カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2093件の記事

2020年10月27日 (火)

心に植えた森づくり15年の宝物・・・その②

 足尾・松木村跡地の森は人がつくっている。現地で草木と向き合っているのは、「足尾スタッフ」と呼ばれるシニアが中心で、1年間に延べ約100日も現場に入っている。15年前に60歳だった方は75歳になった。40年間以上も労働現場で働いてきたシニアだから、培った知識や技量は様々で、その上、性格や価値観も多様でそれぞれに自信をもっていた。森づくり活動から去っていった方もいるが、森づくりは全員が初挑戦であった。

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Photo_5 写真は文と関係ありません

 「ふるさとの木による命の森づくり」等は考えてもみなかったこと。宮脇昭先生からは、穴を掘らされ、その土の匂いを嗅ぎ、土も舐めて「木は根、根は土がいのち」という事を教えられた。苗木は、煙害でハゲ山になる前の木々の実を探し、収集した実をポットに蒔いて育てた。3年後には、その苗木を草地に穴を掘って植えた。植えた幼木は、翌年、幹と枝と葉が食べられた。根が残っていたので、食べられた苗木はほぼ全てが芽を出したくれた。

Photo_6  苗づくり、草刈り、獣害防止、植樹祭準備など全てが初挑戦だった。知識を持ち寄り、森作業から教えられたことを話し合ってきた15年間。何が正しいのかは分からない。良いと思ったことは実行に移した。この繰り返しの森づくり。どんぐりを蒔いて育て、幼木を植えて、ひとり立ちできるまで苗木を支えてきた。

Photo_7足尾の十月さくら

 苗木が枯れても仕方ない、苗木が食べられても仕方ない、何もしなければ森は育てられない。何もしなければ知恵も湧いてこない。このチャレンジ精神を貫き通したスタッフが育てた森は、これから何百年間も私たちの命を育む土台になってくれる。

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Photo_9足尾のモズ(雌)

 この時季、15年前の草地が森になって、松木村跡地を訪れる方々に秋の紅葉を楽しませ、生きものたちの生息地となっている。(理事・高橋佳夫)

2020年10月25日 (日)

市民が主役の第8回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭終わる

Photo 献花台前にて

 本日(25日)、第8回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭は、南相馬市原町区萱浜字東蔵前で開催されました。今回の植樹祭は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、実行委員会として南相馬市民限定の縮小開催という苦渋の選択で行われました。

Photo_2  今回の植樹会場は、2016年の第4回植樹会場の北側で、面積約400㎡にタブノキやアカガシを主木にして21種2000本の植樹を170名が植えてくれました。私たちは、地球温暖化防止と南相馬市海岸防災林再生を願って、秋晴れの中の植樹をサポートしてきました。

Photo_3  コロナ禍の植樹祭は、開会式の簡素化や体温測定、マスク着用の要請を市民に行ってきました。また、閉会式の省略などの工夫が見られ、被災した市民の心に沁みる新しい様式での植樹祭であったと感じました。参加者からは、「毎年参加しているがコロナ禍で縮小開催がさびしい」、「今年も参加し海岸防災林再生に協力出来て充実した気持ちだ」などの意見が有りました。

Photo_4  植樹祭応援隊は、植樹祭事前作業として23日と24日の両日、5種1.000本の補植を述べ15名で行ってきました。本日の植樹祭には会員が9名参加、内5名が植樹サポーターを担当してきました。

Photo_5 応援隊の皆さん

 来年は、今までのように全国の方々と質素で、心のこもった命の森づくりを開催できれはと願っています。参加した市民の皆さんお疲れさまでした。(理事・岩橋 孝)

2020年10月21日 (水)

