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2021年11月の30件の記事

2021年11月 9日 (火)

自粛生活の閉塞感を和らげる木々に感謝

 立冬が過ぎ、めっきり日も短くなりました。千葉県でも朝夕の気温差が肌にしみてるようになりました。「文化の日」に気分をリフレッシュしようと、夫婦で自宅近くの稲毛の海岸を散策してきました。肌寒い秋を見つけようと出かけましたが、その気配はなく、海風を巧みに利用してセーリングを楽しんでいる人達、海岸の遊歩道をジョキングしている人たちが大勢みられました。Photo_4 さらに、足を延ばして春に訪れた「泉中央自然公園」に行き、植樹した木々たちを見てきました。植えた木々は樹高3㍍位に伸び、周りの森に溶け込んでいました。カエデ類の葉が赤色や黄色に染まり、池の水面にはその輝きを映し出していました。池にはカモが泳ぎ、紅葉を楽しんでいるようでした。まるで絵画を見ている気持ちになりました。Photo_5

Photo コロナ感染拡大が落ち着いていますので、自粛生活での閉塞感を和らげてくれたのが木々でした。生きていく過程で木々の働きを、改めて有難く思っています。Photo_6Photo_7 また、その恩返しのようになりましたが、先月行った南房総の「花嫁街道」の修繕と、台風で倒れた材でベンチを設置したボランティアが夫婦の気持ちを豊かにしてくれています。そのようなことを語り合える散歩ができることに感謝です。1
(千葉県FC・武田芳明)

2021年11月 8日 (月)

南相馬市から感謝状をいただきました

 本日、福島県南相馬市から感謝状が届きました。これは、東日本大震災から10年の節目に際し、南相馬市民や市内の団体に対し支援をした方々が対象となるようです。本来は11月3日に南相馬市で市民が参加する感謝状贈呈イベントが開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、残念ながら延期となりました。

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 2011年4月から会員に呼びかけをして岩手県、福島県、宮城県に復興の応援をしました。

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    2012年NPO法人での第7回通常総会において、南相馬市の進める復興事業計画を応援することを決定し、海岸防災林や森の防潮堤づくりがスタートしました。

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 桜井勝延市長(当時)には、「足尾・ふるさとの森づくり」に参加をしていただき、苗木を提供していく目録を手渡しました。

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Cimg2734 2013年10月6日、第1回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭が開催されました。相馬農業高校農業クラブの生徒、南相馬市民と一緒に前段に宮脇方式の森づくりについて学ぶ市民サポーター養成講座を開催し、森びとインストラクターと一緒に、植樹祭の参加者への植樹方法をレクチャーを力強く行ってくれました。

1562_1 2015年2月に「南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊」(通称:応援隊)を発足しました。市民が中心となって植樹祭の準備、植樹後の育樹、各地から届く苗木への撒水や草取りを行うことになりました。初代代表の西銑治さん(左)、現代表の渡部俊一さん(中)、事務局の小川尚一市議(右)。

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 JR東労組の皆さんは組合員・家族がどんぐりを拾って、3年間ポット苗で育てたものを毎年南相馬市に嫁いでくれました。

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 また、組合員の皆さんが市民植樹祭や草刈りにも来てくれました。植樹祭会場の草刈りは最低3年間は必要となります。応援隊の皆さんが市役所と連携をして草刈りを開催し、毎回150名以上の市民が参加をしてくれるようになっています。

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 植樹祭実行委員会では、震災や津波そして原発事故で犠牲になられた方々への追悼と鎮魂を捧げ、復興への祈りを願う場としての献花台の設置を要望し、実現しました。金子恵実衆議院議員(下)には草刈りにも参加をいただいています。

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 現在の2013年の第1回植樹祭会場(下)です。すでにヤマザクラの樹高は4mを超えています。幹回りは30cmほどにまで成長しています。

