カテゴリ「ふるさとの森づくり」の1777件の記事

2020年1月21日 (火)

足尾・中倉山にかかるガスのメッセージ!?

Photo          山頂が見えない中倉山

 天気予報で17日の夜は雪が降るというので、翌日は雪景色を写真に撮ろうと思っていた。朝、窓から外を見ると白くなかった。フロントガラスも凍っていなかった。足尾・松木沢に向かうと、地面が温められて中倉山の頂上は上の写真のようであった。

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Photo_3  自宅に帰り1週間分の新聞を読んでいると、「クジラが消えるアラスカ」、「豪 止まらぬ山火事」という見出しが目に留まった。「クジラが消える・・・」の記事では、アラスカ州のカナダ国境近くの湾に棲息していたザトウクジラが2年前から消えてしまったと言う。100頭近いクジラたちが突然ゼロになってしまった。研究者によると、熱波の原因で海水温が上昇し、オキアミやニシンがいなくなってしまったからだという。濃緑の森が育てたプランクトンが約1千の小島から海に流れているが、動物プランクトンが生きられない海になっているようだ。

Photo_4      銅の精錬過程で出された滓(足尾のカラミ)

 氷の減少は気温の上昇をもたらすが、アラスカの都市アンカレッジでは、昨夏、観測史上最高の32度を記録した。熱波(ブロブ)は収束したものの、再発生しているという。

Photo_5           春を待つミツマタ

 3月頃のガスを思い起こす中倉山の写真(上)と鹿たち様子は、“可愛い鹿たちだ”、“雪が少なくスキー場は商売あがったりだ!”という人間の都合だけで見ないように気を付けたい。(理事 高橋佳夫)

2020年1月17日 (金)

いつもの鳥たちの声が聴こえない寂しい暖冬の森作業

今日の朝の気温は-1でした。天気は曇り、時々青空が見え隠れした無風の一日でした。

Photo 「臼沢の森」

 今日は作業打合わせをする前にひと仕事をしました。獣害防止のスチール製の柵が納品されました。品物は京都から運ばれてきたのでトラック運転手の疲労を少しでも軽くしてやろうと、トラック到着後すぐに、荷卸しをしました。テキパキとした運転手の作業に脱帽でした。

Photo_2  10時から簡単な作業打合せを行い、昨日の続きをしました。午前と午後で約500袋の培養土を運び揚げました。

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Photo_5  土留め用の縦杭を片づけていると、テントウムシが群れて暖を取っていました。寒そうでした。今年は冬鳥のカワラヒワの姿があまり見ることがありません。餌が少ないのかと思ってヤシャブシの林を見ると、例年の様に枝に実が付いていません。一本のヤシャブシにポツポツという程度でしたので、カワラヒワの餌が少ないから姿が見えないのだろうと思いました。

Photo_6  鳥たちにとっては“ヤシャブシ食堂”の他店へ移動して行ったのでしょう。そんなことを話しているうちに太陽が中倉山に隠れましたので、本日の作業を終了しました。作業は、加賀、小川、福原そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2020年1月16日 (木)

小春日和ではないかと勘違いする日の足尾・松木沢の森作業

 朝8時半の気温は1度、青空が足尾の山々の稜線に積もった雪を鮮やかにしていました。足元からは霜柱が融ける音が聴こえ、3月上旬の陽気を感じさせる穏やかな朝です。

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Photo_2 中倉山の頂上

Photo_3  スタッフが集合する10時までに、小屋の掃除とストーブに薪を入れ、小屋を暖めました。今年最初の森作業、沢水が涸れている様子を見てきました。周囲のヤシャブシの枝にはホオジロが日向ぼっこをしているようでした。「みちくさ庭園」のヒガンバナの葉は輝き、ミツマタは春を待っているようでした。

