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2019年7月22日 (月)

足尾・松木村跡地から生き物たちの息吹が聴こえた第1回足尾▪ふるさとの森育樹祭・・・その➀

 21日に開催した第1回足尾・ふるさとの森育樹祭には約80名が集い、15年前に植えた木々が生態系豊かな森になりつつあることを実感したようです。

1  梅雨の長雨が心配でしたが、森びとの先人たちが天空から曇り空にしてくれました。集ってくれた方は、秋田県、福島県そして関東地方の森ともでした。その上、休日にもかかわらず林野庁幹部の皆さん、栃木県幹部の皆さん、長年支援くださっているJR東労組の幹部の皆さんが駆けつけていただきました。初めての育樹祭を創りだしていただきました全ての森ともの皆さん!ありがとうございました。

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Photo_2  当日は、一般参加者の皆さんには除草作業と森の散策、来賓の皆さんには「臼沢の森」「松木の杜」「新松木の杜」「民集の杜」を観察していただきました。

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Photo_4  昼食後は恒例となった「森とものつどい」。森を散策した参加者の感想、15年間森を育ててきたスタッフの思い、そして、林野庁幹部の皆さん、栃木県幹部の皆さんからは今後の育樹へのアドバイスを頂きました。

Photo_5 JR東労組・奥山さん

Photo_6 林野庁・斎藤哲さん

 最後は、中村幸人理事長の森を観察した感想と15年間のご支援に感謝し、今後の森づくり運動へご協力をお願いしました。育樹祭では、足尾・松木村跡地の森から新しい生きものたちの循環が周辺に広がっていく息吹を感じることができました。改めて感謝申し上げます。報告は続きます。(理事 大野昭彦)

2019年7月18日 (木)

人と草木が向き合ってきた松木村跡地の森に耳を傾けてください!

1青空も見えました

 第一回育樹祭は三日後の開催になりました。今日は仁平スタッフと筆者で森作業。昨日、草刈りの実習で刈ってくれた場所を、「整草」(整髪みたいなもの)しました。

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4_2  幼児の頃、親に髪を切ってもらったその頭は“トラ刈り”となっていました。草刈り後の現場を見ると、そこは“トラ刈り”のようになっている所がありましたので、今日はその草を刈りました。石などで足を挫かないためです。と同時に、“おもてなし”として丁寧な草刈りをしました。

5 刈った後の散策路

4 前方から爽やかな風

 生温い空気が澱んでいた森内の草刈りで身体は汗だらけになりましたが、散策路を切り拓いていくと松木川方面(東側)から流れてきた爽やかな風が、その汗をスーと引いてくれました。この気持ちは何とも言えませんでした。

6  散策路傍にあるキイチゴをいただき、気分と味を爽やかにしました。

2 植樹年の杭を建てました

 一昨日から「松木の杜」から鹿を追い出していますが、追い出せていないので再チャレンジしました。そうすると柵の針金が写真(下)の様になっていました。ここから出たかもしれないので、この部分を補強しました。

7  今日の作業で散策路はなんとか整備できました。15年間育てた森(杜)の息吹を感じ取っていただければ一週間の疲れもとれます。

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9 みちくさテラスでお待ちしています

 本日の森作業は初夏の陽気の中を、仁平スタッフと筆者で行いました。(報告 髙橋佳夫)

2019年7月17日 (水)

足尾・ふるさとの森づくり第1回育樹祭森の散策路の草刈りが終わりました

1  今日の足尾は陽ざしが射す時もあり、青空が見られた久々の初夏の陽気でした。朝の気温は22度でした。森の中からはニイニイゼミとヒグラシが鳴き、遠くからは今日もホトトギスが囀っていました。

