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2015年3月の19件の記事

2015年3月30日 (月)

二歩前に踏み出した“未来の礎を築く鎮魂の森”づくり

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Dscf3839 「胸がつまり涙が溢れるようです。一歩一歩進みましょう」「団員の祈りを込めて(原町女声合唱団)」「一日も早くもとの生活に戻れますように」、これは昨日の市民植樹祭会場に設置した献花台に書かれた一部の願いです。

P1017275 また、献花台には写真のようなパネルが置かれていました。川崎市内の市民が南相馬市民の復興応援のひとつとしてメッセージを書いてくれたそうです。昨日の植樹祭では、震災と原発事故への願いと祈りをもった方々が参加されていました。

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P1017287 植樹に参加した衆議院議員・玄葉光一郎氏、衆議院議員・金子恵美さんも犠牲になった方への祈りと復興への願いを書かれていました。

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P1017295 そのような祈りと復興の願いを込めて私たちは、「市民応援隊」と相馬農高生と一緒になって、植林ボランティアをサポートしてきました。

Dscf3821 やがてこの地は、市民が集う森へ、津波を減衰してくれる森へ、二酸化炭素を吸収して地球温暖の軽減へ、そして何十年後には生態系豊かな暮らしの基盤をつくる森になることでしょう。

P1017274 昨日の鎮魂復興市民植樹祭は、「未来の礎を築く鎮魂の森」づくりの第二歩を踏み出しました。(理事 高橋佳夫)

2015年3月29日 (日)

2万本以上の幼木に未来のいのちの源を託しました

Dscf3853_640x427 市民植樹祭の本番、植樹祭には2,900名が集ってくれました。

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Dscf3816_640x434 当会は朝8時過ぎ、4年前の自然の猛威と原発の恐ろしさを絶対に忘れてほしくないと願い、会場の受付近くに献花台を設置しました。

Dscf3883_640x446 セレモニー開会前には森びとインストラクター、理事、事務局、スタッフ70数名が勢ぞろい、9時過ぎ、南相馬市民サポーターと相馬農高生サポーターそして市役所職員サポーターと共に最後の意思統一を行い、参加者を待ちました。

Dscf3888_640x552 セレモニー後の11時過ぎ、サポーターに誘導されて参加者は植樹会場で植樹を始めました。

Dscf3887_640x608 親子で、仮設住宅の暮らしを強いられている皆さん、企業の皆さん、労働組合の皆さんなどの参加者は、サポーターのアドバイスを受けて予定した苗木を植えてくれました。

Cimg1812_580x640 今年は南相馬市民で発足した「応援隊」の皆さん、前回を上回るボランティアとなった相馬農高生と一緒に参加者をサポートすることができました。(写真は応援隊の旗を披露した皆さん)

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Dscf3917_640x425 そしてJR東労組仙台の組合員皆さん、森びと福島県ファンクラブの皆さん、スタッフの仁平さんが25日から前段準備を手伝ってくれました。南相馬市「鎮魂復興市民植樹祭」を大成功へとけん引してくれた皆さん、ありがとうございました。(理事 髙橋佳夫)

2015年3月28日 (土)

「鎮魂復興市民植樹祭」準備最終日、植樹の準備が整いました

P1017239_640x513 南相馬市の鳥はヒバリということを昨日、知りました。今日もヒバリの囀りを聴きながら最終の準備と植樹市民サポーターの実習が終わりました。

P1017234_640x498_2 ツクシたちは原発事故にもめげずに南相馬市にも春を告げてくれました。

P1017251_640x478 実習では横国大名誉教授・藤原先生が講義をしてくれました。参加した皆さんは、南相馬市民と相馬農高生26名と先生、そして森びとからは27名でした。

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P1017268_640x480 実習では、苗木の丁寧な扱い方、植え方、マルチング方法等が教えられました。午後1時から3時半頃までの実習を行い、実習を終えた皆さんは明日の植林ボランティアをサポートします。

Dscf1796_640x497 同時間には市役所で桜井市長へ苗木の贈呈式が行われました。式の主役は、10年間で苗木100万本を目標に贈呈しようとしているJR東労組の皆さんでした。目録は吉川委員長から桜井市長へ渡されました。(写真上)

P1017242_640x481 明日は植樹後に雨が降りそうなので、最高の植樹祭になるようです。全国から2,500名を超える方々が、南相馬市の鎮魂復興事業の応援に駆け付けてくれます。明日は、未来のいのちを育む森づくりにしたものです。(理事 髙橋佳夫)

 

2015年3月27日 (金)

