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2018年4月の24件の記事

2018年4月30日 (月)

「森の案内人」始動

今日の足尾も快晴でした。みちくさでは午前中、「森の案内人」講座の内容についての議論を、有志のコアメンバーで行いました。

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P4300823キツネも参戦

その後、足尾の宝を見つけに「松木の杜」「新松木の杜」「民集の杜」をみんなで歩きました。

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かつて植えて大きくなった木々を見ては、その木を植えた背景や想い出を語ったり、木々の成長の良し悪しの原因を考えたり。

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足元に生える小さな草花や植えていない樹種を見付けては、喜んでみたり、そのいきさつを考えたり。

P4300950キランソウ(地獄の釜の蓋)

P4300888これは植えたやつ(ヤエヤマブキ)

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中倉山にもありました(フデリンドウ)

Img_1717パイオニア(先駆種)だけあって成長が早いシラカバと頑張るミズナラ(中央)

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桑の実は葉が出る前につくんですね。食べたけど青臭かったです。それからスッカンポ(イタドリ)で喉を癒やしました。美味しいという人も(笑)

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これまでの15年という時間が何とも早かったことを考えると、それぞれの杜の木々が大きく成木になるのもあっという間なのでしょう。これからの変化がとても楽しみになりました。

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足尾のこの森で、自然の大切さを少しでも理解してもらったり、自然自体への興味を少しでも深めてくれたなら、それはまた足尾の自然に恩を返すことにつながるのだろうと思います。Return to Nature。そんな想いを持ちながら「森の案内人」、今年からスタートです。(事務局 小黒)

P4300948ヘビイチゴ

4月の真夏日、浜風を浴びて森作業

 昨日(4/29)は雫育苗場の森作業。その前に「はらまち春のイベント・市民まつり」に立ち寄って昼食の弁当を買って育苗場へと向かった。青空の下で昼食を食べながら作業打ち合わせ、腹ごしらえをした後に担当ごとに作業開始。 

Img_1254 作業は苗木への撒水、苗木のチェックと整理、枯木のポット外しを行った。真夏日を思わせる中であったが、浜風によって心地よい作業ができた。

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Img_1262  全国植樹祭もあと41日となり、応援隊もその成功に向けて市民と植樹祭ボランティアと共に皆さんとの出会いを楽しみにしている。

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Img_1257  真夏日の森作業は、松林、岩橋、東城敏男、睦子でした。また、早朝には渡部代表が撒水をしてくれた。(報告 東城敏男)

2018年4月29日 (日)

”リターンtoネイチャー!”、中倉山のブナの根に土をプレゼントしました

Photo            アカヤシオツツジと小川スタッフ

P4290479  松木村が廃村になったのが1902年。その当時、村人の悲鳴や怒りの声に耳を傾けていた幼木が中倉山の稜線に生きているブナ。煙害で崩れていく土砂とともに流されていった幼木の悲鳴を宿しているブナ。ブナの棲息地としても限界に近いところで生き続けるブナをこれ以上衰退させてはならないと、根の命である土を流さないようにと土留め柵を造った今日。

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2  20ℓの土を背負子で担ぎ、2時間かけて中倉山山頂に運び揚げ、土留め柵にその土を入れてやりました。小川スタッフは40ℓの土を運び揚げてくれました。

Photo_4  土留め柵造りのアドバイスは、林野庁関東森林管理局日光森林管理署次長の加賀美さん、職員の新屋さんが行ってくれました。

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Photo_7  先月の作業では土が凍っていましたが、今日の土は緩んでいて小雨が降ると松木川に流されるほどの土でした。ブナを元気にする作業に協力してくれたのは17名の森とも。アメリカ人で栃木市に住むザイ・ハアさんも友人の荒川さんとともに協力してくれました。

Photo_8  作業は11時45分には終了し、下山をした後は楽しい昼食交流時間。ベースキャンプでは小井土スタッフご夫妻が山菜の天ぷらを、足尾住民の塚原さんはピーマンの手料理を、大野理事は千葉のインストラクター相川さんが送ってくれた新玉ねぎとスナックエンドウ、さんまの丸干しを用意してくれていました。Photo_11 Photo_9 交流会では、松村宗雄スタッフが小井戸さんの奥様に手作りの竹のザルをプレゼント、みちくさには竹製のドリップを大野理事にプレゼントしてくれました。