2  スタッフが集まる前、事務局の国分君は仁平スタッフから室内の掃除と湯を沸かす等の準備作業を教えてもらっていました。

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9 エゴノキの実8

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8_2  作業の打合せ後、昨日の鹿を柵外へ追い出す作業でしたが、小鹿は素早く逃げてしまうため、本日も追い出し確認はできませんでした。その後は、育樹祭準備の最終的な草刈りをしました。写真を見て、ベテランと実習の構えなどの違いがお判りでしょうか。今日で草刈りと森の散策路の整備は終わりました。

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12 秋にはヤマモミジが素晴らしい紅葉を見せてくれるでしょう

 新松木の杜では、散策路の整備を終え、昼食後に、全員で森の生長の姿(上写真二枚)を見ていただきました。

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16  作業前と後には機械の点検と燃料補給が大事、福原スタッフが事務局員にその方法を教えていました。今日の森作業は、鎌田、福原、仁平、柳澤、大塚、小西、福澤、国分と筆者で行いました。

14  東京事務所には、共産党・参議院議員の紙 智子さんから「地球温暖化にブレーキをかける要望書」への賛同意見が届きました。紙さんは、「原発ゼロや石炭火力の段階的廃止をすすめていきます。2030年度までに電力の4割を再生可能エネルギーとする目標をもち、再生可能エネルギー大幅導入をすすめます」とコメントを寄せていただきました。紙参議院議員、ありがとうございました。国連に向けて皆さまの声を届けたいと思います。

11 虫が天から夏をよんでいるようでした? 

17  帰路につく前、植樹した年を書いた杭を削って明日の準備をしました。(報告 髙橋佳夫)

2019年7月15日 (月)

足尾・松木沢自然の有り難さが草刈りの疲れを和らげる

1_2  週末から今週の足尾の天気を見ていると間もなく梅雨明けするのではないかという雰囲気です。そんなことを楽しみにして、今日も21日に実施する「足尾ふるさとの森づくり・第1回育樹祭」の準備をしました。

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3 元気な草

 育樹祭は、昨年植えた場所の除草作業をした後、育てている森を歩いていただき、木々の生長具合を掴んでいただきます。そのための通路の草刈りをしました。日照時間が短いのですが、草は逞しく生長しています。草の茎や葉は1日で刈払い機の刃が切れなくなるほど生長しています。

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4 既に巣立ちをしていた巣・玉子の殻

 昼食前には刈払い機の刃の交換やオイルチェックを行います。

7  午後も草刈りが続きました。朝9時~午後3時までの草刈りは疲れます。作業終了後は、「足尾フォレストコーヒー」を飲んで身体を休めました。

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12 ホッとする瞬間

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11  対岸の中倉山北斜面にツキノワグマが姿を見せてくれましたので、ホットコーヒーをのみながら暫しの癒し時間となりました。

P7153421  本日の作業は、鎌田、清水、塚崎そして筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

2019年7月14日 (日)

樹徳高校生の皆さん!“森の友だち”になれましたか

 朝8時45分、今日はあいにくの小雨。桐生市の私立樹徳高校生と教諭を待つスタッフたちは、夏休み前の高校生が夏風邪をひいては可哀そうだと、ストーブに火を付けました。その後はホットコーヒーを飲みながらの学習サポートの打合せ。

Photo_2  小川スタッフの先導で車が「みちくさ」に到着、早速、自己紹介と今日のテーマを提案しました。テーマは「森は大切な友だち!」、除草作業を体験しながら森と暮らしの関係を学ぶことにしました。

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2  午前中は、樹徳高の先輩たちが植えてきた木々を見て、草と競争している木々を元気にするために、苗木よりも背が高い草を抜きました。

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Hxtl2Photo_6  その後は、14年前に植えた「臼沢の森」内に入り、森の機能を感じてもらいました。

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Photo_8  昼食後からは意見交換の始まり、草木が暮らしの大部分に役立っていることを話し合いました。クスノキの葉の香りと防虫効果、ヒメスイバの葉で10円玉を磨いて見違えるほどに綺麗になっていく体験、さらには、足尾・松木沢に来る気になった気持ちなどを出し合いました。

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Photo_10  あっという間に帰る時間を迎えたので、それぞれの感想を出し合いました。

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Photo_11  皆さんは、はげ山が天然更新して森になっていくには何百年も経つことの実感を持てたようでした。最後は全員で集合写真を撮って別れました。(報告 髙橋佳夫)

 

2019年7月13日 (土)

南相馬市民100名が森の防潮堤の育樹作業!

