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2023年9月の18件の記事

2023年9月30日 (土)

小雨降る足尾で貨物労組の皆さんが森作業

 朝から小雨が降る足尾・松木郷。今日(9/30)は、2年前に幼木を300本を植えた「貨物の森」(自称)の草刈りにJR貨物労組の皆さん9名が来てくれました。

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 9時過ぎ、作業小屋に到着し、自己紹介とスケジュールを確認し、各自ノコギリ鎌と刈込鋏を持って現地に向かいました。

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 臼沢の森の入り口に着き400段の急な階段を登り、汗をかき、息切れし「足腰を鍛えていないなぁ」と実感しつつ「貨物の森」の入り口に到着しました。少し休憩し、10時から森作業を始めました。

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人の背丈ぐらいある草刈りでした。入り口左側の草を刈っているとミツバチに似た蜂が何匹か出てきました。蜂の出入り口は分かりませんでしたが、その場所を避けて草刈りを続けました。

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 篠竹が刺さっている所で丁寧に草刈りをしていると、一昨年植えた幼木の幹は枯れていましたが、根元から小さな若葉が顔を見せてくれました。その力強さ見てノコギリ鎌を持つ手に力が入りました。休憩しながらでしたが2時間ぐらいで草刈りを終える事が出来ました。

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時計を見ると12時になり、下山し昼食をとりました。

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 昼食後は意見交換をしました。参加された皆さんの感想は「手入れしないと木は育たない、足尾に若い人と一緒に来たい」「誰かを呼び掛けて、また参加したい」「草刈りは大変だったが、木を植える運動の話をしていく」「10年前に植樹に来た、職場から議論を創っていきたい」「足尾には階段を作るときに来た、人が手入れしないと草に負けて枯れてしまう」「草刈りは小さなことかもしれないが、温暖化対策の力のなっていければと思う」「田中正造と足尾の歴史森には力がある」「組合員にわかり易く伝えていきたい、来年はもっと草刈りし木を大きく育てたい」などの感想がありました。いろんな場で、森は命を育み、人間は生物社会の一員であることをしっかり考えていきたいと改めて思いました。

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 本日のJR貨物のサポートは、清水卓、大野昭彦でした。

<報告は大野昭彦>

2023年9月29日 (金)

穏やかな海、秋の訪れ近し森作業

2023929 本日(9/29)は9月最終日の応援隊スタッフによる森作業を行ないました。まだまだ残暑厳しい中、各スタッフは熱中症、コロナ対策予防のため帽子、マスク着用、水分補給することに心掛け9時30分育苗場に集合しました。

2023929_2 岩橋事務局が用意した冷たい麦茶を飲みながら作業の打ち合わせを行いました。育苗場の気温は30℃近くになっていましたが海風によってそれほど暑くは感じられませんでした。本日の作業は、育苗場周辺の草刈りとポット内の草取り、ポット内の追肥をすることにしました。

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<暑さをしのぐため簡易テント内で追肥作業を行なうスタッフ>

2023929_4 2023929_5 <丁寧に心を込めてポット内の草取りに専念する山田・道中内スタッフ>

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 育苗場の表玄関である看板前は、草で覆われていたため草刈り機できれいさっぱり刈り込みました。松林代表はどこでも玄関口といえば、だれが見えられてもきれいさっぱりすることが大事なことであると話されていました。

2023929_8 休憩タイムでは、東城スタッフから今年12月までの事業計画案について話されました。11月のお茶会や12月の年末作業・慰労会の取り組みについて具体的に皆さんと議論を深めあっていくことを確認しました。それぞれスタッフからの意見交換も同時に行いました。今年の暑さによって苗木も弱り私たち人間もバテ気味であった。地球沸騰と言われている中で森づくり(木を植えることの大事さ)活動の大切さを身に染みてわかった。体が動けるうちはみんなと頑張っていくとの決意も話されました。未来の子らにも話しかけ関わりをもって育樹作業を行なってきた森びと宮城県ファンクラブの林代表からの話もありました。応援隊も実行委員会主催の除草・育樹作業を通じて関心をもってこられた育樹ボランティアの人との関わりを大事にしていきたいと前向きな話もありました。「やるのは今でしょ。黙っていては進みませんよ。実行あるのみ」と自分に檄を飛ばし打ち合わせは終わりました。