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Photo_14  早速、そのドリップで「足尾フォレストコーヒー」の試飲をしました。皆さんからは“甘くて美味しい”という声が出ました。こからは、この「足尾フォレストコーヒー」をみちくさでご賞味していただこうとなりました。

Photo_15  今日の“恩送り”作業に参加してくれたザイ・ハァーさんからは、この「リターンtoネイチャー」の活動には感動させられた、という感想を頂きました。今後は、造った土留め柵に土を運ぶことになりますが、中倉山をアタックする皆さんに土を運び揚げてほしいと願っています。その時には、どうぞよろしくお願いします。(報告・高橋佳夫)

2018年4月28日 (土)

みちのくの森づくりがスタート!10年間育てた森の財産を未来へ

Photo_9  今日(28日)、午後の足尾松木沢の気温は25度、快晴でしたが青空がすっきりしない一日でした。今日は、中倉山のブナを衰退させない土留め柵造りの二回目の準備をしました。福原さん、仁平さんが必需品をまとめてくれました。その後は、松木村跡地にもオオムラサキを舞わせたいと願って、エノキとクヌギそして周りには柑橘系の樹木を植える場所の防草シート剥がしを行いました。

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2_3  この場所には、来月19日の植樹祭に参加する予定の栃木県那須町の拓陽高校生と先生が持参するエノキを植えことになります。10年ぶりに防草シートの下から地面が顔を出しました。

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Photo_6  昨日は、みちのく事務所の「2018年森びらき」が開催され、森づくりがスタートしました。本格的に植林し始めて10年目の森びらきでしたので、アドバイザーでもあり岩手日報社社長の東根千万億さんから講演をしていただきました。

Photo_7   大変お世話になった㈱松田製材所社長の松田大志さんに感謝状

 東根さんからは、自然環境が極めて悪い地で生長する木々をみていると、木々と向き合ってきたみちのく事務所スタッフたちの努力が宿っていることが分かる。土壌づくりから苗作り、そして下草刈りなどすべてが森からいただいた大切な財産。この魅力的な説得力のある財産を社会へ発信していく時はこれからだ、と10年後の展望が提案されました。本格植林10年を記念する植樹祭は6月23日に八幡平市で開催されるが、木を植えた後はこの未来の財産である森を見学することになっています。

Photo_8       「どくだみ荘」隣のKさんが育てるチューリップが美しい

 みちのく事務所のスタッフの皆さん、10年間支えてくれた皆さん、お疲れ様でした。(報告 高橋佳夫)

地球人の暮らし方は森の中に潜んでいる?

5月19日に開催する第37回「足尾・ふるさとの森づくり」では“ゴミを極力無くす”考えのもと、昼食は今までのように弁当ではなく、おにぎりとおかず、汁物、デザートの提供をしていきたい。僅かなことかもしれませんが、このままの暮らしを継続いていくと巨大化する異常気象によって人類の生存が脅かされるかもしれないことを考えていただくそのきっかけにしたいと願っている。昼食後のトーク&トークでは、地球温暖化にブレーキをかける森づくりと暮らしについて宮脇昭先生と話し合っていきたい。参加者のご意見に期待したい。

Photo  ところでトランプ大統領は「パリ協定」から離脱したままたが、アメリカ・ワシントン州シアトルのレストランでは、今年7月1日からプラスチック製のストローやフォーク、スプーン等を消費者に提供しないらしい。また、MLBやNFLでのスタジアムでもそれらは廃止になり、スターバックスでも徐々にそのように移行していくらしい。

2_2  アメリカでは毎日5億本のストローが消費され、そのほとんどが処分され、その一部の行き着く先は鳥やウミガメの胃の中という。スコットランドでは2019年までにプラスチックのストローを無くす計画であり、台湾でも2030年までに使い捨てのプラスチック製品を禁止する予定だ。日本でも一部の方々は暮らしに「エコ」を取り入れているが、行政としての取り組みになっていない。

1_2          ミシジンコの一種

 先日、東京大学名誉教授・山本良一氏は「人類に残された時間はあと20年程度。対策を引き延していけば本当に手遅れになる」と地球温暖化への対策を訴え、さらに「北極点の海氷が年々減り続け、温暖化による影響がさらなる温暖化を招く『ポジティブ・フィードバック』は始まる。2012年のスーパーハリケーン『サンディ』、2013年のスーパー台風『ハイエン』は温暖化の影響によるもの。去年の九州北部豪雨では1日に1.000ミリという雨が降った。こうした豪雨がもし関東に襲来したならば、荒川が決壊して都心が水没、壊滅状況になる。そうした事態が起きても不思議ではない」(筆者まとめ)と警告している。

