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2019年5月の29件の記事

2019年5月16日 (木)

岸井理事長命日、森びと設立故人に感謝と決意を伝えました

 昨日は前理事長・岸井成格さんの命日。5名の有志が墓参りをしました。霊園の森には白い花満開のヤマボウシ、モミジ、ケヤキ等の若葉が輝いていました。  

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Photo_5  墓では、簡単に草を取り除き、花を添え、清水さんは地酒の純米酒「四季桜」も供えてあげました。 

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Photo_8  墓前では、中村幸人新理事長を迎えて、設立15年を迎えた“山と心に木を植える”事業がスタートできたことを報告しました。また、“政治も市民運動もこれ以上、劣化させてはならない”という岸井さんの遺志は地球温暖化にブレーキをかける運動で引き継ぎたいという決意も、天空の森で集う元副理事長・角岸さん、理事の宮下さん、アドバイザーの竹内さんに伝えてきました。

2005 2005年「親子自然教室」in足尾

2011 2011年「森びらき」・右が故・角岸さん

 霊園近くの食堂では昼食を摂りながら、設立15年間を振り返り、今後の森づくり運動の展望を語り合いました。

Photo_9 足尾で森づくりを見守る岸井さんツリー(ホウノキ)

 清水理事、松井アドバイザー、小林事務長、高橋よし子職員の皆さん、お付き合い下さってありがとうございました。(理事 髙橋佳夫)

2019年5月15日 (水)

ミシガン大学生達と田中正造の生き方を探りました・・・その②

 ミシガン大学の学生達は、英国のケネス・ストロング著作の「田中正造伝」をすでに読まれているなど、すでに知識はかなり持たれていました。

Img_9759  討論の場で、太宰事務局員は「今の私達にとって田中正造のエッセンスは何か」と質問を投げかけました。学生たちからは、「正義であること、不正を許さないことではないか」、 「他の人のために、モデルになろうと思ったのではないか」、「人間は自然と強くつながっているということ示したのではないか」、「フローが大切でないか。フローがとまると、毒がでてくる」と返してくれました。

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Img_9769  「毒」とは何かとの再質問に対しは、それは「2つあって、ひとつは精錬からでた物質的な毒で、もう一つは、人間の心のと毒である「無知」ということではないか」と的確な事が帰ってきました。

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P5135632  さらに、地球温暖化に対して、我々は何ができるかという質問に対して、学生は「教育だと思う。残念ながら米国には、地球温暖化は問題だと思ってない人がまだ多くいる。トップの人も含め。この問題を知らせるためにも教育が大切と思う」、「それぞれが生活の上でほどほど(LESS)にする個人の意識が大切ではないか」、「政治の話になると、政党間の反対だけになっている。温暖化問題は政治の話というのではなく、個人的な自分の問題として、そうすることで行動に移せる」、等々様々な意見をいただきました。

P5135663  会話を通して、田中正造の真髄を探るきっかけがサポートで゜きたのではないかと、とても新鮮に感じる意見交換でした。また、若々しさがほとばしるものを感じ、同じ問題を共有することで、こちらも何かとても力をもらえて嬉しく思いました。

P5135676  学生たちを引率してきたレスリー教授の自然環境人間社会のアプローチとその通訳があったことが大きかったのではないかと思います。ミシガン大学の皆さん、何かPOWERをいただきました。足尾でお会いできたことに感謝します。またどこかでお会いしましょう。(事務局員 宮原哲也)

2019年5月14日 (火)

森作業集中日。臼沢西の森を造る準備が大きく前進しました。

今日の松木の里は曇り空です。ジャンダルム方面には黒い雲が見えていました。天気予報は、午後は強い雨が降るとのこと。早速朝の打ち合わせを行い、今日の作業は、6月に植樹をしようとしている「臼沢の森」に黒土を運び入れることを中心に行うことにしました。

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Cimg8980 背負子に2個~4個を積んで約100mの通路、その後はきつい急斜面を登ります。背負子が無い人は鉄筋や土留め用の板を上の方に揚げていきます。また、鉄筋を打ち込み板を石などで止め、土を入れたときに流れないように土留めを作る作業もやりました。今日は作業集中日で人数が多いため、土の運搬はかなり進むと考えていましたが、それを上回り3個のフレコンに入れてあった黒土の袋を、何度も往復して全部運び入れることができました。作業を担った皆さん大変お疲れさまでした。

