カテゴリ「ふるさとの森づくり」の1308件の記事

2017年6月15日 (木)

足尾の“山と心に木を植える”風がアメリカ・ミシガン大に吹く!?

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 昨年5月、当会が植樹している足尾松木沢・「民集の杜」で木を植えてくれたアメリカ・ミシガン大教授と学生17名。“山を荒らさず、川を荒らさずそして人を殺さず”の精神(田中正造)を、足尾の荒廃地に木を植えることでその精神を実感してくれた皆さん。彼らとの約束は、植えた木々の生長の様子を3年間彼らに届ける、ということ。先日、事務局の宮原君さんがその写真を彼らに送りました。

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 一昨日、ミシガン大学レスリーさんからお礼のメールが届きました。「宮原哲也、 お便りどうもありがとうございます。とても素晴らしいお知らせです! 一年だけで私たちが植えた小さな苗があんなに大きくなったことにびっくりしました。わざわざ写真を送っていただくことまで宮原さまや「森びと」の心遣いに感謝します。万事うまくいけば、再来年の春もう一度ミシガン大学の学生を連れて足尾・日光への研修旅行に行きたいと思います。その時、またどうぞ宜しくお願いします。それまで、「森びと」のますますの活躍を祈っています 。 レスリー・ピンカス」ということでした。

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 トランプ大統領の「パリ協定」の離脱表明には驚きましたが、彼らはこの離脱表明をどのように受け止めているのでしょう。

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 トランプさんと安倍さんとの盟友関係下では、こんなことも「監視対象」に指定さるのでしょうか。(報告 髙橋佳夫)

2017年6月14日 (水)

霧雨の恵みを味わい、会話と心が弾んだ森作業

昨日(13日)の朝9時の森びと広場の天気は気温13℃、霧雨でした。じっとしていると肌寒く感じました。昨日の森作業は、先月の植樹祭で出たゴミの処分と常緑広葉樹のポット苗の草取りでした。

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 作業は2グループに分かれて進められ、一方のグループはシルバー大学宇都宮中央校OB「ウオーキングクラブ・35げんき会」の皆さんが草取り、他方は事務局とスタッフのゴミ処理でした。

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 草取りGは、自己紹介のあと、作業説明を受けて作業開始。「どんなことをするのか楽しみでしたが不安もありました」と言っていた初参加の方も、すぐに要領よく作業をすすめてくれました。

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 昼食は、橋倉スタッフの自慢の味噌汁で冷えた身体を温め、食後の会話も話題に尽きないひとときでした。その後は、「民集の杜」を散策して、3年前の苗木や今年の苗木が風になびいている姿や、3年間は下草を引き抜かないと苗木が草に負けてしまう現実を観察しました。

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 意見交換では、「人手が必要だ、こういう事に関心を持つことの大切さを感じた」、「植樹後の様子を見て、大変な苦労を実感した」「森作業の後の気持ちよさ、達成感が何とも言えない」等との感想を頂戴しました。

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 ゴミ処理Gは、植樹祭の参加者に提供した地産の食材で作った味噌汁等のゴミ、4.000本の植樹祭で出たビニール等が入った1t入る袋を分別し、軽トラに積んで日光市のゴミ処理場で処分していただきました。

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 この過程では、当然な事ですが使えるもの再利用と徹底した分別を行ってきました。大量のゴミ分別などを行いながら、改めて大量生産大量消費生活に流されている己の暮らし方を実感し、モノを大切にする心を大切にしなければならないと思いました。日光市のゴミ処理ご協力に感謝でした。シルバー大学の皆さん、お疲れ様でした。昨日のボランティアは、松村(宗)、松村(健)、橋倉、小川、水落、福澤、福田でした。(報告 福田、水落)

2017年6月 9日 (金)

心と暮らしの基盤の復興を目指した育苗作業

昨日、南相馬市の天気は朝から小雨模様であったが、カッパを着用するまでもなかった。育苗作業は10時30分から開始。岩橋応援隊事務局から①ポット内の草取り②苗木場周辺の草刈り③苗木の水撒き④補植する苗木の種類と選別作業説明を受け、作業に取り掛かった。