JR貨物労組関東の皆さんが森の冬支度作業

 昨年に続き、今年もJR貨物労組関東の皆さんが「臼沢の森」作業に来てくれました。今日(21日)の天気は晴れ、気温8.5度、秋の爽やかな風が心地よい日の作業でした。

Photo 現場から森びと広場

 まずは、作業前の打合せ、当会から筆者が歓迎の一言、貨物労組からは委員長の菊地さんから挨拶をいただきました。自己紹介をした後、早速、作業を開始。

Photo_2  軽トラに単管パイプ30本、2mの鉄筋30本、70m分の金柵を積み、「臼沢の森」まで運びました。

Photo_3  そこからが大変な作業でした。緑のトンネルの300段の階段を一人3回、パイプと金柵を担ぎ揚げました。この作業は、苗木が鹿やウサギ等に樹皮を食べられないためのものです。山眠る時季に入りましたので、鹿やウサギの食べるもの樹皮などに限られます。少しでもその被害を少なくし、来年の春には元気な芽をだしてほしいと願って、5名は必死になって作業してくれました。

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Photo_6  昼食時には、「初めて来て、楽しかった」、「人間が壊した自然を蘇らすのは大変」、「いのちと森の大切さがわかった」などの感想を組合員は述べてくれました。

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Photo_10  その後は、加賀スタッフが「民集の杜」と「みちくさ庭園」を案内し、森の役割と私たちの暮らしの密接な関係など伝えてきました。

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Photo_9  皆さんは、今後は多くの仲間と来てみたいと話してくれました。後片付けをして、解散しました。本日のスタッフは、鎌田さん、橋倉さん、加賀さん、小川さんそして筆者でした。(報告・大野昭彦、写真・橋倉、加賀)

2020年10月17日 (土)

大雨や暴風に耐えられる地域の命の森になってくれ!

Photo 今日ほど天気予報の雨マークを恨めしく思ったことはありませんでした。半年前から準備をしてきた「日光城山ふるさとの森づくり」は地域の方々と一緒にできませんでした。昨日夕方、天気が雨ということで地域の皆さんと一緒に植樹をすることになっていた植樹祭に、地域の方々には遠慮していただきました。Photo_2 植える苗木をそのままにしておくにはいかないので、森びと栃木県ファンクラブスタッフ、森びとプロジェクトの皆さん、そしてJR東労組大宮のOB会の皆さん、鎌田スタッフのハイキング仲間のご婦人の皆さん、総勢31名は1.000本の苗木を植えました。Photo_3 ファンクラブの面々は8時集合、簡単な打ち合わせをした後、植樹会場に荷揚げした苗木(16種)を整理しました。9時半には下山し、参加者を待ちました。Photo_4 Photo_5 全員が揃ったところで主催者からお礼の挨拶、早速、急階段を10分ほど登り、植え方のレクチャー。足元は雨で滑りやすかったですが、皆さん、慎重にも丁寧に苗木を植えてくれました。Photo_6 Photo_7
 あるご婦人は、「なかなか経験できないことなので雨も気にならなかった」と話してくれました。植樹は、約2時半で終わりました。一旦植えられた苗木は寒くても暑くても動くことができませんので、参加者のやさしい気持ちが苗木に伝わっているようでした。最後に、全員の笑顔で写真(一番上の写真)を撮りましたが、マスクでその様子が伝わりません。公民館に戻って、森びとプロジェクト委員会の平木ちさ子理事が作ってくれた豚汁をご馳走になり、身体を温めました。Photo_8 Photo_9 今日の森づくりでは、参加者一人が30数本植えました。大人一人の呼吸で一年間に排出する二酸化炭素量を吸収する木は約30本と言われています。このように排出と吸収のバランスがとれていると想定外の異常気象が大暴れしないかもしれません。そんなことを考えた「城山の森づくり」でした。31名の皆さん、雨の中の森づくりを成功させていただきありがとうございました。(栃木県ファンクラブ・橋倉喜一)

 

2020年10月16日 (金)