Photo_2  「今だけ、金だけ、自分だけ」という風潮が蔓延る切ない社会、そして浪費が暮らしに蔓延している大量生産大量消費の生活スタイル。けれども多くの方々は、さらに浪費社会を追い求める政治と経済を推進する安倍政権に期待をかけている気がする。私たちは15年前から山本名誉教授のような警告に耳を傾け、地球温暖化にブレーキをかけていくことに向き合っている。樹木の力を借りて少しでも二酸化炭素を削減してほしいと願い木を植えている。しかし、市民の植林活動や良識的な企業の二酸化炭素排出削減策では地球温暖化にブレーキはかけられても世紀末には生存が不安定だ。このまま温暖化が進むととんでもないしっぺ返しがやってくる気がする。政治による大胆な温暖化防止策が求められている。

Photo_3 来月19日の植樹祭をスタートにして、今年は“原発に頼らない 森と暮らす街づくり”へジャンプしたい。体験したことのないライフスタイルとその社会を描くことになるが、そのヒントは命の源である森が与えてくれる。その防止策は世界の森びとの連帯によって実現できる。(事務局 小林 敬)

のんびりしたゴールデンウイーク初日

 本日はゴールデンウイークの初日、快晴に恵まれ足尾に向かう車窓に写し出された麦畑の青さと、春から夏の季節が醸し出される沿線の田植準備風景は何とも言えない清々しい気持ちにさせてくれました。 

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010 天気に恵まれましたので、多くのハイカー(森とも)が松木沢を訪れてくれるのではないかと期待をしておりましたが、訪問者はみどり市在住の大木さんだけでした。

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015      ビヨトープのオタマジャクシ 

大木さんから貴重な写真を見せて頂きました。それは、高い木の上に猛禽類の巣があり、その中にアナグマが横たわっている写真でした。貴重な写真見せて頂きありがとう御座いました。(写真はなし)

Dsc_0011  舎人の合間にホースの修理、その後は晴天続きでしたので苗床に撒水をおこないました。今日の舎人は少しのんびりとさせて頂きました。 本日の放射能線量は0,115μSv/h (舎人:武田、松井)

2018年4月25日 (水)

5月19日植樹祭へ準備着々と進めています。

今日24日は、昨日の夏を思わせるような天気からうって変わって、今にも雨が降りそうなどんよりとした足尾・松木の里です。

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9時現在、気温12度、少し肌寒く感じます。ストーブに火を入れ、早速、今日の打ち合わせをしました。臼沢ネット張り班とポット苗移動班に分かれて作業をすることにしました。

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今日は午前中は雨が降らないという天気予報を信じて、臼沢・植樹地の獣害対策(ネット張り)をすることにしました。6ⅿに切って丸めた金網を持って山の上に上げます。しかし、階段の杭や木の枝にっかかるため、腕力で持ち上げながら運んでいました。腕がパンパンになり筋肉痛は必至です。何とかならないかと、途中で下の写真のように網の中に手を入れて持つと非常に楽に持て、木や杭にも引っかかりません。現場ならではの知恵です。

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Cimg7346_2 森びとスタッフエキスパートの奮闘により、見る見るうちにネットが張られていきました。6mの金網を6枚、100mの囲いのうち34mを張ることが出来ました。(注:仮止め状態です。)

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Cimg7354 中苗床の苗は全部下の苗床に移動され、きれいになりました。

Cimg7363 午後は残っている金網を臼沢に上げることにしました。本日2回目の臼沢登山ですが,ご飯を食べたせいか、みんな体力十分!ゲート前に置いた金網は全部運び上げることができました。。

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Cimg7365 雨が落ちてきたので、早々に下山し、少し早めに本日の作業を終了しました。

お疲れさまでした。本日のスタッフは、鎌田さん、橋倉さん、松村健さん、福原さん、福田哲さん、筆者加賀でした。

2018年4月23日 (月)