Photo_13 今回の感謝状は、森びとプロジェクトだけではなく、この間協力をしていただいた森びとの会員の皆さん、現場で活動を担ってくださっている応援隊の皆さん、植樹祭での植樹指導を担ってくれた森びとインストラクターの皆さん、地元相馬農業高校農業クラブの皆さん、市民サポーターを担ってくださった市民の皆さん、前段準備や草刈りに協力をして下さったボランティアの皆さん、苗木づくりをはじめ協力をしていただいたJR東労組の組合員・家族の皆さん、活動を支えてくださったイオン環境財団のお陰と思っております。本当に心から感謝申し上げます。今後もお力添えをいただきながら、これまで同様南相馬市のいのちを守る森の防潮堤づくりを応援していきます。(報告:運営委員 小林敬)

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冬支度する静かな足尾・松木沢で森と暮らす心得を学ぶ

 足尾に向かう途中の7時半過ぎても「いろは坂」に向かう渋滞はありませんでした。今日の舎人は最年長の鎌田さんと筆者。「みちくさ」には午前8時半に到着、天気は晴、気温は10.4度でした。足尾ダム駐車場は満杯、道路には車が溢れていました。なのに、みちくさ前の道を通る人影なし、どうやら車の皆さんは中倉山方面ですか?117 みちくさ周辺には動物の姿も見えなく、生きものの鳴き声すら聞こえませんでした。聞こえるは鎌田さんが操縦する刈払機エンジン音のみでした。非常に静かな松木渓谷でした。午前10時過ぎにジェット機の音が聴こえ、快晴の青空を見ると飛行機雲が一本。再び立冬過ぎの静寂な松木渓谷入口。Am10 昼食後、50代の御夫婦が来舎です。トイレと外テーブル利用の申込でした。御主人は初の足尾、奥様は子供の時に家族で来て以来の訪問でした。「足尾は良かった」という奥様の言葉で松木沢行き決めたそうです。少しの時間、色々と話し合い、出発する時に森びと手拭い(藍色)お買い上げいただきました。2人は自転車で松木川の上流へ向かって行きました。Photo 3人目の方は千葉県の田口さん。ここでは常連の方です。【みちくさ動物アルバム】に多くの写真を提供して頂いています。アルバム主人公は松木渓谷に出没する動物たちです。今日は狙っている猛禽類が過去最大で撮れたと喜んでいました。Photo_2 来舎4人目の方は佐野市の荒井さん。大きなレンズ装着のカメラを手にしていました。野鳥や動物の撮影で山歩きしているそうです。当団体の植樹活動を説明すると荒井さんから興味深い話が飛び出しました。荒井さんの本業は野菜農家、人参の生育が悪く、あれこれ試すも効果なし。今年、初めてトラック2台分の広葉樹の葉を畑に投入すると人参は順調に育ったそうです。それ以外のホウレン草やキャベツも驚くほど育って、規格外の大きさになり、スーパーで特売すると、即、完売したそうです。私は、土の重要性を改めて知りました。Photo_3  来舎5人目の方は林子さん。動物やカメラに詳しい当団体メンバーです。その時、千葉県の田口さんが「みちくさ」に寄ってくれましたので、3人で足尾松木沢の生きものが話題になり、生きもの達の識別法を知ることができました。私は空を見上げる楽しみが増えました。Pb050795

 まもなく冬です。「臼(うす)沢の森」の獣害防止や階段修繕が森作業の最重要課題。動物たちも命懸けです。植樹している我々も必死です。お互いの知恵を比べ合う生存競争がし烈になります。勝ち負けの問題ではなく、私たちはうまく共存するにはということを考えながらの作業になります。

 みちくさ内では数々の写真を展示しています。中倉山【孤高のブナ】【田中正造】【動物たち】など。閲覧や見学は無料です。自由にご覧ください。本日の舎人は鎌田、弘永(筆者)でした。(本日の放射能線量は0.098μSvでした)

2021年11月 6日 (土)