天高い青空に映える葉の輝き

1 明日は日光市「城山の森づくり」です。天気予報は一日中雨ということで、森びと栃木県ファンクラブは雨の中の植樹を心配して、現地で最後のチェックをしています。2 そんな気持ちを逆なでするかのように、足尾・松木沢の空は青空です。中倉山のブナが黄金色に輝いているのではないかと、朝、舟石峠から写真を撮ってきました。残念ですが、黄金どころか緑色でした。今年はいつもよりも紅葉が遅いようです。Photo Photo_2 Photo_3 冬の森作業の準備も少しずつはじめ、今日はお湯を沸かす燃料と器具を設置しました。Photo_5 Photo_6 森びとインストラクター・大塚さんが植えた「森びと広場」の柿の葉が鮮やかでしで写真にしました。(報告・高橋佳夫)

2020年10月15日 (木)

森づくり15年記念樹を足尾・松木沢に植えます

Photo 足尾に木を植えて15年、その記念樹を植える準備をした午前中。「みちくさ」の広場に植えようと穴を掘りました。この地は簡易ハウスを設置するために砂利を敷きました。厚さ60㌢程の砂利が敷いてあるので、土が顔を出すまで穴を掘りました。Photo_2 Photo_3 穴の傍には3年前に植えたクスノキが頑張っていますので、今年の冬も乗り切ってほしいと願い、根の周りの土を入れ替え、寒風を防ぐ準備もしました。Photo_4 Photo_5 そうしているうちに橋倉スタッフが日光「城山の森づくり」の準備のためにやってきました。午後は、一人になるので作業はなし、秋の足音を探してカメラに納めました。Photo_6 Photo_7 Photo_8(報告・高橋佳夫)

2020年10月14日 (水)

南相馬市の森の防潮堤から響く応援隊の歓喜

 秋の清々しい日、今日は第3回の役員会を雫育苗場で開きました。新型コロナウイルス感染の収束がままならない中で、スタッフはマスク、手拭き等を準備し10時に集合。ホットコーヒーを飲みながら、今日のスケジュールを確認しました。Photo_5 役員会では、応援隊を支援してくれたNPO法人森びとプロジェクト委員会の解散から新生「森びとプロジェクト」結成までの経過を報告、皆さんで理解を深め合いました。その後、「山と心に木を植える運動」の考え方を改めて読み合わせしました。320201014 20201014 その場では、森づくりは政治課題でもあることを再認識し、政治を変えるには私たちの社会運動の力こそ大切であることを考えました。しかし、語っているだけでは何も変わらないので、応援隊は「木を植え、森をつくり、育てていく」活動を継続し、そのことが世紀末の生存を不安定にさせないことにつながっていけるように頑張ることにしました。今後は、第8回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭(10‣25)、応援隊結成5周年記念慰労懇親会(11/7)のイベントを成功させるために意見交換をしました。1014 1014_220201014_3 今日の昼食会は、山田さんの手づくりおにぎりと岩橋恵美さんのトン汁がメインデッシュ、食後のデザートは佐藤(正)さんのバナナでした。若者の佐藤(信)さんや原田さんはトン汁をお替りし、ランチは秋の青空の野外レストランでご満足のようでした。24 20201014_2 昼食後は、23~24日に補植する苗木(アラカシ・タブノキ・ネズミモチ・トベラ・シラカシ)を選定し、ポット内の草取り、苗木の整理を行いました。Photo_6 森作業終了後、昨年植樹した第7回植樹会場(6/2)の現場を見てきました。トベラの木々たちは大きく生長しており安心しました。早朝から手づくりおにぎりやトン汁づくりをしていただいた山田さん、岩橋恵美さんありがとうございました。今日の役員会、作業の参加者は、渡部、菅野、松林、山田、岩橋、道中内、原田、佐藤(正)、東城、佐藤(信)、岩橋恵美さんでした。(報告 東城敏男)

