2025年9月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

« 2017年3月 | メイン | 2017年5月 »

2017年4月の27件の記事

2017年4月23日 (日)

自然と向き合う心構えを学んだ南相馬市の育苗作業

 足尾の森作業の様子をブログで見ていると春が待ち遠しい“森とも”の気持ちが伝わってきます。南相馬市の桜の花は散り、間もなく葉サクラが満開になるようです。

Img_0471

Img_0479

 全国から届けられた苗木を管理している雫浄化センター育苗場ではタンポポの花が足元で咲いていました。21日、「鎮魂復興市民植樹祭応援隊」3名は、11時から撒水作業と肥料散布、草ポットの草取りを行いました。

Img_0477

 作業をしているとシャリンバイの細い幹や枝がナイフで切ったような鋭い跡を発見、その苗木には葉がありませんでした。多分、野ウサギの仕業ではないか、と私たちは感じました。

Img_0482

 早速、獣害防止のために厳重にネットを張り、対策をしましたが、足尾の皆さんが獣害と向き合っていることの大切さを学ぶことができました。

Img_0480

P4216102

 全国の皆さんから届けられた願いを断ち切らないように、私たちは自然と向き合いたいと思います。10月には第5回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭が開催されます。この苗木がこの大地で大きく育ち、“新しいふるさと”の生活の基盤につながるように願った育苗作業でした。植樹祭でお会いできることを楽しみにしています。(報告 東城敏男)

2017年4月22日 (土)

春風が運ぶ清々しい風にのって森作業

 春ですね~♪、と気持ちが弾む一日でした。青空に映える桜と風が運ぶ爽やかな空気によって森作業がはかどりました。

P4226138

P4226134

 

P4226124

 また、今日は9時から心が弾みました。先月の通常総会で発言した鎌田スタッフの要望が実現したからです。作業に欠かせない軽トラですが、現在、1台もエンジンがかかりません。修理と中古の軽トラを要望した鎌田さんに応えて、理事会は中古の軽トラを購入しました。その軽トラが本日、搬入されました。

P4226122

 新古車と思うほどの軽トラを選んで、足尾まで運んでくれたのは小山市に住む荒川さん。「みちくさ」で何度か出会い、軽トラを探してくれました。スタッフは“良い軽トラだ”と言って、皆さんは笑顔でした。荒川さん、ありがとうございました。

P4226143

P4226154

P4226151

P4226159

P4226157

P4226163

 森作業は、臼沢の森チームと民集の杜チームに分かれ、昼食を遅くして13時過ぎまで一気に作業しました。臼沢の森は前回に続き、柵内のネット張りで、今日は一周約300mのネット用鉄筋を差し込む作業が終了しました。

P4226173

P4226176

P4226179

 民集の杜では、重機による開墾作業でした。植樹会場には径1mもある岩がゴロゴロしているので、その岩や石を重機で移動させています。

P4226175

P4226141

 5月20日の植樹祭は、臼沢の森補植チームと民集の杜チームに分かれて植林します。その準備が進めていますが、その疲れは自然の清々しさに吸い込まれている感じの一日でした。本日のボランティアは、鎌田、松村宗、加賀、清水、小黒、梁次、仁平、高橋でした。

(報告 高橋佳夫)

ポカポカ春の陽気の「みちくさ」へようこそ!

キジの鳴き声が聴こえます。
今日の松木沢はポカポカ陽気、涼やかな風が心地よく吹いてます。
みちくさ前のシダレザクラも満開!

01sidarezakura


広場周りの桜も咲き始めました。

02sakuraup


本日初めての訪問者は…

03tentou


春の風に誘われてやって来た「カメノコテントウ」!
2匹揃って窓から入って来たところをみると、カップルでしょうか?
このテントウムシ、河原に自生するオニグルミの葉に群がるクルミハムシの幼虫を食べるそうです。
次にやってきたのは宇都宮の滝沢さん親子と娘さんのお友達の4人組。
お友達は初めて目にする足尾の絶景に驚きと感動!

04yanegirl


さっそくお兄ちゃんは「ツチハンミョウ」を発見!
脚の関節から出る黄色い液体は毒性が強く、昔は忍者も利用していたとか…。

05tsuchihammyo


みちくさ上流のゲートの近くで「ミツマタ」が咲いているところを写真に収めてきてくれました。

06mitsumata_2


たっぷり松木沢を堪能し、帰りに以前記入した「森ともノート」を見返しながら大はしゃぎ、今日もしっかり記入してくれました。

07serch

08write


今日のお客さんは2組、次のお客さんはみどり市大間々から釣りに来た青年。
初めて松木沢に来て、ゲートからみちくさまでの距離に辟易していたところ、金子さんの「せっかく来たんだからもったいない、もうちょっと行ってみるといいよ!」の声に2つ上の堰堤まで釣り上り、見事、25センチのイワナを釣り上げたとのこと。
また、寄って下さいね!

