カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2096件の記事

2022年9月 2日 (金)

みんなで楽しく9月の森作業

 9月1日、南相馬市原町区雫育苗場は気温31℃で、むし暑い曇天日でした。応援隊5名は10時に集合し、冷たい麦茶を飲みながら作業ミーティングを行ないました。本日の作業は、シロダモのポット植え替え作業と育苗場内の除草作業です。 

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 また、松林副代表が管理している農園のカボチャとスイカの収穫も行ないました。カボチャ2個、スイカ2個が収穫できました。シロダモの植え替えは225ポットでした。

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 休憩時には今後のスケジュールについて話し合いました。結果は、★9月18日(日):自治労東京地域連絡会の除草・補植のサポート ★9月24日(土):宮城県ファンクラブ荒浜・名取の森の防潮堤観察交流 ★10月23日(日)~24日(月):福島県・秋田県ファンクラブ交流お茶会・森作業 ★11月5日(土)~6日(日)南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊の足尾の森観察

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 本日の参加者は、渡部代表、松林副代表、山田事務局.東城スタッフ。参加者の皆さん、暑い中での育苗作業お疲れ様でした。 (報告:事務局 岩橋 孝)    

2022年3月 5日 (土)

ファンクラブ仲間との議論を深めて森づくり

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 今日(3/5)は、南からの暖かい風が春の気配を運んできてくれた一日でした。明日は一時的に冬型になるそうで、三寒四温の季節になってきました。今朝の朝焼けはきれいで、清々しい気分で一日が始まり、福島県FCの打ち合わせ会議へ向かう阿武隈急行に乗車しました。久々の電車利用で65歳以上のシニア割ワンコイン切符を買って、短い時間ですが楽しい鉄道の旅とシャレこみました。

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 会議には森とも7名が出席し、レジメに則り議事を進めていきました。主に論議を深めたのは、森びとプロジェクト主催の3・26シンポジウムの取り組みでした。視聴は当初予定した場所が使えなくなり、宮城県FCとの合同で行うことにしました。また、年次総会は4/23に南相馬市情報交流センターで開催することを確認しました。

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 森とも皆さんからは、今後も早めの事業計画を出してくれれば休みを入れて積極的に参加していけるとの意見があり、今後の活動が楽しみになりました。P5152429 本日の議論をきっかけにして、各自が今までよりも一歩前にすすみ、シニア世代の裾野を広げていく気持ちになれたことを確認し合い、本日は散会しました。(森びと福島県FC代表 東城敏男)

2022年2月27日 (日)

春を告げる風が吹くなかで森作業

 本日(27日)南相馬の天気は晴れ、気温12℃でした。昨日に続く暖かい日で春を告げる風が吹き、春がそこまで来ていることを感じる一日でした。1月10日以降、作業や総会を予定していましたが大雪や福島県のまん延防止法により47日ぶりの会員との対面でした。みんな元気そうで安心しました。集った10名は第5回役員会と森作業を行ないました。Photo
 雫育苗場に10時集合し、温かいコーヒーを飲みながら役員会、渡部代表からは、南相馬市長選挙では桜井勝延氏が惜敗となりましたが、桜井さんの選挙協力に労いの感謝の言葉ありました。またロシアによるウクライナの侵攻は、どんな理由があっても許すことはできない。国際社会が協力して早期に和平へと導いていくことを願いたいとのあいさつが述べられました。Photo_2  役員会は、延期していた第8回応援隊総会成功に向けたタイムスケジュールなどを中心に話し合いました。役員会終了後の作業は、越冬対策の屋根部の防風ネットの撤去、育苗場の草刈り、苗木への散水作業、鎮魂植樹の苗木の選定を行いました。Photo_3

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 次回の森作業は3月11日ですが、東日本大震災から11年目の日ですので、当時の気持ちを共有しあいながらの第1回植樹会場での鎮魂植樹を予定しています。また津波により亡くなった菅野副代表の家族のお墓参りを計画しています。Photo_5  本日の参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、松本スタッフ、原田スタッフ、岩橋恵美スタッフと筆者でした。(報告 岩橋事務局)

2022年2月16日 (水)