次世代に遺したい足尾の元気な森

 昼頃から青空が見えるのではないかと期待していましたが、つかの間の青空でした。今日は、2年前に「みちくさ庭園」の植樹を手伝ってくれた二人のご夫人が「みちくさ」を訪れてくれました。Photo 自宅で育てたカエデを庭園に移植した鈴木さん、ミズキ、バラ、センダイハギ等を移植した塚原さんが、ハイキングを兼ねて訪れてくれました。2 2時間ほどのランチタイムを過ごしましたが、足尾の負の遺産を未来の財産にしていく夢を語り合うことができました。Photo_2 塚原さんが用意してくれた五目飯と煮卵、鈴木さんは栗山産の舞茸の煮物と柿を用意してくれました。秋の味覚をご馳走になりながら、次世代に遺していくこれからの足尾の森づくりの夢を膨らませました。Photo_4
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 短い時間でしたが、有意義なひと時でした。塚原さん、鈴木さん、ありがとうございました。(報告・高橋佳夫)

2020年10月13日 (火)

足尾・松木沢でオオムラサキが舞うことを願って森作業

 今日の天気は晴れたり曇ったりでした。ビニールハウス内の作業でしたので汗が身体に滲みました。動物たちは冬支度をしていますが、私たちの森づくりも冬支度をはじめました。Photo伸び放題の草
 ビニールハウス内外に生えた草を刈り、いつでも使用可能な状態にしました。東側のハウスは屋根の部分のビニールをカットしました。このハウスは来年、屋根部分にネットを張り、オオムラサキ等の蝶が舞うスペースにしようと考えています。年末までにはこのハウス内にクヌギ、エノキ等を植える予定です。Photo_2 Photo_3 Photo_4 昼食時、今日のデザートはザクロでした。この時季になると松村宗男スタッフが毎年持ってきてくれます。甘酸っぱい味がとても身体に良いと感じます。実の部分が少ないので食べ方を調べてみると、蜂蜜を混ぜてスムージーで飲んでいるという情報、早速、試してみようとなりました。Photo_5 午後の作業もハウス周囲の除草でした。草は伸び放題でしたので、抜いたり刈ったりの作業は大変でした。1 Photo_6 1_2Photo_7 Photo_8出番を待つ苗木
 とは言っても、長年やっている作業なので1時間半ほどで終わりました。本日の作業は、松村宗男、小川薫そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

 

2020年10月12日 (月)

足尾・松木沢の森作業を加勢してくれた秋の爽やかな天気

Photo 足尾入りして4日ぶりの秋晴れの今日。途中の道端にネズミが現れ、急いでシャッターを押しました。雨が上がって秋晴れの空気で深呼吸でもしたのでしょうか。Photo_2 集ったスタッフの顔も晴々していました。9時前には全員集合、ホットコーヒーを飲みながら作業打合せ。やる気満々の顔をしているスタッフの気持ちは「臼沢西の森」の土留めを造り終えること。早速、道具を軽トラに積んで出発。Photo_3 Photo_4 土が流れないように動いてしまう板を石ころでガードし、土留めを固めます。この上に培養土を運び入れ、苗木が植えられるようにするのが本日の作業。Photo_5 Photo_6Photo_7  清々しい松木川からの風が身体に滲む汗を飛ばしてくれました。午前中にはこの作業を終わりにするという空気が伝わってくる作業現場。秋の乾燥した爽やかな空気の中での作業は、スタッフの気持ち通りになりました。11時半には土留めは造り終えました。Photo_8 Photo_9 昼食のデザートにと、昨日収穫したばかりのリンゴを福原さんが持ってきてくれました。新鮮なリンゴを美味しくいただきました。Photo_10 Photo_11 Photo_12 午後は、「臼沢の森」内のJR貨物労組の小さな森の苗木を獣害から護る柵の再利用準備。15年間使ってきた鉄筋を抜き、スチール製の柵を外しました。一人では柵を外せないほどの土に埋まっている部分は、いつものようにテコの原理で鉄筋を抜きました。Photo_13 Photo_14 この作業もスタッフの気持ちには帰るまでに終わらせるということ、15時半には終了しました。作業が予定通りに終わるのも、秋の爽やかな天気が加勢してくれたようです。Photo_15 本日の作業は、鎌田、加賀、福原そして筆者でした。(報告・高橋佳夫)

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