立冬前の小春日和のもとで秋の恵みを満喫できた足尾松木沢

Photo  立冬前日の足尾の朝の天気は小春日和でした。足尾ダム駐車場は満車で、道路には駐車してある車が列をなしていました。足尾の自然を満喫したい方々が、中倉山登山や足尾グランドキャニオン方面へ目指している様でした。Photo_2   ススキが輝いていましたPhoto_3 午前中は、昨日の森作業の続きを松村宗さん、福原さん、髙橋さんが行いました。私は「みちくさ」オープンの準備を整えた後、その作業に合流しました。Photo_4 Photo_5 Photo_6 Photo_7 作業は「みちくさ庭園」内のアジサイを猿の食害から護るためにアジサイを漁網で覆いました。作業をしていると「みちくさ」に寄ってくれた方がいましたので、コーヒーをご馳走しました。塚原さんという男性は「ここに来るのは4回目です」と言って、笑顔をみせてくれました。Photo_8 昼食後には家族連れの皆さんが「みちくさ」に立ち寄ってくれました。足利市から来た親子は「10頭くらいの鹿の群れを見ることができました。糞は丸い形をしていました。」、「コーヒーが美味しかった」、「市植樹活動に参加したいです。来年の里親植樹には3名が参加します。」と言ってくださり、その会費まで預けてくれました。また、コーヒーのお礼ですと言って、寄付もしてくれました。Photo_9  直後には、野木町から来た親子5人が寄ってくれました。「みちくさ」で少し休んでから、記念写真を撮って帰路につきました。Photo_10  今日は、南相馬市で森の防潮堤づくり応援をしている市民の「応援隊」の東城さん、岩橋さんが2年ぶりに足尾入りをしてくれました。2人を歓迎してくれたのは、秋晴れと木々の秋の装いでした。Photo_11 Photo_12 松村宗さん、福原さんと高橋さんが、足尾・松木沢の紅葉の輝きを案内してくれました。私たちが育てている木々の生長を見た二人はその美しさと香り、踏みつける落ち葉の柔らかい音にため息をついていました。Mm Photo_13 Photo_14     寒桜が咲きましたPhoto_15レンギョウも咲いていました。驚きです。
 本日の舎人は、高橋さんと大野でした。(本日の線量は0,103μ?)

2021年11月 5日 (金)

自然に逆らわない生活の知恵を現代の暮らしへ

 足尾の森作業に行くと何時も美味しい水が飲める。その水は日光市内の湧水で、先輩スタッフが毎回持参してくれる。Dsc_1303 私の住んでいる府中市を流れる多摩川の源流「水千」は、山梨県甲府市塩山の笠取山山頂直下にあり、その山はミズナラやブナの森である。東京昭島市を走る青梅線の東中神から拝島駅前に設置されている無料給水スポットがある。地下深くから汲み上げられた「深層地下水」で、水のおいしさの理由は分厚い砂利層にある。砂利層は地下水が流れ込める地層で川の流れによって造られ、地質は関東ローム層や粘土層が連続した後、深さ80m付近から50mに及ぶ砂利層によって構成され、深層地下水100%の美味しい水を住民は享受している。Dsc_1298 その深層地下水を汲み上げた府中市郷土の森の林内には、埋蔵文化財の発掘調査で見つかった「まいまい井戸」(まいまいはカタツムリの事で井戸の形がその殻に似ていることから呼ばれている)が有り、先日、散策した。176281 渦巻き状の道を降りて水を汲む方法で想定復元されたもので、多摩北部地域から埼玉県西部に多く見られ、同様な構造を持つ井戸は伊豆諸島や群馬県の大間々扇状地などに存在しているという。起源は明らかではないが平安時代のものと言われ、生活に欠かせない生活水の確保にゆるまない努力が費やされてきた歴史を学ぶことができた。森が蓄える水量と地下水の供給量で私たちの生活が維持されていることを改めて感じられた。Mizuhi1 当ファンクラブの活動のヒントにできないかと考えつつ、林内を去った。(東京FC・松井富夫)