「鎮魂復興市民植樹祭」準備3日目、参加者を待つだけとなりました

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P1017188_640x479_2 快晴の3日目でした。作業は空中で囀るヒバリの合唱を聴きながら、苗木の整えと撒水、そしてマルチング用の藁を各ブロックに配置しました。

P1017182_640x486 昨日手伝ってくれた「市民応援隊」の皆さんは、日焼けした顔で「筋肉が凝っているよ!」と言っていましたが、テキパキと作業を進めてくれました。

P1017200_640x480 作業は午後3時には終了しました。今日も「市民応援隊」の小川事務局(市議)をはじめ20名のサポーターが作業してくれました。(写真下)

P1017211_640x468P1017208_640x479 JR東労組からは仙台の皆さん、水戸の皆さんが参加し、力仕事では自慢の腕を発揮してくれました。(写真下)

P1017214_640x505P1017218_640x480 作業が早く終ったので一昨年植樹した森の防潮堤を見てきました。写真の通り、元気に育っていました。特に、サクラが幹を伸ばしていました。

P1017225_640x439 また、相馬農業高校生たちと植えたハマナスも元気に育っていました。100%近い活着率でした。明日は市役所職員と市民サポーター、森びとインストラクターとスタッフの植樹方法の実習です。(理事 髙橋佳夫)

2015年3月26日 (木)

「鎮魂復興市民植樹祭」準備2日目、2万本を超える苗木を配置しました

P1017139_640x424 南相馬市民植樹祭準備二日目、青空の下での森作業でしたが、浜風が強く作業しないと身体が冷えました。

P3260041_640x487 今日の作業は苗木の搬入受入れと苗木の配置でした。二万本を超える苗木を低木、亜高木、高木に分けて、10年後の木々たちのバランスを考えて30ブロックに配置しました。

P1017145_640x480 今日は明治大、岡山大の学生、JREU仙台・郡山支部の若者4人と地元OB、そして南相馬市民で発足した「市民植樹祭応援隊」の皆さん達のボランティアで準備をしました。

P1017155_640x480 それぞれは軽トラ一台に数人が1グループとなって、一日中苗木を運びました。また、マルチングの藁が吹き飛ばされないための縄を竹に括り付けました。

P1017168_640x480 作業は計画通り朝9時から始まり、16時には終了することができました。皆さん、お疲れ様でした。

P3260053_640x480 ところで今日の福島版テレビニュースや新聞では南相馬市が「脱原発宣言」を発したことが報道されていました。ニュースを読み、避難している市民の皆さんと森作業をしていると、是非、“原発に頼らない森と生きる暮らし”のモデルになってほしいと思いました。

P1017134_640x507 29日の植樹祭に参加する皆さん、当日の天気はよさそうなのですが、浜風が吹くと身体が冷えますので防寒具を1枚持参することをおすすめします。(理事 髙橋佳夫)

2015年3月25日 (水)

南相馬市・「鎮魂復興市民植樹祭」の準備がはじまりました

P3250023_640x466 南相馬市・「鎮魂復興植樹祭」の準備を始めました。今日の海岸沿いは阿武隈山脈からの風が強く、乾燥した地の盛土の近くで植樹会場のブロックの杭打ちの最終チェックを行いました。

P3250029_640x449 森びとのボランティア参加は、JR東労組仙台の組合員皆さん11名でした。会津若松、郡山、福島、仙台で働く皆さんが協力してくれました。

P3250005_640x480 午前中は森びとの現地苗床でのポット苗の草取り、その後の昼食では今回の植樹祭の話を森びとが紹介しました。

P3250014_640x480 午後は、植樹祭の会場で作業をしました。作業は、瓦礫をいかす長城プロジェクトの高橋さん、箱崎さん達から作業内容を聞いたのち、杭打ちをはじめました。

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P1017126_640x480 3時半ころには作業が終わり、最後は今回の植樹祭に電気軽トラを提供してくれた三菱自動車のホームページ用の写真を撮る協力をして帰路につきました。

P3250022_640x464 強風の中での準備森作業を手伝ってくれたJR東労組仙台の皆さん、ありがとうございました。(理事 髙橋佳夫)

 

2015年3月22日 (日)

通常総会の発言を受け止めて苗づくり

P1017071_640x513 久しぶりにロッククライマーに会いました。今年初めてだと思います。天気が良いから今日のアタックは気分が最高でしょう。

P1017066 昼頃の足尾松木沢の気温は15度もありました。松木の杜に植えてあるミツマタの花も間もなく黄色く輝いてくれることでしょう。

P1017074_640x480 今日は気温が高いのでビニールハウスの扉を全開し、南相馬市の鎮魂復興市民植樹祭用のタブノキに水をあげました。

P1017076_640x480 通常総会では発言者の多くが今月29日に実施される南相馬市・鎮魂復興市民植樹祭への期待、応援の意見がありましたので、撒水をしながら、草を抜きながら苗づくりをしました。