木々の豊かな生長を願う森作業

 本日の足尾は、午前中は陽が差していましたが、午後になると雪が降ってきました。

 新型コロナウイルス対策のまん延防止重点措置により、感染を予防するために足尾の森作業も参加するスタッフ・サポーターの人数を制限し行っています。

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Dsc03264(午前10時の臼沢の森)

Dsc03396(午後3時の臼沢の森)

  9時の気温は1℃、スッタフはモーニングコーヒーを飲み、久しぶりに顔を合わせ「心が落ちつく」中でミーティングを行いました。 

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 午前中は、渡良瀬商事様と黒土搬入の現場打合せを行いました。現場を確認すると、10cm以上の積雪のため「不安全」と判断し、今日の搬入はやめました。3月上旬に現場を見て黒土搬入日を決めることにしました。その後、「新植樹地」をどのような森にしていくか夢を膨らませようと見て回りました。

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 昼食までには少し時間があるので、先月できなかった「民集の杜」の2018年に植樹した木々の枝払いを行いました。3年間の下草刈りとカナムグラやクズなどのつる植物の除去に汗を流してきたおかげで樹高は3mを超え、枝が重なり合っています。

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 生長の遅いブナなどに陽が射すように、風通しが良くなるようにと枝払いを行っていると13時を過ぎてしまいました。作業小屋に戻り、昼食を摂りながら暖をとりました。

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 食事後は、みちくさの庭の点検と民集の杜の枝払いを引き続き行いました。枝払いをすることで林床に光が差し込み、地表の土壌分解が促進され、樹木が豊かに成長することを願って森作業を行いました。

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Dsc032961_2(枝払い前)

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丁寧な枝払いで木と木の間がすっきりし、春を待つ木々たちが嬉しそうに見えました。午後3時頃になると本格的に雪が降ってきたので、本日の森作業を終了しました。

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本日の森作業は、清水、鎌田、柳澤、そして筆者の大野でした。(報告 大野昭彦)

雪景色の松木渓谷にアタックする若者 Let's!クライミング

  新型コロナウイルス感染拡大の影響で森作業は自粛中です。足尾在住の筆者が週に1度森の点検作業に入り、本日(2月15日)は4回目です。

 昨日未明からの雪は松木渓谷を白く染めました。しかし、春の雪は解けるのが早く、臼沢や臼沢西の森など南向き斜面の植樹地には残っていませんでした。

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 森びと広場や新植樹地、臼沢に通じる通路などはまだ10cm位の雪が積もっていました。

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 「みちくさ」の点検に向かったところ、大きなリュックを背負った若者二人と出会いました。一泊してジャンダルムに登るのだそうです。「気を付けて!」と声をかけると「ブログを見たらコメントします!」と元気に向かっていきました。

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 今日の点検では、①ゲートから森びと広場までの道路には雪は全くありませんでした。②森びと広場南側斜面下のテントの屋根の氷は再び出来ていましたが、取り除きました。③森びと広場のビニールハウス前の除雪を行いました

 明日は、新植樹地へ黒土の搬入が予定されています。温室効果ガスを吸収する森を育て、少しでも気候変動に歯止めをかけていきたいと思います

 報告・橋倉喜一    

2022年2月 9日 (水)

足尾の春を待ちわびながら森の点検作業!

 昨日(2月8日)の足尾松木沢の朝9時30分の気温はマイナス1℃、12時には7℃になり風もなく春の様な天気でした。コロナ禍で森作業自粛期間中、週1回の点検作業3回目です。

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 点検には加賀スタッフが参加してくれました。そこで懸案だったテントの屋根に溜まった「氷塊」の処理を行うことにしました。二人で屋根から落とそうとしましたがビクともしません。障害となっていそうな単管を外し、屋根に張ってある板をずらし再アタックしましたが駄目でした。

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 話し合った結果、熱いお湯をかけることでした。気を付けながらヤカン2つ分のお湯をかけ、それから2人が全力を出して垂れ下がったテントの屋根を押し上げると、ドスンと大きな氷の塊が落ちてきました。「ヤッター」と叫び声をあげてしまいました。氷は直径80cm、厚さ40cmのお椀型の塊でした。同じ状態にならない様に、仮の処置をしました。今後とも気を付けて観察をしていきたいと思います。