スミレの花もひっそりとさいてます。

09sumire

カエルの卵もオタマジャクシに!

10otama

松木沢は春真っ只中!「みちくさ」はみなさまのお越しをお待ちしています。

11michikusa_2 本日の線量:0,141μsv/h

舎人:金子・小柴

 

2017年4月21日 (金)

ホワイト、イエロー、ピンク色の花に癒されて森作業

 第36回植樹祭に向けた準備が始まった。今日は、「木は根、根は土が命」と言われているように、植樹に大事な土をつくりために欠かせない重機が搬入した。その試操縦と明日からの開墾予定をスタッフと話し合った。

P4216076

P4217536

 宇都宮から日光へ向かう途中の桜は散ってしまっていたが、旧足尾銅山精錬所付近に来ると桜は写真の様に満開。

P4216086

P4216091

P4216093

P4217549

 だが、松木沢に入ると桜は開花したが写真の通り、寂しくなってしまう。しかし、松木の杜ではスイセンが咲き乱れ、コブシの花も純白に輝いていた。

P4217551

P4217544

P4216114

 民集の杜の東側にはレンギョウとアセビも太陽のエネルギーをもらって輝いていた。足尾・松木沢は春本番になった。キジも春本番に酔っている様だった。鎌田、仁平スタッフと筆者も明日から楽しい森づくり作業ができることが嬉しい。(報告 高橋佳夫)

2017年4月20日 (木)

地球上の人々が笑顔で暮らせる環境づくりの笑顔が忘れられない

 昨日の森作業でひと段落したスタッフ達の笑顔が脳裏から離れない。

P3257142_640x545

 30度もある急斜面の階段を30㎏もある荷を担ぎ揚げ、杭を打ち込んだというのに、どうして笑顔でいられたのか。多分、スタッフの身体に宿っている森を愛する“森とも”の見えない魂なのかもしれない。

P3035515

P4156040

 “森とも”の「幸せの伝播メカニズム」の一形態なのかもしれない。我が“森とも”たちは口には出してくれないが、「他者の幸福が自分の幸福につながっていることを認識していくことは、他人に対しての行動を自分がどうするのかを意思決定するうえで大切なこと」の様である。(内田由紀子さん)

P4156025

P4126004

 植樹祭の森作業の環境は整った。明日からその作業に集中していく。怪我や事故を防ぐことを第一に、“地球温暖化にブレーキ”をかける植樹祭を多くの“森とも”たちと楽しむために。(理事 髙橋佳夫)

2017年4月19日 (水)

初夏の陽気の森作業、暑さなんぞなんのその!植樹祭準備が進む足尾・松木沢

 昨日の足尾・松木沢の天気は、朝9時なのに気温17度、雨模様でした。スタッフが集合した頃には雨も上がり、気温はぐんぐんと上昇して初夏の陽気でした。松木沢の山々も雲がかかっていましたが、時間と共に青空に映えて、悠々とした姿を現しました。

2017_0418_092208dscn3896

2017_0418_092217dscn3897

 森作業は、待ちに待った臼沢でのネット張り、4月に入ってからの降雪や大雨で、伸び伸びになってしまった作業でした。

2017_0418_103339dscn3900

2017_0418_104205dscn3901

 鉄筋を差し込むパイプを背負子に背負い、臼沢の獣害多発地帯へ出発です。猛者と呼ばれるスタッフ達は、筆者の2倍以上のパイプを背負っています。日常普段の鍛錬が発揮されました。

2017_0418_111057dscn3902

 汗が止めどなく流れ落ちる中、階段の途中で小さな紫色の花を見つけました。可憐なスミレにホッとしました。暑さを忘れさせてくれたスミレでした。

2017_0418_114925dscn3907

2017_0418_120848dscn3909

2017_0418_113907dscn3906

2017_0418_113649dscn3905

2017_0418_131048dscn3915

 作業はとてもスムースに進めることが出来ました。背負いあげたパイプを配る人、それを2m間隔に立てる人、それを大ハンマーで打ち込む人、打ち込まれたパイプに鉄筋を差し込む人に分かれた作業。2時間ほどで61本(全体の半分)を仕上げました。

2017_0418_143930dscn3925

 遅い昼食の後は、ネットの張り方をめぐって論議を深め、森びと広場に実際のネットを広げて、納得いくまで話し合いました。頭の中だけでなく現実に即して考えると、見えないところが見えてきます。その大切さを実感しました。

