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2021年11月の30件の記事

2021年11月19日 (金)

秋晴れの中、応援隊は森作業に汗を流しました。

 今日は11月19日、今月2度目の集中作業日です。育苗場の気温は 17℃、快晴の一日となりました。

 応援隊9名は10時に雫育苗場に集合し、岩橋恵美スタッフが入れてくれたコーヒーを飲みながら、作業の打ち合わせを行ないました。

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 育苗場内の草が伸びており、今日の作業は草刈機での除草作業とポット苗の草取り、水撒きを行ないました。

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 その後、10月20日に行われた「里親植樹」(日光市足尾町松木・臼沢西の森)の「植樹証明書」が運営委員会から届き、申し込んだ皆さんに「植樹証明書」の配布を行ないました。皆さん、自分が申し込んだ里親の苗木の植樹場所や樹種、苗木番号と写真を見て「無事に早く大きくなってほしい」と語っていました。

 足尾の森づくりに取り組むスタッフ・サポーターの皆さん、来年の紅葉の時期には、応援隊全員で足尾の森に行ってみたいと話しています。苗木の育樹よろしくお願いします。

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 作業終了後は、30分程、この1週間の出来事を報告し合い、今後の応援隊の取り組みや活動に参加してくれる会員を増やしていくための市民への働きかけ、市役所に対する要望などの意見交換を行なってきました。

  今日は渡部代表からスタッフ全員にキムチと卵のプレゼントがありました。毎回ありがとうございます。次回は11月29日に第4回役員会を雫育苗場にて開催します。

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 本日の参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、東城スタッフ、道中内スタッフ、松本スタッフ、岩橋(恵)スタッフ、筆者・岩橋でした。

、(報告:事務局 岩橋孝)

森びと神奈川県ファンクラブを結成しました

 11月4日、私たちは静岡県伊東市にある「伊東さつき会館」において「森びと神奈川県ファンクラブ」を結成しました。

2 9月に神奈川県ファンクラブ結成の準備をはじめ、2回の実行委員会を積み重ねました。規約づくりとともに議論してきたことは、県ファンクラブを作り上げて、森びとの活動を支えていくこと。主にJRのシニア世代が中心ですので、現役世代に人間は自然に生かされていることや権力に立ち向かう心構えを還元していくこと、等です。具体的には、規約の事業目的である”自然環境と命を大切にする心を育む人づくり”を目指し、そのための森づくりを地道に続けていきます。弱っている森を本物の森へと再生し、地球温暖化に少しでもブレーキをかけていければと思っています。

Photo_10 先日イギリスで行われていたCOP26では、日本はまたしても国際NGO団体から温暖化対策に後ろ向きな国として「化石賞」を贈呈されました。2030年時点で発電量の約20%を石炭火力に依存する計画のままであり、世界の脱石炭の潮流から大きく遅れをとっている恥ずかしい事態です。私たちも福島県ファンクラブ、栃木県ファンクラブのように議会に対して「2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロ」のアクションを起こしていきたいと考えています。Photo_11 全国の皆さま、今後ともよろしくお願い致します。(報告:神奈川県FC 遠藤政之)

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2021年11月17日 (水)

臼沢の森の階段修繕30段完成しました。

 本日は11月17日、森びと広場に到着した8時30分の気温は4℃、天気は快晴ですが、かなり冷えています。早く到着した済賀スタッフが、ストーブに火を入れ、お湯を沸かしてコーヒーも入れ、本日の作業に使う道具類も軽トラに積み込んでくれていました。

 

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 いつも野菜を持ってきてくれる柳澤さんからネギとミカンの差し入れがありました。また、今日は参加していませんが、大塚さんからは来年のカレンダーが届きました。いつもありがとうございます。

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 今日は、毎月第3水曜日に行う森作業の集中日です。スタッフ・サポーターが14名も集まってくれました。今日の作業は、15年間使用した臼沢の階段修繕の初日です。打ち合わせを行い、修繕班6名と杭の荷揚げ班7名、そしてカメラ担当(林子さん)に分かれての作業を行うことにしました。

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 荷揚げ班は、横杭1本・縦杭2本を2セット、背負子や背負籠、ザックに積み、臼沢上部から3区画目まで31セット、4区画目まで19セットを運び上げました。

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 JR東労組ネイチャークラブから参加してくれた二人も頑張りました。

