カテゴリ「ふるさとの森づくり」の2082件の記事

2024年5月20日 (月)

松木郷の「森は嘘をつかない」

 今日は、JR労働運動研究会の皆様が足尾・松木郷の森を訪れ、その記念に植樹をしてくれました。団体の皆様は毎年森びとの団体会員として加入して頂いており、”山と心に木を植える”森づくり運動にご理解・ご協力を頂いております。

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 大粒の雨が降っている中、ご一行は10時半頃に遊動学舎「みちくさ」に到着。森びと副代表・清水より皆様へ歓迎のあいさつをさせいただきました。雨が小降りになってきところでご、一行は民集の杜(北、東)の観察に向かいました。

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2005年から植えてきた木々が大きく生長している森(杜)を観た皆さんからは、「大変な苦労で森がつられた」、「もっと評価があって良いのでは」、「自然環境問題にしっかり向き合っていくことの大切さが分かった」、「継続して取り組んできて良かった」などの感想をいただきました。Dscn0935

森の観察後には、170cm程のイチョウの木を記念樹として植え、次世代のいのちと生活を支える大木になってほしいことを願いました。

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その後、少しの時間ですが意見交換をしました。その中では、人間社会と自然環境が厳しい状況にあって、20年間で育て上げている森は私たちにとって自信が持てる森になっている。これからも出会いを大切にして、森づくりと人間の関係づくりを継続していくために心をひとつにしていくことができたように感じます。山と心に木を植えて人は育ち、森に恩返しをする人には森が加勢するという、「森は嘘をつかない」ということが実感した一日でした。

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JR労研の皆様は、松木郷の森を歩き、樹々を観て、森の息吹を体感して、そこで感じたことを次世代を生きる方々に伝えることの大切さを感じて帰ったのではないでしょうか。皆さん、足尾の松木郷の森を観察していただきありがとうございました。

本日のサポートは、橋倉、清水、済賀、髙橋、そして大野でした。

<報告者 大野昭彦>

2023年12月 7日 (木)

冬の晴れ間に感謝し、みんなで苗木の越冬作業を行う。

 今日12月7日の気温は16℃、快晴の一日となりました。久しぶりの暖かい日でした。

 応援隊6名は12月初めての集中作業日。10時に原町区雫育苗場に集合し、ホットコーヒーを飲みながら作業の打ち合わせを行ないました。今日の作業は、苗木の越冬対策として、防風ネットを単管パイプで組んだ囲いの側面と屋根部分に張る作業とポット苗木の草取りでした。みんなで協力をして防風ネット約50メートルを張り、パイプに結束バンドで止めました。

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 作業終了後、植樹会場の苗木の成長を見てまわり、各自が感じたことやこの1年間の育苗活動、気候の変化など出し合いました。今日は渡部顧問から参加スタッフに会津身しらず柿をはじめ、ゆず、かりん、キュウリ・ナスの塩漬けなど、一足早いクリスマスプレゼントがありました。

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 今日の作業に参加していて頂きありがとうございました。次回は12月16日(土)10時から森作業を行い、11時30分から渡部顧問宅でささやかに年末慰労会を開催致します。本日の参加者は、渡部顧問、松林代表、山田事務局、道中内スタッフ、東城スタッフ、岩橋でした。(報告:事務局 岩橋孝)

 

 

 

 

 

 

2023年12月 6日 (水)

温暖化で起こる自然の脅威で人間は生きていけるのか

11月26日に千葉県ファンクラブは和田浦町コミュニティセンターにて、「お茶会」を開催しました。当日は時折風雨があり肌寒い日でしたが、11名の方々が出席してくれました。Photo_2

世界各地で干ばつ・山火事などの私たちが経験したことのない大雨や災害級の猛暑が続き、国連のグテーレス事務総長も、地球は温暖化時代でなく「沸騰化時代」に入っていると発言している。このままでは、すべての人類は「青く美しい地球に住めなくなるのではないかと」感じている。日本近海の海水温が異常に高いので、台風が発生しやすくなっている旨の警告を世界へ発しています。Photo_3