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Img_2002  森の防潮堤の森作業の第2弾は第4回植樹(2016.10・23)会場でした。本日(7/13)の受付周辺には当時のパネルが展示されています。パネルを見つめていた60代の女性参加者は「あれからもう3年だね、苗木も大きく生長しうれしい、感動するね」と話し、当日を振り返っていました。

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Img_2014  9時30分が集合時間、続々と市民が集まり、総勢100名程が参加してくれました。早速、実行委員会事務局・市役所経済部の中目理事、応援隊の渡部代表からのあいさつを受けました。

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Img_2024  気候変動で天候不順が心配でしたが、今日は市民の熱気で天気は快晴。熱中症とケガに注意して、2つの班に分かれて5樹種600本の苗木を補植しました。

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            参加者の皆さん

 除草と補植の準備は事務局スタッフが事前に行っていたので、本日も森作業はスムーズにできました。

Img_2025_2            応援隊の皆さん

 9月には第3弾(9/7)、第4弾(9/28)の除草・補植作業が予定されています。市民の皆さんをはじめ、全国の植林ボランティアとお会いできることを楽しみにしています。市民の皆さん、暑い中、森作業お疲れさまでした。今日の市民応援隊は、渡部、松林、菅野、山田、岩橋、道中内そして筆者でした。(報告 東城敏男)

2019年7月11日 (木)

暮らしの基盤を衰弱させない政治を参議院選挙に求めたい!

 フィリピン・ベンゲット州ルボ村支援現地窓口のシュントック財団がフィリピン環境資源省とCSO(市民社会組織)とのパートナーシップから「賞」をいただきました。

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66284707_2755345754479578_705159242  「賞」は足尾松木沢での学びを活かした環境回復活動(水や土壌の保全)などに対して贈られました。“浸食を防ぎ、土壌を安定させて農作物の収穫量を増やす等の活動を支援し、地域の生態系、環境の安定化と住民の生活向上に貢献している”ことに対して贈られました。(報告 認定NPO法人WE21ジャパン園田久美子さん) 

Photo_3  スペインやアメリカ、中国では大雨が何十万人という国民の暮らしを脅かしています。自然の猛威は日本ばかりではなく、世界各地で人々を苦しめています。暫く届いていませんでした「地球温暖化にブレーキをかける要望書」への国会議員の意見が届きました。

Dsc_0019  れいわ新撰組・参議院議員の山本太郎さんは要望書に賛同し、「私たちは、自然エネルギーの普及、脱原発の即廃止を公約しています。同時に、自然エネルギーが普及するまで、過渡的には二酸化炭素排出の少ない天然ガスも有効活用したいと考えています」というコメントをしてくれました。

Photo_4  立憲民主党・参議院議員の長浜博行さんは、「要望書」に「どちらでもない」と意見を寄せてくれました。各選挙区では参議院選挙が実施されていますが、東京都内や足尾町で政策を訴えている候補者からは、「地球温暖化防止!」の言葉は今のところ聴こえてきません。(報告 髙橋佳夫)

2019年7月 9日 (火)

現場から構想する足尾ふるさとの森づくり!