緑、紅、黄、そして青。快晴の空と色とりどりの花木が人間の五感を揺さぶります。

4月22日(日)、朝から抜けるような青空が広がりました。好天に誘われ多くのハイカー、釣り人が“みちくさ”に立ち寄ってくれました。

朝9時の気温は28℃、11時には30℃となり、芽吹きの松木の森も夏日となりました。

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“みちくさ”の開舎準備をしていると、埼玉から初めて松木を訪れた“釣り人”の男性が来舎してくれました。松木川上流へのルートを確認し、帰りに寄ってく下さいと見送りました。

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 10時を過ぎると、相模湖町から松木を訪れた男性が来舎。風景写真を撮るのが趣味で初めて松木に来たそうです。舎人相方の橋倉さんも丹沢に住んでいたことがあり、現職時を思い出し、電気機関車で雨のトンネル越えの苦労話など昔話で盛り上がりました。中倉山の“孤高のブナ”保護活動や足尾の歴史にも興味を示してくれました。

帰りにも立ち寄ってくれて「良い写真が撮れました。また来ます。」とメッセージを残してくれました。

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 天気も良く室内でじっとしていられないと、橋倉さんがハイカーの来舎の合間、“みちくさ”南側の緩斜面の草刈りをしてくれました。

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 12時を過ぎ昼食をとっていると、舘林から釣りに来た男性が立ち寄ってくれました。釣果を訪ねると、「ヒットが多く、楽しめました。」と報告してくれました。訪問者ノートには「時々訪れる松木川。今日は釣りに来ましたが、日本離れした景色の中過ごせ満足でした。何度見ても足尾の山と川は裏切らない。初めてキツネにも会え、楽しかったのでまた来ます。」と感想を書いてくれました。またのお越しをお待ちしています。

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13時を過ぎると、昨日から開催されている「足尾に緑を育てる会」主催の植樹を終えた“勤労者山岳連盟埼玉西部ブロック”の皆さんが松木渓谷のハイキングに訪れ、その帰り道に立ち寄ってくれました。

「森びとのブログ見てますよ」と、森びとの活動も応援していただいているようです。ありがとうございます。

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14時30分頃、朝立ち寄ってくれた埼玉の釣り人が戻ってきました。今日来舎してくれた釣り人の皆さんと同じように釣果があった様子で「初めて釣りに来ましたが、とても楽しめました。次回はもっと奥を目指して行きます。」と松木渓谷のファンになってくれました。

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足尾の森の回復が、森にすむ生物を増やし、ミネラルを含んだ水が松木川の生き物も元気にしているようです。多くの皆さんの来舎をお待ちしています。

 

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森びと広場や“みちくさ”周辺の桜を観察すると、みちくさ横のウワミズザクラは花を落とし、房をなした小さな実がつきました。ウジョウシダレやカスミザクラは満開、風が吹くと花が散り始めました。

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森びと広場では、薄緑色の花が特徴のウコンザクラが満開です。八重桜はつぼみが膨らみ、これからが見ごろになります。

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松木の森では、濃いピンクの花が特徴のカンヒザクラが満開です。スイセンも黄色い花を揺らし、私たちの目を楽しませてくれます。

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温暖化の影響で桜の開花が早くなっていますが、森びと広場周辺ではもう少し桜の花が楽しめそうです。臼沢の森を見上げると、落葉広葉樹のミズナラやコナラ、カエデ、カツラ、ヤマザクラなど、芽吹いた若葉が薄緑や紅色に色づき、互いに枝葉を伸ばそうと競争をしているようです。

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いのちの源である森を元気にするために5月19日(土)に開催する「足尾・ふるさとの森づくり」への参加をお待ちしています。

 

(舎人:橋倉喜一、清水 卓、本日の線量 0.125v/h)

2018年4月22日 (日)

30℃を越えました!

今日は快晴で気温は朝から高め、岩登りに行く人たちからも"暑いですねぇ"という声が掛かっていました。このあたり、いつもの年ならGWが桜の季節なのに、今年はもう終りを迎えています。急激な暑さにさすがにキツネも参ったのか、裏手に有るビオトープで喉を癒やしていました。20180421094914 ごくりごくり

Img_1602 ビオトープにはびっしりとヤマアカガエルの卵が

今日と明日は足尾で木を植える先輩団体、「足尾に緑を育てる会」の植樹祭があり、たくさんの人達が参加していました。これでまた足尾にも多くの緑が増えることになりそうです。