2023929_9 遮光ネットの活用と草取り、追肥によって元気に育つ苗木たち。本日は、前日の雨によって水撒き作業はやめましたが、今後も暑さのぶり返しもありますので気象情報をチェックし水撒きするようにしました。

2023929_13 本日の参加者は、渡部顧問、松林代表、菅野副代表、山田事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、東城スタッフ、森びと宮城県ファンクラブ林代表でした。暑い中、大変お疲れさまでした。

<写真で見る秋の訪れ近し・・残暑も厳しお互いに体調に気をつけましょう>

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<育苗場のススキの原風景>2023929_15 2023929_16<育苗場周辺の山ぶどう・・美味しそう>

2023929_17<自宅に咲いた珍しい白の彼岸花・・森びと松村宗雄さんからのプレゼントでした。>

                    (報告 東城敏男)  

森びとの心を伝えたい。「こころの園」づくりに汗を流す

 9月28日の森作業集中日。足尾の山々は深い霧に覆われていましたが、徐々に青空が広がりさわやかな秋空となりました。9時30分の気温は23℃でしたが、夏日が戻り、汗ばむ陽気となりました。

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 本日の森作業には13名が参加。舎人担当の2名も合流しミーティングを行いました。

 森づくり事業20年に向けて、森びと広場北側の崩落する危険がある斜面に低木を植え、斜面の補強と松木を訪れる皆さんに森の散策を楽しんでもらえるよう花の咲く低木を植える準備を進めています。

 ミーティングでは、森を構成する木々を守る林縁の低木層・マント群落の役割について高橋森づくりアドバイザーからレクチャーを受け、植栽のイメージを膨らませました。

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  大野さんから本日の森作業が提起され、“みちくさの庭”からアセビを斜面上部に移植することになりました。作業に当たってはアセビを掘り起こす班、移植するための穴を掘り黒土を準備する班、鎌田さんが持参してくれたナナカマド、ミズヒキ(赤)を植える班の3班に分け作業を開始しました。

 舎人の2名は“みちくさ”のオープン準備をした後に移植作業に合流しました。

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  “みちくさの庭”のアセビが密植しており、生長を考えて間をあけて掘り起こしました。

 アセビと柵の間隔が狭く、スコップを入れると石に当たり掘り起こすのも一苦労です。気温も上昇し汗だくになりながら、根を残すように慎重に掘りました。

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 移植する斜面も2m間隔に穴を掘り、黒土を入れて元の土となじませ、移植の準備を行いました。

 掘り起こしたアセビを一輪車に積んで植樹地に運び、順次植えていきました。植樹した後は周りの草を刈りマルチングしました。46本移植することが出来ました。

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 ナナカマドとミズヒキは“みちくさの庭”に植えました。

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 昼食後は、獣害柵で囲われた植樹地内を歩き、「階段脇にはドウダンツツジ、ミツマタは3か所に寄せ植えしよう」、「ヒマワリを植えよう」、「園内の通路脇にはシモツケ植えよう」など、斜面の形状を確認しながら意見を出しあいました。「西側にコスモスを植えれば岩山のジャンダルムに映えるスポットになるのではないか」など、四季折々・色とりどりの花が咲く“松木郷”を想像し、みなさんから笑顔がこぼれました。

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 遊働楽舎“みちくさ”では、午後1時頃、「今日は、小井土さんはいますか?」と二人連れの男性が訪れました。お話を伺うと佐野と足利来られた遠藤さんご兄弟で、2018年にお兄さんが松木渓谷の散策に来た時に舎人の小井土英一さんが対応し、足尾の話しや足尾の山の地図を分けてくれたことなどが話され、感謝の気持ちを伝えに来てくれたそうです。