 心配したならば、即、その現場に起つことの大切さを思い知らされた今日。

Photo          朝の臼沢の森

 今日は森作業の集中日、現場は「臼沢の森」の上段。階段を約300段登った標高1千㍍付近の急斜面。この地は鹿などの獣害にあった所で、昨年と一昨年に補植した場所。草刈りを早くやらなければと心配していた斜面。しかし、この現場には3カ月ほど入っていなかった私たち。現場は、写真(下)のように1㍍半ほどの草が幼木を覆っていました。幼木が衰弱する寸前でした。

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Photo_3  スタッフは心機一転、無心に草を刈ってくれましいた。今日もホトトギスとウグイスの独唱を聴きながら、ヤマモミジやブナ、ミズナラ等の幼木に太陽の恵みを与えました。

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Photo_6  2005年に植えた所の階段は15年間の森づくりを支えてくれました。

15  その両脇の森の地表は苔がびっしりと生え、その上にナツツバキの白い花が落ちていました。静寂さを感じる森内でした。

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Photo_8 実生も太陽の恵みをじっと待っているようでした

Photo_10 現場には2㍍以上のカシワ元気です

 森内の階段を登る時は、吐く息が白くなるほど冷えており、気持ち良い汗をかくことができました。13時まで草刈りを行い、遅い昼食の後は、育樹祭の打合せを行って解散しました。

Photo_9  本日の作業は、鎌田、松村宗、松井、橋倉、仁平、大野、加賀、小川、済賀、小西と筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

2019年7月 8日 (月)

ホトトギスの声に癒されながら足尾・松木沢の森作業

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Photo_2  ホトトギスが朝から夕方まで囀っていた一日。朝はトップ写真の通り、墨で描いた絵のような雰囲気の足尾・松木村跡地でした。

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Photo_7 アジサイの花が楽しみですPhoto_5 草だらけPhoto_6 気分もすっきり

 今日も作業は21日の第1回育樹祭の準備。午前中は、参加者に観てほしい「みちくさ庭」の手入れでした。松村宗雄スタッフが畑に移植していたアジサイを庭に移しました。遠くから庭を見ると、アジサイが庭全体を引き締めてくれました。

Photo_8  庭は全体が草に覆われていますので、植えた野草に太陽のエネルギーを届けようと草を抜きました。草を抜いた後を見ると、気分がすっきりしまた。

Photo_10 熊の仕業か

Photo_9  午後は、「民集の杜」入口と通路の草刈りをしました。草を刈っていると、柵の下に置いてあった腐った板が動かしてありました。この頃、ツキノワグマが出没しているので、多分、熊が蟻を探した跡ではないかと思います。

Photo_11  雨は夕方にポツポツ降った程度でした。連日の草刈で疲れを感じていましたので、15時過ぎには草刈りを終え、環境整備をしました。本日の作業は、仁平スタッフと筆者でした。(報告 髙橋佳夫)

 

2019年7月 7日 (日)

七夕の短冊に願い込めて森作業

 雨が心配でしたが、雨は夕方まで降りませんでした。今日は七夕、「みちくさ」当番の舎人二人は短冊に書かれた願いを竹の枝に付けた七夕飾りを足尾松木沢に設置していました。

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Photo_2  今日の森作業は昨日の続きで、育樹祭向けの草刈りを行いました。刈り払い機の燃料を満タンにすると、エンジンは約1時間起動します。燃料補充する時はひと休みです。

Photo_3      ホオジロも負けじと囀っていました

Photo_4  エンジン音が消えると、松木川方面から聴こえてきたのはニイニイゼミの鳴き声とカジカガエルの鳴き声でした。また、中倉山北斜面からはトンビの雛の鳴き声も聴こえてきました。

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Photo_6  とても静かなひと時でした。草を刈った後の地面には苔が顔を出します。この苔の色の輝きを見ていると、どうしてここの草地に生きているのか不思議です。この苔を大切にしようと、草と一緒に苔も切らないようしました。

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Photo_8  午後は、刈り払い機による草刈りで疲れが出てきましたので、「みちくさ庭」の除草作業に切り替えました。

Photo_9  夜は雨が降りそうです。帰る頃には、雨雲や冷たい空気の流れを感じましたので、天の川は見えそうもありません。短冊に書いた筆者の願いは、「松木村人に届いてほしい 森びとの心」でした。本日の森作業は仁平スタッフと筆者でした。(報告 高橋佳夫)

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