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今日は、久しぶりに参加した小西さんは慣れない手つきで鉄筋を打ち込んでいましたが、足元が滑り悪戦苦闘のようです。

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午後は、6月2日の南相馬市鎮魂復興植樹祭と今月25~26日の只見町布沢での支援活動の打ち合わせを行い、その後雨が降ってこないようなので、再度「臼沢西の森」で今度は土を入れる作業を行いました。また、土留め用の板が無くなり竹を使うことにし、200本を取り出しました。

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今日の作業で、土留めが西の端まで2本目が完成し、達成感を味わいました。これで738本の苗木を植えることができます。それでも、苗木の数からするとまだ半分ほどですが、一段に2列にして植えるともう少し増えると思います。

今日集中作業日参加者は、高橋、鎌田、松村宗、松村健、小川、福原、大野、済賀、小林、福澤、加賀(筆者)(敬称略)でした。大変お疲れさまでした。

2019年5月13日 (月)

ミシガン大学生達と田中正造の生き方を探りました・・・その①

 今日は朝からスタッフたちに緊張が漂っているようでした。アメリカ・ミシガン大学生を迎えての環境学習サポートがうまくいくのかと真剣な顔でした。そんな雰囲気の中で朝の打合せ、早速、歓迎の八重桜の下でその準備に入りました。

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3  2016年5月、私たちは同大学の学生たちのサポートを行い、20本の幼木を植えて頂きました。今日の学生たちも昨年同様に、レスリー教授の研究室に集う自然環境と人間のつながりを研究している学生です。日本の場合には、田中正造の精神と農民と連携した闘い等を学習しています。

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Photo_3  12時に森びと広場に到着した学生の昼食中に、私たちの自己紹介。その後は、足尾銅山の歴史を簡単に振り返り、その現場を見ていただきました。 

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Photo_6  続いて、同大学先輩が3年前に植えた森を散策しました。当時は60㌢程だった苗木が3㍍程に生長していることに、学生たちからは驚きの声があがりました。

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Photo_8  森びと広場に戻ってからは、「足尾isハートランド」訪問記念にサクラの苗木を植えました。穴を掘り、土を混ぜる、苗木の根の気持ちになって丁寧に植える、最後に沢山の水をあげました。その前で全員集合、お互いに素敵な桜の花を見せてくれるように願って記念写真をとりました。

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2_2  15時から1時間は討論、そこでは田中正造が貫いた闘いの精神力や考え方を探りました。その中では、自然環境破壊は人間の暮らし方の「毒」にある、その毒とは何か、地球温暖化防止のアイデアがテーマとなりました。討論を通じて“連帯感の大切さ”を実感する討論がつくりだせたようでした。

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Photo_12  最後は、自国ですすめる運動の共通スローガンを互いに考えよう、となって討論は終わりました。残念でしたが、交流時間が無くなり、学生たちと再会を願って別れました。報告は続きます(報告 高橋佳夫)

山と心に木を植えて15年、木々は見上げるほどに育ちました。「森の案内人」が皆さんをお待ちしています。

2019年は「森の案内人」の活動がスタートします。
本日12日は、森の案内を具体的に行っていくための打ち合わせを行い、15年間で育ててきた木々の生長を確認しました。

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7月21日(日)に開催される「第1回足尾・ふるさとの森 育樹祭」では、下草刈りなどの育樹作業の後、15年間“森とも”の皆さんと一緒に育ててきた“臼沢の森、松木・新松木の杜、民集の杜”を散策します。“その土地本来の木による本物の森づくり”を目指し植樹を行ってきましたが、それぞれの森の成長に伴う変化や特徴などを“森とも”皆さんと一緒に感じたいと思っています。

