外出自粛中に耕したい森づくりの心構え
全世界的に蔓延している新型コロナウイルス感染拡大は一向に収束する気配がありません。南相馬市の育苗場に行くのを自粛している私です。
「突風、大雨等による苗木被害はどうなのか」と、南相馬市の岩橋理事との連絡が自粛中の森づくり活動になっています。岩橋さんとの話でひと安心しますが、心は穏やかではありません。少しでもコロナ不安を和らげようと、苗場から預かっているユズリハ、シャリンバイ、サカキ、ムラサキシキブの育苗、サクラの苗の植え替えや肥料散布、撒水を自宅で行っています。
不安はもうひとつあり、それはフクシマ原発事故で発生した放射能汚染水の処理です。処理方法の論議の流れは、市民や消費者の代表を呼ばずにすすめられていることです。処理方法の賛否には温度差はありますが、大切な事は福島県民だけの問題ではなく、全国民に問いかけてほしいと願っています。ちなみに私は、処理水に含まれているトリチウムの害を徹底的に取り除けるか否かの議論に注目していきたいと思っています。
さらに、人間の様々な開発が私たちの命を縮めているという現実を、改めて見つめ直していくきっかけにしたいと思っています。(南相馬市応援隊・東城敏男)
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