世界の森と沿岸植物を元気にさせつつ、温室効果ガスを削減しよう!
ヨーロッパが熱波に襲われ、アラスカやシベリアでは森林火災が相次ぎ、国連が「前代未聞の事態だ」としている。山火事の原因は、記録的な暑さと空気の乾燥だとみられている。6月のアラスカの平均気温は1925年の観測以来2番目に高く、専門家は気候の変動による記録的な暑さと、空気の乾燥が火事を引き起こしていると指摘している。
国連のWMO(世界気象機関)は北極圏で起きた森林火災によって、6月1か月間に排出された二酸化炭素の量は50メガトンに上り、スウェーデンで1年間に排出される量に匹敵するとしている。
日本も猛暑が続くが、当会は、アメリカ・ミシガン大の学生たちの活動を期待している。何故なら、5月、学生たちと“未来を植える!”活動を連帯する誓いをしたからである。その学生たちと教授のコメントを一部紹介する。
「皆さんの解決へ向けた決断力にとても感動しました。皆さんの植樹は地球に対して、同様に私たちにも、とても前向きな影響を与えてくれました。感動的な考え方に満ちた対話を持つことができ、感謝しています。」(レオニーさん)
「日本を離れても、足尾での皆さんのレッスンと親切をずっと忘れません。ミシガン大学は『Plant the Future!(未来を植える!)』活動を皆さんと連帯して続けられることを誇りに思います。」(ガブリエラ)
「皆さんの経験と歴史を私たちに共有してくださりありがとうございました。とても感動しました。皆さんが未来へ木々を植える活動を続け、私たちが受けたのと同様に、人々に影響を与え続ける事を祈っています。」(ジュリアさん)
「親愛なる森びとの皆さん。皆さんと素晴らしい午後の時間を過ごせた事をとても感謝しています。日本での滞在のなかで最も記憶にのこる有意義な時間でした。本当にありがとうございます。またお会いしましょう!」(レスリー教授)翻訳・事務局員 太宰初夏。
ロシアのシベリアでは森林火災の拡大に歯止めがかからない。雨を降らせず雷が怒っている自然界のしっぺ返しに、私たちが応えるには野心的な温暖化防止ではないか。
(理事 髙橋佳夫)
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