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2026年8月 9日 (日)

森と人、人と人がつながる一日 

午前中は、森びと広場の北側にある「こころの園」エリアの草刈りを行い、午後はサポーター育成ゼミの受講生と「民集の杜西」に入り、森の散歩を行いました。
「こころの園」の草刈りでは、まず、刈払機を使う人と、手鎌で木々の周りを丁寧に刈る人に分かれ、木と人の安全を第一に作業を進めました。

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木々や草花の成長を妨げているススキ、ヨモギ、ヤブガラシ(つる)などの植物を、一本一本確認しながら刈り取りました。上段の草刈りをしていると、紫色の小さな花が密集し、穂のように咲いている植物が目に入りました。近づいてみると、何とも甘い香りがします。そこで、いったん刈払機のエンジンを止め、葉や花の香りを確かめてみました。「これは残そう」と、その花の群生は刈らずに残すことにしました。昼近くになり、斜面の一部を残して午前の作業を終えました。作業小屋に戻り温度計を見ると、気温は32度、暑さの中での作業でした。

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昼食後は、サポーター育成ゼミの受講生と一緒に「民集の杜西」へ入りました。
私たちが言っている「森の散歩」は、森の中で立ち止まり、木々や生きものの姿を見ながら、感じたことや気づいたことをみんなで考え、森との対話を深めることを目的としています。そのためにも、途中で立ち止まって考える「ポイント」をつくることが大切です。

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森に入ると、ちょうど雨が降り始めました。木の葉に雨が当たる音、風に揺れる葉のざわめき、セミや鳥の声、そして川のせせらぎ。森を歩くと、私たちが植えたサクラ、モミジ、コナラなどの苗木が大きく成長している姿が目に入ります。そして今では、それらの木々が自ら種を落とし、そこから新しい実生の幼木も育ち始めています。

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残念ながら、今回「ミヤマクワガタ」を見つけることはできませんでした。しかし、森の中で木々の生命力や自然の奥深さを感じることができました。そして、自然の「痛み」や変化を単なる出来事として見るのではなく、自分自身のこととして感じ、考えることの大切さについても話し合いました。

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短い時間でしたが、森の中に身を置くことで、森と人、人と人とのつながりを改めて感じることができました。森には、心をほぐし、仲間との会話を生み、明日を生きる活力を与えてくれる力があるように感じました。

その後、雷雨がひどくなりそうな気配がしたため、急いで作業小屋へ戻りました。私たちが小屋に入った途端、大粒の雨が降り始め、トタン屋根を激しく打ち付けました。

Photo_11 最後に、受講生の皆さんから感想を聞きました。「見る、触れる、香りを嗅ぐ、音を聴く、味わうという五感で森を感じることも大切。でも、森の中で優しい日差しを感じながら、森のことだけでなく、いろいろな話ができたことが良かった」「作業小屋で話すのとは違って、自然の中にいるとリラックスできた」「森の空気感がとても気持ち良かった。新緑の季節なら、もっと素晴らしいだろうと思った」「打ち合わせも自然の中に身を置いて行えば、もっと自然に言葉が出てくるのではないか」と。

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私たちは森を歩き、森の中で木々の声に耳を澄ませ、森に何かを「囁かれた」ような時間だったのかもしれません。そんな森の力を、受講生の皆さんと一緒に感じた一日でした。若い「森の散策サポーター」が足尾・松木郷の森でお待ちしています。

本日の参加者は、鈴木 力、田口順一、永島 守、矢野雅之、加賀春吾、坂口真理、

        橋倉喜一、清水 卓、そして筆者・報告は大野昭彦でした。

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