 当時、小井土さんから頂いた名刺の裏側に遠藤さんが書いた“みちくさの小屋”とジャンダルム方面の山々を書いたスケッチを見せてくれました。そこには「2018.11.11、日、快晴、21℃」と訪問日が記されていました。小井土英一さんが今年2月に亡くなられたことを伝えるとがっかりとなされ、お悔やみを申されました。5年前に舎人で対応された小井土さんの名刺を大切にし、再度訪問いただいた遠藤さんご兄弟に感謝です。おそらく、舎内の丸太に座って「よく来たの―」とお話を聞かれていたと思います。

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 「みちくさノート」には「何回目かの“みちくさ”です いい場所です 足尾は良いところです」と書いてくれました。またのお越しをお待ちしています。

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  終了ミーティングでは、大野さんより北側斜面の植樹地の名称を「こころの園」にしたいと提案がありました。その「こころ」とは、森づくりを行ってきたスタッフ・サポーター一人一人違うのではないかと話になりました。松木の村びとの思いや、AI時代に生きる子供たち・孫たちに残したい自然、負の歴史ではなく未来のために森を育ててきた親・おじいさんの気持ちなど、次回の森作業に各自の思いを出し合うことにしました。

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 15時になっても暑さが残る足尾ですが、赤とんぼが空を舞い、キクイモの黄色い花が風に揺れ、りんねの森の幼木も紅や黄に色づき、草木や生き物たちは秋の訪れを教えてくれます。

 10月の遊働楽舎“みちくさ”のオープン日は11日(水)、26日(木)になります。皆様のお越しをお待ちしています。

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 本日の森作業は、鎌田さん、高橋さん、大野さん、橋倉さん、福原さん、山本さん、本間さん、矢口さん、田村さん、武田さん、済賀さん、山田さん、キンバリーさん。舎人担当は、岩田さん、清水でした。

(報告:清水 卓)

2023年9月27日 (水)

愉しい足尾・”松木郷”を願って初秋の森作業

1 植樹するにはベストな天気の今日(27日)。足尾ダムの葦原を飛ぶアオサギも今までの様な暑い天気ではないので気分が良さそうでした。2

3 今日の森作業は日光市在住の正会員・鈴木イツ子さんが私たちに贈ってくれたカツラ、ブドウ、梅を丁寧に植えること。サポーター・鎌田さんが鈴木さん宅で掘ってきた三本の木を車で持ち込んでくれました。4

5 森づくり事業20年を楽しく迎えられるように、昨年から「森びと広場」周辺の環境を整えてきましたので、今日はその一環の植樹として「果樹園」にブドウを植え、出会いの広場「みちくさ」の窓辺から見下ろせる場所に梅を植え、「森びと広場」には巨木に生長することを願ってカツラを植えました。

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8 日中の気温は30℃以下でしたが、汗で下着が濡れるほどでした。「森びと広場」の渋柿は色づきはじめ、ヤマグリは毬が大きくなり、大野運営委員が植えてくれたコキアが秋色に変わり、モズの鳴き声が足尾・松木渓谷に響いていました。9 今日の作業は、鎌田さん、高橋でした。(報告・高橋佳夫)

2023年9月26日 (火)

都民の声に耳を傾けるべきだ!

「都民の声に耳を傾けるべきだ。何んのための再開発なのか」!主催:こどもの笑顔をつくる神宮外苑考える会

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「明治神宮外苑と気候変動~人新世、脱炭素社会で求められるまちづくり」シン ポジュウムが昨日、新宿四谷地域センターで19時から開催されました。関心の高さを示す通り 100 名の会場は満席でした。Img_20230925190814702_2

