カテゴリ「ふるさとの森づくり」の1357件の記事

2017年10月18日 (水)

落葉広葉樹の幼木の越冬準備に加勢する!

 朝9時の気温は13度、透きとおった秋の青空が見えていた足尾松木沢。

Photo

Pa189037  今日は、事務局員の福澤 猛さんが手伝いに来てくれました。まずはホットコーヒーを飲みながらの打合せと14日に開催された「鎮魂復興市民植樹祭」のサポートをしてくれた森びとインストラクターの感想等を聞き、早速、作業小屋の冬様式に衣替え、その後は落葉広葉樹のポット苗の草取りを行いました。

Pa189042

  昼食後の作業も同じでしたが、ネズミの匂いがするのか2歳のキツネが遊びに来ました。今日はカラスの鳴き声だけが聞こえたので、ラジオからのクラシック音楽を聴きながら作業にしました。キツネもクラシックに耳を傾けていたようです?

Pa189046

Pa189238_2  ポット苗の根の一部は写真(上)の様に草の根に締め付けられています。越冬を迎えるにあたって、窮屈なポットから解放してやることができました。

Pa189048

 

Pa189235_3  午後3時頃になると急に冷たい風が森びと広場に吹きはじめ、周囲が暗くなってきましたので後片付け。冷えてきたので小屋でお茶を飲み身体を温めました。福澤さんは、「今日の青空は“秋が来たー!”、という清々しさを感じた」と言っていました。本日のボランティアは、仁平、福澤、筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2017年10月17日 (火)

久しぶりの秋晴れ、何となく重たい気分が吹っ飛んだ!

 太陽の光と青空がこんなにも有難いものかと思った一日でした。朝の気温は9度、中倉山には雲がかかっていましたが、ガスが上昇していたので天気は良くなると思いました。

0  今日は、11月18日に予定している「秋の感謝デー」で植える苗木を獣害から護る柵を支える鉄筋の再利用の準備をしました。

1

2

3  上の苗床に刺してある鉄筋と柵、金網のすべてを取り外しました。11月には、これを再利用して、臼沢の森西に補植する苗木を護る柵になります。

5

6  昼食後の天気は重い気持ちを吹き飛ばす秋晴れとなりました。青空と冬鳥のマヒワの鳴き声、そして遠くでは雄鹿の遠吠えが聴こえるだけの静かな足尾松木沢。そんな中でスタッフの技は発揮され、周囲100㍍程の苗床は整備されました。

7

8  朝一番に松村宗雄スタッフは樹徳高部活動サポートの感想文を筆者に渡してくれました。少しだけ紹介します。女子高生から「森びとの方々は温かいですね」という言葉を聞いて、“山と心に木を植える”という合言葉の意味が分かってもらったのかと思いました。肌寒い日だったので薪ストーブに火を入れましたので、その相乗効果もあったのかもしれませんが、貴重な体験をさせていただいた一日でした。

9

81  夕方4時過ぎると、森びと広場には鹿たちが寄ってきました。この広場は比較的風が当たらない場所なので落ち着くのでしょう。“早く帰ってくれ!”と言わんばかりの鹿でした。

Pa179231

Pa179229  本日のボランティアは松村、小川、福原、仁平そして筆者でした。(報告 高橋佳夫)

2017年10月15日 (日)

森と生きる部活動を創りだせるか、“森ともジュニア?”をサポートしました

 南相馬市の「鎮魂復興市民植樹祭」から足尾入りした翌日の朝。チカラシバの穂に昨夜の雨が凍っているような様子は足尾松木沢の草紅葉の始まりです。

Pa159170  今日は桐生市の樹徳高校理科部生徒の部活動サポート日。8時過ぎからサポート準備を始めて、「みちくさ」のストーブを焚いて生徒を待ちました。

Pa159206  カリキュラムは、“どんな部活動をするのか”という、そのきっかけを掴んでもらう私たちのレクチャーで、昼前は筆者、仁平スタッフ、橋倉スタッフが担当、午後は松村スタッフからのレクチャーと意見交換でした。

Photo

Photo_2

Photo_3

Photo_4  仁平スタッフは松木村跡地にある祠の前で村人に視点を当てた足尾の歴史を、橋倉スタッフは13年間に育てた臼沢の森内で森の機能について、松村スタッフは森づくりで学んだ事についてレクチャーしました。

Photo_5

Photo_6

Photo_7  意見交換では、どんな活動をしていくのかというテーマに絞って話し合い、最初はテーマを絞った話にはなりませんでしたが、桐生市梅田地区にある「樹徳高校の森」に入って活動を発見できるのではないか、という話になりました。企画立案作成に向けたこれからの活動に期待したいと思います。