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【滝のような汗を流し作業を終え休憩する荷揚げ班の皆さん】

 修繕班は超ベテランで編成しました。階段づくりはお手のもの。安心して任せられます。臼沢の森の階段を上部から12区画に分け、上から2段目のエリアを2組(3人1組)に分かれて作業を行いました。コンクリートの堰堤に掛かるスチール製階段の手すりが邪魔となり、修繕できない所がありましたが、今日は30か所の階段を修繕することが出来ました。

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 林子さんも600段の階段を登り、写真を撮ってくれました。

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 お見事!ベテランの技が冴えわたり、ご覧のとおりの立派な階段が出来上がりました。

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【達成感に満ち溢れる笑顔です。】

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 11時30分に作業を終了して下山しました。昼食時には、済賀スタッフが腕を振るった美味しい「キノコ汁」が皆に振舞われました。また、林子さんからチョコレートの差し入れもありました。

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 午後は、スタッフ・サポーター会議を行いました。ここでも、チーズケーキやお菓子が出されて今日はみんな太って帰るのでは?と笑っていました。会議は清水副代表の挨拶で、今年はコロナ禍ではありましたが、年間に延べで600人以上の人が森作業や、みちくさの舎人を担っていただいたことへのお礼が述べられました。

 参加者からは、今年一年間の森づくりについて、特に「里親植樹」「中倉山ブナ保護活動」などについて感じたこと、考えていること等を出して頂きました。また、大野運営委員から、来年の活動について新植樹地の作り方や植樹の仕方などの提起があり意見交換をしました。

 最後に、柳澤スタッフから、「一年間皆さん良くやったと思います。成果を一人ひとりが確認して、また森作業に頑張っていきましょう」と締めの言葉があり今日の日程を終了しました。

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 本日の作業参加者は、鎌田、松村健、松村宗、山本、橋倉、大野、福原、済賀、柳澤、清水、林子さん、JREUネイチャークラブから西垣、森成、筆者は加賀でした。(敬称略)大変お疲れさまでした。(報告:加賀春吾)

2021年11月16日 (火)

臼沢の森の紅葉を楽しみながら森作業に汗を流す。

 本日は11月16日。足尾・松木の8時25分の気温は6℃と寒さを感じましたが、風も無く青空が広がり穏やかな森作業日となりました。早速、薪ストーブに火を入れて「遠赤外線」で身体を温めました。

 本日の作業者は、加賀さんと筆者です。加賀さんが入れてくれたホットコーヒーを飲みながら作業打ち合わせをしました。明日から臼沢の森の階段修繕がスタートするので、階段用杭などの資材の荷揚げと道具の準備です。

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 9時前に作業開始。軽トラに背負子を積んで臼沢の森に向かいました。横杭を3本と縦杭を6本の3セットを背負子に載せ臼沢の森を登りました。生の丸太は見た目より重く、背中にずっしりときます。

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 大汗を流し階段修繕の資材を背負いながら上を見ると、紅葉するモミジが心を和ませてくれました。昼までの荷揚げを2人で57セットを、「臼沢の乙女」(シラカンバ)の先の中継地点まで上げました。上から2段目の修繕箇所に必要な階段杭の準備が完了でき、2人でほっとしました。明日は、この中継地点から更に上の階段補修地点に荷揚げします。

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 臼沢の森を後にするときに、「臼沢の森の紅葉は今週一杯かな」と会話になりました。紅葉が終わりに近づき、冬の到来が近いことを感じました。

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 昼食後に明日の作業の打ち合わせを行ないました。その後加賀さんは、取水口の確認をしてから苗床の散水をしました。しばらく雨が降っていないので苗木にとっては恵の水です。筆者は、明日の階段修繕で使用するチェーンソーの点検を行ないました。

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 本日の作業者は、加賀さんと筆者・済賀でした。加賀さん、お疲れ様でした。

(報告:済賀正文)

2021年11月15日 (月)

第9回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭への参加

 去る10月24日(日)、晴天にめぐまれた中、第9回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭が開催されましたが、昨年に続き新型コロナウイルス感染拡大防止のため、南相馬市民限定となりました。