主催者は、脱炭素が求められている社会でどの様なまちづくりを行うのか、今を生きる私たちと未来を生きる子供たちのことを考えるのは大人の責務である。

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再開発に反対しているのではない。生態系豊かで 100 年以上培われてきた神宮外苑を再開発の名によって壊されるのを認めるわけにはいかない。国内外からも関心がもたれている。それは世界遺産など文化財に関するユネスコの諮問機関「イコモス」のパ リ本部から事業撤回を求める警告、遺産危機警告(ヘリテージ・アラート)がだされ ました。このアラートは岸田首相をはじめ国交省、文科省環境省各大臣、小池都知事、 各関係区長、4事業者など併せて 18 者に要請書が発送されています。

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この様な状況下で催しされたシンポジュウムのパネラーは、ロシェル・カップ氏、明日香壽川氏、斎藤幸平氏、糸永浩司氏他2名でした。様々な提起を受けデスカッションで出されたのは、「脱炭素社会が求めれれている中で、歴史的価値のある公園を壊し木を伐採することは逆行している」「環境権、自然権を守るために立ち上がろう」「3,5パーセントの人が動くことで行政や事業を変えることができる。他人事ではなく自分事として考え、共に人間は森に生かされていることを訴えて行くべきだ」「マスメディアが余り報道しない中で、昨日のTBSサンデーモーニングの内容は的を得ていて大変良かった」の発言に会場内は拍手の渦、私も同感でした。社会を変えるのは市民、都民、マスコミなどが一緒になって行動することの大切さを学んだ会でした。(東京FC:松井富夫)

2023年9月23日 (土)

一足早い紅葉を発見する森作業

本日の足尾は、涼しく感じました。天気は晴れ間も見せていましたが、小雨が降ったり、止んだりとはっきりしない一日でした。

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二人で遊動学舎=「みちくさ」を開く予定でしたが、雨模様なので森作業に変更しました。今日は先日やり残したみちくさ庭の草刈りと大きくなったアセビやミツマタを移植のために各本数を把握することにしました。

コーヒーを飲みながら、8月に行われた「樹徳高校生の環境学習」のサポートについての話になりました。樹徳高校の生徒の皆さんに「何をつかんで貰うのか」現実をつかんで定めていくキャッチボールが大事なことを森づくりの先輩から学び共有する事が出来ました。

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二人の心が一つになったところで森作業を始めることにしました。先輩が、家の近くの土手に咲いていたミズヒキ数本持ってきてくれました。それをみちくさ庭に仮植えし、アセビとミツマタの本数を手分けして数えました。アセビが約130本、ミツマタが約140本でした。庭の中でも場所によっては、成長が良いものとの差がありました。

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それから、リンドウやヒガンバナなどの回りを丁寧に草取りしました。すると驚きの「発見」がありました。植えていないのに、ミズヒキ(白)やツタが生え、一足早い紅葉を見ることが出来ました。

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午後は、みちくさ庭の草刈りと手前のコキヤが背丈の大きな草に覆われていたので、仮払い機で日に当たるように周りの草を刈ってやりました。

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14時過ぎになると雨が大粒になってきたので森作業を終了しました。帰りに、二人でセンニンソウが生えている所を確認しに行きました。同じ土手の所にミズヒキが沢山生えていました。雨の中お疲れ様でした。


ー 今日の写真 ー

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本日の森作業は、松村宗雄、大野昭彦でした。

<報告者:大野昭彦>

2023年9月18日 (月)

明治神宮外苑の森にすむ土壌動物の「民意」は東京都に届いているか

 9月10日、神宮外苑の森を歩くエコ散歩を開催し、参加者の皆さんと一緒に中村幸人植生アドバイザー(東京農業大学名誉教授)の説明に耳を傾けました。

 明治神宮や神宮外苑の森は、100年前全国の皆さんから資金や苗木が贈呈され、市民ボランティアの協力で作られたことが伝えられています。

 

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 中村アドバイザーは草や木の葉に触り、時には匂いを嗅ぎ、人工的に作られた生け垣や森の中に鳥や風が運んだタネが発芽し森の一員になっていることを教えてくれました。