Photo_8

Photo_9  小雨の中の部活動のサポートでしたが、真剣に学ぶ生徒達の姿は“森を大切にし、森と生きていく森ともジュニア”の様でした。何かひとつでも部活動のきっかけを掴んでくれることを願っています。広井先生、家住先生、丹羽先生お疲れ様でした。

Photo_10

Photo_11  最後に記念写真を撮った後、カツラの葉の香りはどんな香りは「甘茶の香りがします」と言われました。ところで「甘茶」とはどんな香りなのか、調べています。何か、深い意味があり、生薬ということで身体にもよろしいようで。後日報告します。(報告 高橋佳夫)

2017年10月10日 (火)

秋晴れの中、足尾の苗木に想いをこめて南相馬へ

今日の足尾の天気は気温19℃、晴れ(9:00)。松村宗さんを中心に作業の打ち合わせ。今回は、南相馬市で開催される「想いと祈りを込めた鎮魂復興市民植樹祭(森の防潮提づくり)」に届ける足尾で愛情いっぱいに育てた苗木の積込作業と上の苗床から中の苗床へ苗木を移動。早速、爽快な秋晴れの中で作業開始。

Photo 前回に、松村宗さん達が準備してくれたネット360枚に、1ネットに10本の苗木を入れ、トラックに積み込みました。

Photo_2Photo_3 Photo_4 Photo_5 トラックの荷台三段に苗木を種類別に積み込みました。

Photo_6 最後は、軽トラの荷台にも苗木を積み込みトラックへ移動。

Photo_7 中苗床は、きれいになりました。

Photo_8 愛情込めた苗床は、タブ、ユズリハ、シラカシ、マルハシャリンバイ、スタジー、アカガシの6種類。3,272ポットを昼食をはさんで積み込む事ができました。

Photo_9 その後は、ポット苗の移動です。下の写真は、上の苗床から移動させた落葉広葉樹の苗木たちです。

Photo_10 上の苗床では、ポット苗を軽トラに積み込み、

Photo_11 ご覧の通り苗床はきれいになりました。なお、真ん中の苗木は、後日改めて行ないます。

Photo_12 作業を終了し中の苗床にて全員で記念写真を一枚。お疲れ様でした。

Photo_13 下の写真は、2回目の岩塩を置いた石から岩塩が移動していましたので、動物達が取り合いしたのでしょうか?

Photo_14 元の石に置きなおしました。

Photo_15 今日の作業スッタフは松村宗、松村健、小井土、岡部、鎌田、福原、福田、仁平、小川でした。(報告 小川薫)

2017年10月 6日 (金)

秋本番を迎える南会津の森でナラ枯れ調査

 昨日は半年ぶりに南会津の森に入りました。天気は秋晴れ、衰退しているコナラ等の落葉広葉樹を元気にさせようと炭を蒔いて実験している調査でした。衰退しているナラにカシナガが穿孔しているのではないかとの仮説を基に、地中に浸みこんでいる汚染物質を炭に吸収固定してもらい、木々が幹や葉に吸い上げないようにしたいと実証実験しています。

Pa050008_640x477

Pa050003_640x551  調査員は、地元福島の森びとインストラクター・斉藤章さん、増子公一さんそして筆者でした。標準木の周りには背高く伸びた笹が生い茂り、調査は大変でした。幹にはカシナガ(カシノナガキクイ虫)による新しい穿孔は見られませんでした。また、数年前の被害跡や立ち枯れはいまでも残っていました。

Pa050004_640x498

Pa050010_640x499

Pa050011_640x546  今回は調査のほかに標準木のペンキが薄くなっていましたので、ペンキの塗り直しも行いました。全体的には、立ち枯れや衰弱している木々は見られませんでした。放射能線量計測器で測定してみると、線量は0.075でした。

Pa050014_640x480

Pa050013_640x480  南会津の森の紅葉は間もなく本番のようでした。足尾と南会津の往復では黄金の稲刈り作業が車窓から見えました。なんとも言えないのんびりとしたひと時でもありました。(報告 仁平範義)

準備がすすむ南相馬市の森の防潮堤づくり、森ともの皆さんをお待ちしています

 福島県伊達市や南相馬市はこのところ雨も降らず晴天の日が続きました。各地から南相馬市へ送られてきた苗木が心配でしたので昨日(5日)は、植樹祭に使用する苗木の水やりを行ってきました。ポットから水が滴りおちるまでたっぷり時間をかけて撒水作業を行ってきました。