 前日に南相馬入りした私たちは、南相馬市民でつくる「応援隊」のみなさんと一緒に、植樹祭も準備をしてきました。Cimg0017_2

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 当日は、約200名の参加で約500㎡に、常緑高木、落葉高木、常緑低木のタブノキ、スダジイ、アカガシ、アオキ、ヤマザクラ、ユズリハ等、21種類約3,000本(うち森びとから500本提供)を植樹しました。Cimg0037_2 開会式では、参加者全員で、東日本大震災で犠牲になられた方々と、いのちを守る森の防潮堤の提唱者である今年7月に亡くなられた宮脇昭先生への黙とうで始まりました。

 開会のあいさつは、市民植樹祭の実行副委員長をつとめる森びとプロジェクト中村幸人代表から、植樹の意味と震災によって亡くなられた方々の鎮魂の意味についての挨拶がありました。

Cimg0053   植樹指導は、横浜国立大名誉教授・藤原一繪先生が熱く指導していただき、参加者は早く大きく成長するよう祈りを込めて丁寧に植えていました。

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Dscn2043_2   来年こそは、全国からの参加者での第10回市民植樹祭の開催になることを祈念します。Dscn2047_2

 当日の参加者は、応援隊の皆さま、福島県FCの岩橋孝さん、岩橋恵美さん、東城敏男さん、筆者。森びとから中村代表、清水副代表、大野さん、加賀さん、済賀さんでした。

Cimg0012 (福島県FC・齋藤章)

静かに時が過ぎる晩秋の松木渓谷。

 本日は11月14日(日)、朝から足尾は快晴です。晩秋の松木渓谷を散策する皆さんの訪問を楽しみに、“みちくさ”のオープン準備をしました。9時の気温は8℃。舎人相方の弘永さんがお湯を沸かし、ストーブに火を入れてくれました。筆者は、外に森びと旗を立て、「いらっしゃいませ」のコーヒーカップを出しました。

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朝の打ち合わせのコーヒータイムには、南相馬の岩橋さん、東城さんから差し入れしていただいた菓子をいただきました。ごちそうさまでした。

午前中は、放射線量計測後に“みちくさ”のソーラーシステムのバッテリー接続、松木の杜の獣害柵点検を行うことにしました。

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 外のバッテリーボックスを開け、10日に交換したバッテリーの配線接続をしました。10年前に設置したバッテリーが劣化して充電できなくなり、直流から交流への変換機器が使用可能か不明であったため、容量は1/10程度ですが、筆者が自宅でソーラー充電用に使用しているバッテリーを仮設置しました。

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 接続後、室内の配電盤のスイッチを入れ、インバーターをON。室内灯のスイッチを入れるとLEDランプが点灯しました。回路は生きていました。一安心です。ソーラーからの電圧とバッテリーの電圧を測定し充電されていることも確認しました。陽が落ちると充電がストップするので、足尾の寒冷地で使用できる時間などを把握していきたいと思います。

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その後、獣害柵の点検に向かいました。コンテナから針金とペンチを持ち、松木の杜へ入ると、柵の上部が所々曲げられていました。サルの群れが出入りするために見張り役をするサルが腰かけた場所と思われます。

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 足もとにツヤツヤした鹿のフンが落ちていました。シカが入り込んでいることを警戒し、柵の点検をしながら見回りしました。一周し、破られた箇所は無く、シカも外に出てしまったようです。一安心です。森の中を歩いていても鳥やシカの鳴き声が聞こえません。工事も休みのため静かな松木です。松木渓谷に向かうハイカー見受けられませんでした。

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 点検を終え“みちくさ”に戻ると12時近くになっていましたので、手を洗い昼食にしました。昼食後、外にいた弘永さんから「アナグマが小屋の下に潜り込んだ」との情報を得て、しばらく様子を見ているとアナグマが顔を出しました。本日最初の訪問者です。

体長60㎝ぐらい。草むらに鼻を挿し前足で草をかき分け、虫を探しているようです。静かに見ていると足もとまでやってきました。愛くるしく、ぬいぐるみの様です。

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 2時過ぎに、ロッククライミング帰りのシニア2名が立ち寄ってくれました。話を伺うと横浜からの訪問者で、金曜夜から足尾入りし、昨日、今日とクライミングを楽しんだようです。クライミング歴をうかがうと、「20年ぐらいかな」ということで、「30歳くらいから始めたのですか」と聞くと「54歳から」という返答にびっくり。現在75歳になるそうです。シニアのパワーに驚きです。以前は奥様とアイスクライミングを楽しんでいたそうです。

