いのちと希望を守る中倉山「孤高のブナ」の保護活動
中倉山の未来を紡ぐ土壌保全活動に参加して ・・・・・・・宇都宮市 池田様より
8月1日(土)、足尾で緑を育てている”森びとプロジェクト”が行う、中倉山山頂の「孤高のブナ」の土壌保全ボランティア活動に参加しました。今回は大田原高校生・先生・山岳部の皆さんや森びとプロジェクトのスタッフの方々とともに、未来へ命をつなぐ一歩を踏み出しました。
中倉山への道は想像以上に険しく、急な斜面が続く登山道は、一歩進むたびに体力を奪っていきます。しかし、その苦しさの先に広がっていたのは、公害によって緑を失い、今なお土壌が削られ続ける足尾の山々の姿でした。その光景は、自然が受けた深い傷と、人間が背負うべき責任を静かに語りかけているようでした。
息を切らしながら山頂にたどり着くと、風雪に耐え、たった一本で空へ向かって立ち続ける「孤高のブナ」が迎えてくれました。その姿は、孤独ではなく「希望」そのものでした。幾度もの厳しい冬や嵐を乗り越え、それでも命をつなぎ続ける姿に、胸が熱くなり、自然の持つ計り知れない生命力を教えられました。
私たちは、そのブナの土壌の流出を防ぎ、根元を守るために、草の種の入った「植生土嚢」を一袋一袋根の回りに丁寧に貼りつけました。晴れ間の見える天候でしたが決して楽ではありませんでした。汗が土に染み込むたび、「この土嚢一袋が未来の森を支える」という思いが力となりました。
高校生の皆さんの真っすぐなまなざしと行動力、そして長年この山を守り続けてきた方々の揺るぎない情熱に触れ、自然を守る心は世代を超えて受け継がれていくのだと実感しました。
今回植えた小さな植物の種は、今はまだ目立たない存在です。しかし、やがて深く根を張り、大地を支え、「孤高のブナ」の命を未来へつないでいくでしょう。そして、私たち一人ひとりの思いも、きっとこの山に生き続けます。
自然を守ることは、木を守ることだけではありません。未来に生きる子どもたちの命と希望を守ることです。この日の感動を胸に刻み、自然への敬意を忘れず、未来へ森をつなぐ活動を続けていきたいと思います。(by池田)
この度は、ご友人の紹介で、ボランティアによる高校生の「孤高のブナ保護」活動に参加し、サポートされた感想をいただきありがとうございました。お礼申し上げます。今後も当団体の活動にご理解・ご協力をお願いいたします。
<報告者> 森びとプロジェクト スタッフ 大野昭彦








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