Img_0812_640x480

Img_0813_640x480  また、14日に行われる植樹祭会場を見てきました。会場では急ピッチに盛土されていました。当日の予定では、長さ310㍍のマウンドに30,000本の苗木を植えます。その横には、第3回植樹祭(2016年3月27日)で植えた苗木が大きく生長している様子が見えますので、参加者の皆さんの目で木々の生長を確認することができます。

Img_0820_640x480

Img_0819_640x480  多くの植林ボランティアによって第5回鎮魂復興市民植樹祭を成功させていきましょう。全国の森ともの皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

Img_0816_640x480 (写真:昨年3月に植えた苗木たちです)

 昨日の応援隊メンバーは、松林、東城でした。(報告 東城敏男)

2017年10月 4日 (水)

今日は十五夜、森に生かされていることに感謝したい

 今日は十五夜、全国の森ともの皆さんはどんな気持ちでこの夜を迎えますか。

P9258641_640x599

P9258627_640x480  田んぼでは稲刈りが行われ、森の中では全ての生き物に秋の味覚を届けている草木たち。今夜は満月を観ながら、人間の命と知識は森の恵みに支えられ、育まれていることを改めてかみしめてみたい。

Pa038931_640x480

Pa038964_640x479  10日後には、第5回鎮魂復興市民植樹祭が南相馬市で行われる。ブログでも紹介しているが、現地にはJR東労組組合員・家族が仕事の合間に育てた苗木が、そして当会が足尾で育てている苗木が運ばれている。

Pa038947_640x480

Pa038967_640x480  津波で犠牲になった南相馬市民の想いや悲しみ、そしてフクシマ原発に対する怒りと反省などが詰まった盛土には、5年前から植えられた幼木が元気に育っている。やがてこの幼木は森を形成し、市民の命を支え、そして暮らしの基盤を育む森となる。

P1020662_640x568

Img_0775_640x480  人間社会では、政治家は自分だけの利益のために「党」に群がり、あるいは自分たちだけの利益を守るために民意を無視し、戦争政策による経済成長という幻想に国民を動員しているようだ。“人類ファースト”という考え方の政治は見えてこない。

Pa038935_640x480  政治家だけに文句を言っているだけでは暮らしの格差、原発推進、戦争政策そして異常気象の猛威を止められない。ここまでくると“地球温暖化と政治の問題は待ったなし”。

Pa038941_640x480  10月14日の「鎮魂復興市民植樹祭」には、そんな気持ちを持って、全国から集う植林ボランティアの皆さんと出会いたい。

Pa038980_640x480  植樹会の場現地では、南相馬市民で作る森の防潮堤づくり「応援隊」の皆さんが植樹祭準備をしている。毎日、お疲れ様です。(理事 高橋佳夫)

2017年9月30日 (土)

JR東労組仙台の皆さんが育てた2095本の苗木が南相馬市に届きました

 昨日(9/29)、応援隊3名は雫浄化センター育苗場(南相馬市内)に集合。JR東労組仙台(宮城、山形両県のJR東日本で働く組合員が仕事の合間に3年間育てた苗木)の皆さんがその苗木を運んで来るのを待つためでした。

P1020673

P1020668  運んでくれたのは組合員23名でした。苗木9種・2.095本はトラック2台とワゴン車2台で運ばれてきました。その苗は地方本部副委員長の南出さんから応援隊・渡部代表へ贈られました。

P1020669

P1020667

P1020670  苗木は、ヤマザクラ、ヤブツバキ、シロダモ、スダジイ、アラカシ、ヒサカキ、ユズリハ、マサキエノ、エノキの元気な幼木でした。早速、運ばれた幼木をポリ袋からトレイに移し替え、この地の環境に馴染んでほしいと願って作業をすすめました。

P1020677  ひとりの若者は、「来月の植樹祭にも参加します」と笑顔で話してくれました。JR東労組仙台のみなさん、元気な苗木を届けていただきありがとうございました。宮城県、山形県で働く組合員・家族の皆さん、私たち応援隊は皆様の願いが南相馬市市民に届くようにこの苗木を丁寧に育てていきます。お疲れさまでした。来月の植樹祭でお会いできることを楽しみにしています。応援隊スタッフは、渡部、松林、岩橋でした。(報告 岩橋 孝)

2017年9月21日 (木)