 意見交換では、千葉県の9月では、線状降水帯発生によってま今までに経験したことのない豪雨に見舞われました。参加者からは、「和田浦に50年住んでいるが、このような大雨を経験したことがなく驚いた」、「大雨で、自宅の庭まで水が入り驚いた。」、「雨がひどくならないうちに、高齢者の家に行き避難させようと話している間に雨が強くなり驚いた。近所に高齢者がいるときは早めに避難させる」、「避難所まで行くのも大変」等の意見が出されました。今回の大雨で、水の威力・自然の脅威がとても恐ろしいと実感し、いかに人間は無力なものと感じた。山が荒れていると感じているが、具体的に何をやればいいか見当がつかないし、川の水路はどこでもコンクリートで造られ、道路も舗装されていて、砂利道や土の道はほとんどない。ひとたび豪雨が降ると道路は川のようなる。大人の課題は、若い人たちにどうやっていまの地球温暖化や異常気象の現象を伝えていくことである。Photo_4

 温室効果ガス(CO2)をいかに減らしていくか、政府は一刻も早く削減する方向を示し、化石燃料から再生可能エネルギー(風力・水力・太陽光・地熱)に切り替えていく緊急に実行する姿勢が問われている。子供たちに明るい未来を届けるために、国民一人一人が真剣に何ができるか考え、この地でもできることからやっていくしかないと考えている。政府の姿勢と政策が私たちの生活とどのように関連するかを見極め、私たちの声やヤル気を示していかなければならない。行政にいう事は言い、私たちがやるべきことはやっていかなければならない。と言う旨のことが参加者の心に伝わったように思いました。Photo_5

千葉県ファンクラブ 武田芳明・相川好夫

 

2023年11月11日 (土)

樹々の生長を願う微笑で森作業

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M 冷たい風が吹く曇天の森作業になるのかと心配していたが、8時半頃には上の写真のような秋晴れになりました。早速、二人で作業の打合せをして、移植のための穴掘りから始めました。シモツケ、ミツマタ、ヤマモミジを植えるために50穴掘りました。Photo_2

Photo_3 午前中は森びと広場に降りてくる道の北斜面の中断の少し平らな場所にはヤマモミジ、ミツマタを植えました。2人では移動するには重く難しいヤマモミジは福原さんが来てから判断することにして、午前中の作業は終了しました。Photo_4

Photo_5 昼食が終わると福原さんが到着、早速、午後の作業開始。移植しようとしたヤマモミジは太く重たいので移動は無理と判断し、「民集の杜・東」内のモミジを移植することにしました。森の中が混んでいる場所のモミジを選び、植えました。森びと広場北側の荒れ地斜面の土砂流出防止用の低木植樹は日毎に変化しています。その様子を見ながら、3人の顔はほほ笑み、疲れもさほど感じなく道具の後片付けずにはいりました。Photo_7 2時半過ぎるとうす暗くなる森びと広場に吹く北西の風は冷たくなってきましたので、3時には作業を終了しました。Photo_8本日は、鎌田、福原、高橋が森作業をしました。(報告・高橋佳夫)

2023年10月20日 (金)

紅葉に歓迎されてブナ保護

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   10月19日(木)、森びと足尾サポーターの矢口さんの友人の皆さんと森びとスタッフ7名で中倉山に登り、「無言の語り木」のブナ保護を行いました。一行は、天気と紅葉に恵まれ、ケガも無く私たちの気持ちブナに届けてきました。

 参加者は足尾ダムゲートに8時10分に集合、分散乗車して登山口に向かい登山準備。荷物は、乾燥した黒土と草の種の入った袋。まとめてリユックザックに入れて、9時には出発、皆さんの足はとても軽そうでした。

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Dsc09420_2 秋晴れに恵まれましたので紅葉を楽しむ時間を多めにとりながら、うっすらと汗をかきながら歩をすすめました。約3時間でブナに会うことが出来ました。参加者の年齢は61才~76才のシニアでしたので安全登山でした。

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Dsc09425 歩を西の稜線へ向けてすすめると青空をバックにした「孤高のブナ」(無言の語り木)が凛とした姿で私たちを迎えてくれました。その姿はいつみても”パワー”がみなぎっているように見えます。早速、ユックザックから乾燥した黒土と草の種の入った袋を取り出し、その袋の貼り付けを福原サポーターからレクチャーを受けて、稜線の土砂が雪融けや大雨等で流失しないようにその袋を丁寧に地面に貼り付けました。12枚の袋(植生袋)を張り付けた皆さんは、煙害に耐え抜き、100年後の今は異常気象に耐え抜かなければならないのでそれにも頑張って欲しいと願っているようでした。