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また、日光市足尾町に多くの皆さんに足を運んでもらうための応援ができないかと、子供たちの夏休み期間に、「かじか荘」が管理・運営する銀山平キャンプ場の一角をお借りし“森は大切な友だち”ということを伝えたいと考えています。
私たち人間の暮らしは植物と土壌をつくる生物に支えられていることに気づいてもらえるよう、15年の森づくりを担ってきた強者スタッフを中心とした“森の案内人”でつくりたいと思います。楽しみにしていてください。

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打ち合わせを終え、午後は各森を踏査し樹高や胸高直径の計測など木々の生長を調査しました。
2009年から植樹をおこなった松木の杜ではシラカバの生長が著しく、樹高9.5m、胸高直径13.5㎝に生長していました。新松木の杜では2011年に植えたコナラが樹高7m、胸高直径6.4㎝に。松木川対岸から飛来した種が活着したとみられるヤマナラシ(ポプラ)は樹高5.0m、胸高直径6.5㎝に生長しています。

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続いて調査した民集の杜では、2014年に桐生ローターアクトの皆さんが植えたコナラが樹高5.0m、胸高直径4.1㎝、ヤマザクラが樹高5.3m、胸高直径4.8㎝に。各森の土壌づくりの違いによって森の構成に違いが表れていることもわかりました。

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最後は、臼沢の森で15年目の木々の計測を行いました。2014年に最高樹高7.9mだったコナラは樹高11m、胸高直径11.3㎝。ヤマザクラは11.5m、胸高直径13.5㎝。見上げると首が痛くなるほどに生長していました。木の根元を調査すると、コナラやヤマザクラ、ヤマモミジの実生が生えていました。最初は人間の手で植えられた苗木でしたが、15年の時を重ねることで落ち葉が土となり、ふかふかの布団に包まれて二世が生まれ、“本物の森”が形成され始めています。細い木々が落石を止め、落石防備林としての役割も発揮していました。

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本日の「森の案内人」養成には松井、加賀、大塚、宮原、小黒、清水が参加し調査を行いました。森のあちこちでウグイスの鳴き声が聞こえ、臼沢の入口ではアナグマが歩いていました。皆さんと一緒に植えた40㎝ほどの苗木が15年で11mに生長しています。多様な木々の生える森が形成されると、さまざまな生き物が見られるようになりました。

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15年間の森づくりに携わっていただいた“森とも”のみなさんと一緒に森を歩き、私たち人間もまた、生物社会の一員として森に生かされていることを実感できればと思います。
(筆者:清水 卓)

2019年5月12日 (日)

初夏を思わせる風と新緑の輝きの足尾・松木渓谷入口

 暑い空気が上空へ上がっているせいか青空に霞がかかった天気の足尾松木渓谷入口。日中の気温は26度を超えました。午前中は東南の微風、午後には木々の葉が揺れるほどに拭いていました。

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2_2  松木川からはカジカガエルの声、森からはウグイス、オオルリ、ヒヨドリなどの鳥たちが朝の合唱をしていました。

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Photo_2 足元では草花が青空に花びらを広げ、蝶が嬉しそうに舞っていました。

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9_2  事務局員の加賀さんが到着早々に軽自動車から苗分けするための土をハウスに運び入れていました。

4  ひときわ目立つ白い房は風に揺れている若葉の中のウワミズザクラの花。例年なら下旬ころに白い房を見せてくれるのですが、今年の開花が早いのには驚きです。

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7  午前中の訪問者はいませんでした。松木渓谷の散策を楽しむ方の後ろ姿を見ていると、足取りは軽そうでした。

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11  午後、田口君が上流から戻ってきました。いつもの頂望遠レンズのカメラを担いで、「テンをみかけました!初めてですがシャッターチャンスを逃がしました」と残念そうでした。

12  16時頃になると釣り人が寄ってくれました。越谷に住む立澤さんは、はじめての松木川の釣りにご機嫌でした。釣果もありましたが、渓谷の水と釣りの邪魔になる川面に張りだした枝などが少ない環境に微笑んでいました。竹や丸太を扱う専門店を経営している達澤さんは、森づくりや森林活用事情に詳しく、バイオマスと木材利用の現状などを話してくれました。森づくりに寄付をしてくれました。立澤さん、ありがとうございました。

13  若葉が風に揺れる森は心が洗われます。

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5枯れているように見えるのはニセアカシヤ

14  今日の訪問者は2名、放射線線量は0.107μ?/hでした。(舎人 髙橋佳夫)

 

 

2019年5月11日 (土)

木工品作りが楽しみな工作室が完成!