森づくりは大地を耕し、心も耕す出会いの場

 昨日は台風18号が運んだ温かい空気に寒気がぶつかって秋田県や北海道では強風と雨で暮らしに被害がでました。お見舞い申し上げます。

1  足尾の天気は曇天でした。昨日の作業は越冬準備をしました。「うんしゅう亭」の軒から流れる雨によって軒下に溝ができないように、昨年暮れに伐った竹の枝で雨粒の衝撃を和らげる対策をしました。

P9208568

P9208571

P9208582  この地は間もなく西北の風と北風が吹き荒れます。来月と11月には体験植樹に来るアジアの学生たち、「秋の感謝デー」に来る植林ボランティア皆さんがこの地に集い、交流を深めます。「うんしゅう亭」はその会場、会場を吹き抜ける冷たい風を防ごうとビニールシートを張ることにしました。そのひとつの案を試してみました。

P9208588

P9208592  昼食後の休憩では、森作業を手伝ってくれはじめた大手建築会社の役員をしていた福田さん、定年後のアルバイトをしながら休みに森作業をしているスタッフの福原さんたちと会話。話では、近所に住む方々との“挨拶”の大切さ、旅に出た時などの“ひと言”の有難さなどを噛みしめました。

P9208595  また、役員時代に培ったことの話として、“部下たちやその家族を思いやることは理屈ではなく具体的な気配りや心配りから始まる”ことの大切さはどこでも同じだね、という話をしました。

P9208597  昨日のボランティアは仁平、福原、福田(修)、髙橋でした。(報告 髙橋佳夫)

2017年9月20日 (水)

足尾・深沢の森を探索・巨木のカツラとヤマグルマに感動!

ツクツクボウシが鳴く足尾の初秋、天高く青空が見える朝、昨日(19日)は足尾・深沢の探索をした。「どくだみ荘」駐車場に9時集合、即、車に乗り合わせて深沢入口約10分。

1

2  車高の低い車では底を傷つけるほどの悪路を進み、台風18号が降らせた雨で水量が多くなった深沢を渡る。流木などで足場を安定させて、対岸の道へ。

3

4  深沢の脇道は日光・半月峠まで続き、昔、足尾と日光男体山を結んでいた生活道路。探索の目的は、この沢も煙害に遭った以降、どんな森に変わりつつあるのかを観察する「生態観察チーム」が現地入りする前の下見、また、足尾の森で唯一生きている常緑樹・ヤマグルマの生息地確認であった。

5

7  爽やかな秋風に清々しさを感じ、気持ちを静めてくれる沢水の流れの中を10分程歩くと深沢ダム5号に到着。道は緩やかな登りだが、登山という感じの登りではない。

9

10  30分程歩くと道の両側は石が並べてある生活道路となった。左手には杉の経済林となり、熊剥ぎ防止がされていた。

11

 

Img_20170920_085440

 そこを過ぎると森には杉が無くなり、ミズナラ、リョウブ、カツラ、イヌシデ、ヤマザクラ、ホウノキ、ヤマハンノキ等の高木、中木ではチドリノキが目立つようになった。

13  目と心に優しい森を60分程歩くと、左手に檜の経済林が現れる。ここまで来ると巨木のカツラは近い。

Img_20170920_085311

Img_20170920_085105

16

17  10分程で直径610㌢、樹高は目視で20m、太い幹を20本程の細い幹が支えている巨木のカツラに到着。ここには神社跡がある。私たちは幹に触れ、てっぺんを眺めてため息が出た。

18

Img_20170920_085352
 さらに緩い登りの道を歩くこと10分程、滝の音がする。この滝を私たちは「アカマツの滝」と呼んでいる。滝の右上には、樹皮が綺麗な赤松が生えているのでそのように呼んでいる。この手前の崖斜面にヤマグルマが数本生えている。

20170919  滝つぼに降り、ヤマグルマが生えている場所を確認、実を付けていることも確認できた。煙害などで森が痛めつけられてきた足尾の森で生き続けているヤマグルマを、私たちは松木村跡地にも生きてほしいと願っている。19日、そのヤマグルマがしっかり実を付けて、命をつないでいる様子を見ることができて嬉しかった。

20

21  石を座布団にして生長しているカエデの仲間、その後を追って石にへばりついている幼木のカエデを見ながら、昼食を食べて下山した。

Photo  途中、地面にはドングリが沢山落ちていたので、熊や鹿、リスやネズミたちもこれでひと安心だね!と思いました。探索者は、鎌田、松村、橋倉、仁平、小川、福田哲夫、高橋でした。(報告 高橋佳夫)

森びと検索

最近のトラックバック