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 加賀スタッフは点検の間に、凧作りを行なっていました。新型コロナウイルス感染が収まり、子供たちが松木を訪れるようになったら、一緒に凧あげをしたいそうです。竹ヒゴ、凧の型紙、糸、マジック、セロテープを用意し、本体の材料はゴミ袋です。そこに好きな絵を書いて、短い時間で出来上がりました。

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 昨日は、風が吹いてくれず高く揚げることは出来ませんでしたが、森びと広場を駆け回る加賀スタッフの楽しそうな姿がありました。

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 大きな氷の塊が溶けるころには第6波の新型コロナウイルス感染も落ち着き、穏やかな春が来ることを願う2人でした。10日から11日にかけて大雪の予報もあります。雪への備えを怠らないようにしましょう。

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 点検作業は、加賀スタッフと筆者・橋倉でした。(報告 橋倉喜一)

 

2022年1月31日 (月)

厳しい冬を乗り越え、春待つ苗木と森びと達!

  「光陰矢の如し」と言われますが、今日(1/31)で1月も終わりです。コロナ禍で森作業が自粛になって、足尾在住の筆者がその間の現場を点検・報告をすることになり、今日は2回目です。

 今日の松木沢は、やや風がありましたが青空が広がり、午後1時の気温は3℃でした。ただ、一日中”風花”が舞い、日本海側はまた雪が降っているのだろうと思う天気でした。

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 森びと広場の雪もかなり消え、臼沢や臼沢西の森の雪は完全になくなりました。立春も近いのですが、例年ですとこれからが雪が降る時期になります。まだまだ注意が必要です。

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 各所を点検したところ、森びと広場南側のビニールハウスエリアに立ててあるテントの屋根の一部に、雪解けた水が凍り写真の状態でした。押し上げようとしましたがビクともしません。

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 民集の杜内では2018年に植えた苗木が生長して横枝が重なり合い、かなり密状態になっています。春になり葉が広がると林床に陽が差さなくなり、生長の遅い木は枯れてしまう心配があります。枝落としなどの作業が必要です。民集の杜から森びと広場に戻る道路脇のアキグミの樹皮がシカに食べられていました。獣害対策も大切です。

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 臼沢の森では、冬枯れの中で鮮やかな緑のアカガシなど常緑広葉樹が、この時とばかりに陽の光をいっぱいに浴びていました。新松木や松木の杜では、コブシが花芽を付けて足尾の遅い春を待っていました。

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 私たちシニアも、新型コロナウイルスに“罹らない、染さない”を心がけ、森作業の再開に備えて体力と健康維持に努めていきましょう!

(報告 サポーター・橋倉喜一)   

 

2022年1月10日 (月)

南相馬市応援隊は新たな気持ちで森作業スタート

 南相馬市鎮魂復興市民植樹祭の市民応援隊は、本日(1月10日)初顔合わせを兼ねた今年初の森作業を行いました。育場近くの海岸は、うねりが強く、「ドドド~ン」という音と波しぶきを上げていました。気持ち的には、いかなる荒波にも負けずに頑張れよ!と聴こえてきました。

2022110 集った仲間たちは、「今年もよろしく」と笑顔であいさつ、コーヒーを飲みながらの打ち合わせを行いました。今日の作業は、ポット苗木を寒さから守るために追肥と肥料の補充でした。

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 培養土の補充・方法については、岩橋インストラクターから、「単にポット内に上乗せすることなく、苗木の根の近くにも丁寧に補充するように心がけてください」との説明を受けました。

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 休憩タイムでは、各スタッフから今年の抱負、13日から始まる南相馬市長選挙に立候補表明している応援隊顧問の前市長・桜井勝延さんを支援する取り組みを話し合いました。小川事務局からは、市民が安心して暮らしていくために脱原発を推進し「命を守り、未来を築く」ことの大切さを訴える桜井勝延さんを支えていく決意が述べられました。