「ジャンダルムの岩肌は弱く、落ちるより落石が怖い」とクライミングの難しさや「昔は緑も少なく黒い山だったが、今は緑がずいぶん増えた」と森づくりに取り組む一員としてうれしい感想を話してくれました。またのお越しをお待ちしております。

 

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 中倉山に陽が沈み、寒さも増してきたので“みちくさ”を閉舎し帰路につきました。本日“みちくさ”の訪問者はクライマー2名とアナグマでした。本日の舎人は、弘永、清水でした。

報告・清水卓(本日の放射線量0.090μ?/h)

 

 

2021年11月13日 (土)

暖かい陽ざしの中で、仲間とのうれしい森づくりと収穫祭

 10月24日に開催された「第9回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭」は、南相馬市民と準備を担う植林ボランティアのみなさんの協力により3000本の苗木を植えきることができました。鎮魂の願いを込めた植樹祭から20日が過ぎた今日(11/13)は、待ちに待った応援隊スタッフによる第1回目の作業日となりました。

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 早めの集合で打ち合わせを行いました。久々の仲間との再会となり、お互いに話も弾み楽しい打ち合わせとなりました。今日の作業は、苗場のポット苗の草取り作業と農園の菊芋と赤トウガラシの収穫・整地を行うことにしました。

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 苗場には赤い実をつけたトベラをはじめ、それぞれの苗木も大きく生長をしています。これまで松林農園代表が愛情をもって育ててくれた菊芋や赤トウガラシの最終収穫を行うため筆者と松林スタッフで行いました。コンテナいっぱいに収穫ができて笑みがこぼれます。農園の土壌はポット苗に使用した残土を活用(培養土等)しました。思いのほか大きな作物ができたことで、松林さんは「来期もこの経験を活かしていきたい」と抱負を述べていました。

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 休憩タイムでは、ホットコーヒーとお菓子をいただきながら植樹祭の感想等を出し合い意見交換を行いました。道中内さんから苗木が足りずブロックごとにまばらなところが見受けられたことや、イベント会場でのセレモニーをはじめ植樹する場合の説明も長すぎる等の意見がありました。コロナ禍で規模を縮小しての開催でもあり、来年の第10回植樹祭に向けて、役員会で気づいた点を整理し実行委員会に要望していきたいと思います。

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 苗場の苗木も年々大きく生長しているので市役所と相談・連携し補植作業に力を入れていくことも話し合いました。作業日には意見交換の時間を設け、お互いになんでも話し合える、楽しい森づくりが出来るように進めていこうと気持ちを合わせ、今日の育苗作業は終わりました。

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 終了後、松林副代表と山田事務局、東城で、来年1月に市長選挙に立候補を表明している応援隊顧問の桜井勝延事務所に激励訪問し、「脱原発都市宣言」に相応しい街づくりと「いのちを守る森の防潮堤づくり」に向けて支援・応援していくことを伝えました。桜井さんは不在でしたが、生存可能な地球環境を守るために今後も手を取り合い、市民と共に頑張っていくことを誓い散会しました。

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 今日の作業スタッフは、渡部代表、松林副代表、山田事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、原田スタッフ、佐藤スタッフ、岩橋(恵)スタッフ、筆者でした。(報告 東城敏男)

紅葉の季節に別れを告げる足尾・松木沢!

    今日は11月13日、今朝の足尾は、今シーズン一番の冷え込みかと思わせる寒さでした。駐車中の車のガラスには、霜がびっしりと張り付いていました。今日の舎人・相方は済賀さん。「早く着きすぎたので、先に入ってオープン準備をしておきます。」と元気な電話が入りました。

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 森作業の仲間を待って「みちくさ」に到着すると、薪ストーブの暖かさが春のように感じます。それでも直ぐに作業小屋に移動して打ち合わせです。告げられた作業は、臼沢の森の階段修理材料の背負い上げでした。

1636806254560_dscn7829     今日のメンバーは、鎌田、加賀、済賀、福原という剛腕・強力メンバーです。非力な筆者は「みちくさ」での舎人当番です。4人は、秋の終わりを告げるモミジのトンネルをくぐり、「A地点」(コンクリート土留めの上から2段目)まで、そこで必要な36セット(1セットは、横杭1本、縦杭2本)を運びあげてくれました。本当にお疲れさまでした。