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Dsc09452  今年4月に植えた「孤高のブナ」の子孫(「希望のブナ」と命名)も元気そうにしていました。少ない葉を綺麗な秋色に染め、寒風舞う厳冬を乗り切ろうとしていました。私は、頑張れ!と心の中で声をかけました。

Dsc09450  昼食後、全員が登山口に無事到着。本日は、天候に恵まれて紅葉を楽しみながら、「孤高のブナ」から森と生きる心得をいただきました。参加された皆さんお疲れさまでした。

Dsc09411 11月3日には、森びとプロジェクト主催の「中倉山のブナを元気にする恩送り」を実施します。

Dsc09456 (足尾スタッフ 済賀正文)

2023年9月27日 (水)

愉しい足尾・”松木郷”を願って初秋の森作業

1 植樹するにはベストな天気の今日(27日)。足尾ダムの葦原を飛ぶアオサギも今までの様な暑い天気ではないので気分が良さそうでした。2

3 今日の森作業は日光市在住の正会員・鈴木イツ子さんが私たちに贈ってくれたカツラ、ブドウ、梅を丁寧に植えること。サポーター・鎌田さんが鈴木さん宅で掘ってきた三本の木を車で持ち込んでくれました。4

5 森づくり事業20年を楽しく迎えられるように、昨年から「森びと広場」周辺の環境を整えてきましたので、今日はその一環の植樹として「果樹園」にブドウを植え、出会いの広場「みちくさ」の窓辺から見下ろせる場所に梅を植え、「森びと広場」には巨木に生長することを願ってカツラを植えました。

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8 日中の気温は30℃以下でしたが、汗で下着が濡れるほどでした。「森びと広場」の渋柿は色づきはじめ、ヤマグリは毬が大きくなり、大野運営委員が植えてくれたコキアが秋色に変わり、モズの鳴き声が足尾・松木渓谷に響いていました。9 今日の作業は、鎌田さん、高橋でした。(報告・高橋佳夫)

2023年9月17日 (日)

第4回植樹会場の下草刈りを行ないました。  

 昨日( 9/16)は、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭実行委員会主催の除草作業を第4回植樹会場(2016年)の原町区萱浜字東蔵前地内で行ないました。この会場は植樹7年目を迎えます。応援隊のスタッフ5名は8時に現地集合し、市役所担当者と打ち合わせを行ないました。8時30分からの除草作業には、市民・育樹ボランティアの皆さん40名が参加してくれました。

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 8時30分より南相馬市農林整備課の岡田係長の進行で参加者の皆さんと打ち合わせを行ないました。佐藤課長からは、市民ボランティアの皆さんへのお礼と作業上の注意点、熱中症対策についてが話されました。

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 続いて、応援隊の松林代表からは、「熱中症やハチに刺されないように注意しましょう」とあいさつをしました。その後、参加者は手鎌と刈込鋏を持って草刈リをはじめました。

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P1020906 参加者は横一列に並んでマウンドの上部へ進むように除草しました。大きく伸びたセイダカアワダチソウはかなり手ごわい雑草でした。30分が経ち、水分補給の休憩タイムを取り、10時30分には草刈りは終了しました。

 第4回会場には、野ネズミの巣やキノコ(アネモネタマチャワンタケ)が生えていました。こうしてみると森の防潮堤にも色々な生きものたちが生息できるよう環境になっているよです。

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 今回の除草作業は、熱中症やケガ人もなく無事に終わりました。今年度、植樹祭実行委員会主催の除草作業は4回開催され、延べ約200名の参加がありました。本日の育樹作業に協力してくれた皆さん、お疲れ様でした。林内の風通しもよくなり苗木たちも大きく生長できると思います。今後ともよろしくお願いいたします。本日の応援隊の参加者は、松林代表、菅野副代表、東城スタッフ、岩橋恵美スタッフ、筆者・岩橋でした。

(報告 事務局 岩橋 孝)

2023年9月 2日 (土)