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Photo_5 ヒガンバナの葉

Photo_6  スタッフ全員が集まった所で打合せ、作業は柳澤スタッフが運んできた「みちくさ」屋根の雨漏り防止の材料を降ろした後に、「臼沢西の森」用の培養土を運び揚げることにしました。まずは現地を見て培養土の置き場所を確定。昼食を挟んで軽トラ2台で運び揚げました。

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Photo_10  昼食時間には林子さんが撮影に来てくれました。今日の撮影は森作業の様子を動画と静止画用ということでした。

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Photo_12 カワガラス

 今日は風もなく、松木川周辺では鹿ものんびりと草を探し、カワガラスは巣作りをしているようでした。15時頃になると太陽が中倉山に隠れ、陽が消えると急に冷えてきますので本日の作業は終了です。本日の森作業は、鎌田、山本、柳澤そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2020年1月14日 (火)

美しい雪景色の中での森作業!

 けさの松木沢の10時の気温は1,5℃。夜半に雨から雪に変わった後の足尾ダムゲートからの雪景色は本当に美しい風景でした。

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 森びと広場は1㎝の積雪で白い世界でした。中倉山の裾野は松木川まで雪に覆われ、その向かい側の臼沢の森は、ほんのりと薄化粧をしているようでした。

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 今日の森作業は11日の申し送り事項で、松木の杜西側の食害防止ネット強化の作業でした。鹿が斜面を利用しハイジャンプをしかけて、松木の森に侵入を図ります。壊されては直し、直しては壊される事を延々と繰り返してきました。できるだけお金をかけないで、それでも効果が出る対策を行ないました。必要無くなった材料を活用し、高いネットを張り巡らしました。

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 鎌田スタッフいわく、「これを飛び越える鹿はオリンピック新記録だね!」と。ネットが足りず完成には至りませんでしたが、20m以上も柵の補強が出来ました。

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 帰り際に3頭のシカが通行を妨害して退きません。食事場所への侵入口を塞がれた腹いせかもしれません。それともタイヤに付着して落ちた塩分を舐めているのでしょうか。

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 今日の作業は、鎌田スタッフと筆者・橋倉でした。

2020年1月12日 (日)

自然の大切さと厳しさを実感しながらの森作業

 新年を迎えて間もない1月11日の足尾・松木沢、10時の気温は1,5℃でこの時期にしては暖かい。中倉山などの高い山は雪に抱かれているが、臼沢の森は芽吹きを待つ早春の雰囲気を見せている。Dscn6675_2

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 昨日の森作業は、8日夜半に暴れまわった強風の後始末が主なものでした。一つ目は、作業小屋の前の薪にかけておいたトタン板2枚の捜索だった。発見されたのは、下のビニールハウス脇と松木の杜に架かる橋の下でした。おまけに、橋の上にかけてあった金属製の渡り板も飛ばされ落下していた。

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 二つ目は、松木の杜のシラカンバにまいた幹ガードの多くが風でなぎ倒されていた。松木渓谷の風の強さを舐めてはいけない。

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 一番の悩みは、散水作業に欠かせない水が枯れてしまっている事。既に一カ月近く続いている。昨日も朝一番に福原スタッフが見に行ったが、沢筋には一滴の水も流れていないという。沢水が涸れているのは初めてのことで、沢筋にブナ等の落葉広葉樹の森があればこの様ことにはならないだろうと思わずにはいられない。現在、散水用のタンク3本のうち1本が空となったので、水を無駄にせずにジョウロで散水をしている。

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 休息時間に私たちはこの状況について話し合った。結論は、①各家庭から散水用の水を持
ち寄る。②松木川から汲み上げる。(関係個所に打診が必要)となつた。
②の案が可能かどうか?確かめてみた。取水はなかったものの可能であることが分った。

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Dscn6669_5中倉山に太陽が隠れると急速に気温が下がり、”暗くならないうちに早く帰りなさい”とせかされるこの時季。スタッフは青空に紫色した足尾ジャンダルムのシルエットに別れを告げ帰途についた。

