カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2093件の記事

2020年4月17日 (金)

森の元気でコロナ疲れの身体を癒してほしい

 非常事態宣言の対象地域が7都府県から全国に拡大された。全国で外出自粛が要請される生活になる。困ったことに木々は人間の都合を待ってくれない。

Photo  春本番を迎えた足尾・松木沢のヤナギ、ヤシャブシ、ウワミズザクラは芽吹き始めてきた。ビニールポットに植えてある苗木、森の木々は沢山の水を吸収したい時季。撒水を怠れば、木々は衰弱し、枯れてしまう。

Photo_2  足尾の育樹・育苗作業は木々の都合に合わせて行ってきた。昨日までは7都府県が外出自粛なので該当する森びとスタッフの足尾入りは止めている。そこで足尾町民の橋倉スタッフに育樹・育苗をお願いしている。現場には自宅から車で15分もあれば着く。

Photo_3  橋倉さんはアルバイト日数が少なくなった。新型コロナウイルス感染拡散防止対策で、日光市から指導された。橋倉さんは、現場に入る時間に余裕がでてきたというが、「アルバイト日数が減ると、国民年金生活者の生活は辛くなる」と、仲間たちを心配している。

Photo_4  森の木々が多彩な緑色に輝くと森が元気になる。この恵みで少しでもコロナ疲れを癒せることを願っている。(報告 髙橋佳夫)

2020年4月13日 (月)

南相馬市の森の防潮堤の桜は間もなく満開です!

 外出自粛もあって控えていましたが、久しぶりに植樹会場を見てきました。昨年、応援隊の仲間に笑顔をつくってくれた桜は今年も咲いてくれるのかと思い、鹿島区南右田地区の第1回植樹会場に出かけてきました。

Photo  ヤマザクラは今年も私たちに笑顔を届けてくれるようです。薄いピンクの花びらを開いていました。原町区南萱浜地区の第3回植樹会場には毎年タラの芽が顔をだしてくれます。今年も芽を出していました。南相馬市「鎮魂復興市民植樹祭」で植えた森の防潮堤は今年も元気なようでした。

Photo_2  南相馬市でも新型コロナウイルス感染が市民に発症しました。臭わず、見えない、人から人の身体に感染するウィルスの恐怖は、東京電力フクシマ第1原発事故での放射線物質を恐れて右往左往したことを思い出します。原発事故から9年経ちますが、放射線量が高い帰還困難がいまだに残っています。

Photo_3

        菜の花畑

 放射能にも新型コロナウイルスにも有効な治療薬がありません。ウイルス退治の治療薬やワクチン開発には時間がかかりそうです。コロナや放射能と向き合っていくことは長期戦を覚悟しなければならないと思います。

P1010786        家の庭の水仙

 このところの異常気象やウイルスの猛威は、地球からの私たちへの「メッセージ」ではないでしょうか。このような事も考えて10月に延期された市民植樹祭へ向けて心構えを整えつつ、コロナ感染の拡散を防ぐことを第一にします。全国の皆さんとお会いできることを楽しみにしています。(理事 岩橋 孝)

2020年4月10日 (金)

地上は桜、山頂は雪の足尾・松木沢

Photo     足尾ダム途中の桜と雪を被った連山

 昨夜、日光連山と足尾中倉山稜線上が白くなっていました。

Photo_2        森びと広場から中倉山

Photo_3      足尾グランドキャニオン方面(西)

Photo_4      「松木の杜」から「臼沢の森」

Photo_5 「松木の杜」からカラミ(精錬滓)

 今日は、足尾松木村跡地を散策しましたので、その様子をお知らせします。

Photo_6          舟石峠から男体山

午後から冷たい北西の風が吹いてきました。(報告 髙橋佳夫)

2020年4月 8日 (水)

ウイルスの心配事が消えた足尾の森作業

 今日は鎌田スタッフと二人の森作業だからのんびりいこうと思って、足尾ダムゲート前で鎌田スタッフを待っていました。鎌田車が到着すると窓から挨拶してくれたのは奥様でした。2人だと寂しいでしょう、と言って森作業の手伝いに来てくれました。

Photo  天気は曇り、風もなかったので寒くもなく作業には有難い一日でした。驚いたことは順子さんのパワーでした。順子さんの休息時間は昼食タイムの45分間だけでした。朝9時半から午後3時半まで枝切を手伝ってくれました。

Photo_2

Photo_3  昼食では、トマトケチャップ味付けの野菜と肉の炒め物を食べさせてくれました。男料理の弁当を食べている筆者にとってはとても有難い炒め物でした。ご馳走様でした。

Photo_4  枝切は2015年植樹会場の10分の1を残して終わりました。明日以降、生長の遅いブナが開けた森の中で太陽エネルギーを得ることができるでしょう。

Photo_5     葉をつけているのがブナ

 鎌田ご夫妻、今日は森作業にパワーをいただきありがとうございました。おかげさまで頭の中から新型コロナウイルス感染の心配事が消えた一日でした。

Photo_6        足尾駅の桜は満開でした

 (報告 髙橋佳夫)

2020年4月 7日 (火)

森の木々たちの息遣いが聴こえる森作業

 朝から気分が良い一日でした。青空の下で暖かい陽ざしを受けて、松木川の水量が少ない水が流れる音だけの静かな森の中の作業は、枝を伐ることに集中できました。

Photo

Photo_2  朝の打合では、本日から体温を測って健康チェック。コーヒーを飲みながらコロナウイルス感染対策の情報交換を行い、作業は昨日に引き続き「民集の杜」の枝切にしました。