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    「みちくさ」への来舎は、8人でした。全てが散策の皆さんで、足尾・ジャンダルム登頂の皆さんは、残念ながら時間切れのため来舎出来ませんでした。

1636806248263_dscn7824    それでも、常連となっている動物写真を趣味としている大沢さんと長い時間話しができました。そして館林から来られた「あけまる」さんとは、祖父が松木村の「星野さん」ということが話されました。父親は死の直前まで出自について話をしなかったと言っていました。「また必ず訪れる」と、約束をして帰って行きました。

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    最後は、足尾の山々を愛するUさん。Uさんならではの中倉山の様子を伝えていただきました。

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     臼沢の森は、いまだ輝いた空間を創っていますが、森びと広場の桜はほとんど葉を落としました。厳しい寒さを伴って冬が近づいて来ている松木沢です。

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 本日の森作業は、鎌田、加賀、福原、舎人は済賀、筆者・橋倉。放射線量は、0,115μ?でした。(報告 橋倉)

2021年11月12日 (金)

森の恵みに感謝し、厳しい冬に備えます。

 先日、テレビニュースでシベリアなどの永久凍土が予想以上に溶け始めていると放送がありました。温暖化で氷雪が減ると太陽光を吸収しやすくなり、気温上昇が加速すると考えられており、温暖化のスピードが増しているとことに危惧をおぼえます。日々の暮らしの中で節電に努めるなど、出来ることをしていきます。

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 気象庁は11月10日、10月はラニーニャ現象が発生しているとみられ、冬の終わりまで続く可能性が高いと予測しています。これまで、ラニーニャ現象が起きた冬は気温が平年より低くなったり大雪になったりしたことがあるため、気象庁は今後の気象情報などへの注意を呼びかけています。秋田の地でも冬を迎える準備をしています。タイヤも冬タイヤに交換して来年3月まで冬の時代です。

 実家に戻って柿の木を見ると実がたくさんついています。今では取る人もなく小動物や鳥のえさです。活用できず残念です。森林のおかげで水は豊富にあり、今年も良米が出来ました。米の味は水だと思います。

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 森林に感謝です。ナメコもきくらげも多く取れました。今年も桜のホダ木を切り、木を活用して食卓に色を添えます。

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 写真の渓谷は地元の阻谷峡(そやきょう)です。今年も紅葉はあまり良くありませんでした。気温が高いのだと思います。

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(秋田県FC・船木藤典)

 

2021年11月10日 (水)

紅葉のトンネルの中で森作業に汗を流す。

 今日の足尾は晴天です。朝8時30分にゲートに着くと、新たな植樹地に使う獣害防護柵を搬入するための運送屋さんが到着していました。早速、森びと広場に誘導して荷卸しを行いました。

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 荷卸しがスムーズに終わり、コーヒーを飲みながら作業の打ち合わせを行いました。本日の予定では、臼沢西の森の里親植樹の苗木が枯れたところがないかの点検でした。臼沢の森の15年間使った階段が朽ちてきており、補修を17日から行います。そのため、事前に杭を荷揚げしなければなりません。作業を変更し杭の荷揚げをすることにしました。杭は横杭が1本、縦杭が2本で1セットです。3セット9本を背負い紅葉のトンネルの中を、久しぶりの大汗をかきながら一歩一歩ゆっくりと登って、途中の「臼沢の乙女」と名付けたシラカンバの木の少し上まで運びました。

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 午前中の作業で、33セット99本の杭を運ぶことが出来ました。午後の作業は、下にある残りの杭を臼沢の森入り口まで、ダンプの軽トラで運ぶことと、清水さんからの要請で、遊働楽舎「みちくさ」の太陽光発電のバッテリーの交換をする作業をすることにしました。

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 下に仮置きした杭は全て臼沢の森入り口まで運ぶことが出来ました。

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 この古いバッテリーは、70㎏もあり二人で持っても腕がしびれ、腰にグッとくるものがありました。新しいバッテリーを設置しましたが、まだ線は繋いでおりません。14日に電気工事をする予定です。

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今日の作業は、これで終了です。ジャンダルムも陽が沈み中倉山の影が覆いかぶさってきました。

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 本日の森作業は、鎌田、清水、筆者加賀が行いました。(報告:加賀春吾)

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