Dsc_0020_2もっと急峻なところでもやってました。すげー

そのついでに足を伸ばしてくださる方がいるかと思っていましたが、みなさん植樹後はすぐに帰られるようで、植樹祭からの来舍は一人もいらっしゃいませんでした。残念。静かな穴場があるんですけどね。

20180421141904ここですよ、と。あと、来月19日はぼくらのもありますよ、と。

今年最初にお迎えするお客さんは、いつも来てくださる大木さん。今日も午前中「ちょっとみてくるわー」といって奥に入っていきました。お土産は美味しいお漬物。いつもいつもありがとうございます!20180421103501

後ろ姿も格好いい

20180421124206美味く頂きました!うしろはこっそり森づくりのご案内

その後、暇そうだからとスタッフの鎌田さんから依頼されたのが、5/19の森びとの植樹祭で使用する縄づくり。こんがらがった縄をまっすぐにするのが大変でした。舍人の田岡さんに手伝ってもらい一気に作成するとお昼。気温を見るとなんと30度超えの31℃。恐ろしや。

20180421122149できあがり

続いての来舍は宇都宮からいらしたご夫婦。細尾峠からアカヤシオを見に行ったがまだ少し早く、普段は山の上を歩いているのでたまには松木を下から見てみようと歩いてこられたとのこと。一旦奥まで行き、また帰りにも立ち寄って下さいました。この暑い中だったので、堰堤を超えて水場に降りて足をつけて涼み、静かな中で和んだそうです。何だかとても素敵な時間を過ごされたようでした。帰りがけに植樹の話をしたところ息子さんが海外協力隊で木を植える活動をしているのだそう。宇都宮に戻られたら是非足尾にも来ていただきたいなと思いました。20180421153220 またきてくださいー

今日は暑いせいか鳥の声もそれほど聞かれませんでした。ウグイス、ホオジロ、センダイムシクイ。みちくさから外を見ていたらチチっと声がします。ずいぶんたくさんの声がするのですが、全然姿が見えません。みえないけれど、あるんだよ。って金子みすずさんになりかけました。何の鳥かなぁ。

20180421140502神奈川の鎌倉で公園管理のボランティア活動もしている田岡さんがいうには、ここしばらく虫の数が少ないと感じることが多いそうです。気候変動についていけていないのかちょっと心配になりました。ここ足尾でも影響をしっかりみていかないといけない時が来ているようです。(舍人 田岡 小黒 本日の線量 0.150μSv)

Img_1612反省中。。。

2018年4月21日 (土)

巨岩が流れ落ちるほどの4月の“夏日”

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2018_0420_103604dscn5236  昨日(20日)は、日本各地で「夏日」となる陽気でした。足尾では20度でした。汗だくになる覚悟をしていましたが意外でした。しかも新緑が目に優しくて、とても気持ちが良い中での森作業でした。 

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2018_0420_131309dscn5241  午前中は臼沢に登り、5月19日の植樹祭に植える場所に、食害防止用ネットを張り巡らせる準備作業を行いました。階段をのぼりながら、青空に映えるヤマザクラの花を眺め、鶯の声をききながらの作業は順調に進みました。

2018_0418_172806dscn5225  午後は、18日に民集の杜に搬入した培養土へのシート掛けや、新松木の桜に、鎌田スタッフ宅から運んできた腐葉土を施しました。来年もきれいな花が咲いてくれることでしょう。

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2018_0420_143546dscn5245  ところで、13日と18日には培養土を現地に運び入れました。両日とも柳沢スタッフが桐生市と足尾町間を2往復してくれました。また、遅くまで受け入れ態勢を取ってくれたスタッフの皆さん!本当にご苦労様でした。

2018_0420_141056dscn5242  この3日間のトピックスは、今年初めて「ツネキチ」(キツネの呼び名)との出会いでした。「久し振り!生き延びていたのか!」と声をかけるとジッと私達を見つめていました。

2018_0418_145339dscn5212   さらには、いままで見たことのない最大の落石がありました。昼食の後に話をしていると、突然爆弾が落ちたような轟音が松木沢に響き渡りました。ビックリして飛び出したら、大規模な落石で、松木川近くではモウモウと砂煙がたっていました。どうしてかと振り返ってみると、この中倉山北斜面には、18日の午前中まで雨が降っていました。岩肌上の土の凍結と溶解による水と雨水が岩の隙間にしみ込んで崩れたのだろうか?ということになりました。あまりに大きな轟音に驚きました。(報告 橋倉喜一)

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