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 この作業は、6月24日に実施する市民参加の下草刈り(2015年3月29日の植樹祭会場・小高区萱浜)と2.000本の補植するその準備でもあります。樹種はマサキ、ユズリハ、アラカシ、タブノキ、シャリンバイを選別しました。今回は、昼食を持参していただき、森作業の時間を有効に使うことにしました。

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近くでは、来年予定されている全国植樹祭会場作りが急ピッチで進められている。これからは暑くなるが、10月14日(土)に開催される第5回鎮魂復興市民植樹祭にむけて、市民応援隊はその中核となって力を発揮したいと思っている。

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 南相馬市鎮魂復興市民植樹祭でお会いできることを楽しみにしています。(応援隊 東城敏男)

2017年6月 4日 (日)

南会津金山町の森で1年ぶりのナラ枯れ観察

昨日(6/3)、南会津地方は前日の豪雨の影響でどんよりした空模様でした。そんな中で、一年ぶりの「炭による樹勢回復実証調査」の現場に立って、樹木の観察をしました。

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 調査員は、福島ファンクラブ・斉藤 章さん、増子公一さん、そして筆者でした。さすがに残雪はありませんが、若葉の香りと葉が排出する瑞々しい美味しい空気をいただきながら観察しました。

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 観察の結果、カシノナガキクイムシの穿孔跡は見つかりませんでした。特徴的な事は、笹の元気が良く、草床を覆っていたので調査が面倒になりました。標準木にはツルが巻き、Bブロックでは倒木が目立っていました。標本木にかけてあるナンバープレートの番号が消えかけているのが多くなっており、次回は観察用の目印をリニューアルすることにしました。

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 森の緑が濃くなっていく様子、鳥たちのさえずりを聴きながらの観察はとても身体の栄養になったようです。(報告 仁平範義)

足尾・松木沢の自然、生態系に触れるとエネルギーが伝わる

 6月3日(土)は、民集の杜の2014年に植えた森の調査をしました。ここは2014年5月に約450名の参加者が集い、約3.000㎡の場所に13種3,574本の苗木を植樹した場所です。今年で丸3年が経ちました。植えた樹々たちの生長の様子を調査しました。(写真:2014年植樹直後の杜と6/3の杜)

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 快晴の下、小黒事務局員と10mx10mの区画を決め、そこの中にあるすべての木の樹種、樹高、胸高直径を調べました。詳細結果は調査報告にて後日報告しますが、樹高が高いものでコナラ2.5mでした。植えた樹種はほぼ順調に生長していることを確認しました。また、植えていなかったヤシャブシの実生の苗が多くみられました。それらを含め、100㎡の場所では計268本の樹木を確認できました。木々の半分以上は、胸高以上の樹高に育っており、もう下草刈等の必要はなさそうです。今年、これらの樹々が競争と共生をして、さらに生長していくものと思われます。

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 民集の杜の調査の後は、新松木、松木、臼沢の森を観察しました。小さな森に入ると、これから更なる生長をしていくエネルギーのようなものを感じました。10年以上前に植えた樹々はすっかり人間でいえば成人になっているようでした。南からの強い日差しに対しても、りっぱな木陰をつくっていました。

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 その森の作り出す木陰で、時折、樹々の隙間からはさわやかな風を感じると、何か、子離れした子どもたちが親以上に成長し、大人たちを守ってくれているようで、少しばかりのさびしさを感じましたが、頼もしくも感じました。立派な森を形成して、これらは、生態系を作り出しています。この自然の循環、生態系をより詳しく調べていければと考えています。(事務局 宮原哲也)

2017年6月 1日 (木)

只見町布沢集落で散策道の草刈り、現代社会の課題と向き合う心を耕しました

限界集落、休耕田、里山や田畑が荒れ放題、空き家が・・・云々と言われている社会に初めて向き合っている私たち。その地域では人々の営みが綿々とありますが不安も多い。反面、生物社会ではその不安が本来の社会に近づいているかもしれない。

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 この初めて経験している社会にどう向き合うのか、まずは現場に立ってみないことには何も分からない。そんなわけで、昨日(5/31)、当委員会のスタッフは只見町布沢集落のブナの森散策道の草刈りを手伝って、限界集落しつつある集落民の暮らしを体感してきた。

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 昨日は、12時30分に布沢簡易郵便局にスタッフ9名が集合。「恵みの森」入り口で、大野理事から作業内容が紹介され、只見町の観光商工課・渡辺さんからはこの森の概況が案内された。

