“本気”になって、一本でも多くの木を植えたい!
今年の桜の開花で一番早かったのは東京だった。小生の記憶に残っているなかで初めての事だった。「ことだった」として記憶から無くなると、今後の花見計画に活かされない。数年以上前から、桜の名所では桜前線を予測して花見客を呼んでいる。損出を出さないためで、それは当たり前のこと。
足尾では、鹿や猿たちは生きていくために学習している。私たちが気を抜くと、動物たちの賢さに頭が下がことが多い。奥山では冬鳥たちも旅立ち前に体力をつけている。
餌台に集まるアトリ、シメたちを見ていると、生きていくための“本気度”が伝わってくる。何事も”本気”になってできることを実行していかなければ、否定的な現実を変革することはできない。
作家の高山文彦さんは、「人はほとほと消費の道具になってしまった。」(『シンラ』2017・5月号)と言う。小生もそのように思う。その結果が、初めて経験した桜の開花の変動ではないかと考えてしまう。
奥山でも5月の気温になりつつある。冬鳥は、旅立ちの準備ができたようだ。餌台にはいつもの住人たちのガラ系が飛び回り、のんびりしているようだ。その鳴き声は子育ての準備に入りたい、と言っているようだ。(理事・高橋佳夫)
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