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 神宮球場の外輪の森に“タブノキ”の幼木を発見。中村アドバイザーは「本命の木。これからこの森をつくろうとして生長を始めている。全体が森の形になっているからここで生長できた。大きくなれば本来の常緑の森に戻っていく。その“さきがけ”であるとみることが出来る」と教えてくれました。100年前に作り始められた人工林が鳥や昆虫、爬虫類など生態系を構築し、300年400年生きる自然の森に遷移しようとするダイナミズム、その“さきがけ”に立ち会うことが出来、感動をおぼえました。

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 当初観察する予定だった「御観兵榎(ごかんべいえのき)」が記念樹として植えられた旧青山練兵場跡に残る外苑の森が「都合により閉園」だったため、道路向かいの小さな森に入り観察。気温35度を超える外苑を歩き汗だくでしたが、ひんやりとし、しばし体を休めました。自動車が行きかう場所で緑の葉を広げ、森に寄り添う人々に安らぎを与えてくれる樹木は誰に支えられているのだろうか。

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 NPO森びとの顧問として森の下に住む土壌動物の存在を教えてくれた故・青木淳一横浜国大名誉教授の本「だれでもできる やさしい土壌動物の調べ方」を教科書に、落ち葉の下の土をすくい観察しました。

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ルーペの他にスマートフォン用のマクロレンズを使い、土の中に住む生き物を探しました。目視では何か白いものが動いている程度ですが、1㎜~2㎜ぐらいの生き物が2㎝ぐらいに拡大され、落ち葉を食べておなかの中に「落ち葉のソーセージ」をためている様子を見ることが出来ました。一握りの土の中にワラジムシやコムカデ、ジムカデ、ヤスデ、トビムシ、陸貝など何種類もの土壌動物を確認することが出来ました。ササラダニは顕微鏡が無いと見ることが出来ないため、東京都や大学などの研究機関に調査を期待したいと思います。

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 本「やさしい土壌動物の調べ方」を開き、確認できた土壌動物を調べてみると、『「自然の豊かさ」を評価するための32の動物群』では「わずかな環境変化にも敏感なグループA」(5点)には陸貝、ヤスデ、ジムカデ、コムカデが含まれています。「中間のグループ」(3点)にはワラジムシが含まれていました。100年もの長い年月をかけて、劣悪な環境にも耐えられるグループの生物たちが土壌を作り変え、その土地本来の木々、ケヤキやスダジイが生長し、鳥が運んだタブノキの種が森の仲間になるなど、神宮外苑の森が豊かな自然環境を保持していることを示しています。

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 故・青木淳一先生は1983年に明治神宮の森の調査を行い、人間の足の下に何匹の土壌動物がいるかを、子供たちにも分かりやすく示しています。トビムシやダニ、ワラジムシ、ミミズなど約80,000匹が落ち葉の下で暮らしていました。

 東京都のHP見ると東京都住民は1406万3564人(2022年)です。明治神宮の数値を参考に考えると、片足を25㎝×10cmとして、1m²は40倍、320万匹です。5m²で都民数を越えます。地上部に生きる人間をはるかに超える土壌動物たちが東京都の緑を守り、豊かな自然を守り、つくり出していることがわかります。

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故・青木先生は本の最後の文に(P100)

(3)土壌が陸上世界を支えている

 地上で活動する生物社会を支えているのは間違いなく土壌です。その土壌の健全さ、ゆたかさの程度を教えてくれるのが土壌動物です。その中でも、今まであまり注目されてこなかった土壌動物は、微生物とともに生態系のなかで重要な働きをしているばかりでなく、環境の診断役としても注目すべき存在であることを、これまでの説明からぜひわかっていただきたいのです。

とメッセージを記しています。

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 小池百合子東京都知事は9月15日の定例会見で、樹木保全の具体策を示すよう事業者に求めました。地上に生活する住民の民意と同時に、地面の下で都民の暮らしを守る土壌動物たちの「民意」にも耳を傾けてほしい。

(運営委員 清水 卓)

 

