今後も“山と心に木を植えたい”と思います。(栃木県・Hさん)

 

2021年7月 7日 (水)

森びとプロジェクト第2回総会への意見・・・その②

 政府は、放射性物質を含む100万トン以上の処理済の汚染水を福島県沖の太平洋に放出する計画を承認しました。放射性物質を含んだ水はALPS(多核種除去装置)により処理され、ほとんどの放射線物質が取り除かれているものの、トリチウムなどが残存しています。

P7057474  南相馬市に住む私は処理水の海洋放出に反対です。処理されたというトリチウム水には基準を超えるストロンチウム90、ヨウ素129等の放射性核種が含まれ、他にはルテニウム106、テクネチウム99等が基準値を超えて含まれていることが最近の研究で発覚しました。トリチウムの半減期は12年から13年と言われていますが、そのリスクが低下するまでは100年以上かかるとも言われています。その意味では内部被ばくのリスクが非常に高いと思っています。こうした民意を無視する政府・東電には怒りと疑念が残ります。

P7050119  気候変動の脅威とコロナウイルス感染の猛威で世紀末の私たちの生存は不安定ですが、私は、地球上で原発が存在する限り、私たちの生存は不安定だと思います。

Photo  次世代の生存基盤を健全にしていくためには、私も含むシリアのアクションが不可欠だと思います。できることは限られますが、私たちは命を守る森の防潮堤づくりを継続していきたいと思います。今年は、多くの市民との出会いを目指していきます。ちなみに、汚染水の貯蔵方法とその候補地は検討の余地があると思っています。(福島県・Iさん)

2021年7月 6日 (火)

自然との向き合い方を考えながらの森作業

 今朝の足尾・松木沢は気温19℃、小雨の降る生憎の天気でした。その”自然の恵み”は、今日の森作業への手伝いでした。熱海の土砂流出で犠牲なっている方々には申し訳ありませんが、この雨は苗木の元気の素です。

Dscn7457  今日の作業は、松木の杜の草刈りにしました。松木の疑義は草に負けない大きさに生長していますので、散策路や遅くに植えたシラカンバの若木の周辺を中心に行いました。

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Dscn7463  そんな中で、見つけたのは桜の若芽の目だったことです。天空の森にいる故・岸井さんが植えた桜の実生なのかと、それを見ていると感慨深いものがありました。また、草の下からからは沢山の白い花びらが散っていました。なんとナツツバキの真っ白い花でした。今年は、甘いにおいがする白い花びらを観ることができませんでした。足元には、ホタルブクロの淡い紫色の花が静かに咲いていました。こころ癒されました。

Dscn7468  今日の森作業は鎌田サポーターと二人きりでした。

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Dscn7461  昼休みの休憩では、熱海の大規模な土石流の話になりました。土石流起点の造成に関することが疑われ、自治体の許可など判断に疑問をもちました。被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。今日の森作業は、鎌田と筆者でした。(報告・橋倉喜一)

森びとプロジェクト第2回総会への意見・・・その①

 6月26日、第2回総会が開催されました。正会員の皆様には議案書と議決権行使書を送り、議決権行使書を提出していただきました。当日は、運営委員、アドバイザー、顧問、正会員13名が東京都内に集まり、正会員353名中276名が議決権を行使したことを確認し、規約第19条に基づき第2回総会が成立していることを確認しました。総会には、正会員70名からはメッセージと意見が送られてきました。総会後の第1回運営委員会では、2021年度の役員体制を決定し、正会員からのメッセ―と意見を事業に反映させていくための議論を行いました。その報告は森びと通信『森の木魂』3号に掲載し、今月中に会員の皆様にお届けします。ここでは、総会に寄せられた意見を短くまとめて報告します。 

Photo  宮城県ファンクラブは仙台市荒浜と名取市で「いのちの森の防潮堤づくり」を進めています。現地の落葉樹は大人の背丈を超えるまでに生長しています。現地に立つと、着実な木々の生長と同時に、人間の思い通りにいかない自然環境の厳しさを目の当たりにして、まだまだ育樹をしなければならないと感じています。