2017_0418_144722dscn3929

 他の作業は、動かなくなってしまった軽トラを廃車にするために車運車に積み込んだ栁澤スタッフ。10数年間私たちの手足となってくれた軽トラとお別れしました。

2017_0418_143302dscn3921

 積み込みの後は、松村(健)スタッフと「竹串」作りです。何に使うのかは、植樹祭で明らかになります。また、斎賀事務長は、年度の切り替えのゲート通行証や春の感謝デーで使用する「孤高のブナ保護」のための資材を搬入しました。

2017_0418_133727dscn3920

 初夏の陽気の中で奮闘してくれたメンバーは、鎌田、松村(宗)、松村(健)、橋倉、小川、柳沢の各スタッフと濟賀事務長でした。松木の杜のスイセンは黄色い花が咲き乱れ、昨日の疲れを吹っ飛ばしてくれました。皆さん、お疲れさまでした。(報告・橋倉喜一)

 

2017年4月17日 (月)

鎮魂復興市民植樹祭へ提供する苗づくりに自信がもてた「育苗セミナー」

 当委員会は15日と16日、埼玉県と神奈川県で「育苗セミナー」を開催しました。各地の森びとインストラクターは、2014年から南相馬市で実施されている「鎮魂復興市民植樹祭」(森の防潮堤づくり)を応援するため、職場や地域で常緑樹の苗木を種から育て提供しています。しかし、寒冷地での育苗は失敗の繰り返し、温暖地でも苗の生長が納得いかない状況でした。

P4150158_384x291

Dscn2130_640x480

 そこで当委員会は、南相馬市で苗木を育てているエイコンファーム代表の箱崎氏から育苗の手ほどきを学び、今年1月には東北のインストラクターを対象にセミナーを開催してきました。今回は、西関東、東関東に住むインストラクターを対象に育苗セミナーを開催してきました。セミナーにはJREU大宮、JREU東京の組合員の皆様、南相馬市の「応援隊」も受講されました。

Dscn2096_640x480

P4150108_369x302

 講師は、東京事務所副所長・清水 卓が行いました。セミナー主催に当たって大野昭彦理事(事務所長)より、『植物は知性をもっている』という本が紹介され、その中では、人間の命を育んでいる木の根の先端(根端)には人間の持つ五感以上の「感」(知性)が働いているという話しがされました。改めて植物のすごさを学び直そう、と学習提案もたれました。

P4160197_448x336

P4150107_431x325

 座学では、宮脇先生より学んだ「木は根、根は土」とことの再認識、しっかりとした根を作ること、そしてそのための土を作ることの大切さを学びました。

Dscn2106_640x480

P4160187_448x336_2

Dscn2126_626x640

 実習では、屋外に出て、土の配合の大切さ、空気と水の流れを保つポット内の弾力・粘り気のある土の大切さを修得できました。

P4150163_448x336

 セミナーの後は、JREU東京、JREU横浜の皆さんが作ってくれた手料理をご馳走になりながら懇親を深めました。

P4160202_448x336

 参加者からは、「目からうろこが落ちた」、「今までやってきた苗木づくりは何だったのか」と反省する人、「種まきや株分けをおこなう際、土まで考えもしなかった」、「土の配合など手で触りながらできてよかった」、「明日から鉢上げするが、講習の成果をこれからの苗づくりに活かしたい」等の感想や決意が述べられていました。

JREU東労組東京地本 横浜地本の皆さん、講習室や手料理等を準備していただきありがとうございました。(事務局・宮原哲也、水落一郎)

 

2017年4月16日 (日)

春の兆しが見え始めた松木沢渓谷!

 春の兆しが見え始めた松木沢渓谷・森広場!

 車窓から時折見えた子供の成長を願う「端午の節句」を祝う鯉のぼりや桜や桃、菜の花が田畑や家の周辺に咲き乱れ、春の訪れが感じられました。

 Dsc_0086

  本日は日光市の弥生祭で山車が煌びやかにくり出していました。

Dsc_0093

 今朝の松木沢渓谷や森びと広場は、清々しさと春の日射しで気持ち良いスタートになりました。遊働楽舎の開舎準備をしておりましたら、宇都宮から訪ねてきたご夫婦が「孤高のブナ」の存在を知り、是非登りたいと中倉山を目指し戻って行きました。 森びと広場の桜はまだ蕾み、草花も春が待ちどうしい様子で、やっと芽を出し始めました。

Imgp1214

Imgp1221

Imgp1230 天候が良いので「森とも」の来舎を心待ちしておりましたが、何人かのハイカーが入下山しましたが、朝のご夫婦以外の方々は残念ながら立ち寄って戴けませんでした。 「森とも」が訪れてくれる合間を活かして、5月20日の第36回「足尾ふるさとの森づくり・地球の温暖化にブレーキをかけるため」1本でも多くの木を植えようと「森とも」の皆さんが集って戴けることを願いながら駐車場の草刈り作業を行いました。 