来年から始める新しい森づくりを土から考えてみました

Pb050755 今日の足尾は天気予報通りの秋晴れでした。朝の気温は10℃、ストーブに薪を入れて本日の作業準備。午前中は来年から始める植樹方法の考え方を固める土壌観察です。運営委員・井上さんとその友人の田中さんの協力を得て、土壌条件の違いごとにどんな木を植えて、その生長の具合を観察する前提的なことを掴みとる作業です。Pb050763 Pb050767 2人が到着する前には、高橋さんと鎌田さんが「みちくさ庭園」に植えたアジサイの幹がサルに食べられない対策をはじめていました。Pb050774 Pb050775 Pb050781 10時、二人が到着し、作業内容の話合いを行った後、現場へ向かいました。河川敷、岩と石と砂が多い土壌、土が少なく砂が多い土壌、砂が少ない土壌等の水分量、水や空気の流れ具合を考えつつ、土壌を調べました。Pb050792 午後、二人には「松木の杜」、「新松木の杜」、「民集の杜」の木々の生長を観てもらいました。鎌田さんと高橋さんは午前中の作業を続けてくれました。Pb050760 Pb050758            リンドウの紅葉

 3時頃、全員で本日の感想を出し合い、感想は運営委員会へ提案する内容へ反映させることにしました。茨城県から来てくれました田中さん、長野県から来てくれました井上さん、本日はお疲れ様でした。また、森作業をしてくれました鎌田さん、高橋さんお疲れ様でした。(報告・大野昭彦)

2021年11月 3日 (水)

秋晴れの下で、足尾『中倉山のブナを元気にする恩送り』を開催!

 本日11月3日(水)、足尾『中倉山のブナを元気にする恩送り』を開催し、森びとスタッフと森ともの皆さん28名で「無言の語り木」“孤高のブナ”に元気を届ける活動を行いました。新型コロナウイルス感染者数が減少傾向にありますが、感染予防に努め取り組みました。

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 足尾ダムゲートに7時に集合。久蔵川にかかる橋を渡り、「足尾に緑を育てる会」にお借りした広場に参加者の車を駐車させていただきました。

 そこから、登山口を目指し、仁田元川沿いの道路を1時間ほど歩くと登山口に到着。森びとスタッフが出迎えてくれました。天候は秋晴れとなり、絶好の登山日和となりました。

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 登山口でブナの根を保護するための黒土10ℓ1袋と植生袋2枚を参加者に持っていただき、コロナ感染予防のため、少人数のグループに分けて距離を保ちながら中倉山山頂を目指しました。地上スタッフを除く24名でブナを目指しました。

 

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  つづら折りの登山道を登ると木々の葉も色づき、足もとには落ち葉が積もり始めています。枯葉で足を滑らせないように注意しながら登りました。こまめに休憩を取り、水分補給をしながら登りました。

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 登りはじめて1時間、最初の尾根に到着し小休憩をとりました。南の山々の斜面は紅葉のピークは過ぎたようですが、黄や赤が点在し、遠くには頂が雪で真っ白な富士山を眺めることができました。木々の彩を楽しみながら登り続けて2時間。10時に中倉山の尾根に到着しました。煙害に耐え、現在は気候変動に耐え生きる「無言の語り木」“孤高のブナ“が私たちを待っていました。

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 24名の参加者が全員到着し、リュックから黒土の袋を取り出してもらい、済賀スタッフ、鎌田サポーター、矢野さんが植生袋づくりのデモンストレーションを行った後、2人一組となり植生袋に黒土を詰めました。30枚の植生袋をブナの北斜面の土壌がむき出しとなっている場所に張り付けました。

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 2018年から張り付けた植生袋は周りの笹や草と一体化しており、根で土壌を押さえています。