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 続いて、「癒しの森」の保護活動を20年間行っている刈屋晃吉さんから、約20年前にブナ林の伐採を止めさせたことが猛威を振るっている大雨でもこの森が集落民を守ってくれている話がされた。改めて森に生かされていることを実感した。

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 いよいよ遊歩道の整備作業が始まり、獣道になりつつある道の草木を刈った。作業目標地点に着くと、巨木ブナの倒木で川の流れを堰止めていたので、その倒木を伐って流れを確保した。戻る途中、清水を飲み、冷たく柔らかい清水に全員が「おいしい!」と言った。横にいた刈屋さんは「この味を知ってほしかった」、と嬉しそうであった。

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 2日目は、「癒しの森」に集合、ブナ林の中で刈屋さんからブナの森が育つ話を伺った。また、隣町の金山町民との協力で国有林のブナ林を保護してきたこと、森と生きてきた先人の暮らしの話しを聞いた。2時間程のブナの森の散策はあっという間でしたが、ブナがつくりだす爽やかな空気を味わい、町の喧騒が頭から自然に忘れ去り、身体も心もリフレッシュできた。

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 その後は、東京から布沢集落に住居を移して集落民と“新しいふるさとづくり”をしている松崎さんの案内で、6年前の豪雨で不通となっている只見線の現状が紹介され、JR只見線を復活と集落の活性化へ向けた松崎さんたちの支援活動も熱く語られた。松崎さんありがとうございました。

(報告 済賀正文)

植樹祭の舞台づくり:未来を生きる森ともの心を耕す・・・その③

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 当委員会の植樹祭は木を植えることは当然ですが、“心にも木を植える”ことも忘れない。どんな木を植えていくのか、事務局やスタッフは悩みながら準備を進める。

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 例えば、いつもの弁当の包み紙にしても、“中倉山のブナを元気にする恩送り日”(4/29)の記念写真を印刷することで、“人は森に生かされていることを感じ取ってほしい”と願い、腰痛の塚崎さが登頂して写真を撮った。それを「トーク&トーク」で紹介した。

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 コンニャクと味噌汁は、担当の岡部さんが1カ月前から食材調達先を調査、コストと味を調和させて、本番前の4月と5月に味見にうるさいスタッフに試食してもらった。“地球温暖化にブレーキをかけていくことは身近な食材からできますよ!”、ということを感じ取ってもらうために調理した。

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 昼食後の「トーク&トーク」のシナリオ案は2カ月前から練られていた。今年は、女性の方々に多く登場してもらうことを念頭において、事務局の唐澤さん(女性)がシナリオ制作に挑戦。数度の書き直しをされながら直前まで奮闘。進行役の清水さんや筆者からアドバイスを受けて、本番を迎えた。本番中の唐澤さんは、コンテナの陰で必死になってメモをとっていた。来年に期待したい。

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 サポートしてくれた森びとインストラクターへのレクチャーは、前日と本番の朝のバスの中。事務局の宮原さんが日光から足尾間のバスの中で行った。どんなことを伝えるのか、現場と事務所との「報連相」は欠かせない。机上の空論にならないように、“心に木を植える”ことは現場から、と三度も書き直しを行ったサポーター用の「植樹祭の心構え」。

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 現場では、半年前から「臼沢の森」の入り口に置く、銘石にスタッフの魂を刻んできた。宮脇昭最高顧問のメッセージも入魂し、銘石として設置することができた。“少しばかりの人間の努力が積み重なると未来の暮らしの基盤(森)ができますよ”、と感じてほしいとスタッフ達が建立した。

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 未来を生きる“森とも”の心を耕すには、まず、舞台をつくる事務局やスタッフの心に木を植えなければならないようだ。“森づくりは人づくり”がなければ長続きしない。(報告 髙橋佳夫)

2017年5月31日 (水)

植樹祭の舞台づくり:木のメッセージを感じとる・・・その②

 民集の杜は2014年から植林を開始、植林前は一面草地だった。唯一大きくなっている木はヤシャブシと一本の桐。この草地にはどんな木を植えるか、植樹祭で植える苗木選別は悩む。それは木が教えてくれる。