 今日の足尾・松木沢の昼頃の気温は20度以上、現地に着いた頃には昼食時でした。舎人の二人は「みちくさテラス」で、春の陽差ざしを満喫しながら昼食を食べていました。

P5115544  「森びと広場」の八重桜は満開で、そこから見上げる「臼沢の森」は色々な緑色した若葉が輝いていました。

P5115546  その手前にある工作室の窓にビニールが張られていました。昨日、小井土スタッフが設置してくれました。これで工作室は完成です。小井土ご夫妻、ありがとうございました。

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P5115561  どんな木工品が作れるのか楽しみです。まずは、松木渓谷入口を訪れる方々を出迎えるコケシにチャレンジしたいと思います。(報告 高橋佳夫)

松木川の自然に感謝です!

今日は天気も良く、気温も高めでしたが、風が気持ち良く過ごし易い一日でした。

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強い日差しのせいか、鳥たちの鳴き声は控えめで、時おり見つかる動物たちも慣れない陽気に少し体が重そうでした。

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キジを見つけたので近寄ると、頭をすくめるように隠れました
丸見えなんですけどね

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シカは少し痩せて見えました。大丈夫かな

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サルは道路をひたすら舐めていました
塩とかミネラル分でも補給しているのかも

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午前中は訪れる人もなく、先週見ることができたという熊をなんとかして見たいと思い、ひたすら山を眺めていましたがそれらしき影は見つからず。

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お昼前に、調布から来たという釣り人が2名、少しだけ立ち話に付き合ってくださいました。これから一番奥の堰堤まで行くとのこと。

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楽しそうな二人を見送った後はまたぽかーんとした時間。連休明けの土曜日ということもあり、今日は皆さん家でお休みなのでしょうか。。。

8 新しくできてた川へ通じるシカ道


お昼をみちくさテラスでのんびりとって暫くすると、足尾町の「明るい町」編集部の方々が、栃木県の医療関係の学生さんを連れて訪問してくださいました。足尾の歴史を案内しているそうです。学生さんたちもいろいろなことに興味があるようで、いろいろと質問が飛び交い、急ににぎやかなみちくさになりました。残念ながら次があるとのことで、ゆっくりしてもらえませんでしたが、次はまた是非あらためて来ていただきたいですね。

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「明るい町」編集部の藤井さんからは、「町民がつづる 足尾の百年」という貴重な本を頂戴いたしました。みんなで読もうと思います。ありがとうございました。

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ほぼ同時に立ち寄って下さったのが、宇都宮ハイキングクラブと氏家楽陵に所属されているベテラン岩登りグループで、今日はジャンダルム先の黒沢滝を登ってきたそうです。とても素敵なメンバーで、最年長の猪鼻さんがヨセミテのハーフドームなどを登った話など、いろいろな話題で楽しい時間を過ごさせていただきました。いつも山に登られているそうなので、ぜひまたこの近くのコースを選択していただきたいです。

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中倉山の「孤高のブナ」保護活動にもご協力いただけると快諾くださいました。力強い!12また、手ぬぐい購入、ありがとうございました。


大田原からいらしたUさんは、今日初めての松木沢だそうです。これからの夏山の足ならし、ということで、松木渓谷を歩いてきたのだとか。息子さんも山が好きで、岩登りもやっているそうですので、次はぜひ息子さんと一緒にいらしてくださいね。(ブログ見て下さっているとか!ありがとうございます!!)

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東松山からいらしたHさん、GWに中倉山に登り、今日は松木から山を見上げてみたとのこと。地質や岩石に詳しく(岩石を追って)夢中になって道を見失うほどだとか、みちくさに何気においてある岩についても詳しくその見方を教えて下さいました。次はみつけた石を持ってきて下さるとのこと。楽しみにしています!