 ブナの根を守るため登山ルートに張っている麻ロープが劣化し、所々切れており、大塚さんと小川さんが張り替えてくれました。

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 ブナを見ると葉を落とし始め、冬に備えているようです。枯れた枝も見受けられ、厳しい環境下で耐えるブナの「叫び」が聞こえてくるようです。

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 遠目にブナを眺めると、ブナの生える北側に草のエリアが広がっていますが、東西の北斜面は崩壊が止まらないようです。日光森林管理署の徳川署長、伊藤森林官に斜面の状況を見ていただきましたが、まだまだ崩壊地は広く、市民やボランティアの努力には限界があり、国有林を管理する林野庁や自治体など行政が「本気」になり、崩壊地の土砂の流失を止め、緑化していかなければならないと感じました。

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 作業終了後、全員で集合写真を撮影しました。その後、徳川署長からご挨拶、参加者から感想をいただき、森びとを代表して副代表の清水からお礼を述べました。

 

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  早めの昼食をとり、11時に下山を開始しました。尾根伝いを戻り、ツツジのトンネルをくぐり抜けていきます。

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 北側の松木川沿いに目を向けると、森びとプロジェクトの植栽地、臼沢の森や松木の杜、民集の杜の木々が色づき、一幅の絵画を見るようです。森の中では落ち葉を食べ分解する土壌動物が忙しく働き始め、冬に備え木の実を食べ、命をつなぐ動物たちの営みもおこなわれていることでしょう。

まだまだ荒廃地は広く、温室効果ガスの吸収源であり、いのちの源でもある森づくりは世界的な取り組み課題です。英国グラスゴーに各国の首脳が集まり「国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)」が開催されました。(10月31日~11月2日)温室効果ガス排出削減と同時に、吸収源である森と海を元気にする政策目標も一致させて欲しいと願います。

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 12時30分に登山口に到着。登山口に待機している加賀さんから参加者の皆さんに冷やした紙パックのジュースが配られ、乾いた喉を潤しました。

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 本日の「中倉山のブナを元気にする恩送り」参加者の車を止める駐車スペースを提供していただきました「足尾に緑を育てる会」の皆さま、横断幕作成に協力をいただきましたJREU大宮の皆さま、同行していただきました日光森林管理署・徳川署長様、伊藤様、共同通信社・鰍澤様、大変ありがとうございました。本日参加していただいた皆さま大変お疲れ様でした。

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 本日の参加者は、徳川さん、伊藤伸さん、鰍澤さん、野澤さん、福田さん、伊藤典さん、木村邦さん、目黒さん、鎌田順さん、荒川さん、ザイさん、カエルさん、矢野さん、木村有さん、鈴木さん、山田さん、山内さん、大川さん、鎌田さん、大塚さん、橋倉さん、加賀さん、小川さん、弘永さん、坂口さん、済賀さん、そして筆者でした。(報告・清水)

 

緊急事態宣言解除、賑わいが戻り始めた?足尾・松木沢

   今朝9時30分の足尾の天気は晴れ、気温は17℃でした。日光ICから渋滞となり、ノロノロ運転となりましたが、紅葉を楽しみながら足尾に向かいました。

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   足尾に着くと、中倉山ブナ保護のお手伝いをされていた加賀さん、橋倉さん、坂口さんがみちくさを開いてくれていました。

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 最初の訪問者は、日光市から来られた女性。「いい天気に恵まれ、ひとりで松木に来てみた。途中で「みちくさ」さんで一休み。いろいろなお話を聞くことができました。荒れた山に木を植えてくださっていると。頭がさがります」とノートに書いて下さいました。ぜひまたお越し下さい。

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 加賀さん、橋倉さん、坂口さんは松木の森にあるサクラに獣害防止のための幹ガードを捲きました。

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 松木の森の様子です。

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 みちくさ広場にも赤や黄色に染まった紅葉と緑の木々がキレイです。20211103_110613