P7050142  今年に入り、大きな地震が続きました。その度に、自然が私たちの生活を支えてくれることを願っています。森づくりでの作業を通じて、そのような気持ちの共有化を図れているように思います。気象(気温、降水量、日照時間等)や天候(冷夏、暖冬、少雨、多雨等)を評価する基準の平年値が5月19日に更新されました。着実に気候変動が進んでいることを実感します。

Photo_2  森の防潮堤づくりを通じて、“自然環境と人間の生命を大切にする心を育む”ことがこれからも大切にしなければならないと考えています。森に寄り添う暮らしを目指す心をひとつにしていくことに心がけ、森づくり活動への声掛けを行い、地球温暖化にブレーキをかけていくことに向き合いたいと思います。(宮城県・Aさん、Hさん)

2021年7月 4日 (日)

自然の脅威を噛みしめながら森の防潮堤応援

 今日(7/4)は梅雨前線の影響で大雨情報が続いていたため「作業の中止」も頭をよぎりました。しかし、自宅の伊達市は小雨でどしゃ降りでないため南相馬苗場に向かいました。苗場は、どんよりとした曇り空でちょっと小雨が降る程度の天気で作業には差支えがなくひと安心しました。

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202174_2  早速、簡易テントを設置し打ち合わせを行いました。先日の作業から9日間過ぎるとポット内の草をはじめ苗場周辺は草がのびのびで、苗床は荒れ放題でした。作業は、前回同様にポット内の草取りと刈払機による周辺の草刈りを行いました。

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202174_4  休憩タイム前には、農園で育てている野菜(スイカ、カボチャ、キュウリ)の生長観察を行いました。スイカは3玉とも大きくなり「16日には試食会でもやってみたいね。作業にもちょっとした楽しみも増えていいね」との声が聞かれました。休憩タイムでは、10月24日の第9回鎮魂復興市民植樹祭までの取り組みについて話し合いました。今日まで植樹祭の実行委員会は開催されていませんが、早急に市役所担当との打ち合わせ日を小川事務局が窓口となり取り組んでいくことにしました。

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202174_6  その後、驚きの大きさになったキュウリの色や太さをどのように食べるかと話していると、松林さんからレシピを教えていただき、今日の夕食の一品にしようと皆さんが持ち帰りました。

202174_7  熱海市での土砂流出では自然の脅威をまざまざと感じました。亡くなった方のご冥福を祈り、行方不明の方々の早期発見を祈ります。救助活動をしている皆さん、大変お疲れ様です。それにしても10年以上も大雨による土砂流出や土砂崩壊を繰り返している日本ですが、根本問題の対策に「自分ごと」として向き合っていかなければと、帰路中のハンドルに力が入りました。

202174_8  今日の作業は、松林副代表、小川事務局、山田事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、筆者でした。(報告・東城敏男)

2021年7月 2日 (金)

八幡平・松尾鉱山跡地のいのちの森は元気です

Image1  森びとの皆さん、お久しぶりです。元みちのく事務所スタッフの関です。先月、八幡平の森の草刈りをしてきましたので、皆様に報告します。

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Image3  6月27日(日)、八幡平市「松尾鉱山跡地元山堆積場」において、10年かけて育てている木々の生長を促すために、仲間たち10名と草刈りを行ってきました。当日は、汗ばむほどの晴天となり、木々が歯を食いしばって生長している様子を感じながら、これまで試行錯誤しながら森を育ててきた活動が実を結んでいることを実感てきました。

Image0  1年に1回の育樹作業ですが、草刈りに参加してくれた仲間たちは、故・角岸所長の遺志を我々が受け継ぎながら育樹活動を行っていく事を心に刻みました。「山と心に木を植える」を合言葉に、人間が壊した荒廃地に10年間植樹活動をしてきましたが、これからも多くの仲間で力を合わせながら森づくりを取り組んで行きます。

Image4  これからよろしくお願いします。(報告・関 一史)

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