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本日の作業は、松村(宗)、小川、福原の各スタッフと筆者でした。(報告 橋倉喜一)

予測不可能な最悪事態から逃れる森の備えを考えた森づくり

 15年前から苗木を植えている足尾「臼沢の森」は栃木県が土砂流出防備保護林に指定されている。生きものたちのゆりかごになりつつある森に育っていると実感できるが、県に指定されている森の機能としてはいかがなものか。

Photo     エナガの囀りに耳を傾けて

 森づくり運動の第2ステージの幕開けと言ってもそのステージを描かなくては運動を始めることはできない。「臼沢の森」に入ると林床は苔が生長しているが、草は一本も生えていない。異常気象によって大雨が降ると、土壌が雨に削られ、表土が流されてしまうのではないかと心配している。

Photo_2  森の機能に関しては県に問い合わせてみるが、森づくりの第2ステージは森の機能面から育樹活動を考えていきたい。自然界の競争に任せればよいだけでは済まされない気がする。想定外の大雨が降るという気配を感じつつ、太陽の光が射し込む空間をつくって林床が賑やかになってほしいと願う。

Photo_3       足尾町の夜景(写真:林子さん)

 私たちは学問や理論の世界だけでは生きていけない。予測不可能な事がやってきても、最悪な事態だけからは逃れられる備えをしなければならない。森づくりの現場に立って草木の葉音に耳を傾けながら考えたい。第2ステージづくりの一歩へ。(理事 髙橋佳夫)

2020年1月11日 (土)

脱原発・復興鎮魂を願う植樹祭でお会いしましょう

Photo  あけましておめでとうございます。上の写真は南相馬市原町区南萱浜第5回植樹会場の初日の出です。気温はマイナス1度、潮風は弱く良い天気でした。

Photo_2  昨年4月は6年前に植えたヤマザクラの花が咲きました。鹿島区南右田の第1回植樹会場で初めての観察会・観桜会を開き、参加者した応援隊会員、市職員、市民を含め25名で自然の恵みに感謝しました。

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Photo_4  私たちは昨年も森の防潮堤の育樹作業や鎮魂復興市民植樹祭事前作業と植樹祭サポート等を楽しく行ってきました。嬉しかったことは、市役所職員、市民、県外のボランティアの皆さんが毎回100名以上も参加してくれたことです。ボランティアの皆さん、ありがとうございました。

Photo_5  今年の目標は、第8回鎮魂復興市民植樹祭の成功はもとより、地球温暖化防止にも向き合っていきたいと思います。スウェーデンの環境活動家のグレタさんのメッセージに南相馬市から応えていきたいと思っています。「文明の岐路」に立っていることを感じとり、市民ができるアクションがグレタさんに応えることだと思います。

Photo_6  ところで1月6日、9年ぶりに常磐線富岡駅~浪江駅間の不通区間が開通し、特急電車が試運転されました。3月14日から営業運転です。待ちにまった運行ですので、少しでも復興に結びついてほしいと願っています。今年の第8回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭は6月7日(日)に開催されます。私たちは脱原発を願う皆さん、鎮魂復興を願う皆さんとお会いできることを楽しみにしています。(応援隊 岩橋 孝)

2020年1月 9日 (木)

雪との戦いは辛いけれど、命に欠かせない恵みでもある雪

 世界中の国々が気候変動によって暮らしが脅かされています。今年の日本の雪国では積雪が少ないので冬の暮らしに支障がでています。雪と向き合ってきた方々にとっては、喜びとともに不安を感じているそうです。

3  私たちは、福島県只見町布沢集落の皆さんから集落の文化を学んでいます。窓口になっている刈屋さんからメールが届きましたので紹介します。

Photo         本日(9日)の布沢集落

「おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。“森の里ふざわ”に生まれて76年、正月に積雪10cm以下というのは初めてのことです。雪との戦いのない冬は夢に見てきましたが、その原因が地球温暖化であるというならば喜んではおれません。経済優先、アメリカ追従の安倍政権を一日も早く打倒しないと人類が滅亡してしまう。夏に大洪水や干ばつが襲ってこなければ良いと祈るばかりです。散歩してきた今日の布沢の写真を送ります。5月の「熱血サムライ井戸端会議」(仮称)を楽しみにしています」。

