コロナ禍の森作業で探したい新たな日常
今年の“山と心に木を植える”活動もコロナ禍社会下で実施していかなければならないようです。明日には緊急事態宣言が発せられるようです。足尾の寒さは一段と厳しくなりますが、生き物たちは人間の都合を待ってくれません。
木々の幹や枝は猿、鹿、野ウサギ達の命を支え、寒さに耐えながら春の陽射しで弛む土を待っています。この営みの循環を変更させてはなりませんので、今年も森作業を進めていきます。
視点を変えると、新型コロナウイルスも生き延びるために変異しているのかもしれません。人間の都合や科学で見えないウイルスが生き延びる領域を壊すことは、新たなウイルスの再来を呼び込むことにつながっていくのでしょうか。
昨年は、コロナ以前の日常が通用しないことに気づかされました。足尾の森づくりでは、作業を行いながらコロナ禍の新たな日常を探さしていければと思います。(スタッフ・高橋佳夫)
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