               本日の線量:0,130μsv/h      舎人:鎌田・松井

2017年4月15日 (土)

桜の蕾が膨らみ花びらが顔をのぞかせている松木渓谷入口

 朝9時の気温は17度もありました。風は北西からの微風、こんな天気だから私たちが「みちくさ」をオープンする9時前には釣り人やハイカーが松木渓谷に入っている、と思いながら本日の舎人当番。

2

Photo

Photo_2

 中倉山と臼沢の森も御覧の通り、春の陽を浴びていました。

Photo_3

Photo_4

 そんな中で午前中は、動かなくなった軽トラの修理を土曜日にもかかわらず現場に入ってくれた高根沢さんにお願いし、エンジンがかからなかった2台の軽トラは昼前に軽快なエンジン音を出してくれました。石川モータースの高根沢さん、ありがとうございました。松村さんは、苗木に散水。

Photo_5

Photo_6

 11時頃になるとみどり市・大木さんが寄ってくれました。オオナギ沢にアタックして、対岸から足尾グランドキャニオンの写真撮影をしてきた、と写真を見せてくれました。

Photo_7

 大木さんは、午後は天気がくずれるからと7時半前には松木渓谷に入ったそうです。さすが安全第一を心がけている大ベテランの大木さんでした。さらに大木さんからは、岩崩れが落ち着いたから沢を登ったと言っていました。3月末頃に岩崩れが多く発生する時期は、渓谷に入る人にはヘルメットを貸して着用することの大切さをハイカーに伝えていくことの大切さを教わりました。

Photo_8

 遅い昼食をとった後は「竹音器」作りに集中しました。午後3時過ぎ、男性二人が寄ってくれました。午前中にも会話をした方ですが、満足そうな顔で寄ってくれました。

Photo_9

Photo_10

 話を聞くと、「ジオキャッシング」というゲームみたいなことをやっていました。茨城県結城市、埼玉県本庄市の二人は本日知り合ったといい、二人とも昨日インターネットで明らかにされた宝物を探しに来た、というということでした。インターネットで発信された宝物をGPSで探し、誰よりも早く探し当てるというゲームだと言っていました。

Photo_11

Photo_12

 二人はその宝物を一番早く探し当てた、ということで終始笑顔でした。その宝物は世界中のどこかに置いてある「コンテナ」に入っているそうです。世界では面白いゲームが流行っているものです。ちなみにGPSが分からない人は出来ないそうです。珍しいゲームの話を聞かせて頂きありがとうございました。

P4157466

Photo_13

Photo_14

Photo_15

 外では、モズやホオジロがメスを呼ぶ大きな囀りをしていました。ヤシャブシの実も緑色に染まり、サクラの蕾も膨らみ、ピンク色の花びらが顔を出してきました。(本日の放射能は0.125μ?/hでした舎人:小川 薫、高橋佳夫)

2017年4月13日 (木)

“地球に優しいエコな暮らし”を家から始める“つくり人(びと)”へ

(
)

  3月下旬、本州で桜が最初に開花したのは東京でした。昨日、静岡県の桜が満開宣言、観測史上最も遅いというニュース。今年の桜前線は迷走しているようです。先月下旬開花した東京の桜は2週間経った昨日でも、私たちの心を癒してくれています。

P4126009

 当委員会は理事会に「足尾生態観察チーム」、「森の案内人養成チーム」、「原発に頼らない森と暮らすライフスタイル創造チーム」があります。若葉の新緑の輝きと桜が心を癒してくれる昨日は、「原発に頼らない森と暮らすライフスタイル創造チーム」が打合せを行いました。

P4126002

 地球に優しいエコな暮らしを具体的に実施していく活動を会員の皆さんに伝え広めようようと、その内容を話合いました。再生可能なエネルギーは気候が安定していることが前提。地球温暖化にブレーキをかけ、気候変動による異常気象の猛威が少しでも弱められることにつながる暮らし方はできないものか、と家で出来ることをチェックしてみました。

P4126014

P4126023

 ゲーム感覚を取り入れて、家で取組める二酸化炭素削減策を7月の理事会へ提案していくことにしました。秋までには「地産地消・エコな暮らしを考える市民フォーラム」を各地で開催し、地域や社会へも広めていくことにしました。

P4126019

 夕方、新しく森づくりアドバイザーに就いた川端さん(前林野庁職員)から5月20日に実施する「第36回足尾・ふるさとの森づくり」のアドバイスをいただきました。話し合いの中では、荒廃地での13年間の森づくりを改めて振り返り、人と自然の付き合い、木々の力強さと自然の恵み、人は森に生かされていること等を楽しく語り合い、1本でも多くの木を植えていこう、となりました。(理事 髙橋佳夫)

 

森びと検索

最近のトラックバック