Photo_2          例年の布沢集落

 刈屋さん、メールありがとうございました。今年は、“森に寄り添って暮らしてきた布沢集落の文化”を未来の暮らしの常識になるような「井戸端会議」にしたいものです。

2 (理事 髙橋佳夫)

2020年1月 7日 (火)

早過ぎる春一番に心がざわつく正月明け

 昨年末から森林火災が暮らしを脅かしているオーストラリア。熱波の影響で「非常事態宣言」が二度も発せられての暮らし。最高気温が49度を観測したと報道されています。赤道付近のインドネシアでは大雨による洪水で50名以上の命が奪われてしまいました。本日(7日)の天気予報をラジオで聴いていると、春一番が吹くという報道されています。今年も、新年早々から異様な天気の動きが気になります。

2           浅間山(6日)

 足尾スタッフの小井土英一さんから今年の抱負が届きました。小井土さんは、「松木の杜」「民集の杜」「臼沢の森」「新松木の杜」の木々は太く、大きく育っている。一昨年からは急斜面の草地の「臼沢西の森」に木を植えている。森づくりは15年間育てたこれらの森(杜)を案内したい。今年はオリンピック、パラリンピック開催年だから、世界各国から日本を訪れる人が多い。そこで原発に頼らず二酸化炭素削減に向きあう暮らしを考える“山と心に木を植える”心を伝えていきたい。今年は、その案内人を中心に行い、心身を鍛えたい」、と伝えてくれました。さらに、「森がざわつく 寒中の春一番」という句も。

Photo  なにやら新年早々、今年も“森に寄り添う暮らし”を探し当てなければならないようです。(報告 髙橋佳夫)

2020年1月 6日 (月)

2020年、足尾・松木沢の雪景色をどうぞ!

 明けましておめでとうございます。この一年も、森ともの皆さんと一緒に「地球温暖化にブレーキをかける森づくり」の取り組みを進めていきたいと思います。

 1月5日、目を覚ますと足尾の町は雪景色でした。車の屋根には7㎝ほどの雪が積もっています。しかも、まだ降り続いているので、今日の森作業に来る加賀、小川両スタッフに状況を伝え中止することにしました。

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 アパート周辺の雪かきをし、昼頃に松木沢に向かいました。雪が止み、気温が上がるとドンドン雪が溶けだしていました。皆さんに雪化粧した松木沢の姿を伝えたく、急いで”みちくさ”を目指します。

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 道すがら、二人のカメラマンと出会いました。それぞれ、雪景色や動物の写真を撮りに来たそうです。そして、気になっていた雪の中の足跡ふたつは”みちくさ”まで続いていました。入口のひさしの下で雪を避け、鳥の観察をしていた男女でした。突然の雪景色に興奮し楽しそうにしていました。

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 それでは、松木沢の雪景色をお届けします。単独行動でしたので、安全な場所から撮ったものばかりですが、お楽しみください。

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雪にかすむ足尾ジャンダルム(上)

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雪を抱く中倉山(上)

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臼沢西と臼沢(上)

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渇水期の松木川

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雪に埋もれる墓石

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雪雲の中の太陽

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落石の痕跡(銅精錬の滓・カラミ斜面)

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シンボルツリーを目指すクスノキの防寒

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森びと広場全景

 皆さん!年の初めに「今年の抱負」を打ち固めましたか? ”温暖化にブレーキをかけいくことは難しい活動”ですが、その気持ちは雪に埋もれることなく、情熱でその雪を溶かす勢いをもち続けましょう!今年も宜しくお願い致します。(足尾スタッフ 橋倉喜一)

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