Photo_8 Photo_3

Photo_4

2  今日は橋倉スタッフが仲間達から古希の記念にプレゼントされた鉈の筆おろし。天国までには持っていけないと、鉈に気持ちを入れて枝を伐っていました。

Photo_5  生長の遅いトチノキには太陽のエネルギカー届いているらしく、トチノキは嬉しそうな顔をしていました。森の木々たちは本物の森をつくる心をひとつにして、主役の木と脇役の木の演技を始めたようです。

Photo_6  昼食では、昨日、松村宗雄スタッフからいただいた三つ葉のお浸しに鰹節を振りかけて旬の香りと味を楽しみました。

Photo_7  その後、三つ葉の根は「みちくさ畑」に植え、仲間たちと味わうことにしました。午後の作業前には雄のキジの案内で杜に入り、15時半頃に現場を引き上げました。

 本日の作業は、松村健、橋倉、加賀そして筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

2020年4月 6日 (月)

足尾・松木沢は本日、開花宣言です

 足尾・松木沢は本日、開花宣言します。強い西風に耐えて桜は寒そうでした。

Photo  コロナウイルス感染拡大が止まらない中、自家用車で足尾に入れるスタッフは本日、森作業を行いました。天気予報では午後から晴れということでしたが、今日の天気は一日中南西の強風が吹き荒れ、風花も舞っていました。

Photo_2

Photo_3  作業は「民集の杜」の枝切。コナラやシラカンバ、クヌギ、クリの生長が早く、10年前に一緒に植えたトチノキ、カエデ類の生長を促すために太陽のエネルギーを与えようと周りの枝を伐りました。

2

Photo_4  枝切りを始めたころは森の中ということもあって何ともなかった強風でしたが、枝切りが進んだ午後の作業はゴォーゴォーという強風音と風が運んできた冷えが堪えました。作業は2015年植えた「民集の杜」の半分の森の枝切が終わりました。

Photo_5

Photo_6  今日の作業は、鎌田、松村宗、山本、福原そして筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

2020年4月 4日 (土)

房総の“森とも”から命を守る警告

 千葉の森びと・相川さんから写真が届いた。

Photo  地域の人々が楽しみにしていた花見のために間伐材でベンチを作った相川さん。ところが千倉で新型コロナウイルス感染が確認された。地域では、感染拡大防止のために不要不急の外出ができなくなった。

Photo_2  「近くの草地ではニリンソウも可憐な花を見せてくれているのに、残念だ」という相川さん。昨年は台風19号でビニールハウスが壊されて、がっくりきていた彼。そんな気持ちを花見で吹っ飛ばそう!と思ってベンチを作ったという。

Photo_3  「異常気象の猛威とコロナウイルスの猛威を甘く見るなよ!」と房総市からの警告でした。(報告 髙橋佳夫)

2020年4月 3日 (金)

コロナ感染に目配り、気配りをしつつ、「みちくさ」オープン準備

Photo          下野大沢駅~今市駅間

 今日から足尾の森づくりの始まり。いつものJR日光線は宇都宮駅から日光駅間のドアは乗客がボタンを押して開け閉めする。今日は車掌がドアの開閉をしていた。コロナ感染対策として各駅で外気を車両に入れていた。外気が入ってくる毎に気持ちが楽になって有り難かった。

Photo_2 下野大沢駅~今市駅間

 足尾・松木沢ではしだれ桜が蕾を膨らませ、マンサクが西陽に輝いていた。

Photo_3

Photo_4  柳の枝にはヤマガラが止まり、蕾を舐めていた。

Photo_5  松木沢の夕方は頬が冷たくなります。そんな春です。明日はミ―ティングに集う舎人に目配りと気配りをしながら、「みちくさ」オープンを迎える。(報告 髙橋佳夫)

2020年3月30日 (月)

足尾・松木渓谷入口の出会いの場「みちくさ」は4/4オープン!

 毎日の生活が憂鬱になりそうです。一週間以上も早い桜の開花という今までと違う季節の移り変わりもコロナ感染でどこかに吹っ飛び、極端な寒暖差が激しい中で咲いた桜が驚きつつも桜が寂しそうでした。

20200329  新型コロナウイルス感染と向き合うことが「戦争だ!」と叫んでいる首脳もいますが、私たちは新型ウイルスの猛威を受け入れ、命と健康を維持していくために、自分と全人類のためにという意識を堅持したいと思います。同時に、私たちは感染の危険性のある中で治療薬を研究している方々や生活に欠かせない仕事をしている方々に激励を行い、それぞれができる支援をしていきたいものです。 

P4286397        昨年のオープン前のみちくさ

 足尾の森づくり運動は4月から本格的に動き出します。足尾松木渓谷入口を訪れる方々と出会う場「みちくさ」は4日オープンです。その日は、「みちくさ」の管理運営する舎人がミーティングを行います。

20200325          今年の目黒川

 命を育む営みの土台(基盤)はまだまだ未知の世界ではないでしょうか。この土台で命を育んでいる私たちはその一員にすぎません。気候変動とウイルス感染は私たちに生物社会の人間像を問うているような気がします。(理事 高橋佳夫)

2020年3月28日 (土)

第15回通常総会は延期しました

 森びと会員の皆様、本日(28日)は第15回通常総会ですが、会議は延期にします。理事会は会員の健康維持と命を守ることを第一に考え、また、これ以上の新型コロナウイルス感染拡大がないことを願って通常総会を延期にしました。

4_2  総会議案は定款に基づき、出席正会員へ議案書を送付し、「書面をもって表決する」ことにしました。その後、新型コロナウイルス感染に不安がないことを判断し、表決されたことを総会で確認します。

3_2  想定外の気候変動やウイルスの猛威で命と生活が脅かされ、生存が不安定な時代を迎えようとしていますが、当会は皆様と“山と心に木を植える”運動を継続していきたいと願っています。(理事 高橋佳夫)

森びと検索

最近のトラックバック