草に覆われていた木々が風に揺れる「臼沢西の森」
8月30日(日)の足尾「松木郷」の朝は曇り。気温は18℃でしたが時折青空が顔を出し、午後には気温も上がり28度になりました。
9時から作業打ち合わせを行い、森作業責任者の永島さんから、今日の森作業は「臼沢西の森」の草刈りと獣害柵の修繕が提案されました。
今年は雨が多く、気温も30℃を超える日が多かったため草の生長が早いです。雨の量も多かったことから、上部の岩(砂岩)にひびが入り土壌のゆるみから落石や土砂流出も発生し、植樹地上部の獣害柵が破られたり傾いてしまいました。
今日は、獣害柵の修繕だけでなく、柵の外側に鉄筋を打ち込んで土留め板を取り付け、落石を受け止めるようにすることにしました。
「森の番人」のシニアスタッフは、「こころの園」に千葉県の相川さんから送られた彼岸花の球根植えと秋の七草(フジバカマやキキョウ、ハギ、ワレモコウ、他)を植える地の造園作業を行います。
打ち合わせ終了後、熊スプレーと蜂スプレーを携行し、獣害柵や支柱、土留め用板、唐鍬、鎌など必要な資材を軽トラに積み臼沢に出発しました。「臼沢の森」の前に到着後、一斗缶を叩き、笛を吹いてクマに人間の存在を知らせました。
資材を担いで「臼沢西の森」に到着し斜面を見上げると、一面草だらけで植えた木がどこにあるのか判別がつかないほどになっていました。
崩れた階段で足を踏み外さないよう気を付けながら植樹地の上部に向かいました。
上部は土砂が崩れていて歩く場所も埋もれています。足元を確認しながら西側に行くと支柱が1本残っていますが柵がありません。柵を支柱に止めていた針金が落石で切れてしまったようです。落石をどかして、柵の中間に支柱を増やし、しっかりと獣害柵を取り付けていきました。
次に、柵の外側に土留め板を取り付けていきました。柵側に鉄筋3本、外側に2本打ち込み板は2段に重ねました。斜面で岩が多く、足場が悪い中、声を掛け合いながら取り付けていきました。
長さ2.2mの板で横に4列、8.8mの落石防止板が出来ました。傾いた獣害柵は冬場の森作業で修繕します。
上部出入口も落石が多く、ここにも土留め板を取り付けました。1枚板を縦2列にして出入りがしやすいようにしました。時間は12時20分となっており、草刈りは午後の作業で行うことにし、昼食のため下山しました。
作業小屋に戻ると「森の番人」のシニアスタッフが収穫したブドウが用意されていました。紫色に熟したブドウを食べると甘さと香りが広がります。緑色のブドウを食べると酸っぱさが広がり、まだ熟していないものでした。いろいろと食すことで、実の熟れ具合が分かるようになります。
午後は13時30分から作業開始。階段西側の草を刈ることにして、植樹地の段ごとに並び草刈りスタート。やはり蜂が土留めの隙間に巣をつくっており、一斉に飛び出しました。蜂を興奮させないようにその場を離れ、蜂スプレーを噴霧してその場に蜂が戻ってこないようにしました。
伸びた草に隠されるようにブナやトチノキ、モミジが生きていました。光が当たるようになりました。周りに刈った草を置いてマルチング。枯れて肥料となり木の生長を助けます。
15時15分に西の端まで到着。後ろを振り向くと幼木が風に揺れていました。「やったー!」と声が出ます。道具を確認して広場に戻り片づけを行いました。
終了ミーティングを行い、作業の報告や秋の森の手入れについて確認し、16時に本日の作業を終了しました。久しぶりに弘永さんが参加をしてくれました。栃木県に戻った際は、足尾の森の生長とスタッフの笑顔を見に来てください。お疲れ様でした。
本日のスタッフは済賀さん、柳澤さん、武田さん、坂口さん、橋本さん、田口さん、永島さん、弘永さん、筆者・清水でした。





























コメント