 今日は陽気が良いため、松木沢を目指すハイカーが目立ちました。トイレを利用される方は多かったのですが、訪問者は少なかったです。また、ベンチでランチをされる方が2組いらっしゃいました。みちくさの庭には猿がひなたぼっこに訪れていました。20211103_131641

 2組目は茨城県牛久市から来られた榎本夫妻。同郷のスタッフ・済賀さん曰く、ご主人は森づくりに携われている方だということでした。ぜひまたお越し下さい。

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 その後、林子さん、そして中倉山から下山された大塚さん、清水さん、済賀さん、共同通信の記者さんが来てくれました。お疲れのところありがとうございます。

 緊急事態宣言が解除され、外出する機会も増えることと思います。今週いっぱいは紅葉が楽しめそうです。みちくさも今年は11月で閉舎します。感染症対策をされて、足尾・松木沢にお越し下さい。

20211103_093703_2 本日の舎人は加賀、小林。放射線量は0.103μSv/hでした。

2021年11月 2日 (火)

足尾の森は紅葉真っ盛り

 足尾に向かい、日足トンネルを抜けると「わぁ~、キレイ!!]と声が出るほどの紅葉が目に飛び込んできました。先月27日に来た時には「まだまだだなぁ」と思っていたのですが、赤や黄色、緑のコントラストが見事に朝日に映えていました。Img_2508Img_2506 Img_2510今日の作業は、17日から始まる臼沢の森の階段の修理のための横杭200本、縦杭400本の搬入があり、荷卸しと明日の中倉山「無言の語り木」(孤高のブナ)を元気にする恩送りの準備をすることです。運搬の車が予定より早く到着したので打ち合わせも無く直ぐに作業に入りました。濟賀さんの提案で臼沢に運ぶのに便利なように、直接軽トラックに降ろして貰いました。

Img_2516 Img_2518 軽トラに積めない残りの杭は、黒土置き場の横に置きました。その後、軽トラの分を臼沢の入り口まで運び、パレットを敷き、杭を手作業で降ろしました。

Img_2523 Img_2528 Img_2530 午後は坂口さんも合流し、明日の中倉山ブナ保護の準備です。10ℓの土と植生袋2袋をビニール袋に入れたもの11セット、土を半分にしたものに植生袋1袋を入れたもの8セットを作りました。その他、植生袋を打ち付けるペグ、ゴムトンカチ、駐車場と登山口の目印となる「森びと旗」、背負子などを濟賀さんの車に積み込みました。

Img_2539 Img_2543 本日の作業はこれで終了ですが、杭が思ったより太く、臼沢への荷揚げには苦労しそうだなと濟賀さんと顔を見合わせ、臼沢の森を見上げました。

Img_2544 Img_2547 本日の作業スタッフは、濟賀さん、坂口さん、筆者でした。(報告:加賀春吾)


名取市の小さな「森の防潮堤」の機能を実感したい

 東日本大震災から10年の今年、津波被害から少しでも命や生活が助かる森をつくろうと始まった名取市の森の防潮堤づくり。私たちは「いのちの森」と称して苗木を植えて、育樹活動を継続しています。Dsc01082 その樹木は二酸化炭素を吸収しながら生長していますが、新緑や紅葉の時季には私たちの目や心を癒してくれています。今は、落葉樹の葉が色づき始めました。

Dsc01086 やがて葉を落として、寒風吹くこの地で厳しい冬に耐えていかなければなりません。落ち葉は土壌分解動物に分解され、砂と塩分が混じる土に栄養を恵んでいます。Dsc01084 今年は初めてヤマグリが実を付けてくれましたが、最近、森に入ってみるとその実は無くなっていました。食物連鎖が始まっていることを実感できていることを実感できました。12月1日には、当ファンクラブの仲間達とこの森の観察会を予定しています。改めて、森と生きる私たちの生存を考えてみようと思っています。(宮城県FC・林雄一)

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