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粕尾峠を越えてやってきた高橋さん。颯爽と自転車であらわれました。松木の奥で釣りをしてきたそうで、今日の釣果は最高だったそうです。山登りも楽しんでいるそうで、自然に恩返しをしたいという気持ちを持っている好青年でした。今日は美味しいビールが飲めたでしょうか?

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みちくさのノートに「松木の自然に感謝です!」とあったので、タイトルで使わせてもらいましたhappy01


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なんか絵になりますね

たくさんの人に立ち寄って頂くと、あっという間に時間が過ぎていきます。反面、余りおもてなしできなかったかな、という反省も。今日立ち寄って下さったみなさま、楽しい時間、本当にありがとうございました。ぜひもう一度いらしてくださいね。(舎人:済賀、小黒 本日の訪問者:19名 本日の線量 :0.122μ?)。

この暖かさの中でもキリとニセアカシアはまだ葉が展開していません。木々にはそれぞれ戦略があると聞いたことがあります。寒さが戻ることへの慎重さだったり、他の木々と比べて遅くなる理由がきっとあるんでしょうね。

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左がキリ、中央奥右の枯れているようなところがニセアカシア

南相馬市民「鎮魂復興植樹祭」へ群馬県から苗木が届く!

 ほんのり塩味がするような春の浜風が吹いていた南相馬市の苗床。昨日は来月2日に実施される南相馬市「鎮魂復興市民植樹祭」に植える苗木の選定を行いました。応援隊のメンバーと「鎮守の森」の箱崎さんで7樹種810本の苗木を選定してきました。その後、ポットの草取り、水かけや遮光ネットの取り外しを行い風通しのよい状態にしました。

Img_20190510_132744 Img_20190510_132213  午後になると、群馬県高崎市から森びと会員の長井さんご夫妻が苗床に到着しました。ご夫妻は、シロダモ、シラカシの苗木233本を車に積んで、はるばる当地まで運んでくれました。

Img_20190510_132637  苗木は、3年ものでかなり立派に生長していました。長井さんは、苗木を育ててきた思い、植樹祭参加への気持ちを微笑みながら話してくれました。

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Img_20190510_133927  第7回鎮魂復興市民植樹祭まであと24日となりました。植樹祭会場の小高区塚原は急ピッチに高盛土の整備がされています。市民応援隊スタッフはその成功に向けて準備をすすめたいと思っています。全国の植林ボランティアの皆さん!植樹祭でお会いできることを楽しみにしています。箱崎さん、長井さんご夫妻昨日はお疲れさまでした。昨日の森作業は、松林、岩橋、東城でした。(報告 東城敏男)

2019年5月 9日 (木)

足尾・松木沢に吹く「足尾isハートランド」の風!

 足尾・松木沢周辺の木々の若葉が眩しくなってきました。若葉に近寄ってその輝きを観ていると、同じ緑色でも濃淡があり、紫色が混じった緑色の葉があることに気が付きます。 

P5052860  “足尾は緑が多くなりましたね!”という声がありますが、その緑色は、色々な木々たちの個性が成り立って「緑色」に見えています。

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P5052897  この輝きを楽しみにしているのは人間だけではないようです。朝夕は冷えますので、葉に水分が溜まる時がありますが、その水分や若葉を求めてアブラムシ、蟻、テントウムシが集まり、その虫たちを求めて鳥たちも集まってきます。

P5045431  時には、トカゲやカナヘビも動きだし、その動きに敏感なのがモズです。今、モズは子育て中です。他の鳥たちよりも早めに命をつないでいます。

P5063023 5/6臼沢の森に現れたツキノワグマ 

P4085003  春の訪れ、若葉が輝く頃は“命をつなげる活動の始まり”です。ツキノワグマも穴から抜け出し、当会が植林している「臼沢の森」の草木の若葉を食べています。満腹なった時は昼寝をしているようです。食べつくすということはないようです。

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P5052881_2  「臼沢の森」にはヤマグリ、ヤマザクラも植えています。その実はやがて私たちにも旬の味として楽しませてくれます。森を観ていると、“命のつながりが見えてくる”、それも“循環しながらつながっている”気がします。その源は森にあるようです。“ほどほどにする”という事も森が私たちに伝えたのかもしれません。(理事 髙橋佳夫)

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