色づき始めてきた足尾・松木渓谷

本日の足尾の8時40分の気温は26℃、晴れ。昼の気温は30℃になりました。

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足尾ダム・ゲートに着くと「源流碑」傍に生えているヤマボウシの実のオレンジと空の青さと緑が優しく私を迎えてくれました。

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「みちくさ」=遊動学舎に着くと、松木渓谷の奥から歩いてくる二人連れの夫婦が来たので「まだ準備が出来ていませんが寄っていきまかか」と声をかけると、「今まで何回か来ましたがいつも開いていなかった」と返事があり、私は、この小屋がどんなものなのかと気にかかっていたのかと思いました。ご夫妻を中に案内すると、「あら素敵、こんな風になっているんだ」とびっくりしているようでした。

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ご夫婦は宇都宮市内から可愛いい二匹の犬と散歩に来たらしく、松木渓谷には初めてではないようでした。中倉山にも興味を持っていましたので、11月3日に行う「中倉山ブナを元気にする恩送り」の協力を呼びかけました。

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 その後、みちくさの回りも草が茂っていたので仮払い機で草刈りを行いました。9時30分頃から、みちくさ庭の草刈りと庭に植えてあるドウダンツツジやシモツケソウなどを広場の北斜面に移植するための準備をすることにしました。庭に行って見ると、ヤブマメの蔦が野イチゴの生えている一面びっしり、ツツジなどにも絡まっていたので、他の草と一緒に取り除く事にました。

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お昼頃に、橋本さんがイチジクを持って来てくれました。一緒に昼食をとり、先日の「JICA植樹体験研修」動画のチェックをしました。

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それからは、二人でみちくさ庭の草刈りを継続し、刈った草を庭の外に出して、ドウダンツツジとシモツケソウが何本あるか調べてみました。すると、成長には少し差がありますが、ドウダンツツジが約181本、シモツケソウが約80本ありました。

ー今日のみちくさ庭に咲く花たちー

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本日の「みちくさ」の舎人は、清水と大野でした。

<報告は大野昭彦>

2023年9月17日 (日)

第4回植樹会場の下草刈りを行ないました。  

 昨日( 9/16)は、南相馬市鎮魂復興市民植樹祭実行委員会主催の除草作業を第4回植樹会場(2016年)の原町区萱浜字東蔵前地内で行ないました。この会場は植樹7年目を迎えます。応援隊のスタッフ5名は8時に現地集合し、市役所担当者と打ち合わせを行ないました。8時30分からの除草作業には、市民・育樹ボランティアの皆さん40名が参加してくれました。

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 8時30分より南相馬市農林整備課の岡田係長の進行で参加者の皆さんと打ち合わせを行ないました。佐藤課長からは、市民ボランティアの皆さんへのお礼と作業上の注意点、熱中症対策についてが話されました。

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 続いて、応援隊の松林代表からは、「熱中症やハチに刺されないように注意しましょう」とあいさつをしました。その後、参加者は手鎌と刈込鋏を持って草刈リをはじめました。

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P1020906 参加者は横一列に並んでマウンドの上部へ進むように除草しました。大きく伸びたセイダカアワダチソウはかなり手ごわい雑草でした。30分が経ち、水分補給の休憩タイムを取り、10時30分には草刈りは終了しました。

 第4回会場には、野ネズミの巣やキノコ(アネモネタマチャワンタケ)が生えていました。こうしてみると森の防潮堤にも色々な生きものたちが生息できるよう環境になっているよです。

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 今回の除草作業は、熱中症やケガ人もなく無事に終わりました。今年度、植樹祭実行委員会主催の除草作業は4回開催され、延べ約200名の参加がありました。本日の育樹作業に協力してくれた皆さん、お疲れ様でした。林内の風通しもよくなり苗木たちも大きく生長できると思います。今後ともよろしくお願いいたします。本日の応援隊の参加者は、松林代表、菅野副代表、東城スタッフ、岩橋恵美スタッフ、筆者・岩橋でした。

(報告 事務局 岩橋 孝)

2023年9月14日 (木)