2022110_7 休憩後、松林家庭園長?は春野菜づくり用の土を耕し、鍬をふるっていました。水撒き作業の準備には松本スタッフが岩橋スタッフから機器操作を教えてもらい、今後の森作業に自信をつけていました。

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 今日の作業スタッフは、渡部代表、松林副代表、岩橋事務局、小川事務局、松本スタッフ、道中内スタッフ、、原田スタッフ、東城スタッフでした。お疲れ様でした。

 作業終了後、松林副代表、岩橋事務局、原田スタッフ、東城スタッフで桜井事務所に激励・訪問しました。桜井さんは私たちの訪問に笑顔で応え、この10日間の選挙戦を草の根活動で市民一人ひとりに寄り添い、意見を聞きながらがんばっていくという決意と熱意があふれる闘志が見られました。

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                                 (報告 東城敏男)

2022年1月 8日 (土)

今年も足尾の荒廃地に森を育てることを誓う

Photo 2022年を迎えた昨日、古河機械金属(株)、林野庁日光森林管理署をはじめ足尾の森づくりでお世話になっている方々に新年のあいさつをしてきました。Photo_2

Photo_3 足尾の気温はマイナス1℃。同行した加賀スタッフと私は、寒い中での太陽の日差しの有難さを肌で感じながら、足尾の自然界に、「昨年同様、本年も宜しくお願い致します。」、と祈りました。Photo_4

Photo_5 その後、「みちくさ」、「作業小屋」に取り付けた「しめ飾り」を外し、二人は森づくりの新たな気持ちに切り替えました。広場周辺には、昨年降った雪が10cm以上も積もっていました。昼食も取らずにいた事も忘れ、時間は午後2時半を過ぎていました。Photo_6 足尾の帰りには、栃木県ファンクラブが育てている帰路途中の「城山の森」に寄りました。森ともの皆さん、私たちは、今年も足尾の荒廃地に小さな森をつくります。健全な地球が持続するために、皆様のご協力をお待ちしています。Cimg0028
(報告 大野、加賀)

2022年1月 3日 (月)

人間の存在が自然環境を豊かにする社会を願う森作業

今年もいつも通りに足尾・松木沢に入る還暦世代と古希世代。暫くは気温が零下、寒風吹く荒廃地の急斜面をよじ登り、獣害防止の柵やネットをチェックする。薪ストーブの暖を気遣う者、ホットコーヒーや茶菓子を気遣う者、打合せの心を落ち着かせる者、家庭菜園の冬野菜葱をお裾分けする者が集う作業小屋。2201013 何故、そんなに仲間たちを気遣い、集うのか、と聞こうとしてもその場にそんな雰囲気はない。そんなことよりも、打合せしたことをきちんと実行しようとする空気が漂う小屋の中。Photo

Photo_2 17年前に植えた60㌢程の幼木が荒廃地を森に甦らせた。春には親子の熊が柔らかい若葉を食べて、昼寝する。時にはカモシカも柵を越えてやってくる。猿の群れも草を引き抜いて、根を食べることを子猿に教えている。Photo_3

Photo_4 この森の木々も、100年後、200年後には、多くの生きものたちの棲み処となり、メニュー豊富な食堂になる。異常気象の大雨も木々が地中に溜め込み、時間をかけてミネラル豊富な水を松木川に、渡良瀬川に、そして利根川から太平洋に流れ、命の源につながっていく。2201014 地球から森作業を考えてみると、人間が負担をかけ過ぎている地球へ僅かな恵みを授けていると思いたい。多分、足尾の森づくりサポーターのシニアたちはそんな事を願って、ボランティアの恩送り作業を愉しんでいると思う。Mm  足尾・松木沢の片隅では、今年も、私たちは森づくりを継続する。こんな私たちと、ボランティアの恩送りをたのしみたい方は「森びとプロジェクト」までご連絡ください。お待ちしています。

                                      <新春・心のつぼみ>

  廃村に 厳寒告げる イヌワシの舞  (宗雄)

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  杭を打つ カケヤの音が 霜溶かす  (昭彦)

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    残していいのは足跡だけ 持ち帰っていいのは記憶だけ (勉)

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   逞しい ツララの力を 子の胸に(喜一)

Photo(足尾の雪景色写真:林子さん)

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