いつまでも四季を体感できる”松木郷”を夢見て森作業

 昨日(9/1)の足尾の天気は晴れ、天高い青空のなかを爽やかな風が吹いていました。しかし、陽射しは強く、長時間野外作業を続けると肌が痛く感じました。20230902gi6y
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 森作業は古希世代の3人が行いました。柵の設置作業はそれぞれの持ち場を阿吽の呼吸で認め合いながら、ウワミズザクラの木陰で爽やかな風と水分を摂りつつすすめました。20230902_2

20230902_3 足尾・松木渓谷を訪れる方々から“人は森に寄り添って生きている”ということを感じられる“松木郷”にできないかと始めている「森びと広場」周囲の手入れ。廃村に追い込まれた村びとに思いを馳せて、当時の“郷”に生きていた草木を植える。その場を柵で囲って、草木が自立できるようにする作業。20230902_4

20230902_5 柵の設置は残すところ50㍍程まで行うことができました。森びとスタッフの古希世代の気持ちからすれば、20年間の森を100年後の森へ引き継ぐ襷を還暦世代へ手渡していきたいということです。20230902_6

20230902_7 20230902_8 森作業は、鎌田さん、橋倉さん、髙橋(筆者)が行いました。

2023年6月22日 (木)

冷たい雨の中での森作業

Dsc09246  本日(22日)の足尾・松木は15℃(9時30分)で雨でした。風はありませんが大変寒い日でした。作業小屋の薪ストーブに感謝です。

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 打合せ前に木材の杭が到着しましたので、みちくさ前の空地に降ろしました。

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Dsc09237  その後、作業小屋に戻り作業打合せで森びと広場の草刈りと11月の中倉山ブナ保護の準備で黒土の乾燥です。雨が強く降っていますので昼食後に帰宅としました。

Dsc09208 松村健さんと加賀さんが草刈りをしてくれました。

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Dsc09258 福原さんと筆者は、黒土をビニールハウス内に運び込みタライに入れました。

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Dsc09252 作業が終わりみちくさの庭に行くと冷たい雨に打たれて寒そうでした。Dsc09234 Dsc09228

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Dsc09264 福原さんから甘い巨峰の差し入れがありました。ありがとうございました。

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 作業小屋を閉めるときに室内の温度計を見て皆でびっくりしました。

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Dsc09216_2  本日の作業者は、松村健さん、福原さん、加賀さんと筆者でした。冷たい雨の中での森作業ありがとうございました。(報告者:済賀正文)

2023年6月 5日 (月)

新緑の足尾に散策に来ませんか!!

本日(6/4)足尾に向かう途中の、サービスエリアで休憩して、ふと空を見上げると朝焼けに染まっていて、幻想的な風景が広がって、感動した。Photo_17

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足尾のダムから流れる水量は、山に降った雨の影響でいつもより水量が多いようで、ゴーというものすごい音が響いていた。空は、雲がなくて真っ青な青空でしたが、お昼頃には雲が広がっていたが、風も吹いていたが、ほてった体を冷やすのには、丁度良い風量だった。

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打合せで、暑くなりそうなので作業中は、こまめな水分補給・休憩をとり安全に注意しなが作業をするようにしようとお互い言いながら、作業に向かった。

作業に出かけようと外に出ると、キジが暑いから気をつけてねと言っているかのように、甲高い声で鳴いていた。異常がないか、みちくさ庭園の周りを点検していた。森の中からも、セミを励ますように鳴いているようにきこえた。

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臼沢西の金網フェンスに石が落ちてきてフェンスの補修に行った斉賀さんが、石が大きくて動かせないので、応急処置をし後日改めて補修作業をする。筆者の私は、みちくさ前の駐車場の草刈りをおこなった。みちくさ横の階段の補修作業に使う木を軽トラで、広場のところに運び午後の作業の準備をした。Photo_21

お昼頃に、千葉から松木沢のジャンダルムにロッククライミングをしてきた、男女2名の方が、寄ってくれた。初めて登ったがすばらしいところなので、また登りに来ますと言っていました。

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午後からは、みちくさ横の広場の草刈り、広場からみちくさに上がってくる階段の補修作業を行いました。

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本日 斉賀・武田  天候 晴れ

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