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 3年前に植えた木々たちの樹高は2㍍を超した。全てが2㍍超えではないので、3年前に植えた杜で木々のメッセージを感じ取る。苗木はそのメッセージに沿って選別し、「木は根、根は土が命」という宮脇昭最高顧問の教えにそって土壌改良をしっかりやる。舞台づくりはここから始まる。

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 こんな時、今年も埼玉県の“森とも”から愛情込めて育てた苗木が届く。昨年届けてくれたクヌギはこの荒廃地でも元気に育っている。ありがとうございます。

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 土壌改良は巨大石が多い草地を掘り返すことから始まり、1回目は大胆な開墾、しばらく時間をかけて雨風に晒し、その後はもう一度、土壌を撹拌させる。この作業をしていると、カナヘビやトカゲ、ミミズ等からメッセージが出ている気がする。「俺たちを危険な目に晒すな!」と。土壌改良の開墾をしているとカラス、セキレイ、ホオジロ、シジュウカラ等の鳥が集まってくる。

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 この間に、植林した後の土壌の乾燥防止や草との競争を弱めるマルチング材を用意する。今年は、日光市の福田木材㈱様からの無料提供があった。社長の福田彦一郎さんとお会いし、森と生きる人々の暮らし方に共鳴、私たちの森づくりを支援してくれることになった。

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 5月に入ると、現場のスタッフは植林地や植え方などを現場に沿って話し合い、具体的に決めていく。約1.200㎡の地に、約2時間半で3.000本植えていただくためのサポートを決めていく。

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 スタッフ達が一番気になるのが、「作業は大変であったが、植えてよかった」と言う笑顔が見られるかだ。それが見られれば、「植林後の苗木を完璧に元気にさせてやる!という自信と情熱がある。それを育樹作業の木に教えられ、体得している私たち。(報告 髙橋佳夫)

2017年5月30日 (火)

真夏日で土が乾燥しないように臼沢の森にマルチング

20日に植林した1千本の苗木たちが獣害に遭っていないか、真夏日が続く中で土が乾燥していないか心配な私たち。鹿が嫌がる漁網をネットの下に張り巡らす作業は本日で終了させようと、足尾・森びと広場に着いたのが8時45分。天気は晴れ、気温が22度、「今日も暑くなるなあー!」と覚悟を決めて、早目の準備作業。気張って準備していると子キツネが現れ、気分を和らげてくれた。

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 本日の作業は、漁網張りと苗木たちのマルチング。マルチングはもみ殻を使おうと、土嚢袋にもみ殻を詰め込んだ。それを背負子に積んで、611段の階段を登った。

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 背負子には、その他にネットを止めるペグと漁網を背負った。40分かけて現場に到着。もみ殻でマルチングをすると時間は12時半が過ぎていたので、久しぶりに松木川からの沢風を受けながら木陰で昼食を食べた。

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 昼食後は、漁網をネットの下に敷き、ロングスカートのようにした。時計を見ると16時半になっていたので、軽くなった背負子を背負って下山した。(本日のボランティアは、仁平範義、済賀正文でした。(報告 済賀正文)

植樹祭の舞台づくり:主役への心配り・・・その①

 今年の植樹祭は2カ所で行いました。その1カ所は標高約1千㍍の草地で、2013年には全て植え終わった所。昨年秋にも補植した所ですが、柵を潜って侵入した鹿やウサギ、猿たちの命を育む食堂になってしまった所でした。

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 「臼沢の森」づくりはこの地でも木々を育てることです。そんなことで今年は、100名の“森とも”に急斜面の階段を611段登って頂きました。ここ3年間、参加者の“森とも”は緩斜面での植樹でしたので、現場のスタッフは、急斜面の階段を苗木10本と移植ゴテ、ポットボトル等を持って登ってもらうことに「申し訳ない」と思っていました。

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 そこで「できることはやっておこう!」と、穴掘り、草刈り、直前の道具、1千本の苗木等を荷揚げしました。前段には、穴掘りと竹刺し、道具の荷揚げ、そして前日と本番では参加者が登る前に、先発隊が水をたっぷりと吸った苗木400本を揚げました。

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 スタッフ達は、100名の“森とも”には12年間で育てた「臼沢の森」のトンネルを歩いて少しでも生長した木々を観ていただき、植林地では植える幼木が元気に育つように、丁寧に植えてほしいと願って、主役の“森とも”を迎えました。(報告 髙橋佳夫)

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