色なき風に秋を感じた森作業とJICA足尾研修

昨日9月13日、足尾・松木の8時40分の気温は22度、清々しい天気で空気が美味しく感じました。

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参加者がいつもより早めに集まりました。コーヒーを飲み、やっぱり松木は「涼しいね」と、森作業の打ち合わせを行いました。

責任者の済賀スタッフから、前回やり残している広場北斜面の獣害柵づくりと夕方にJICAの足尾研修で、「環境保全活動を通じた観光振興を学ぶ」ために各国政府職員の方が「植樹体験」するというので、その準備をすることにしました。

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早速、全員で広場北斜面に行き、どこに階段をどのようにつくるか。それぞれの意見を出し合いました。決まったら手際よく、上の道路側の柵の入り口予定の所から鉄筋を大ハンマーで打ち込み、ビニール紐で目印を付けました。それを全員で確認し、「松木郷」の広場周りのイメージを膨らませました。その後獣害柵づくりの作業に移りました。

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昼食後は、柵づくりの作業がまだ残っているので、その続きをやる人と臼沢西の森で行う「体験植樹」準備の二手に分かれて作業を行いました。体験植樹の準備は、ツアーのため送れることを念頭に置いて、現地で実際にスコップで掘って植えてみました。すると、石だらけで掘るのが大変なことが分かりました。本番では、スタッフが一人一人について植樹指導することにし、15本の苗木を植えるところに置き準備を整えました。

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下山すると、広場北斜面では柵づくりも一段落して、木陰で休憩をしていました。谷からくる風が汗だくの体を心地よくすり抜け秋の色の涼しさを感じました。

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JICAの体験植樹は、旧ヘリポートの所に、テーブルにヘルメットと軍手を人数分置いて到着を待っていました。約束の16時を少し遅れて研修受講者5名と山田会長(山田組)、大日方様(通訳)、元山様(WBA株)を乗せた大型バスが到着しました。直ちにヘルメットと軍手を装着して臼沢西の森に向かいました。現地では、森びとプロジェクトからは、「いま地球温暖化による気候変動で世界の人々の命と生活が脅かされています。これは人間の経済活動によるものです。今日の「体験植樹」が、地球温暖化にブレーキをかけ現実と向きあっていく一歩になれば」と述べました。

受講者の自己紹介をし、済賀スタッフの植樹の方法を行い、コナラ、ミズナラ、コブシなど15種類の苗木を丁寧に植えていただきました。

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世界の人々が自然災害に怯えた生活を少しでも軽減できるように願って木を植えた感想をいただきました。

「今回の経験を国に帰って何か生かせるのではないかと思った。」「私の国では、木を燃やすことはあるが植えることはない」「国でも植樹活動は行われているがこんなにきっかりとは遣られていない。心打たれる経験でした。」「皆さんがやっていることは、世界の人々に希望を与えること。」「木を植えることは、将来世代のためでもある。素晴らしいことだ。」「心温まる皆さんと一緒に植樹活動が出来て良かった」と感想を述べていただきました。(モンゴル、マダカスカル、ザンビア、タンザニア、ドニミカ共和国)感想を聞いて、国を超えて共感し、いのちを未来に繋ぐ活動への情熱が込み上げてきた。

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下山する途中で、臼沢の森の入り口の前で、清水副代表が、資料を基に「今皆さんが植えた木は、あと15年たつとこんなに大きくなり、人間が森に生かされていることが実感できる。そして、受講者の皆さんがお世話になった山田会長は、荒廃地の足尾銅山跡地に木を植える先駆者です。」と話しバスに戻りました。

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最後に、ドミニカ共和国から来たジェニーさんよりコーヒーをいただきました。また、日本に来た時には、植えた木に会いに来て欲しいと願いました。参加されたスタッフ・サポーターの皆様、遅くまでお疲れ様でした。

本日の森作業者は、鎌田、橋倉、福原、加賀、済賀、清水、大野。続くJICA研修サポートは鎌田、松井、橋倉、福原、加賀、済賀、清水、大野でした。

<報告は大野昭彦>

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