P1017081_640x480 午前中は東屋の側壁に竹を取り付けました。今日の作業で竹の取り付けは終わり、来月の春の森作業と春の感謝デーでは楽しいひと時を過ごせます。

P1017072_640x480 それにしても今日はホオジロやシジュウカラの求愛コンクールだけが聴こえたとても静かな1日でした。(理事 髙橋佳夫)

2015年3月21日 (土)

春の陽ざしを浴びて、美味しい赤飯をご馳走になりました

P1017056 今日は春分の日、朝食を摂っていると、「おはようございます」と言う声がしました。近所の塚原さんが玄関に立って、「今日は彼岸だから赤飯を炊いたので食べな!」、と赤飯を二人分持ってきてくれました。

P1017057 お礼を言って、8時半頃に、「どくだみ荘」を出発しました。清々しい青空がとても気分を穏やかにしてくれました。

P1017065 今日は昨日の続きで、補強の柵が設置できたので今まで使っていたネットを片づけました。このネットは南相馬市の苗床の周囲に再利用しますので、使う部分のネットは丁寧に片づけました。

P1017061 午後から柳沢スタッフが故障した重機の修理に来てくれました。仁平スタッフと筆者の三人で16時半まで作業をしました。ネットの片づけは松木の杜西側を残すだけになりました。

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P3219862 帰宅途中、松木川沿いのアキグミの枝には猿たちが陣取り、枝の樹皮を必死なって食べていました。春がそこまで来ているのですが、猿の餌は十分ではないようです。

P3219872 アキグミは写真の様な状態になってしまいます。

P3219878 鹿たちは地面ぎりぎりに芽をだしている草を食べているようです。今日は、人は人に支えられながら生きていける、動物たちは森に寄り添って生きていられることに感謝しました。塚原さん、ご馳走様でした。(理事 高橋佳夫)

2015年3月20日 (金)

足尾・松木の杜の柵補強作業はほぼ終了しました

P3209812 暦って素晴らしいですね。春分の日が近づくと、人間や他の生きものたちに春を蘇らせてくれます、と言うことを高橋理事が言っていました。

P3209846  作業しながら撮っていたモズの写真を見せながら、囀っているモズは春一番に巣作りをばしめるから、と言っていました。何故かは、モズに聞いてみないと分からないそうです。

P1017029 今日は福澤事務局と松木の食害防止柵の補強作業をしました。

P1017016 初めての福澤君に食害防止柵の設置の基本を実習させまました。今日の作業で基本的なスィール製の柵設置は終了しました。午後は、張っていたネットの一部を片づけました。

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P1017044 その後、東屋の側壁に竹を設置しました。若い福澤君は鋸などは使うことがないようで、竹専用の鋸があることやひき方等を教えてやりました。

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P1017052 来月から始まる春の森作業の交流会場が少しずつ出来上がっていくと、早く森ともと会いたいと思いました。

P1017047 みちくさの池にはヤマアカガエルが7つ卵を産んでいました。

P3209856 「どくだみ荘」の近くでは子猿がニセアカシヤの樹皮を食べていました。何か、春が近づくと心が浮き浮きします。(スタッフ 仁平範義・写真は高橋さん)

2015年3月19日 (木)

足尾・松木沢にも春の気配が感じられました

P3199792 今日のゆっくりと降った春雨は足尾にも春を連れてきました。

P1017002 中倉山の雪も融けはじめたようです。

P1017006 臼沢の森では春祭りの支度をしている木々たちを応援しているようでした。

P3199798 柳の仲間は蕾を膨らませていました。

P3199781 ヤシャブシの蕾を見ていると鮮やかな黄緑色が心を癒してくれました。

P3199786 松木の杜の草の中では水仙の若葉が顔を出していました。

P3199777 こうなると猿たちや鹿たちの顔にも余裕がでてきます。足尾の草や木々たちは動物たちのいのちを繋いでくれるようになりました。

P3199788 若い鹿の余裕ある顔が素敵ですね。

P1017012 今日は、仁平スタッフと筆者で東屋の側壁に竹を設置しました。柳沢スタッフが水を吸い上げない冬に竹を伐って運んでくれました。明日からこの様な竹の側壁を作り、来月の春の森作業と春の感謝デーまでには完成したいと思っています。

P1017010 乾燥していた東京での暮らしから離れて、今日はしっとりした春雨に当たって作業することができました。今日の春雨は自然からの最高の贈り物でした。(理事 高橋佳夫)

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